東山魁夷作品の買取相場は?リトグラフ代表作と高く売るコツを解説

東山魁夷作品の買取相場は?リトグラフ代表作と高く売るコツを解説

東山魁夷(ひがしやまかいい 1908-1999)は、昭和を代表する日本画家です。

穏やかで清らかな詩情を感じさせる独自の画風で描いた風景画は多くの人の心を捉え、美術品買取市場においても高値で取引されるケースは多いです。

東山魁夷の作品を売るなら、損をしないためにも基本的な買取ポイントは押さえておきたいですよね。

東山魁夷の作品の買取相場から中古市場でも人気のあるリトグラフ代表作、そして高く売れる作品の特徴、買取業者の選び方、少しでも高く売るコツなどをご紹介します。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

バイセル査定士 高橋裕太 バイセル査定士 高橋裕太

「バイセル」の査定士として、月間120件以上の査定、年間では1,000件以上のお客様対応の実績があります。豊富な経験をもとに 12カテゴリ、19品目と幅広い知識を有しています。その中でも着物・ブランド品の査定が得意です。 また、多数のメディアに出演させていただいた経験もあり、様々な角度からリユース業界に貢献したいと思っています。当記事のお品物へのご相談がございましたら、バイセルへお気軽にお申し付けください!

東山魁夷の作品の買取相場

東山魁夷の作品は美術館収蔵レベルのものが多く、中でもリトグラフ・シルクスクリーンなどの版画作品は頻繁に買取市場で取引されています。

東山魁夷の作品の買取相場は、作品の種類によって幅が広いです。

「山嶺湧雲」「緑の詩」「光昏」「⽉光」など代表作でかつ状態が良ければ、中古市場で一定の需要が見込まれます。

保存状態などで左右されますが、東山魁夷の日本画「緑響く」などの代表作の買取相場は~2000万円前後です。

また、東山魁夷の「青」を基調としたいわゆる東山ブルーの版画(シルクスクリーン)作品は、数十万円といった買取相場になることもあります。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

お持ちの東山魁夷の作品の価値が気になる方は、絵画買取の実績が豊富なバイセルにお任せください。

バイセルでは東山魁夷に詳しい査定士が、お持ちの作品の価値をしっかりと見極めます。

「どのくらいの買取価格になるのか知りたいだけ」という場合も、査定料・キャンセル料は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

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東山魁夷のリトグラフを含む代表作

東山魁夷は文化勲章も受章した人気作家で、自然の静けさや詩情を表現した風景画の日本画(肉筆画)などで有名です。

代表作品は日本画だけでなく、木版画やリトグラフなどの版画作品としても多く制作されており、現在も多くのコレクターに親しまれています。

ここでは、東山魁夷を代表する以下の作品とその特徴をいくつか紹介します。

  1. 残照
  2. 白馬の森
  3. 緑響く
  4. 緑の詩
  5. 山嶺湧雲
  6. 京洛四季シリーズ

これらの作品は、原画だけでなくリトグラフなどの版画として制作されているものもあり、美術市場でも人気の高い題材となっています。

残照

「残照(ざんしょう)」は、夕焼けに染まる山の風景を描いた作品で、東山魁夷の代表作の一つとして知られています。

この作品のモチーフとなった鹿野山の山頂からの眺めは、戦争や身近な人の死、更には空襲で家までも失った彼の当時の心境と重なったと言います。

よく見るような風景だからこそ、生きていることを実感できるような東山魁夷の素直な気持ちが伝わる作品です。

「残照」の肉筆画は東京国立近代美術館に所蔵されていますが、版画やリトグラフとして制作されているものもあり、美術市場でも人気があります。

白馬の森

「白馬の森」(1972年)は、富士山五合目を題材とした幻想的な作品で、東山魁夷の代表的なモチーフである「白い馬シリーズ」のひとつです。

「白い馬シリーズ」では、風景画に溶け込むようにさりげなく馬が配置されていることが多いのですが、「白馬の森」では馬が主題として大々的に描かれている点が特徴と言えるでしょう。

