表千家の骨董品作家・即中斎の作品の価値はある?査定で見るポイントとは?

表千家の骨董品作家・即中斎の作品の価値はある?査定で見るポイントとは?

即中斎(そくちゅうさい)とは、千利休が作った茶道の流派「表千家」の十三代目です。

即中斎の代は第二次世界大戦が勃発していましたが、苦しい時代でも茶道の繁栄に尽力していました。

現在でも茶会で表千家や即中斎の作品が使われています。

茶道具は中古市場でも一定のコレクション需要があり、即中斎の作品も査定金額がつく可能性があります。

本記事では即中斎の経歴、作品、買取相場、査定で見ているポイントをご紹介します。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

即中斎とはどんな人?

即中斎(そくちゅうさい)は1901年〜1979年に活動していた表千家の十三代目です。

表千家とは千利休が作った茶道の流派です。

家業を継ぐ予定だった長男の不言斎が亡くなり、父の惺斎も亡くなったため、即中斎が継ぎ、明治・⼤正・昭和にかけて茶道の普及に貢献しました。

即中斎は、第二次世界大戦の1942年には戦争による茶道の衰退を防ぐため表千家同門会を設立して結束を固め、1975年に社団法人化して海外にも支部を置くようになり茶道の繁栄に努めました。

さらに全国100カ所以上の寺社仏閣に献茶を行い、法人化だけではなく草の根での活動も欠かしませんでした。

表千家の⾏事を執り行う⼀般財団法⼈不審菴(ふしんあん)の設立にも関わり、千利休から受け継いだ伝統的な茶道様式や古文書、道具などの保存活動をしていました。

生前は掛け軸や茶道具などを多数制作していましたが、活動の記録などをまとめた「即中茶記」「表千家」「元伯宗旦⽂書」「千⾥・同⾵」などの著書も出版していました。

即中斎の代表作と作品の特徴

即中斎の作品は主に茶道具、掛け軸、書物です。

茶道具は茶杓(ちゃしゃく)、波中棗(なつめ)、八景棚(はっけいたな)、花入れ、水指、茶碗などがあります。

掛け軸は文筆色紙・天馬行空、慶雲、一行書・無事、松樹千年翠、梅花、青山緑水、日出友雲入、明月、月之更利窓、嘉慶などがあります。

書物には著書に「即中茶記」「元伯宗旦文書」などがあります。

即中斎の作品の買取相場

即中斎の作品はどれくらいの価値がつくのでしょうか。

買取相場は明確には言えませんが、作品の人気度や状態などによって異なります。

即中斎は茶道具や掛け軸の作品が多く、状態やデザイン、種類などによっては中古市場で需要が見込まれやすいです。

特に掛け軸は経年劣化で黄ばみやカビ、破れなどが目立ちやすくなるため、状態が良いほど査定金額が高くなる可能性があります。

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査定で即中斎の作品を見るポイントとは?

即中斎の作品の価値を決めるポイントはいくつかあります。

ここでは査定士が骨董品の価値を決める際に見ているところを簡単にご紹介します。

作品の状態を見る

骨董品の査定では作品の状態がきれいかどうかは非常に重要です。

戦前・戦後に作られた即中斎の作品は良い状態で残っている場合が少なく、劣化が見られない作品は珍しいです。


例えば、これらの状態だと査定金額が低くなる傾向にあります。

・棗のフタが壊れている

・掛け軸にシミがたくさんついている

・茶杓の先端が割れている


査定前に作品の状態を確認して、汚れがついていたら乾いたクロスで拭いておきましょう。

作品に希少価値があるか

即中斎を含む骨董品の査定では、希少価値があるかどうかが重要です。

人間国宝の認定作家や文化勲章の受章作家は希少性が上がりやすく、査定で高く評価される傾向にあります。

即中斎は人間国宝に認定されていませんが、古い時代に活躍した著名な作家です。

戦前に作られた作品もあるため現存数が少ないことが予想され、希少価値がつきやすくなるでしょう。

書付の有無

茶道具には書付(かきつけ)や箱書きがあると査定での評価が上がりやすいです。

書付とは家元や茶道に関連した権威が認定した作品に書かれる印で、主に茶道具箱のフタ、側面、茶杓の筒などに記されます。

即中斎は書付があることで評価が上がりやすい作家です。

付属品がそろっているか

茶道具の付属品には、共箱や鑑定証がついてきます。

共箱は作家名、作品名、サインが書かれています。

即中斎の共箱には作家名、作品名、本人の銘が押されていますが、作品によっては銘がない場合があります。

付属品がなくても査定できますが、あった方が再販価値が上がりやすくなるので、査定に出す前になるべく付属品をそろえておきましょう。

作品を入手した経緯がはっきりしているか

骨董品査定では入手経緯を辿ることは、お持ちの即中斎の作品に価値があるかどうか判断する際に非常に重要です。

そのため査定では自分で購入したのか、人から譲り受けたのか、身内が購入したのか、展示会で買ったのかなどをヒアリングします。

入手経緯を明確にするには、査定に出す前に購入する際に利用したカタログ、購入時についてきた証明書や領収書などを用意しておきましょう。

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バイセルでは中古市場で需要が見込めそうな作品を状態、種類、入手経緯、制作年代、付属品の有無、希少価値などから判断して適切な査定金額を出します。

即中斎の茶道具は現在も中古市場で一定の需要が見込まれます。

骨董品のうち茶道具に関心がある方は、即中斎の作品をお持ちでしょう。

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