愛新覚羅溥傑の書や掛け軸の買取価格は高い?代表作や高価買取のポイントを解説

愛新覚羅溥傑の書や掛け軸の買取価格は高い?代表作や高価買取のポイントを解説

愛新覚羅溥傑(あいしんかくらふけつ)は、清朝最後の皇帝である愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)の弟として有名な人物です。

書道に秀でていたことでも知られており、流麗な書体で書かれる作品は、骨董品の愛好家を中心に高い評価を得ています。

骨董品買取市場でも愛新覚羅溥傑の書や掛け軸は非常に人気が高く、高価買取されるケースも少なくありません。

本記事では、愛新覚羅溥傑の人物像や書の特徴、代表作に加えて、買取市場で高く売れる理由、高く売れやすい愛新覚羅溥傑作品の特徴、愛新覚羅溥傑の書や掛け軸を高価買取してもらうためのポイントなどについてご紹介します。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

愛新覚羅溥傑とは

愛新覚羅溥傑(1907-1994)は、清朝最後の皇帝である愛新覚羅溥儀(1906-1967)の同母弟にあたる人物です。

兄の溥儀が皇帝に即位した際には、その弟として皇族の地位にありました。

日本の学習院高等科・陸軍士官学校・陸軍大学校に留学経験があり、日本の公爵家の娘である嵯峨浩(さがひろ 1914-1987)と結婚するなど、日本にもゆかりの深い人物として知られています。

日本と縁の深かった溥傑は、戦中は満洲国皇帝となった兄の元で満洲国軍人として活動しました。

しかしそのため、戦後は戦犯として収監されてしまいます。

釈放されたのちは中華人民共和国で全国人民代表大会常務委員会委員や全国人民代表大会民族委員会副主任などの要職を務めました。

日中間の架け橋として複数回日本を訪れ、日中友好に尽力しました。

書家としての愛新覚羅溥傑

そんな愛新覚羅溥傑ですが、書道に秀でており、書家としても有名です。

愛新覚羅溥傑の書は「流水のごとき流麗な書体」と評されるなど、流麗で気品のある書風が特徴です。

愛新覚羅溥傑の書の美しさは広く認められており、現在では「相依為命体(そういいめいたい)書体」としてデジタルフォント化もされています。

愛新覚羅溥傑作品の買取価格は高い?高く売れやすいポイントとは

歴史上の重要人物でもある愛新覚羅溥傑の書や掛け軸には、歴史的背景や溥傑の文化的素養もあり、高い評価を受けている作品も多いです。

骨董品買取市場でも人気が高く、高価買取されるケースも多い作家であると言えます。

愛新覚羅溥傑作品の中でも高く買取されやすいのは、溥傑独特の流麗で気品ある書体が明確に表れている作品です。

特に晩年の作品になるほど流麗さが増し、上品で達筆な筆跡が際立つと評価されています。

こういった作品は買取市場でも人気が高く、買取価格も高くなりやすいと言えます。


愛新覚羅溥傑だけでなく、書や掛け軸など美術品の買取では有名作家の作品ほど買取相場が高くなりやすい傾向があります。

以下のページでは、有名作家の作品など書や掛け軸の買取相場、書や掛け軸を高く売るためのポイントといった買取情報について記載してございます。

また、バイセルでの書や掛け軸の買取実績についても記載してございます。

参考までにぜひご参照ください。

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愛新覚羅溥傑の代表作

愛新覚羅溥傑は、「芸術を制作する」というよりは「心を込めて書を楽しむ」というスタンスを生涯貫いたとされています。

そのためか、個別の作品よりも、溥傑の書全体に共通する「流麗で気品のある書風」や、書に込められた愛新覚羅溥傑の人生哲学が高い評価を受けている、という側面があります。

そのため「これが代表作だ」という1点を挙げるのは難しいのですが、ここでは溥傑の中でも特に人気の高いものについてご紹介します。

書「重訪扶桑詩」

愛新覚羅溥傑の書「重訪扶桑詩(ちょうほうふそうのし)」は、日中の国交が回復した後の1974年12月に溥傑と妻の浩が日本を訪問した際、日中友好を願って詠んだ漢詩を記した作品です。

