谷文晁作品は本物ならいくら?買取相場やおすすめの買取方法をご紹介

谷文晁作品は本物ならいくら?買取相場やおすすめの買取方法をご紹介
谷文晁の作品を売却したいです。いくらになりますか?
作品の種類、保存状態により価格は大きく変動します。一度詳しく拝見致しますのでまずはお電話・メールよりお問い合わせください。
祖父から譲り受けた谷文晁の作品があります。価値はありますか?

谷文晁(たに・ぶんちょう)は江戸時代に活躍した画家です。

しかし、文晁自身がつくった本物の作品はあまり世に出回っていません。

本記事はお持ちの作品が本物かどうか、買取相場はいくらか、どのくらいの希少価値があるのか、どんな買取方法があるのか気になる方に向けてご紹介します。

納得して買取に出したい人はぜひ参考にしてください。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

谷文晁はどんな画家か?

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谷文晁は、1763年に下谷根岸(現在の台東区下谷地域)に生まれた江戸時代の画家です。

12歳の頃に父の友人だった加藤文麗(ぶんれい)に、18歳の頃は渡辺玄対(げんたい)に弟子入りして絵の技法を学びました。

それ以降は中国南宋の北宋画、西洋画などを研究し、その成果を総合して独自の画法を生み出しました。

1793年には老中・松平定信の付き人になって、定信の巡察に同行するようになります。

巡察中、文晁が地形の記録として描いた「公余探勝図(こうよたんしょうずかん)」には、若いときに研究した西洋画の陰影や空間表現が見られます。

また、南宋画と北宋画を融合させた作品を制作し、作風は山水画、花鳥画、人物画、仏画にまで及び、仏教の8つの宗派の教えを併せて学ぶことを指す「八宗兼学」とまで評される画風を確立しました。

文晁は江戸の画壇の重鎮として活躍し、運営していた画塾では多くの弟子を輩出しました。

古画の模写の大切さを教え、弟子の主体性を尊重する弟子思いの師匠だったようです。

中国絵画の影響を受けて年数を追うごとに文晁の作風には変化が見られますが、伝統的な大和絵や西洋画についても積極的に関心を持ち、数々の代表作を残しています。

谷文晁の有名な作品

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谷文晁の作品は人物画、山水画、花鳥画、仏画などジャンルが幅広いです。

現在も作品が美術展に展示されるなど、江戸時代に活躍した画家を語る上でならなくてはならない存在です。

ここでは、谷文晁の有名な作品の一部をご紹介します。

公余探勝図

1793年に作られた「公余探勝図(こうよたんしょうずかん)」は、重要文化財に指定されており、東京国立博物館に収蔵されています。

老中・松平定信に同行した文晁が、三浦半島と伊豆半島の風景を描いた作品で、全80図あります。

海に囲まれたゴツゴツとしたそびえ立つ岩を描いた繊細な描写が見どころです。

那須眺望図

1799年に作られた「那須眺望図」は、那須からの眺めを描いた谷文晁の代表作と呼ばれる真景図の一つです。

那須野の原の先には雪をいただいて輝く富士山に、筑波山、上州の山々が描いてあるものの、実際の景色とは違うとも言われています。

集古十種

「集古十種(しゅうこじっしゅ)」は、1800年に創刊された日本全国の古文化財を記録した木版の図録集です。

松平定信の編集で、文晁を含む多くの絵師たちが資料収集や模写に携わっています。

松平が全国の古文化財の調査を命じて、模写や記録を「集古十種」として残しました。

各地に所在する古宝物を碑銘、兵器、銅器、楽器、文房、印章、肖像、古書画などの10種に分けて、所在地と寸法などを記しています。

隅田川両岸図

「隅田川両岸図」は左右に富士山と筑波山を描き、中央に隅田川を描いた作品です。

文晁の作品には富士山を配したり、実在する場所の模写と創作と絡ませて描いた作品が多いです。

谷文晁の買取相場

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谷文晁の作品は掛け軸、水墨画、絵図などの種類があり、保存状態、制作年代、中古市場での需要によって買取相場が大きく左右します。

