富岡鉄斎買取|作品を売る前に押さえたい高く売るコツ!

富岡鉄斎(てっさい)は京都生まれの画家で、「最後の文人画家」と呼ばれています。
富岡鉄斎の作品をお持ちで、「売却したらいくらになる?」「価値はあるの?」と気になっていませんか。
本記事では、買取の際に知っておきたい富岡鉄斎の代表作や高く売るコツ、買取方法を解説します。
富岡鉄斎作品は作品の種類や状態によって評価が異なるため、正しい知識を持って査定に臨みましょう。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
「最後の文人画家」富岡鉄斎とは?

富岡鉄斎は1836年に京都で僧尼の着る法衣を作る商家に生まれ、幼少期の頃から勉学に励み、漢学・国学・儒学・中国古典など幅広い教養を身につけていました。
出家後に出会った女流歌人・太田垣蓮月の書生となり、人格形成に大きな影響を受けたようです。
鉄斎は18歳の頃から中国の南宗画を小田海僊(おだ かいせん)に、大和絵を宇喜多一蕙(うきた いっけい)らに学び、流派問わず広くを手本として独自の画風を開きました。
文人画にさまざまな絵画様式を加えて、中国古典を題材に、掛け軸や屏風など生涯で2万点以上の作品を制作しました。
鉄斎は80歳を過ぎても創作意欲をふくらませて、理想郷ばかりでなく中国の古典、日本の神話や寓話に基づいた作品を多く残し、89歳で亡くなりました。
買取価格が高くなりやすい富岡鉄斎作品はどんなもの?
富岡鉄斎の作品は、山水画や詩文を組み合わせた掛け軸・屏風・絵巻など多岐にわたります。
なかでも、保存状態の良い作品、本人の署名・落款が明確なものは、高く評価されやすい傾向にあります。
また、共箱付きの作品や、制作年代が明らかなものは、より価値が認められます。
特に中古市場では、以下の特徴が当てはまる作品であれば、状態と作品名によって高値になるでしょう。
- 初期に描かれた水墨画
- 水墨だけではなく色のついた作品
- コレクター需要が高い作品(山水画、富士山、青緑山水図、魚籃観音図)
これらに該当する作品をお持ちの場合は、ぜひ一度査定で価値をお確かめください。
お持ちの富岡鉄斎作品の買取価格が気になる方は、骨董買取バイセルの無料査定をお受けください。
「価値があるか知りたいだけ」という場合でも、査定料・キャンセル料が無料のバイセルなら、お気軽にご利用いただけます。
まずは、お電話あるいはメールでお問い合わせください。
富岡鉄斎の有名な作品

富岡鉄斎は亡くなるまで創作意欲が衰えず、生涯で制作した作品数は2万点を超えるといわれています。
その2万点以上の作品のうち、国内の有名美術館に収蔵されている作品はこちらです。
旧蝦夷風俗図 | 福禄寿図 |
青緑山水図 | 魚籃観音図 |
阿倍仲麻呂明州望月図 | 円通大師呉門隠栖図 |
二神会舞図 | 水墨山水図 |
妙義山・瀞八丁図屏風 | 富士山図屏風 |
また、中古市場で取引されている作品も多く、有名作品や代表的なモチーフが描かれた作品は高値になりやすいです。
査定前に需要が見込まれる富岡鉄斎の作品を押さえておきましょう。
富岡鉄斎の有名作品は以下の通りです。
福禄寿図 | 青緑山水図 | 魚籃観音図 | 水墨山水図 |
多福多寿男子図 | 梅華邨荘図 | 東坂戴笠図 | 柳陰洗馬図 |
不尽山頂全図 | 不尽山頂全図 | 蓬莱仙境図 | 弘法大師像図 |
蘇東坡図 | 武陵桃源図 | 瀛洲遷境図 | 二福神 |
探幽愛玩茶壺之図 | 看山自適図 | 噲々山人売酒図 | 江雲媚人図 |
牡丹図 | 観世音菩薩乗龍像 | 達磨図 | 淡彩山水図 |
神儒佛三教祖像 | 墨梅図 | 墨蘭図 | 瓢鮎図 |
尚父之図 | 名花十友図 | 秋果図 | 高山流水図 |
観音図 | 大雅翁遊戯 | 水墨飛泉図 | 雲山高隠図 |
幽渓漁隠図 | 仙縁奇遇図 | 大国主図 |
これらの作品は、買取査定で高値になる可能性があります。
「富岡鉄斎の掛け軸が手元にあるけど、どの作品かわからない」といった場合も、ぜひ一度美術品買取バイセルにご相談ください。
実は有名作品で思わぬ高値がつくかもしれません。