「東山ブルー」と称される深い青色が、東山魁夷の特徴をよく表した作品と言えます。

原画は長野県信濃美術館に所蔵されていますが、版画作品としても多く制作されています。

緑響く

「緑響く」(1982年)は、信州・八ヶ岳にある御射鹿池(みしゃかいけ)が舞台となった作品で、CMなどでも使用されたことがあります。

「白馬の森」と同じ「白い馬シリーズ」のひとつで、緑の大自然の中に白馬を描き、自然の雄大さとその生命の尊さを感じさせる素晴らしい作品となっています。

非常にシンプルな作品でありながら、風景画の中に自らの心情を映し出す技量はまさに昭和を代表する画家の名にふさわしいと言えるでしょう。

こちらも長野県信濃美術館に所蔵されている作品ですが、原画だけでなく版画作品としても制作されており、多くの美術ファンに親しまれています。

「道」は、青森県八戸市にある青森県道1号八戸階上線をモデルとして描いたと言われる風景画です。

「過去への郷愁に率いられながらも、未来へと歩みだそうとした心の状態、これから歩もうとする道として描いたところに、生への意志といったものが感じられる」と東山魁夷自身が語っているように、どこにでもある風景の中に多くの人の人生に通じる感慨が描きこまれています。

東山魁夷が得意とする人間の心の象徴としての風景画であり、代表作の1つと言えるでしょう。

東京国立近代美術館にも所蔵されている有名作品ですが、リトグラフでいくらか数があるため買取市場でも出会うことがあり、非常に高い価格で買取されています。

緑の詩

「緑の詩」は、豊かな自然の緑をテーマにした作品で、東山魁夷の繊細な色彩表現がよく表れています。

静かな自然の風景からは、穏やかな時間の流れや詩情が感じられます。

この作品も人気が高く、リトグラフや木版画として制作されているものがあります。

山嶺湧雲

山々の雄大な風景を描いた作品で、雲が湧き上がるようなダイナミックな構図が特徴です。

東山魁夷が描く自然の壮大さと静けさが同時に感じられる作品として知られています。

原画をもとにリトグラフ版画として制作された作品が存在します。

京洛四季シリーズ

京都の四季折々の風景を描いたシリーズ作品です。

日本の伝統的な景観や文化を感じさせる作品として人気があり、東山魁夷の代表作の一つとされています。

このシリーズも版画として制作されており、美術品市場でもよく流通しています。

まだまだある東山魁夷の代表作

東山魁夷は生涯にわたり精力的に制作を続け、多くの名作を生み出しました。

ここまでにご紹介した作品のほかにも、以下の表にあるような有名作品であれば、買取市場で高く買取される可能性が十分にあります。


光昏⽉光花明り谿若葉青い谷
湖澄む黄山雨過緑の湖畔月唱夏に入る
芒野静宵秋深月光
静映月唄狂言水辺の朝黄山雨収
若葉の季節山雲湖岸晴れゆく朝霧秋彩
潮聲白馬朝雲晴れゆく朝霧冬華
波響く磯晩鐘たにま山峡雨晴
綿雲月影吉野の春春静春兆

なかでも「光昏」は日本芸術院に収蔵されていたり、「山雲」は奈良・唐招提寺御影堂の障壁画に起用されている有名作品です。

本記事でご紹介した作品をお持ちなら、バイセルの無料査定で買取市場での価値を確かめてみませんか。

「どのくらいの価値があるのか気になる」「作品名がわからない」など、東山魁夷作品のお悩みはバイセルにお任せください。

価値が見込める東山魁夷作品をご自宅に眠らせておくのはもったいないです。

ぜひ一度バイセルの無料査定をご利用ください。

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東山魁夷の査定ポイントと高く売れやすい作品の特徴

東山魁夷の作品の買取価格の決まり方は、作品の知名度のほかに、以下のポイントが関わっています。

  1. 作品の種類(技法)
  2. 作品のモチーフ
  3. 作品の保存状態

それぞれの観点から、どのような作品が高く買取されやすいのか見ていきましょう。

作品の種類(技法)

東山魁夷の作品には大きく分けて、日本画・水彩画・版画の3つの種類の作品があり、査定時にはどの種類の作品かが重要視されます。

美術館クラスのものも多い日本画に対して、買取市場で出会うことの多い版画ですが、それぞれ特徴や価値を見ていきましょう。

日本画

日本画は、岩絵の具を使い、日本の伝統的な様式に則って描かれた作品です。

東山魁夷の作品の中でも、特に価値が高いとされるものには日本画が多いです。

ただし、一級品は美術館に所蔵されている事も多く、買取市場で出会える機会が少ないかもしれません。

買取に出した際は、状態が良く、かつ美術価値が見出されれば高値がつく可能性も高いと言えるでしょう。

水彩画

水彩画は、紙にデッサンと水彩を描いた作品です。

東山魁夷の作品は日本画に比べると描き込みが弱いものが多く、下絵のような扱いになるケースもあります。

ただし、なかには日本画のようにしっかり描いてある水彩作品もあるので、買取価格は図柄次第です。

版画

東山魁夷の版画作品は、木版・リトグラフ・シルクスクリーンとさまざまな技法を使って制作されていますが、買取価格を大きく左右するのは作品が「オリジナル」か「新復刻」かです。

