古酒の買取相場は?古いウイスキーやブランデーを高く売るポイントとは

2024.08.19

お酒買取 コラム
古酒の買取相場は?高く売るために知っておきたいポイントも解説
古いブランデーを何本か持っています。売ったらいくらになりますか?
種類や製造された年代、未開栓かどうかなど保存状態によっても買取価格は変動します。詳しくは専門知識を持ったバイセルの査定士が一度拝見いたしますので、まずはバイセルにお問合せ下さい。
祖父から古いブランデーのコレクションを譲り受けました。価値ってありますか?

ウイスキー・ブランデー・ワイン・シャンパン・焼酎・日本酒などのお酒の中には、長期間熟成させることでコクが出るなどして、価値を増すものがあります。

そのようなお酒は古酒と呼ばれ、世界中に多くのコレクターがいます。

買取市場でも古酒は活発に取引され、中には驚くような高値で取引される場合もあるようです。

古酒の概要や種類に加えて、種類ごとの買取相場、古酒買取での注意点、古酒を高く買取してもらうためのポイントなどについてご紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

古酒とは

古酒とは

古酒とは、長期間熟成させたお酒のことをいいます。

お酒の種類はウイスキー・ブランデー・ワインなどの洋酒から焼酎・日本酒などの古酒まであります。

日本の古酒としては、沖縄の泡盛を長期間熟成させた「古酒(クースー)」が有名です。

古酒は長期間寝かせることによってコクが出る、まろみや調和が生まれるなど、美味しさを増す場合があります。

例えば、タンニンが豊富な赤ワインはゆっくり熟成させるとコクが出ると言われており、そのようなヴィンテージワインには世界中に多くのコレクターがいます。

また、ブランデーなどは樽に入れて保存されている間に樽の木材成分が溶け出したり、空気に触れたりすることでアルコール度や香気に変化が生じます。

そして古酒は、時として驚くほど高い価格で取引される場合があります。

例えばワインには「その年に作られたものは美味しい」と評判の当たり年が過去に何回かあります。

そういった当たり年のヴィンテージワインは高値で取引されやすいでしょう。

ウィスキーでは、今では廃止になった製法で作られた昔ながらの味わいが楽しめるものや、クラシカルなボトルデザインのものが人気を集めています。

古酒にはどんな種類のものがある?

古酒にはどんな種類のものがある?

ひとくちに古酒と言っても、その種類には様々あります。

ここでは、お酒買取市場で活発に取引されている古酒の種類をご紹介します。

ウイスキー

ウイスキー

お酒買取市場で最もポピュラーな古酒と言えば、やはりウイスキーではないでしょうか。

ウイスキーの中でもスコッチウイスキー、特にシングルモルト(単一の蒸留所のみで造られたもの)が人気を集めています。

人気の銘柄としてはサントリー山崎サントリー響サントリー白州竹鶴・余市・宮城峡・イチローズモルトメルシャン軽井沢マッカランジョニーウォーカーバランタイン・ボウモアなどがあります。

ウイスキーの買取について、詳しくは以下のページをご参照ください。

ブランデー

ブランデー

ブランデーの古酒も、高値で取引されることが多いことで有名です。

またブランデーの場合には、味そのものに加えてバカラ社製クリスタルボトルや高級陶磁器製ボトルなど、ボトルのコレクターも多く存在するという特徴もあります。

ヘネシーレミーマルタンカミュラーセン・マーテル・クルボアジェ・ハインといった有名メーカーのものが人気を集めており、特にバカラボトルのコニャックは高く買取されやすいでしょう。

ブランデーの買取について、詳しくは以下のページをご参照ください。

ワイン

ワインの古酒は「ヴィンテージワイン」と呼ばれ、世界中の多くのコレクターから高い人気があります。

特に、ブルゴーニュ・ボルドー・カリフォルニアといった産地のワインには買取市場でも高い需要があります。

人気の銘柄としてはロマネコンティシャトーペトリュスモンラッシェラターシュ・オーパスワン・5大シャトー(シャトー・ラトゥール、シャトー・ラフィット・ロスチャイルド、シャトー・ムートン・ロスチャイルド、シャトー・マルゴー 、シャトー・オー・ブリオン)などがあります。

