DRCラターシュの買取相場はなぜ高い?販売価格と当たり年についてもご紹介

2024.07.01

お酒買取 コラム
DRCラターシュの買取相場はなぜ高い?販売価格と当たり年についてもご紹介

DRCラターシュは、世界中のワイン愛好家から高い評価を得ている高級ワインで、そのブランド価値と味に惹かれたコレクターが多数存在します。

とくに近年、当たり年と言われる年代のDRCラターシュを中心に値段の高騰が見られ、販売価格・買取価格ともに上昇傾向にあります。

そして、たとえ当たり年のものでなくともDRCラターシュは注目の的であり、買取市場で活発に取引されています。

DRCラターシュの概要や特徴などとともに、買取相場が高い理由、DRCラターシュの販売価格と当たり年、高く売るために知っておきたい査定のポイントなどをご紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

DRC ラターシュの特徴

DRC ラターシュの特徴

DRCラターシュ(La Tache)は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ「Domaine de la Romanee-Conti(DRC)」という、ワイン醸造会社が単独所有している赤ワインの一つです。

DRCの代表銘柄でもある「ロマネ・コンティの弟」とも呼ばれる、人気銘柄となっています。

生産方法

DRCラターシュは、フランス・ブルゴーニュ地方のグラン・クリュ(特級畑)で収穫される、ピノ・ノワール種のブドウで作られています。

6.06ヘクタールの広さがあるDRCラターシュのブドウ畑はロマネコンティのブドウ畑の南側に位置し、東西に長い形状です。

畑の高低差が50メートルほどあり、最上部の土壌はプレモー石灰岩、中央部の土壌は頁岩状石灰岩、下部の土壌は貝殻堆積泥岩の3つに分かれています。

このような土壌の違いにより、上部の畑では重厚なブドウ、下部の畑では繊細なブドウが収穫されます。

DRCラターシュは双方のブドウをブレンドして作るため、ワインの味にも影響するのでしょう。

また、DRCでは木に残ったブドウに成分を集中させるために、ブドウの木に厳しい収穫制限を設けています。

そのため、ワイン1本分のブドウを収穫する際には、複数のブドウの木を使っているのです。

収穫したブドウは、現在主流となっているブドウの粒のみを発酵させる方法ではなく、粒に付いた枝のような部分も含めて発酵させる、全房発酵をしているのも特徴です。

味わいや香り

DRCラターシュは濃い色と絹のようになめらかな舌触り、凝縮した果実の濃密な味わいと余韻の長さが特徴的なワインです。

また、その香りはチェリーやベリーなど果実の甘酸っぱさと、スパイスや甘草が絶妙なバランスで融合しています。

厳格な方法によって作られるDRCラターシュは、ブドウが不作の年でも安定した品質を維持できることでも知られており、一度は味わってみたいと思わせるワインです。

DRC ラターシュの買取相場が高い理由

DRC ラターシュの買取相場が高い理由

DRCラターシュは、お酒買取市場でも常に高値で取引されている高級ワインです。

では、なぜそんなにも高い値段で取引されるのでしょうか。

味わいの良さ

DRCラターシュは「ロマネ・コンティの弟」とも呼ばれるように、色が濃く、独特の力強さと複雑さのある凝縮された味わいが特徴です。

ヴィンテージによってはロマネ・コンティをしのぐほどの評価を得ることもあるなど、味わいの良さで定評があるワインです。

ある評論家は「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、DRCラターシュの3ヴィンテージを選んだほどで、その味わいの良さは世界中の評論家から称賛されています。

大量生産できない生産体制

DRCのブドウ畑は決して面積が広いわけではありません。

それにもかかわらず、前述したように収穫制限をしているため、大量生産できるほどの収穫量がないのです。

2000年以降では年間生産量が多くても23,000本、少ない年で12,000本程度となっています。

また、DRCが行なっている全房発酵という手法は非常に難しく、ブドウの粒だけではなく梗(こう)の部分までしっかり熟した状態にさせなくてはなりません。

しかし、梗は菌が付きやすいため、無農薬のビオディナミ農法で健全に保つよう管理するのは非常に困難です。

こういった希少性の高さも、DRCラターシュの買取価格が高額になる理由と言われています。

品質が安定している

DRCラターシュは、細長い丘陵地隊に点在するブドウ畑から収穫されたブドウをバランスよくブレンドして仕上げられるグランクリュワインであり、品質が安定しているのも特徴の1つです。

そのため当たり年のDRCラターシュだけでなく、全体的に品質が安定しているところも、買取市場での人気の理由となっています。

その中でもやはり、価値の高い当たり年は存在し、とくに買取相場が高いヴィンテージとして1990年のDRCラターシュがあります。

熟成がほど良く進み、濃厚でまろやかな味わいに変化しているとともに、鼻から抜ける香りや後味も素晴らしいため、熟成期間の短いものよりも価格が高騰する傾向にあります。

DRC ラターシュのバイセルでの実際の買取例は?