日本画を扱う美術館などに所蔵されている作品が多く、現在でも希少価値があります。

例えば、掛軸「鳥の図」は買取金額が60万円ほど、同じく掛け軸の「猫蝶図」だと30万円で買い取られた事例があります。

また、査定に出すときに重要なポイントは以下の2つです。

  • ・付属品である共箱(ともばこ)や作家自身のサインも本物なら評価される
  • ・作品と額縁の値段を含めて買取金額を出すので額縁から作品を外さない

査定では重要なポイントですから覚えておきましょう。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。

※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

谷文晁作品は贋作が多い

谷文晁作品は贋作が多数出回っています。

贋作だとほとんどの買取業者には買い取ってもらえません。

贋作を中古市場で再販して世に出さないように慎重に査定をしています。

お持ちの谷文晁作品が贋作だったらショックですよね。

ここでは、谷文晁を含む古い絵画の贋作によくある特徴をご紹介します。

後銘(あとめい)

古い絵画の贋作には、無名作家の作品に後から有名作家と偽って銘を入れるケースが多数あります。

その代表例が谷文晁の作品です。

文晁は弟子に求められると、自分が作った作品でなくても落款(本人制作だと証明するスタンプのようなもの)の使用を認めていたようです。

そのため、文晁の作品だと偽って売ってしまう弟子もいたと言われています。

掛軸は絵と銘の墨の濃さに大きな違いがあると、後から銘を入れられた可能性があります。

後絵(あとえ)

例えば、水墨山水(すいぼくさんすい)の作品を、別の人が色を挿して青緑山水(せいりょくさんすい)に仕上げてしまうことです。

後絵の作品の特徴に、先ほどご紹介した後銘が入っている作品も多数あります。

共箱(ともばこ)

共箱とは、作者の作品だという証明として名前を書いた箱です。

蓋の表面には作品名、裏には作者名を入れています。

しかし、サインがない、または文字の癖や大きさによって贋作の場合があります。

共箱に書かれたサインだけでは本物かどうかを見極めるのは困難ですが、査定での判断基準の一つです。

現存する谷文晁作品は大量の贋作が紛れていると予想され、落款だけでは本物かどうかを判断するのが難しいです。

だからこそ専門知識のある査定士に見てもらった方が良いでしょう。

谷文晁と関連のある作家

円山応挙富岡鉄斎酒井抱一英一蝶(はなぶさ いっちょう)高村光雲(こううん)、渡辺崋山(かざん)、椿椿山(ちんざん)、立原杏所(きょうしょ)、加藤文麗、島田元旦(げんたん)、田能村竹田(たのむら ちくでん)、沈周(しん しゅう)、山口華楊(かよう)、北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん)、蓮如上人(れんにょしょうにん)、松林 桂月(けいげつ)、小杉 放庵(ほうあん)

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谷文晁の買取方法

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谷文晁の作品をどこで売ろうかと迷っている方は、以下の3つの買取方法がおすすめです。


・リサイクルショップを利用する

・ネットオークションを利用する

・骨董品を扱う買取業者に査定してもらう


高値で買い取られる可能性が高い谷文晁の作品を、悔いなく手放すには適切な買取方法を知っておきましょう。

リサイクルショップを利用する

不要な物を売るなら真っ先に思い当たるのは、リサイクルショップという人も多いでしょう。

ですが、リサイクルショップでの売却を検討しているのであれば考え直すことをおすすめします。

リサイクルショップは幅広く品物を買い取っていますが、骨董品を買い取っていない店舗も存在します。

さらに、骨董品を買取対象としているリサイクルショップでも、専門知識のある査定士が店舗に常駐しているわけではないため、価値を見極められず査定額が低くなってしまう恐れがあるのです。

幅広い品物を買い取っているリサイクルショップに、真贋の見極めが必要な高価な骨董品を持ち込んでも査定額の低さにショックを受けてしまうかもしれません。

谷文晁の作品を売るなら、リサイクルショップ以外の選択肢も考えてみましょう。

ネットオークションを利用する

谷文晁の作品はネットオークションでも売れる場合があります。

作品の多くは一点ものですから、出品した作品が谷文晁好きの骨董品コレクターの目に留まれば、すぐに落札される可能性が高いです。

ただし、谷文晁作品が全て人気ではありません。

希少価値の高い作品は高値で出品しても落札される可能性は高いですが、出品者が設定した落札希望価格が適正であったか、その価格に見合う価値が作品にあるかどうかは、専門知識がないと判断が難しいです。