「オリジナル」とは東山魁夷の生前に、本人の許可を得て刷られた作品のことです。

東山魁夷の版画作品の中で、高く買取されやすいのが、この「オリジナル」です。

オリジナルの版画作品には東山魁夷自身のサインやエディションナンバーが入っていることが多く、ほかの種類と見分ける際の目安になります。

このサインの精緻さやインクの凹凸や・色の重なりなどが本物の東山魁夷の版画作品であることを示す証拠になることもあります。

一方で「新復刻」とは東山魁夷の没後、妻である東山すみの監修のもとで制作された作品です。

同じ図柄のものであっても、「オリジナル」と比べて買取価格は低くなりやすいです。

作品のモチーフ

東山魁夷に限らず、その作家の代名詞とも言えるようなモチーフが描かれた作品は高く買取されやすい傾向があります。

東山魁夷の場合に高く買取されやすいモチーフと言えば、「東山ブルー」と呼ばれる深い青で描かれた森林や、そこに白馬や湖などをあしらった風景でしょう。

このような作品をお持ちなら、ぜひ試しに骨董品買取のバイセルに査定を依頼し、価値を確かめてみてください。

作品の保存状態

作品の保存状態は、東山魁夷作品の査定額を左右する重要なポイントです。

紙や絵具の劣化が少なく、シミ・カビ・日焼けなどが見られない場合は評価が高くなりやすい傾向があります。

また、額装の状態や裏面の傷みなども査定時に確認されます。

長く保管されていた作品でも、状態によっては価値が維持されている場合があるため、まずはバイセルに査定をご依頼ください。

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東山魁夷の作品を少しでも高く売るコツ

東山魁夷の作品を買取に出すなら少しでも高く売りたいですよね。

東山魁夷の作品を高く売るために知っておきたいポイントを「付属品」「保管方法」と大きく2つに分けてご紹介します。

付属品を揃える

東山魁夷の作品を買取に出す際には、作品本体とともに付属品を揃えておくことをおすすめします。

絵画の付属品には、証明書や鑑定書、箱などがあります。

これらの付属品は、お持ちの絵画が本物の東山魁夷の作品であることを証明するためにも非常に重要です。

東山魁夷の作品の査定では、東京美術倶楽部による鑑定書が信頼性が高いとされます。

さらに、これらの付属品が揃っているほど、絵画コレクターからの需要が高まるため、買取額も上がる傾向にあります。

家で作品を飾っている場合は、箱が場所をとるので処分してしまいたいという方もいますが、これらの付属品は捨てたりせずに査定に出すまでとっておきましょう。

また、絵画につきものの付属品として額縁もありますが、額縁ごと買取に出すことで「そのまますぐ飾りたい」という買い手の需要に応えられるため、査定評価が上がるケースもあります。

