カメラのピントが被写体と合わない!写真がぼやける10個の原因と対処方法
レンズの汚れや被写体との距離が適切でないと、ピントが合わない原因になります。
カメラのピントが合わない原因には様々なものがあります。
本記事はピントが合わない原因を10個取り上げ、原因と対処法をご紹介します。
お悩みの方は参考にしてください。
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カメラのピントが被写体と合わない10個の原因と対処法
撮影時にピントが合わない理由は10個のうちのどれかに該当している可能性が高いです。
ここではピントが合わない原因を1つずつ紹介します。
該当していないかチェックしてみてください。
・AF機能がOFFになっている
・AFボタンが他ボタンに割り当てられているかを確認する
・AF補助光を指でふさいでいる
・撮影時の手ブレ
・ピントが合いにくい被写体
・絞り(F値)が被写体に合っていない
・視度調節ダイヤルが動いている
・レンズと被写体が近すぎる
・レンズが汚れている・曇っている
・カメラとレンズの接触異常が起きている
AF機能がOFFになっている
カメラにはAF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)の2種類があり、場面に応じて自由に切り替えられます。
AF機能は自分でピントを調整しなくても、自動で被写体に合うようにピント調整をしてくれる機能です。
AF機能をOFFにしていると、自動的に自分でピント調整をしなければならないMF機能(マニュアルフォーカス)になります。
モードの切り替えはカメラ本体にあるフォーカスモードセレクターか、レンズにあるフォーカスモードスイッチでできます。
カメラ本体のAF機能(オートフォーカス)がOFFだとピントがぼやけてしまいます。
ピントが合わなければ、AF機能がONになっているかを確認しましょう。
AFボタンが他ボタンに割り当てられているかを確認する
カメラはシャッターボタンを半押しするとAFが自動でピントを合わせますが、カメラの設定によってAF機能を他のボタンに割り当てられます。
AF機能が他のボタンに割り当てられている場合は、シャッターボタンを半押ししてもAFは作動しません。
そのため、ピントが合っていない際には、シャッターボタンにAF機能が割り当てられているかを確認しましょう。
AF補助光を指でふさいでいる
AF補助光はカメラのレンズ側にあり、撮影時に赤い光を放つランプです。
AF補助光とは暗所で撮影する際に光を照射する機能で、オートフォーカスを正常に機能させるための役割を果たしています。
このAF補助光を指でふさいでしまうとオートフォーカス機能が正しく動かず、結果としてピントが合わない現象が起きてしまいます。
一般的にAF補助光はシャッター付近に備えられています。
AF補助光を指でふさがないように撮影するには、撮影時に左手で下からボディとレンズを支えて右手でグリップを握り、右手の人差し指でシャッターを押せばできます。
撮影時の手ブレ
撮影時の手ブレもピントが合わなくなる原因です。
カメラを動かすと手ブレ防止機能とAF機能がついていたとしても、状況によっては機能を発揮できずにボケてしまうことがあります。
手ブレしないようにするにはカメラを固定しましょう。
カメラを安定して構えられるように、右手でカメラを持って左手はカメラを下から支えるようにして構えます。
脇を締めて、額にカメラをつけるようにするとブレにくくなります。
また、手ブレの改善にはシャッター速度にも注意を払いましょう。
シャッター速度が遅いとブレやすくなります。
夜景を撮る際にはシャッター速度も遅くなるので、三脚を利用するとぶれません。
ピントが合いにくい被写体
動いている被写体はピントが合いづらく、AFだと被写体がブレてしまう場合があります。
逆光、周囲が暗い場所、光が強すぎる場所もピントが合わせずらく、ブレてしまう原因になりえます。
ピントが合いにくい被写体を撮影するにはMFで撮りましょう。
マニュアルフォーカスなら狙った被写体に焦点を合わせて、ピントを調整できるからです。
マニュアルフォーカスのピント合わせは、レンズについているフォーカスリングを操作します。