お酒買取のバイセルでも、DRCラターシュを含むワインの買取実績は数多くございます。

以下のページでは、様々なワインのバイセルでの実際の買取例に加え、バイセルのワイン買取をご利用になったお客様の声についても記載してございます。

参考までにぜひご覧ください。

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DRC ラターシュの当たり年と販売価格

DRC ラターシュの当たり年と販売価格

ワインには一般的に当たり年といわれるものがあり、その年に作られたワインには高い値段がつきます。

DRCラターシュについても、品質が安定しているとはいうものの、やはり当たり年は存在します。

ここでは、DRCラターシュの当たり年と販売価格についてご紹介します。

DRC ラターシュの当たり年

DRCラターシュは、1990年・1999年・2003年・2005年・2009年・2010年・2015年などが当たり年といわれています。

そのなかでも、高い評価を得ているのが1999年です。ワイン専門誌である『Wine Advocate(ワイン・アドヴォケイト)』では、100点の評価を受けています。

また、ブルゴーニュ地方のブドウのできが非常に良かった1990年のものは、「30年もの熟成に耐え得る至高のクオリティ」と評され、あらゆるワイン批評家が高得点をつけました。

同じく、ブドウの当たり年に誕生した2005年もバランスが良く、角のない味わいで高い評価を得ています。

2009年は、DRCラターシュのなかでも傑作といわれるほどで、濃密さと繊細さがバランス良く調和しています。

長く楽しめるほどの余韻が感じられるため人気があるものの、入手が難しくなっているヴィンテージです。

2003年はワインの評価法である「パーカーポイント」で、満点に近い99点を獲得しました。

そのため、ワイン愛好家やさまざまな業界からの人気が高まり、品薄状態が続いています。

DRC ラターシュの販売価格

DRCラターシュの値段は、生産本数の少ないものや評価の高いものほど高くなり、販売店によっては在庫切れのケースも多々あります。

特に高い評価を得ている1990 年、1999 年、2005 年、2009 年などが高い値段を付けられている傾向にあります。

そして近年とくに、DRCラターシュの価格の高騰が見られます。

インターネット上の販売サイトの値段を見てみると、ヴィンテージによっても価格は変動しますが、およそ100万円~220万円ほどとなっています。(2024年7月現在)

DRC ラターシュをより高く売るには保存状態に注意しよう

DRC ラターシュをより高く売るには保存状態に注意しよう

DRCラターシュの買取価格を大きく左右するポイントの1つに、保存状態があります。

ボトルやラベルにダメージがない、液面が高い、色調に濁りがなくて澄んでいるなど保存状態の良いDRCラターシュであれば、高く買取される可能性は高くなるでしょう。

しかし、DRCラターシュは保管方法によって状態が変わってしまい、品質が劣化すると買取価格が下がってしまう可能性があります。

特に、液面が下がってしまっていたり、色調が濁ってしまっていたりすると、本来は価値の高いDRCラターシュであっても、買取不可になってしまう可能性すらあります。

ワインセラーに保管するのがおすすめ

DRCラターシュの保管には、湿度と温度が保たれたワインセラーを利用するのがおすすめです。

DRCラターシュをワインセラーで保管する際のポイントには以下のようなものがあります。


・日光や蛍光灯、振動、異臭を避ける
・乾燥を避けて湿度700~80%を保つ
・適温は10~14℃、温度変化がないようにする
・コルクが乾燥しないように横に寝かせる


また、ワインセラーがなければ以下の保管方法を試すといいでしょう。


・外気温との温度差でラベルに結露が発生してシワが寄るのでラップを巻いておく
・コルクが乾燥しないように新聞紙で包んで冷蔵庫に保管


ワインセラーがあってもなくても、適切な湿度ではなければコルクが乾いて縮み、瓶との隙間から酸素が入り込んで酸化を早めてしまいます。

そのため、酸化しないようにコルクを新聞紙などで包んでおくことをおすすめします。

さらに、DRCラターシュはボトルの状態によって査定金額に影響が出ます。

ラベルがはがれていたり、ボトルに傷があると減額されてしまう可能性があるので、ポイントを抑えてきれいな状態で保管できるようにしてください。

DRC ラターシュのラベルについて

DRCラターシュのラベルはその価値を表すのに重要な役割を果たしており、世界のワインコレクターたちにとっても重要なコレクションの一部となっています。

DRCラターシュのラベルには、以下のような内容が記載されています。


①DRC社の会社名
②会社の所在地
③銘柄名
④AOCの品質保証の表記
⑤使用されているブドウの収穫年
⑥その年の生産本数
⑦生産者自身で瓶詰めまで行った旨の表示
⑧共同経営者の署名


ブドウの収穫年や、その年の生産本数は、DRCラターシュの価格にも大きく関わってくる重要なポイントです。

このように重要な情報が記されているラベルが良い状態で保管されているかどうかは、ワインに対する信頼性の観点、コレクションとしての完全性の観点から買取市場でも重要な査定ポイントとなっています。

開封済みのワインは買取不可の可能性も

DRCラターシュに限ったことではありませんが、基本的にお酒の買取では開封されたものは買取してもらえないことが多いです。

開封したワインは酸素が入って酸化が進んでしまい、本来の香りや味わいが楽しめ無くなってしまう、カビが沈殿してしまうなどの恐れがあるため、買取価格がつかないことが多いのです。

また、液漏れや目減りが著しいなどの場合にも買取不可となってしまうことがありますので、注意が必要です。

付属品も大切にとっておこう

DRCラターシュの付属品も、買取価格に影響するポイントの1つです。

オリジナルの木箱や認証書、保証書といった付属品が揃っているかどうかによって、買取価格が変動する可能性があります。

これらの付属品があることで本物のDRCラターシュであるという信頼性につながりますし、コレクターにとっては重要なコレクションの一部です。

そのため、付属品が揃っていることで買取市場での需要が増し、より高く売れる可能性があります。

購入時の付属品は大切にとっておくようにしましょう。

DRC ラターシュを売るなら買取実績豊富なバイセルへ

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