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富岡鉄斎の作品の高く売るポイント

買取市場で需要のある富岡鉄斎の作品を売る前に、少しでも高く売るためのポイントを知っておくと良いでしょう。
鉄斎の作品は、以下のポイントを満たせば高く売れるかもしれません。
- 清潔な状態にしておく
- 作者のサインがある
- 付属品も一緒に売る
それぞれのポイントを詳しく解説します。
清潔な状態にしておく
鉄斎の作品をはじめ古美術品は、綺麗な状態であるほど高く買い取ってもらえる傾向にあります。
査定前にホコリを払う、落とせそうな汚れなら優しくぬぐうなど手入れしておくのも良いでしょう。
ただし、手入れ時に反対に傷を付けたり汚してしまわないよう、最新の注意を払いましょう。
以下では、種類ごとの手入れの方法をご紹介しますので、査定前の手入れの参考にしてみてください。
掛け軸の手入れ方法
掛け軸は和紙でできているため、湿気を吸いやすく高温多湿の環境に弱いのが特徴です。
直射日光にも弱く、日焼けや変色の原因となるため、風通しがよく日の当たらない場所で保管しましょう。
また、掛け軸を長期間掛けたままにしておくと、湿気による反りや汚れの原因になるため、売却を検討しているなら桐箱に収納しておきましょう。
濡れた手で触れたり、湿気が残った状態で収納するとカビの原因になるので、湿っている場合はしっかりと乾かしてから桐箱にしまいましょう。
屏風の手入れ方法
屏風も湿気や虫害に弱いため、桐箱に収納することで虫食いや汚れを予防できます。
屏風用の桐箱がなければダンボールに入れておきましょう。
ただし、屏風を何年も箱から出さないでおくとカビが発生する恐れがあるため、数日に一度は取り出して風通しを行いましょう。
屏風の蝶番の手入れ方法
屏風を何度も折りたたむと、蝶番(折れ曲がり部分)が破れたり剥がれたりする恐れがあります。
蝶番の一部が切れるとほかの蝶番の負担が大きくなり、さらなる破損につながります。
今以上に劣化してしまうとどんなに高価な屏風でも査定金額が下がってしまう可能性がありますし、修理に出すと対処によっては高くつくことがあります。
そのため、蝶番が破損し始めたらなるべく早めに査定に出しましょう。
作者のサインがある
作品や共箱に入れられる落款やサインは、その作品をいつ誰が作ったかを知る手掛かりになるため、入っていることで作品の評価がアップしやすいです。
ほとんどの掛け軸には、作品の隅に印章と筆で記されたサインがあります。
富岡鉄斎の作品にも直筆のサインや印章がありますが、印章とサインのどちらかだけの場合や、印章が複数ある場合もあります。
また自身で作成したという鉄斎の印章は膨大な数があり、作品ごとに使い分けていたと言われています。
印章を検索できるサイトに載っていないものも多くあるため、鉄斎の作品の真贋を見極めるのは難しいものになります。
持っている鉄斎の作品の価値を明確にしたいのであれば、美術品に詳しいバイセルにお見せください。
付属品も一緒に売る
掛け軸や屏風などの骨董品を購入する際には、付属品が付いてくる場合があります。
付属品は作家や作品、購入した店舗によって異なり、作品を保存できる桐箱や、作家が書いた作品の紹介文などがあります。
査定時に付属品が全て揃っていたら、中古市場で再販するときに価値が高くなりやすいため、査定評価も高くなる傾向にあります。
富岡鉄斎の作品を売る際には、なるべく付属品を揃えておきましょう。
富岡鉄斎の作品の買取方法

富岡鉄斎の作品の売り先は多数あるため、実際買取に出す際にはどこを利用しようか迷われる方も多いでしょう。
骨董品の買取方法として以下の3つの特徴をご紹介します。
- リサイクルショップを利用する
- ネットオークションを利用する
- 骨董品買取のバイセルに査定を依頼する
それぞれの買取方法を理解し、損をしない買取方法を選ぶようにしましょう。
リサイクルショップを利用する
総合リサイクルショップのなかには、骨董品の買取を行っている店舗も少なからずあるので、富岡鉄斎の作品も買い取ってもらえるかもしれません。
しかしリサイクルショップでは、美術品の知識をもつスタッフがいる可能性が低く、「汚れがあるかどうか」などの見て分かる部分のみで買取金額を算出する可能性があります。
一方で骨董品に熟知した査定士が在籍しているバイセルでは、目で見て分かる部分以外にも、専門的な項目をもとに価値を判断します。
適切に査定して高値を算出してもらうには、作家の特徴や希少性があるかどうかなどの知識が必要です。
そのため、富岡鉄斎の作品を高く売るにはリサイクルショップは避けた方が良いでしょう。
ネットオークションを利用する
富岡鉄斎の作品はネットオークションで売却できます。
オークションで出品するには、作品の写真を複数枚撮り、説明文を書いて、落札希望価格・配送方法・支払方法などを決めます。
さらに、掛け軸や屏風などのサイズや重さが違う作品が多く、出品時の設定や梱包作業に手間がかかるでしょう。
また、落札されても作品の状態や大きさに見合った梱包をしないと、配送中に損傷する不安があります。
落札者が開封したときに破損を見つけたらクレームになり返品返金を要求されることもあります。
オークションのような個人間取引では、このようなトラブルに巻き込まれる恐れがあるので、トラブルを避けたい方はほかの売却方法を検討してみましょう。
骨董品買取のバイセルに査定を依頼する
富岡鉄斎の作品は、骨董品や古美術品に特化した買取業者に査定をしてもらうのがおすすめです。
バイセルには、掛け軸や屛風などの作品に関して、知識を有する査定士が在籍しています。
そのため、作家・作品の知名度や保存状態、市場での需要などを細かく評価し、価値に見合った査定金額を算出することができます。
価値が分からない鉄斎作品は、まずは骨董買取に詳しいバイセルにお問い合わせください。
富岡鉄斎作品は出張買取でお売りください!
鉄斎の作品は掛け軸や屏風などが多く、買取業者へ持ち運んでいる間に、僅かながらぶつけたり落としたりする可能性があります。
出張買取サービスを利用すれば、査定士が自宅に伺い査定をし、契約が成立したらその場で買取まで済ませられます。
持ち運ぶときの準備の手間や、移動時の損傷による査定金額が下がるリスクを減らせるので、大変便利にご利用いただけるサービスです。
富岡鉄斎の作品を売りたい方は、出張買取サービスを利用して賢く買取に出すことをおすすめします。
バイセルの出張買取について、利用の流れやよくある質問、お客様の声などは以下のページでご紹介しておりますので、参考にご覧ください。

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