パネライの「ルミノール」と「ルミノール1950」の違いとは?各モデルの特徴も解説
オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)は、世界中で大人気の高級腕時計ブランドです。
省略して「パネライ」と呼ばれており、1860年にイタリアのフィレンツェで誕生しました。
パネライの代表的なモデルといえば、「ルミノール」でしょう。特に、1950年代の時計をモチーフとした「ルミノール1950」は根強い人気を誇っています。
そのほかにも、マリーナやクロノ、GMTなど、ルミノールシリーズはバリエーションが豊富です。
本記事では、「ルミノール」と「ルミノール1950」のおもな違い、バリエーションについて解説します。
併せて、パネライの「ルミノール」の売却方法も紹介するので、不要になった「ルミノール」の売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
パネライの「ルミノール」とは
最初に、パネライの「ルミノール」の歴史や特徴についてみていきましょう。
「ルミノール」は、「ラジオミール」とともにパネライの二枚看板として知られる有名モデルです。
パネライの人気を牽引するモデルで、世界中のファンたちに愛されています。
二枚看板のうち、最初に開発されたのは「ラジオミール」でした。
その誕生の歴史は、1900年代前半にまでさかのぼります。
パネライは、もともとはイタリア海軍向けに海戦用の照準器や計器などの精密機器を納品していた業者でした。
精密機器の視認性を高める目的で夜光塗料の開発に取り組み、ラジウムをベースとした粉末の「ラジオミール」を生み出します。
パネライの代表モデルである「ラジオミール」は、この夜光塗料が名前の由来となったのです。
1935年に、パネライはイタリア海軍の機密プログラムに参加して、ロレックスとともに軍事用ダイバーズウォッチの開発に取り組みます。
さらに、パネライはトリチウムをベースとした新しい蛍光塗料「ルミノール」の開発にも取り組み、1949年1月11日に特許を取得しました。
そのあとは、次々とルミノールを塗布したダイバーズウォッチ「ルミノール」シリーズを展開していくことになります。
もともとは軍事用として開発された「ルミノール」が一般向けの腕時計市場へ参入したのは、1993年のことです。
当時のCEOだったディノ・ゼイが、軍事機密指定の解除を機に、一般向けにも公開することを決断したのです。
1993年9月10日に、ラ・スペツィアの軍港で開催された式典のなかで、「ルミノール」「ルミノール マリーナ」「マーレノストゥルム」の3つのコレクションを発表しました。
「ルミノール」は、塗料とともにケースサイズにも特徴があるモデルです。
スタンダードなケースサイズは44mm前後で、デカ厚時計として知られています。
40~47mmまでのさまざまなケースサイズを展開していて、ケース素材のバリエーションも豊富です。
定番のステンレスのほか、アレルギー反応が出にくいチタン、スタイリッシュな印象のブラック、高級感のあるゴールドなど、さまざまなケース素材を採用したモデルを販売しています。
パネライの「ルミノール」と「ルミノール1950」の違い
「ルミノール1950」は2005年に誕生しました。
そのネーミングから連想できるとおり、1950年代につくられたモデルの復刻版です。
1950年代当時の意匠デザインを取り入れているため、よく似た見た目をしていますが、違いもあります。
「ルミノール」と「ルミノール1950」のおもな違いは、ムーブメントです。
「ルミノール1950」には自社製ムーブメントの「Cal.P.9000」が搭載されており、パネライのなかではハイエンドモデルに位置付けられています。
また、両者はケースデザインにも違いがみられます。
「ルミノール」は裏蓋がフラットでシンプルな形状ですが、「ルミノール1950」はすり鉢型のカーブや厚みがあり、複雑で立体的なケースデザインとなっています。
また、日付拡大レンズが付いていないため、スタイリッシュな印象もあります。
「ルミノール」と「ルミノール1950」は、リューズプロテクターのデザインも異なっています。
「ルミノール」は直線的ですが、「ルミノール1950」はやや丸みを帯びたデザインです。
さらに、「ルミノール1950」のリューズプロテクターには、登録商標を意味する「REG.T.M.(Registered Trade Mark)」の刻印も入っています。
両者はサイズ展開も異なります。
「ルミノール」には38mm(ルミノール ドゥエ)や40mmなどの小さめサイズがありますが、「ルミノール1950」にはこれらのサイズがありません。
当初は44mmと47mmのみのサイズ展開でしたが、2012年に42mmサイズの「PAM00392」が発売されました。
パネライの「ルミノール」における他のバリエーション
「ルミノール1950」のほかにも、マリーナ、クロノ、パワーリザーブ、サブマーシブル、GMTなどのバリエーションがあります。
各モデルのおもな特徴は以下のとおりです。
パネライ ルミノール マリーナ
パネライ ルミノール マリーナは、1993年に初めて民間向けコレクションとして発表されたモデルです。
ルミノール ベースがもとになっていて、アンジェリュス製ムーブメントを採用し、拡大鏡付きのデイト表示を搭載しています。
さらに、9時の位置にはスモールセコンドを搭載しており、視認性や実用性に優れているのが特徴です。
パネライ ルミノール クロノ
パネライ ルミノール クロノはスポーツ用モデルです。高機能ムーブメント「キャリバーOP XII」を搭載しており、男性たちの間で高い支持を得てきました。
2000年のはじめに発売された、クロノグラフムーブメントの名機「エル・プリメロ」搭載モデルは、ケースバックがスケルトン仕様となっているのが特徴です。
パネライ ルミノール パワーリザーブ
パネライ ルミノール パワーリザーブは、その名のとおり、パワーリザーブ機能を搭載しているモデルです。
文字盤側にインジケーターが配置されており、ゼンマイの巻き上げ状態が確認できます。
時計の持続時間を把握できる、実用性に優れたモデルです。
パネライ ルミノール サブマーシブル
パネライ ルミノール サブマーシブルは、プロフェッショナル仕様のダイバーズウォッチといえます。
BMG Tech、Ecoチタン、カーボテックなどの素材を採用し、防水性能や耐久性に優れているのが特徴です。
パネライ ルミノール GMT
パネライ ルミノール GMTは、航海の世界をイメージして開発されたモデルです。
同時に2箇所の時間を確認できるGMT機能を搭載しているのが特徴です。
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パネライの「ルミノール」が不要になったときは、売却を検討してみてはいかがでしょうか。
デカ厚時計ブームとなった「ルミノール」や「ルミノール1950」は、現在でも中古市場でも高い人気があるため、高値で売れる可能性があります。
まずは、高級時計の買取実績が豊富なバイセルで査定をご検討ください。
パネライのような高級腕時計は、時間が経つと潤滑油が劣化しやすくなります。
経年劣化は時計の査定額に影響をおよぼす場合があるので、高値で売却したいのであれば、できるだけ状態が良いうちに査定を受けるのがおすすめです。
バイセルでは、店頭・出張・宅配の3つの買取方法が選べます。
しかも、査定料や送料、出張料などの手数料は一切かかりません。
自分に合った方法を選んで、パネライの時計を売却してみるとよいでしょう。
おわりに
「ルミノール」は、パネライの人気を牽引する有名モデルです。
軍事用精密機器のために開発された蛍光塗料が、その名前の由来となっています。
2005年には、1950年代当時の意匠デザインを取り入れたモデル「ルミノール1950」が発表されました。
両者はよく似ていますが、「ルミノール1950」はパネライのハイエンドモデルに位置付けられており、ケースやリューズプロテクターのデザイン、ムーブメント、サイズ展開などが異なります。
パネライの「ルミノール」を売却するなら、買取方法が選べるバイセルをぜひご利用ください。
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