本当は数十万円もの価値があるはずの作品が、自ら設定した低い価格で落札される恐れがあります。

ですから、高価な骨董品はオークションよりも別の方法を選ぶと後悔なく売却できるでしょう。

骨董品を扱う買取業者に査定してもらう

谷文晁の作品は、骨董品を扱う買取業者に査定をしてもらいましょう。

骨董品を扱う買取業者の査定士なら、作品を売却するときの時間的・精神的負担を大幅に減らせます。

さらに、査定士は骨董品に関する深い知識があり、接客態度も丁寧なので安心して買取に出せます。

骨董品の買取金額は、査定士が「谷文晁の作品をどこで手に入れたか」をヒアリングする他にも「作品の保存状態」「どのくらいの希少性があるか」「作品の特徴」などを見て算出します。

一つの品物を複数の査定項目によって価値を吟味するため、谷文晁の作品を売却するなら骨董買取に詳しい業者に査定をしてもらいましょう。

骨董買取のバイセルに売る時のおすすめの方法

谷文晁作品がどこでなら売りに出せるのかはわかっても、どんな方法でなら安心して売れるのか判断できなくて困ってしまいますよね。

バイセルでは谷文晁作品などの骨董品を売る方法に以下の2つをおすすめしています。

  • ・査定士が利用者の自宅などに来てくれる「出張買取」
  • ・梱包キットにつめて自宅から買取業者に送る「宅配買取」

出張買取

「出張買取」とは査定士が無料で自宅に訪問して作品を査定し、条件が合えばその場で査定金額をもらえるサービスです。

掛け軸や屏風などは形、大きさ、重さが異なります。

出張買取なら掛け軸や屏風を飾ったまま査定をしてもらえ、さらに査定士が来る前にわざわざ掛け軸などを整理する必要はありません。

売却の準備をするときに大事な谷文晁作品を破損してしまったら、高値で売れるはずなのに安くなってしまうでしょう。

出張買取を使えば準備の負担や損傷のリスクを限りなく減らせます。

宅配買取

「宅配買取」とは買取業者から梱包キットを無料でもらい、作品や梱包材を入れて自宅やコンビニから業者に送る方法です。

業者によっては3日〜4日ほどで査定金額が決まって、ご自身が指定した口座に入金されます。

宅配買取は、出張買取のように自宅に査定士を招かずに売れるのが特徴です。

コロナ禍で感染リスクを避けたい方には安心して利用できるでしょう。

さらに都合の良いタイミングで売却できるので、買取業者のオペレーターと予定を合わせるという煩わしい作業はいりません。

谷文晁の作品を高く売るための方法

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谷文晁作品の価値を高く売るには、作品の価値を落とさないように十分に気を付けましょう。

保存状態によっては専門の買取業者に査定をしてもらっても、査定金額が低くなってしまう恐れがあるからです。

ここでは、谷文晁作品を高く売るための方法をいくつかご紹介します。

作品が劣化しないうちに早めに売る

作品の価値をキープするには、保存状態をきれいにしておきましょう。

しかし、作品の保存状態が悪くなっていたら劣化しないうちに売ることをおすすめします。

骨董品は多少汚れていても適切な価格がつく

谷文晁の作品は多少の汚れがあっても価値がゼロになるわけではありません。

骨董品を扱う買取業者は作家が分からない、贋作の恐れがある、シミやカビがある、付属品がない作品でも買取対象とする場合があり、保存状態に見合った価値を提示してくれます。

また、骨董品を売るベストなタイミングを定めるのは困難です。

作品を今以上に劣化させたくないならすぐに査定に出してみましょう。

複数の買取業者で相見積もりを取ってもらう

骨董品の造詣が深くて査定実績が豊富な業者を選ぶと、納得して査定に出せます。

とはいえ、どのように買取業者を探せばいいかお困りの方もいるでしょう。

買取業者を探すときはインターネットで「谷文晁 買取業者 地域名」や「骨董品 買取 口コミ」と調べると、お住まいの地域で展開している業者や骨董品を査定してもらった体験記事が多く出てきます。

また、インターネット掲示板で骨董品を買取してもらった人の口コミを検索すると、査定時の注意点や実際に買い取ってもらった作品や買取金額が分かります。

これらの情報から見つかった買取業者のうち、気になったところに1件ずつ相見積もりを取ってもらい、条件に合う業者に買い取ってもらうと後悔しないで済むでしょう。