ワインの買取について、詳しくは以下のページをご参照ください。

シャンパン

シャンパン

高級酒のイメージがあるシャンパンですが、やはり買取市場でも高い価格がつくことも多いようです。

安定した人気があり、人気銘柄なら高い需要が望めるでしょう。

代表的な銘柄としてはドンペリニヨン・サロン・クリュッグ・アルマンドブリニャック・モエエシャンドン・アランロベールなどがあります。

シャンパンの買取について、詳しくは以下のページをご参照ください。

焼酎

焼酎

焼酎には米・麦・芋・黒糖・そばなど様々な種類があり、産地ごとにそれぞれの特色を出しています。

沖縄の泡盛も、広義では焼酎に含むことが多いです。

中でも九州産の焼酎は高い人気があり、買取市場でも高い価格のつくものがあります。

代表的な銘柄としては森伊蔵・魔王・萬膳・村尾・百年の孤独佐藤・白鷺・櫻井・日南娘・松乃露などがあります。

焼酎の買取について、詳しくは以下のページをご参照ください。

日本酒

日本酒にも、長期間熟成させた古酒があります。

新酒とは違って琥珀色のように茶色がかった色になるものが多いのが特徴で、古酒ならではの骨太で深い味わいが人気を集めています。

代表的な銘柄としては十四代・磯自慢・而今・菊姫・黒龍・獺祭・勝駒・新政・零響-Absolute0-などがあります。

日本酒の買取について、詳しくは以下のページをご参照ください。

古酒の買取相場はどれくらい?

古酒の買取相場はどれくらい?

お酒買取市場における古酒の買取相場はどれくらいになるでしょうか。

古酒の価値は種類、ブランドや銘柄、作られた年代などによっても様々で、買取相場にも大きな幅があります。

以下では古酒の種類ごとに、おおよその買取相場についてまとめていますので、参考までにぜひご覧ください。

ウイスキーの買取相場

ウイスキーは長期熟成のものを中心に、買取相場の高い銘柄が数多くあります。

買取市場で人気の高い銘柄の具体的な買取相場としては、以下のようなものがあります。

銘柄買取相場
余市 1984 20年貯蔵 シングルモルト~640,000円
竹鶴35年 ピュアモルト~416,000円
ボウモア38年 1957~384,000円
響 21年 九谷焼 色絵華王瑞鳥文瓶~384,000円
ボウモア32年 1968~288,000円

※保存状態などの条件が特に良好なものの買取相場を記載しています。
※実際の買取価格はこの限りでない場合があります。


以下のウイスキー買取ページには、他のウイスキーの買取相場や、バイセルでの買取実績について詳しく記載しております。

ぜひご参照ください。

ブランデーの買取相場

ブランデーの買取では、レミーマルタンやヘネシーといった人気ブランドの製品に買取相場の高い銘柄が数多くあります。

買取市場で人気の高い銘柄の具体的な買取相場としては、以下のようなものがあります。

銘柄買取相場
レミーマルタン ルイ13世 ベリーオールド クリアケース 700ml~73,600円
レミーマルタン ルイ13世 四角形箱 現行品 700ml~72,640円
マーテル コルドンブルー バカラ 700ml~39,680円
ヘネシー パラディ エクストラ 旧グリーンボトル 700ml~37,760円
ヘネシー XO バカラクリスタル デキャンタ 700m~28,320円

