オールドレンズとは?メリットやデメリット、人気のレンズ5選も紹介!

現在、中古カメラの市場では「オールドレンズ」の需要が高まっています。
この記事では、オールドレンズとは何なのかという基本的なことをはじめ、オールドレンズのメリット・デメリット、人気の高いオールドレンズを5つ紹介します。
中古レンズをお探しの方、使わなくなった中古レンズをお持ちの方は、ぜひご参考にしてください。
目次
オールドレンズとは?
オールドレンズとは、フィルムカメラ時代に使われていた古い中古レンズのことで、おもに1970年代以前のものを指します。
オートフォーカスが普及する前につくられたためマニュアルフォーカスのレンズが多いものの、マウントアダプターを使用することでデジタル一眼や、ミラーレス一眼に装着することも可能です。
一般的に、新品のレンズと比較してオールドレンズは価格が安いため、初心者でも手が出しやすいといえます。
フィルムカメラ時代のレンズと聞くと、オールドレンズは敷居が高いように感じるかもしれませんが、中古であれば価格も安く、お試しがしやすいレンズです。
オールドレンズの種類
オールドレンズには4つの種類があります。それぞれ特徴を紹介しますので、ご参考にしてください。
一眼レフカメラ用レンズ
バリエーションが豊富で、日本製のほかドイツ製やロシア製など、さまざまなレンズを楽しめるという魅力があります。
ただし、カメラメーカーによってはレンズマウントが異なるため、種類ごとにマウントアダプターを用意する必要があります。
レンジファインダーカメラ用レンズ
1950年代、カメラが高級品だった頃に主流だったのがレンジファインダーカメラです。
そのカメラに使われていたレンズもまた、最良の仕上げが施されました。
大量生産されなかったため中古価格は少々高めですが、魅力的な描写力が特徴です。
シネレンズ
フィルムを用いた動画撮影用カメラに使われていたのがシネレンズで、代表的なものとしては16mmフィルム用のCマウントレンズや、8mmフィルム用のDマウントレンズがあります。
ミラーレス一眼カメラで使えることで人気となり、レンズの価値が見直されました。
中判レンズ
35mmフィルムカメラよりも画面サイズの大きいフィルム、通称ブローニーと呼ばれる120フィルムを使うカメラのレンズを中判レンズといいます。
基本的にはデジタル一眼レフとミラーレス一眼、どちらにも取り付けが可能です。
ここまで4種類のオールドレンズについて紹介してきましたが、それぞれのレンズに対応できるカメラやマウントアダプターは異なるため、購入する際は注意が必要です。
オールドレンズを使用するメリット・デメリット

さまざまな種類があるレンズのなかで、オールドレンズを使用するメリットはどこにあるのでしょうか。
また、メリットがあればデメリットもあります。ここではメリットとデメリットの双方を紹介します。
メリット
オールドレンズを使用するメリットは3つあります。
・高性能なのに価格が安価
オールドレンズは基本的に中古品となるため、新品のレンズと比較して高性能ながら安価なものが多いことが一番のメリットです。
オートフォーカスモータや手ブレ補正を搭載した最近のレンズのように電子接点がないため、故障もしにくくコストパフォーマンスも良いといえます。
・現行のレンズでは撮れない写真が撮れる
オールドレンズで撮影した写真はレトロ感が漂い、デジタル専用のレンズでは再現できないようなノスタルジックな写りに仕上がります。
また、雰囲気のある写真に仕上げるため、ゴーストやフレアを意図的に発生させることができるのは、ほかの人とは少し違った写真を撮りたい方にとって大きなメリットといえるでしょう。
・サイズがコンパクト
オールドレンズはデジタルカメラ用のレンズと比較して、サイズが小さいという特徴があります。
そのため、オールドレンズをカメラに取り付けた際もコンパクトになり、持ち運びしやすいという点がメリットです。
デメリット
オールドレンズのデメリットとしては、次の2つが挙げられます。
・逆光撮影に弱い
オールドレンズは逆光撮影に弱いため、夕陽やライトに向かって撮影するとフレアが発生するというデメリットがあります。
フリンジやゴーストなども出やすいため、撮影する際にカメラの角度を変えながら調整するなどの工夫が必要です。
・操作が難しい
オールドレンズの場合、オートフォーカスではないためピント合わせが難しいのがデメリットです。
オートフォーカスのように瞬時にピントを合わせることができないため、瞬間的なシーンを撮影するのも難しいといえるでしょう。
このように、オールドレンズには3つのメリットと2つのデメリットがあります。
購入後に後悔しないためにも、双方を理解してから購入するのがおすすめです。
人気が高いオールドレンズ5選
ここでは人気の高いオールドレンズを5つ選んでご紹介します。
Nikon NIKKOR-S.C Auto 55mm
1965年に発売された、当時最も明るいとされたレンズです。
古くからFマウントを採用しているため、フィルム一眼レフカメラおよびデジタル一眼レフカメラに取り付けられます。
オールドレンズならではの味わいのある写りと、比較的手頃な価格で購入できる点が魅力ではあるものの、中古市場で状態の良いものを見つけるのは難しくなりつつあります。
Canon New FD28mm F2.8
マニュアルフォーカス用として展開されていたレンズで使われていた「Canon FDマウント」というもので、ミラーレス一眼レフカメラの登場で人気が高くなったオールドレンズです。
現代的な写りと発色の良さが特徴のレンズで、中古市場にも多く出回っています。
PENTAX M42 Super Takumar 55mm
1962年に初期型、1963年に前期型、1965年に後期型が発売になったレンズで、全世界で400万台以上を売り上げたベストセラー機と組み合わせて使われていました。
中古市場の在庫も多いことから価格もリーズナブルで、初めてオールドレンズを使う方にもおすすめです。
RICOH XR RIKENON 50mm F2
和製ズミクロンとも呼ばれているレンズで、製造年の違いにより4種類に分けられます。
もともとは標準レンズという印象を与えていたものが、ライカの「ズミクロン 50mm F2」の写りに匹敵するのではないかといわれたことがきっかけとなり、中古市場でも人気になりました。
特に人気が高いのは「XR RIKENON 50mm F2(初期型)」と、2代目の「XR RIKENON 50mm F2 L」です。
オリンパス OM-SYSTEM F.Zuiko Auto-S 50mm f1.8
オリンパスのフィルムカメラ「OMシリーズ」のセットレンズとして販売されていたものですが、「小型・軽量化」にこだわって開発されたカメラのセットレンズということもあり、コンパクトで170gと軽いのが魅力です。
優しくやわらかなボケ味や、ブルーの発色の良さなど、写りが気に入って使っている方が多いようです。
中古市場にはさまざまなオールドレンズが出回っているため、比較的手頃な価格で入手できることも多々あります。
しかし、ホコリや傷などがあるため安くなっているケースもあるので、購入する際はしっかりとレンズの状態を確認することをおすすめします。
オールドレンズを買い取りに出す際の注意点

