望遠レンズとは?使い方や広角レンズとの違い、特徴について解説
「カメラで遠くの被写体を大きく写したい!」と、そんなときに役立つのが望遠レンズです。
スポーツ観戦や動物撮影、風景写真など、さまざまなシーンで活躍してくれる頼もしいレンズといえます。
しかし、いざ望遠レンズを買おうと思っても、種類が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、望遠レンズの基礎知識から選び方、使うときの注意点まで解説します。
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望遠レンズとは
望遠レンズとは、一般的に焦点距離が85mm以上のレンズを指します。
焦点距離とは、レンズからカメラの撮像素子までの距離です。
焦点距離が長くなると、画角が狭くなり、遠くの被写体を大きく写せるようになります。
望遠レンズの特徴
望遠レンズは、遠くの被写体を大きく、はっきりと撮影できるレンズです。
最大の魅力は、被写体に対して物理的に近づくことなく、距離を感じさせずに詳細を捉える能力にあります。
望遠レンズは、ピントの合った部分と背景を美しくぼかし、被写体を際立たせる「ボケ味」が特徴で、ポートレート撮影や野生動物の撮影、スポーツの瞬間を捉える際におすすめです。
望遠レンズの種類
望遠レンズは、焦点距離ごとに以下の3種類があります。
- 中望遠レンズ (85mm~135mm)
- 望遠レンズ (135mm~300mm)
- 超望遠レンズ (300mm以上)
焦点距離が長くなるほど、遠くの被写体を大きく写せるようになり、価格も高くなる傾向です。
また、固定焦点の望遠レンズとズーム望遠レンズにも分けられます。
固定焦点レンズは焦点距離が固定されているため、画質のシャープさや明るさで優れた性能を発揮します。
対照的にズーム望遠レンズは、焦点距離を変えることができ、一つのレンズで多様なシーンを撮影できる柔軟性を持っています。
望遠レンズと広角レンズの違い
望遠レンズと広角レンズは、撮影する画角が大きく異なります。
広角レンズは広い範囲を撮影できるため、風景写真や建築物の撮影に適しています。
一方、望遠レンズは遠くの被写体をクローズアップする能力に優れており、被写体を際立たせることができます。
それぞれの違いは下表の通りです。
望遠レンズ | 広角レンズ | |
---|---|---|
焦点距離 | 85mm以上 | 35mm以下 |
画角 | 狭い | 広い |
写せる範囲 | 遠くの被写体 | 広い範囲 |
適した撮影シーン | スポーツ撮影、動物撮影、ポートレート撮影 | 風景撮影、建築撮影、室内撮影 |
特徴 | 背景をぼかせる | 遠近感を強調できる |
望遠レンズの使い方と注意点
ここからは、望遠レンズを使ううえで注意するポイントを解説していきます。
1.カメラを構える
望遠レンズを使用する際には、手ブレを防ぐためにしっかりとカメラを構えることが重要です。
三脚を使用するか、体にカメラを密着させて安定させることで、クリアでシャープな写真を撮影することができます。
手ブレを防ぐためには、以下の方法を試してみましょう。
- シャッタースピードを上げる
- 手ブレ補正機能を使う
- 三脚を使う
2. ピントを合わせる
望遠レンズで撮影する際には、ピントの精度が写真の品質を左右します。
望遠レンズは被写界深度が浅いため、ピント合わせが難しいものです。
被写体の目や重要な部分にピントを合わせることで、生き生きとした写真を撮影することが可能になります。
ピントを合わせるには、以下の方法を試すと良いでしょう。
- マニュアルフォーカス:自分でピントリングを回してピントを合わせる
- オートフォーカス:カメラが自動的にピントを合わせてくれる
3.光量を調節する
望遠レンズは光量を多く取り込むことができないため、光量不足に注意しなければなりません。
適切な露出を得るために、ISO感度を調節したり、絞り値を適正な数値に設定したりすることが大切です。
撮影条件に応じて設定を調整し、被写体を最適な状態で撮影しましょう。
光量不足を防ぐためには、以下の方法を試してみてください。
- ISO感度を上げる
- 絞りを開ける
- フラッシュを使う
望遠レンズについてよくある質問
ここからは、望遠レンズについてよくある質問に回答していきます。
望遠レンズの目的は何ですか?
望遠レンズの目的は、遠くの被写体を大きく、詳細に撮影することです。
野生動物の撮影やスポーツイベントでのアクションショット、ポートレート撮影など、特定の被写体を際立たせたい場合に特に有効です。
望遠レンズと普通のレンズの違いは何ですか?
望遠レンズは、被写体を近くに引き寄せて撮影できる点が普通のレンズと異なります。
また、背景を美しくぼかし、被写体を際立たせる能力に優れています。
望遠レンズはどこからが望遠レンズですか?
一般的に、焦点距離が50mmを超えるレンズを望遠レンズと分類します。
しかし、この定義は撮影するカメラのセンサーサイズにも依存するため、使用するカメラによって望遠レンズと認識される焦点距離は変わります。
まとめ
望遠レンズは写真撮影において多彩な表現を可能にする強力なツールです。
特徴や使い方、広角レンズとの違いをしっかりと理解することで、撮影の幅を格段に広げられるでしょう。
もし、使っていないレンズやカメラが自宅にあれば、買取に出してみてはいかがでしょうか。
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