※保存状態などの条件が特に良好なものの買取相場を記載しています。
※実際の買取価格はこの限りでない場合があります。


以下のブランデー買取ページには、他のブランデーの買取相場や、バイセルでの買取実績について詳しく記載しております。

ぜひご参照ください。

ワインの買取相場

ワインの買取では、当たり年のもの、人気産地のもの、人気銘柄のものなどに買取相場の高いものが数多くあります。

特に人気の高い産地には、五大シャトーで知られる「ボルドーワイン」や、ロマネコンティなどで知られる「ブルゴーニュワイン」があります。

銘柄では、ロマネコンティ、シャトーペトリュス、モンラッシェ、ラターシュなどに高い人気があります。

以下のワイン買取ページには、バイセルでのワインの買取実績について詳しく記載しております。

ぜひご参照ください。

シャンパンの買取相場

シャンパンの買取では、人気産地のもの、人気銘柄のものなどに買取相場の高いものが数多くあります。

特に人気の高い産地には、フランス・シャンパーニュ地方のヴァレ・ド・ラ・マルヌ、モンターニュ・ド・ランス、コート・デ・ブラン、コート・セザンヌなどがあります。

人気銘柄としては、ドンペリニヨン、サロン、クリュッグなどが代表的です。

以下のシャンパン買取ページには、バイセルでのシャンパンの買取実績について詳しく記載しております。

ぜひご参照ください。

焼酎の買取相場

焼酎の買取では、人気銘柄のものなどに買取相場の高いものが数多くあります。

人気銘柄としては、森伊蔵・魔王・萬膳・村尾の4Mのほか、百年の孤独などがあります。

以下の焼酎買取ページには、バイセルでの焼酎の買取実績について詳しく記載しております。

ぜひご参照ください。

日本酒の買取相場

日本酒の買取では、人気銘柄のものなどに買取相場の高い銘柄が数多くあります。

人気銘柄としては、十四代シリーズ、新政、磯自慢などが有名です。

以下の日本酒買取ページでは、日本酒の買取について詳しく記載しております。

ぜひご参照ください。


古酒の実際の買取価格は、ブランドや銘柄、保存状態や付属品の有無などによっても大きく変わってきます。

お持ちの古酒に実際にどれくらいの買取価格がつくかについては、ぜひ1度バイセルの無料査定をお試しください。

バイセルは古酒の買取実績が豊富です

バイセルは古酒の買取実績が豊富です

お酒買取のバイセルでは、ウイスキー・ブランデー・シャンパン・焼酎・日本酒と様々な古酒の買取実績が数多くございます。

バイセルは日本全国を対象にお酒などの出張買取サービスを提供しており、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。

その結果、2015〜2023年の累計でお酒を含む3,700万点以上の買取実績を積み上げることができました。

バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、古酒をはじめとしたお酒1点1点の価値を正確に鑑定します。

バイセルの出張買取は、手数料完全無料です。

「試しに査定だけ」といった場合にも料金の心配なくご利用いただけます。

古酒をはじめとした価値あるお酒を売るなら、まずはお気軽にバイセルの無料査定をお試しください。

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バイセルの買取強化銘柄

バイセルでは以下のような銘柄のお酒を買取強化中です。

これらの銘柄のお酒の買取をお考えなら、ぜひ1度バイセルの無料査定をお試しください。

イチローズモルト カードシリーズサントリー 山崎ニッカ 余市
サントリー 響メルシャン 軽井沢ニッカ 竹鶴
ニッカ 宮城峡イチローズモルト 羽生イチローズモルト 秩父
マッカラン 25年マッカラン 18年ヘネシー パラディ
レミーマルタン ルイ13世カミュ ジュビリーカミュ ミシェルロイヤル
クルボアジェ エクストラ エルテコレクションマーテル ロール ド マーテル 

※上記はあくまでも買取強化中の銘柄となります。
※リストに記載のないお酒でもお買取させていただく場合がございますので、詳細はお問い合わせください。

バイセルはこんな状態のお酒でも査定します

バイセルなら、以下のような状態のお酒でも無料で査定いたします。

状態が悪いからと諦めてしまわず、まずはバイセルにお問合せください。

  1. 古いお酒
  2. 古いミニチュアボトル
  3. 箱をなくしてしまったお酒
  4. ボトルが汚れているお酒
  5. ラベルが一部剥がれているお酒
  6. 替栓のないブランデーやウイスキー

