急須を売りたい方必見!高額買取のポイントや売却方法を解説

実家の片付けをしていたら古い急須が出てきた、という経験はありませんか。
急須を売るなら、できるだけ高い値段で買い取ってほしいですよね。
そこで本記事では、高額買取のために知っておきたいポイントや、具体的な売却方法についてご紹介します。
急須の売却を検討している方は、査定前に参考にご一読ください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
急須の歴史

急須の成り立ちには、日本と中国の歴史が深く関係しています。
お茶を飲む文化はまず中国で生まれ、発展していきました。
かつての急須は現代とは役割が異なり、お湯を沸かしたり、お酒を温めたりするために使われていました。
その後、遣唐使によって日本にお茶の文化が伝わり、その際にお茶だけでなく茶器なども伝来しました。
遣唐使が持ち帰った中国製の茶器「茶注」が、日本初の急須であると考えられています。
高価買取が期待できる有名な急須
数ある急須のなかでも、高価買取となる可能性が高い急須をご紹介します。
「中国の急須」と「日本の急須」に分けてそれぞれご紹介しますので、お手持ちの急須が該当するかどうかチェックしてみてください。
高価買取が期待できる中国の急須
中国の急須で高価買取が期待できるものは、恵孟臣(けいもうしん)、葛明祥(かつめいしょう)など名作家の作品です。
恵孟臣は、明から清の時代に宜興(ぎこう)で活躍した作家で、現在の急須の礎を築きました。
そのため、恵孟臣の作品は日本や中国だけでなく、世界中にコレクターがいます。
急須の底に「荊渓恵孟臣製」などの銘が入っている場合、恵孟臣の作品かもしれません。
また、「葛明祥」は個人名ではなく、陶工たちが使用した「銘」です。
清の時代、18世紀から19世紀前半頃に親子三代で活躍した宜興窯(ぎこうよう)の陶工が使用していました。
葛明祥の急須の大きな特徴は、海鼠釉(なまこゆう)にあります。
急須全体を見ると青系の色ですが、角度を変えてよく観察すると、青白い模様が浮かんでいる様子が見られます。
葛明祥の作品の多くは日本に輸出されており、中国では幻の品とされています。
急須の底に「葛明祥造」や「葛源祥造」の銘があれば、売却時に高価がつくかもしれません。
高価買取が期待できる日本の急須
日本の急須で高価買取が見込まれるものは、おもに萬古焼(ばんこやき)と常滑焼(とこなめやき)です。
萬古焼は、三重県四日市市周辺で江戸時代に作られ始めた焼き物です。
明治中頃までは白土で作られていましたが、現在の萬古焼は、急須全体がやや暗めの紫色になっている紫泥急須で知られています。
萬古焼の有名作家である、沼波弄山(ぬなみろうざん)や森有節(もりゆうせつ)、佐久間勝山などの作家による作品は高値になりやすい傾向にあります。
一方で常滑焼は、愛知県常滑市周辺で作られています。
常滑焼の歴史は長く、平安時代の末期にはすでに常滑周辺で焼き物作りが行われていました。
代表的な常滑焼は、朱泥急須です。
価値が見込める常滑焼作家は多数いますが、特に人間国宝の三代目山田常山 (やまだじょうざん)は有名です。
ほかにも杉江寿門(すぎえじゅもん)、片岡二光(かたおかにこう)なども名前が知られています。
急須を高く買取してもらうための査定ポイント
せっかく価値が見込める急須をお持ちなら、少しでも高く売りたいですよね。
急須をより高く買い取ってもらうために、知っておきたい査定ポイントを3つご紹介します。
- 急須の箱や付属品の有無
- 急須の底にある「銘」
- 急須の保存状態
それぞれ詳しく解説しますので、先にこれらを確認したうえで賢く査定に出しましょう。
急須の箱や付属品の有無
査定時に急須の箱や付属品がそろっているかどうかは、査定価格に影響を与えます。
付属品がそろっていることで、コレクター評価も高まるので、買取価格が高くなりやすいです。
特に文字が書いてある箱に入っている場合には、その箱を査定時に忘れずに提示しましょう。
茶道具の箱に書いてある文字は箱書きと呼ばれ、その急須の作者や伝来などを表しています。
箱書きがある急須は、その作家が手がけた本物の作品であることが証明され、高額買取につながる可能性もあるのです。
急須の底にある「銘」
急須本体の底に「銘」があるかもチェックしてください。
作家の名前などが彫られている可能性があります。
有名な作家の銘が入っていれば、箱書き同様に査定評価が高くなりやすいです。
急須の保存状態
急須にヒビが入っていないかなど、保存状態の確認も大切です。
急須買取において、割れ・ヒビ・汚れなどがないようなきれいな状態であるほど買取額も高くなりやすいです。
注ぎ口の欠けなども査定に影響するため、移動させる際は衝撃を与えないよう注意しましょう。
なお、もし破損している箇所があっても自己判断で直そうとせずに、そのままの状態で査定に出すことをおすすめします。
急須の売却方法