手元にあるオールドレンズを買い取りに出す際は、できるだけ高く査定してもらえるよう次の3点に注意しましょう。
保管に注意しきれいな状態で査定に出す
オールドレンズを購入する側からすれば、できるだけきれいで状態の良いものを手に入れたいと思うものです。
そう考えると、ホコリや傷のないきれいな状態で買い取りしてもらえるよう、保管にも注意が必要なことがわかるでしょう。
オールドレンズは防湿庫などで管理したり、ホコリが付かないようにレンズのお手入れをしたりして、きれいな状態に保つと買取価格を高く査定してもらえます。
付属品はなるべくそろえる
オールドレンズの買い取りでは、付属品や別売りのアクセサリーなどもそろえておくことで、高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
また、見落としがちなものとして、レンズを購入した際の箱があります。
空き箱を置いておくと邪魔になるからと処分してしまう方も多いようですが、買い取りする際は箱の有無も重要なポイントです。
将来買い取りに出すかもしれないレンズは、付属品や箱などもなくさないように注意してください。
複数社に見積もりを出してもらう
オールドレンズを買い取りに出す場合は、複数の買取専門業者に見積もりを出してもらいましょう。
同じ状態であっても、買取価格に差が出る可能性もあります。
近くに店舗がある、宅配買取を行なっているなど、自分が利用しやすい業者をいくつかピックアップして、見積もりを依頼するとよいでしょう。
オールドレンズを買い取りに出す際は、「きれいな状態で」「付属品も一緒に」査定してもらうのがポイントです。
また、複数の買取専門業者に見積もりを依頼することで、一番高く買い取ってくれる業者を選ぶことが可能になりますので、ここで紹介した3つの注意点を覚えておきましょう。
オールドレンズの買い取りならバイセルにお任せください
バイセルでは、お客様が利用しやすいよう3つの買取方法を用意しております。
オールドレンズの買い取りをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
店頭買取
買取を希望する品物を、直接店舗に持ち込む方法です。
お客様の都合の良いときに査定・買取ができること、すぐに現金化できることがメリットです。
反面、品物の数が多かったり、重かったりする場合は持ち込むのに手間がかかるというデメリットがあります。
お住まいの近くに店舗がある方や、持ち込む品物が少ない方におすすめの方法です。
出張買取
買取業者がお客様のご自宅へ訪問し、その場で査定・現金化する方法です。
最短即日で対応が可能なこと、自宅にいながら買取サービスを利用できるのがメリットです。
一方、業者といえども知らない人を家に入れたくない方にはおすすめできない方法です。
宅配買取
無料の宅配キットに買取希望の品物を詰めて発送するだけの方法です。
事前にダンボールなどを用意したり、荷物を出しに行ったりする手間がかからないため大変便利な方法で、働いている方にとっても使いやすいでしょう。
ただし、査定から現金化までに多少の日数が必要なことがデメリットです。
バイセルでは、ご相談・お問い合わせを24時間365日、無料で受け付けております。
お客様のご都合やご希望には合った方法で買い取りしますので、電話またはメールにて、お気軽にご相談ください。
まとめ
フィルムカメラの時代に使われていたレンズは、オールドレンズとして人気が上昇しています。
中古であるため価格も安く、初心者でも手が出しやすいことや、オールドレンズ特有のレトロ感が漂う写真が撮れることが人気の理由です。
「バイセル」ではオールドレンズの買い取りを行なっておりますので、お手元に使わなくなったオールドレンズがある方、買い取りをご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。

より詳しい情報を知りたい方はこちら
カメラ買取をもっと見る