注意!開封済の古酒は買取不可になってしまうかも

注意!開封済の古酒は買取不可になってしまうかも

古酒の中には買取市場でも非常に人気の高いものも多いですが、開封してしまっている場合には買取不可となってしまう場合もありますので注意が必要です。

ウイスキーは開封すると、保管しているうちに香りが飛んでしまったり、揮発して量が減ってしまったりする恐れがあります。

ブランデーの場合には、開封すると酸素が入って酸化が進んでしまい、本来の香りや味わいが楽しめ無くなってしまいます。

このように、お酒は開封すると、時間とともに本来の品質が損なわれてしまうため、買取不可となってしまうことが多いのです。

飲まないお酒は必ず未開封のまま保管しておくようにしましょう。

また開封していなくても、液面が低下している、変色が見られる、ボトルに大きな欠けやヒビがある、贈答品で宛名が入っているなどの場合には、買取価格が下がってしまったり買取不可になったりする可能性がありますので、注意が必要です。

古酒を高く買取してもらうためのポイントとは?

古酒を高く買取してもらうためのポイントとは?

希少なものも多い古酒ですが、より高く買取してもらうにはどのようなポイントに注意すれば良いでしょうか。

古酒を少しでも高く買取してもらうために知っておきたい4つのポイントをご紹介しますので、買取の際は参考にしてみてください。


・古酒の保存状態は買取価格に大きく影響する
・付属品も重要な査定ポイント
・ボトルに高い価値がつくものもある
・人気の高い年代がある

古酒の保存状態は買取価格に大きく影響する

古酒の買取においてお酒の保存状態は重要な査定ポイントになります。

お酒が変色してしまっている・長い保管の間に内容量が減ってしまっているなど、お酒自体の保存状態が良くない場合にはやはり買取価格は下がってしまうでしょう。

また、中身だけでなくボトルやラベルの保存状態も重要です。

買取市場において古酒は、飲むためというよりもコレクションとしての需要が高いです。

そのため、ボトルに欠けがない・ラベルが綺麗な状態であるなど、ボトルやラベルの保存状態が良いものの方がコレクターに好まれ、高く買取されやすい傾向があります。

ボトルに欠けや汚れがあったり、ラベルに破れ・汚れ・カビなどがある場合には買取価格は下がってしまう可能性が高いでしょう。

付属品も重要な査定ポイント

種類や銘柄にもよりますが、古酒には箱・証明書・ボトルを包む布・替え栓などの付属品がついている場合があります。

これらの付属品は重要なコレクションの一部であるため、ついている方がコレクターからの需要が高く、買取価格も高くなりやすい傾向があります。

付属品のついているお酒を購入した場合には、付属品も捨ててしまわずに大切に保管しておきましょう。

そして買取の際には、忘れずにお酒と一緒に査定士に提示するようにしてください。

ボトルに高い価値がつくものもある

古酒の種類や銘柄によっては、高価なガラス・陶器などのボトルが使われているものがあります。

そういった古酒を買取に出すときにはお酒自体の価値に加えてボトルの価値も加味されるため、高く買取されやすいでしょう。

特に、バカラのクリスタルボトルが使われているものは人気が高く、買取市場における需要も多いです。

人気の高い年代がある

ワインの場合に話題になることが多いですが、お酒には当たり年と呼ばれる、「その年に作られたものは人気が高い」という年代があります。

たとえば、フランス・ボルドー産のワインでは1989年・1990年・1998年・2000年・2005年・2009年・2010年・2015年が当たり年と言われており、これらの年代に作られたものは「グレートヴィンテージ」として高い価格で取引されることが多いです。

また、ワインほどではありませんがウィスキーにも当たり年があり、例えば1976年はシングルモルトの当たり年と言われます。

お持ちの古酒が当たり年のものでないか、インターネットなどを使って事前に調べておくとある程度の参考になるでしょう。