日中友好の未来に思いをはせた格調高い詩と、溥傑ならではの流麗な書体が非常にマッチしています。

日中友好に尽力した溥傑の人生にとって象徴的な意味合いを持つ作品として、溥傑の書の中でも特に有名になっています。

書「相依為命」

愛新覚羅溥傑の書「相依為命(そういいめい)」は、愛新覚羅溥傑の書体がデジタルフォント化された「相依為命体書体」の名前の由来にもなっている作品です。

「相依為命」とは、溥傑が夫婦関係や人間関係において大切にした「互いに頼り合い、助け合って生きていく」という意味を表しており、愛新覚羅溥傑の人生観を象徴する作品として高い評価を得ています。

晩年の作品群

愛新覚羅溥傑の書は、特に晩年になるほど流麗さが増し、上品で達筆な筆跡が際立つと評価されています。

そのため、具体的な作品名ではありませんが、溥傑が晩年に書いた作品は名作揃いだと言われています。

愛新覚羅溥傑晩年の作品には、彼の波乱の人生を経て培われた精神的な深みが反映されているとして人気を集めています。


愛新覚羅溥傑の作品なら、ここに挙げたものでなくても保存状態などの条件によって高く買取される場合があります。

お持ちの愛新覚羅溥傑作品の具体的な価値については、ぜひ1度バイセルの無料査定でお確かめください。

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愛新覚羅溥傑の書や掛け軸を高価買取してもらうためのポイント

愛新覚羅溥傑の書や掛け軸は、歴史的な価値や溥傑の人生哲学への共感などから買取市場でも高く評価されています。

では、愛新覚羅溥傑の書や掛け軸を少しでも高く売るためには、どのようなポイントに気をつければ良いでしょうか。

愛新覚羅溥傑作品を含む書や掛け軸の買取において、より高く買取してもらうために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。

  1. 綺麗な状態で保存しておく
  2. 箱や鑑定書などの付属品を揃えておく
  3. 入手経路などの来歴を明確にしておく

綺麗な状態で保存しておく

書や掛け軸の買取で、買取価格に大きく関わるのが「保存状態」です。

保存状態の良いもの(制作当時の状態をなるべく保っているもの)は、買取価格が高くなりやすいでしょう。

その一方で、日焼け・シワ・色あせ・虫食いがあるなど、作品の状態が悪ければその分だけ価値は下がってしまいます。

そうならないためにも、直射日光を避ける、飾らない場合は箱に入れて風通しの良い場所で保管するなど、書や掛け軸の状態を保つための工夫をしてあげることが重要です。

箱や鑑定書などの付属品を揃えておく

書や掛け軸を含む骨董品の買取では、箱などの付属品の有無も買取価格に大きく関わってきます。

箱などの付属品は重要なコレクションの一部であると同時に、作者の箱書きがあるなど、本物の証明になってくれることもあります。

そのため、付属品があることで買取市場での信頼性が増し、より高い需要を集めて買取価格が高くなる可能性があるのです。

書や掛け軸の付属品としては、箱、風鎮(ふうちん:掛け軸の下部に吊り下げる重り)や紐(掛け軸を巻く際や吊るす際に使う)、鑑定書などの付属資料があります。

箱や風鎮・紐などの付属品は、汚れていたとしても揃っているだけで買取価格に影響するため、処分せずにとっておきましょう。

また、鑑定書がある場合はやはり買取市場における信頼性につながって買取価格アップにつながる可能性があります。

書や掛け軸本体とともに大切に保管しておいてください。

入手経路などの来歴を明確にしておく

愛新覚羅溥傑の書・掛け軸など価値ある骨董品の査定では、買取市場における作品の信頼性のために「どこで手に入れたか」「いつ購入したか」「誰から譲り受けたか」など購入に至るまでの背景が確認されます。

例えば「業界で信頼されている専門店で購入した」「愛新覚羅溥傑の縁者が所有していた」などの来歴は、作品の価値を判断するうえでも重要な情報になります。

そして、その来歴を証明する書類等があればさらに信憑性が増し、買取市場における信用度が増すことでより高く売れるかもしれません。

入手した経路や時期、過去に所有していた人物といった記録がある場合には、処分せずに大切に保管しておきましょう。

愛新覚羅溥傑作品を売るなら買取実績豊富なバイセルへ

愛新覚羅溥傑の書や掛け軸の買取をお考えなら、骨董品買取のバイセルにお任せください。

バイセルは日本全国で骨董品・美術品などの買取サービスをご提供し、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。

バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、書や掛け軸1点1点の価値をしっかりと見極め、正確に鑑定します。

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