また、レンズのファインダーを使う際は、自身の視力に合わせて見え方を調整する視度調整をしてから撮影をしてください。
絞り(F値)が被写体に合っていない
背景がボケてしまう原因は、F値(絞り)が被写体に対して合っていないからです。
F値が被写体に合っていなければ撮りたい写真のイメージから逆算して調整しましょう。
F値が大きいと広い範囲をピントに合わせられ、F値が小さいと背景がボケます。
背景をぼかした写真を撮る際はF値を小さく、広い範囲にピントが合ったボケの少ない写真を撮るときはF値を大きくしましょう。
カメラの設定をいじり過ぎて操作の仕方がわからなくなってしまったら、リセットボタンを押してやり直してください。
視度調節ダイヤルが動いている
視度調整ダイヤルが動いていると、ファインダーを覗いたときにピントが合っていないように見えます。
視度調節とは使用者の視力に合わせてファインダーの見え方を調節する機能です。
カメラには小さな視度調節ダイヤルがファインダー周辺に設置されています。
近視の使用者がファインダーを見やすいように、メガネ機能が付いてダイヤルで度数調整します。
MFでの撮影時に視度調節しないとピントが合わなくなるようです。
人からカメラを借りて撮影する際に視度調整ダイヤルが動いている場合も、ピントが合っていないように見えます。
レンズと被写体が近すぎる
レンズと被写体の距離が近すぎるとピントが合わなくなってしまいます。
被写体までの最短撮影距離よりも遠くからシャッターを切りましょう。
最短撮影距離とは被写体がカメラのピントを合わせることができる最短の撮影距離です。
例えば、最短撮影距離が被写体まで0.3m(30cm)であれば、被写体に30cmまで近づけられますが、被写体に30cm以下まで近づくとピントが合わなくなります。
被写体がボケているときは近づきすぎていないかを確認しましょう。
また、被写体に近づいて撮影するときは、短距離でもピントが合わせられるマクロレンズを選びましょう。
レンズが汚れている・曇っている
レンズに汚れや曇りがあるとボケたような写真になってしまいます。
レンズの前玉を触ると皮脂がついてしまい、その部分だけボケて写ってしまいます。
また、レンズに曇りがあるとピントも合いにくくなります。
レンズペーパーや乾いた布で拭きましょう。
カメラとレンズの接触異常が起きている
カメラとレンズの接点が接触していないとシャッターが切れない、AFが動かない場合があります。
他に原因が思い当たらないのにシャッターが切れなければ、レンズの取り外しボタンを押してしまって接点異常が起きているかもしれません。
その際はレンズを軽く外して装着し直すと、ブレが収まります。
また、カメラとレンズの取り外し動作やホコリによってマウントや接点が摩耗し、通信エラー、ピントが合わない、シャッターを切れないなどの不具合が生じます。
レンズの接点とマウントについたホコリはブロアーで飛ばし、レンズとカメラの接触部分をクロスで拭き取りましょう。
対処法を実践しても直らないときは修理しよう
カメラのピントが合わなくて対処をしても不具合が直らなければ、カメラやレンズの故障が考えられます。
カメラやレンズの修理方法はメーカー修理と修理業者への依頼があります。
ここではメーカー修理と業者への修理についてご紹介します。
メーカーに修理依頼をする
カメラメーカーには修理窓口が設置されており、公式サイトで主な故障内容と修理にかかる目安料金を確認できます。
メーカーに修理依頼をするメリットは、無償保証の修理サービスが受けられる可能性があることです。
ただし、保証内容や保証適用条件、費用などは各メーカーで定められています。
カメラの故障度合いによって費用は変わるので、修理を依頼する際は必ず確認しておきましょう。
代表的なカメラメーカーの修理費用の目安は以下の通りです。
修理業者に依頼する
カメラ修理専門の業者に依頼をする方法もあります。
人気のカメラメーカーの製品であれば直せる業者が多いです。
ただし、アンティーク品や古いカメラだと部品の在庫がなくて修理依頼を断られる場合があります。
費用、サービス範囲、取り扱いメーカーは業者ごとに異なり、複数の業者に見積もりを作成してもらい比較したうえで選びましょう。