急須を売る方法として、オークションやフリマサイト・買取業者を視野に入れる方も多いでしょう。
それぞれの売却方法の特徴を見てみましょう。
オークションやフリマサイトで売る
オークションやフリマサイトでも、急須を出品して売却することができます。
スマホとネット環境があれば、個人でも簡単に出品できます。
ただし、売却するときの価格については注意が必要です。
仮に出品した急須が貴重なものだったとしても、買い手がその価値に気付かずに安い値段で設定したら、コレクターからすると格安価格で落札されてしまうかもしれません。
持っている急須の本当の価値を知ってから売りたい方は、プロがいる買取業者の利用がおすすめです。
買取業者で売る
急須の価値を見極めてほしい方は、買取業者での売却がおすすめです。
自分では価値がよくわからない急須でも、専門的な目で見ると高額査定になるかもしれません。
骨董品買取のバイセルでは、急須などの茶道具もお買い取りしております。
急須に詳しいスタッフが、お持ちの急須の価値を見極めて、しっかりと買取価格に反映いたします。
持っている急須の価値が知りたい、少しでも高く売りたいという方は、ぜひ一度バイセルの無料査定をお受けください。

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骨董買取バイセルの選べる買取方法
急須の売却を検討されている場合、バイセルでは3つの買取方法からお好きにお選びいただけます。
- 出張買取
- 店頭買取
- 宅配買取
それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介しますので、比較したうえでご自身に合った方法を探してみてください。
出張買取
出張買取は、バイセルの査定士がお客様のご自宅へ訪問して査定・お買い取りする方法です。
査定希望の品物が多い場合や、重い品物を査定してほしいといった場合におすすめです。
出張料などの手数料はかからず、買取が成立した場合その場で現金を受け取れる点も便利です。
しかし、家にいる時間が取れない方や、自宅に人を招くことに抵抗がある方は、そのほかの買取方法をおすすめします。
バイセルの出張買取のご利用の流れやよくある質問などは以下のページにてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
店頭買取
売りたい品物をバイセルの店舗に持ち込んでいただき、査定・お買い取りする方法です。
事前の予約は必要ないため思い立ったときにすぐ売却できますが、店頭での待ち時間が気になる場合は予約いただくことも可能です。
買取ブースは個室になっており、周りの目を気にせずに相談しやすい点も特徴です。
バイセルの各店舗はアクセスしやすいように駅の近くやモール内などにありますが、店舗が遠い場所にあるという方は出張買取・宅配買取などをご利用ください。
宅配買取
宅配買取は、売りたい品物を宅配便で送る方法で、送料は無料です。
また、梱包に必要な段ボールなども、バイセルのホームページから無料で取り寄せることができます。
バイセルの買取店舗が遠い方、査定士と対面でやり取りするのが苦手という方におすすめの方法です。
ただし荷物の発送から査定、買取金額のご連絡、買取金額の振り込みまでにはある程度時間がかかります。
急いでいる場合には、出張買取も検討してみてください。

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