保管方法に気をつける

東山魁夷の作品をはじめとする絵画は、本体の状態が綺麗なほど買取額が高くなる傾向にあります。

そのため、所有時にどのように保管していたかが買取価格に関わってきます。

絵画のおすすめの保管場所は、カビ・シミ予防の観点から湿気を避けられる、風通しの良い場所です。

また、保管時は作品を箱や袋に入れ、縦に立てて置きましょう。

水平に重ねると、下の方の箱や箱の中の作品が変形してしまう恐れがあります。

作品を飾っている場合も、定期的にホコリを振り払うなどのお手入れを怠らないようにしましょう。

東山魁夷の作品を安心して売るなら買取実績豊富なバイセルへ

東山魁夷の作品を安心して売るなら、美術品・骨董品の買取実績が豊富なバイセルにお任せください。

東山魁夷の作品をはじめとした美術品・骨董品には価格の基準となる定価などは無いため、買取価格は査定士の見る目によって大きく左右されます。

バイセルなら美術品・骨董品の買取実績が豊富にあり、査定士の査定技術にも自信を持っております。

ぜひの以下ページよりバイセルの実際の買取例や、実際に利用されたお客様の声をご覧ください。

東山魁夷の作品を売るなら出張買取を利用しよう

バイセルでは日本全国で出張買取を提供しています。

バイセルの出張買取は査定経験豊富な査定士がご自宅にお伺いして査定・買取します。

東山魁夷などの絵画を持ち運ぶ際には傷などを付けないように慎重を要します。

特に複数の作品を持っている、作品のサイズが大きいという場合は出張買取をの利用がおすすめです。

バイセルは査定料・キャンセル料・出張料なので、査定だけしてもらいたい場合でも余計な費用がかかりません。

ただし、宅配買取でキャンセルされた場合の返送料のみ頂いております。ご注意ください。

東山魁夷 買取でよくある質問

Q.

東山魁夷の作品はいくらくらいで買い取ってもらえますか?

A.

東山魁夷の買取相場は、代表作の肉筆画であれば数百万円~数千万円、版画(リトグラフ・木版画)でも作品の内容次第で数十万円になるケースがあります。
特に「白馬」や「山嶺」をモチーフにした作品、通称「魁夷ブルー」と呼ばれる鮮やかな青が印象的な風景画は人気が高く、高価買取が期待できるでしょう。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

Q.

東山魁夷の版画やリトグラフでも買取は可能ですか?

A.

はい、東山魁夷の版画作品は非常に市場価値が高いため、バイセルでは積極的に買取を行っております。
生前に制作された「生前版画」や、遺族の承認を得て制作された「遺族版画(あか印)」などは、版画であっても高値がつくことも珍しくありません。お持ちの作品の価値を知りたい方は、まずは一度、バイセルの無料査定をご利用ください。

Q.

鑑定書がないのですが、東山魁夷の作品を査定してもらえますか?

A.

バイセルなら鑑定書がない東山魁夷の作品でも査定可能です。
東山魁夷の真贋判定には「東京美術倶楽部」の鑑定証が重要ですが、バイセルでは絵画の知識を持つ査定士が作品を拝見し、買取・保管に関するアドバイスも承っております。お心当たりのある作品がございましたら、現状のままご相談いただくのが最善です。

Q.

高価買取されやすい東山魁夷作品の特徴はありますか?

A.

作品の状態(シミ・日焼けの有無)に加え、図柄やエディション番号が重要です。
特に、東山魁夷の代名詞である風景画、共箱(作者の署名入りの箱)や保証書が揃っているものは評価が高まります。また、大型の作品や希少性の高い初期作品も、高額査定に繋がりやすいポイントと言えます。

Q.

価値があるかわからない絵画でも出張買取に来てもらえますか?

A.

もちろん可能です。東山魁夷の作品は模写や工芸画も多く流通していますが、一般の方が真贋を見極めるのは困難です。
バイセルの出張買取なら、経験豊富な査定士がご自宅まで伺い、1点ずつ丁寧に価値を判別いたします。査定料・出張料は無料ですので、本物かどうかわからない場合でも安心してお申し込みください。

東山魁夷ってどんな人?

東山魁夷は昭和を代表する日本画家のひとりです。

1908年に横浜の船具商を営んでいた両親のもとに生まれ、13歳の頃に画家を志します。

東山魁夷は、芸術の名門でもある東京美術学校を卒業した後、美術史を学びにドイツのベルリン大学へ留学しました。

1935年に帰国し、政府が主催する美術展覧会である官展に出品を続けるも、なかなか入賞することができませんでした。

しかし、1947年についに入選したのが、日展に出展していた「残照」でした。

「残照」は、制作当時の彼の沈んだ気持ちと、千葉県鹿野山で見た残照の景色が重なっていたことから出来上がった作品です。

これを機に東山魁夷は風景画家となり、日展での活躍を主に、日本芸術院賞・毎日芸術大賞など数々の賞を受賞しました。

東山魁夷の魅力

東山魁夷の魅力は「自分自身の心情を自然の中に表現することが非常に優れた画家である」という点でしょう。

東山魁夷の作品は主に風景画ですが、その何気ない風景や自然を題材に、自分の心を重ねて表現しています。

そのため、幻想的で現実世界とは少しかけ離れたような、神々しさが感じられる画になります。

これは、東山魁夷が風景画という作品のなかに人生のすべてをぶつけていたからこそ、生み出される特徴と言えるでしょう。

なお、戦後から東山魁夷が暮らしていた千葉県市川市には、東山魁夷記念館が建てられ、多くの作品が展示されています。

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