中国骨董の人気ジャンルとその歴史・魅力を解説!価値の見極め方は?

骨董品は世界中にありますが、中でも中国骨董ははじまりが約6000年前といわれるほど長い伝統があります。

中国の歴史は、日本人にとってもなじみ深く、非常に高い人気があります。

しかし「中国骨董」とひと言でいっても非常にジャンルが幅広く、価値もさまざまです。

中国骨董品・美術品の中でも特に人気の高いジャンルとその歴史・魅力、価値の見極め方を紹介していきます。

中国骨董品の購入・買取を検討している方も、ぜひ参考にご覧ください。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

中国骨董品・美術品のジャンルと価値

中国骨董品・美術品には、書画、陶磁器、文房四宝、文物品、絵画など、非常に多くの種類があります。

約6000年前に祭祀で使う青銅器の祭器を作っていたのが、中国美術史のはじまりとされています。

非常に長い歴史をもつ中国骨董ですが、2007年から中国国家文物局によって「1911年以前に作られた中国骨董品」が海外持ち出し禁止となりました。

そのため、古い中国骨董品は希少価値が高まり、日本の骨董市場でも重要視されています。

2007年以前に日本へ渡ってきた中国骨董品は価値があるとされ、高値で取引されているものもあります。

西洋美術にはない中国の書画の魅力

中国の書画の魅力は、独特の表現方法にあります。

文字自体が意味を持ち、墨の濃淡やにじみ、ぼかしといった技法を駆使してまるで絵を描くごとく複雑な表情を与えられるので、まさに西洋美術にはない魅力でしょう。

そのため、書画は東洋美術の一大ジャンルを形成し、多くの人の注目を集めてきました。

中でも掛け軸は、非常に多くの点数が市場に出回っています。

中国の書画の価値は玉石混交で、それをいかに見極めるかが書画を収集するうえでのポイントです。

価値基準はいろいろとありますが、最も重要なのは誰が書いた作品かどうかとしているコレクターが多いです。

巨匠と呼ばれるようなファンが多い作家の書画であれば、それだけで大きな価値を持ちます。

ただ中国書画は歴史が古く、中国の政権も大きく変動してきたため、その出自を明らかにするのは容易ではありません。

そこで、中国書画の価値を見極める際に大切になるのが、鑑定書と作者直筆によるサインと箱です。

箱には著者本人が題名を記したり、捺印を押していたりする場合があり、作者を知るうえで大きな手掛かりになります。

中国の歴史とともに育まれていった陶磁器

中国における陶磁器の歴史は古く、中国の歴史は陶磁器の歴史といっても過言ではないほどです。

新石器時代にはすでに陶磁器が作り出され、さまざまな技術革新を経たのちに、三彩、五彩、青磁、白磁、青花といった華麗な器を作り出すまでになりました。

独特の青緑の色が目を引く青磁が発達したのは三国志の時代で、それと対をなす白磁が登場したのが隋の頃です。

そして、真っ白な磁器に描かれた青い文様の優美さが人々を魅了する青花の技法は、唐の時代に成立しています。

その後も中国の複雑な歴史の中で陶磁器を作る窯も栄枯盛衰を繰り返し、さまざまな様式が生み出されていきます。

その多様さゆえに、中国の陶磁器の値段は単純な相場では判断できず、コレクターの鑑識眼にかなった作品であれば相場の何倍もの値で取引されるケースも珍しくありません。

実用性と芸術性を併せ持つ文房四宝

日本ではあまり耳慣れない言葉ですが、中国骨董には「文房四宝」というジャンルがあります。

これは要するに書道で使う4つの道具である筆、墨、紙、硯(すずり)を意味します。

これらは、偉大な芸術を生み出したアイテムとして高い骨董価値を有します。

その中でも、特に重視されているのが劣化の比較的少ない硯です。

硯は歴史的価値があり、きめ細かい墨を作り出すものであれば、かなりの高値がつきます。

また古い墨は発色が良く、現代の技術では再現が困難なため、書の愛好家たちに重宝されています。

さらに筆や紙に関しては消耗品ではあるものの、時代によって材質や製造方法もさまざまで、使用する道具によって多様な表現が可能となるのが魅力です。

骨董品の世界でも文房四宝は注目が高まっており、積極的に買取を行っている骨董買取店も増えているため、今後が期待できるジャンルと言えます。

中国骨董の価値の見極め方

中国骨董には前述したもの以外にも多くの人気ジャンルがあり、それぞれに魅力がありますが、その一方で偽物が多いことでも知られています。

中国骨董品を見極めるのが特に得意なのは、骨董品の買取経験が豊富な査定士などが挙げられます。

骨董買取業者の査定士が中国骨董品の価値を見極める際に見るポイントとしては、作品自体あるいは付属品の箱などに書かれている作者のサインです。

作者本人のサインが入っていれば、本物であることの証になります。

ただし、同じ作者でも制作年代によってサインを変えていたり、偽の作品に書かれたサインとの区別が付きづらいこともあるでしょう。

そのため、安心して中国骨董品を買うには、美術館や個展で販売しているものを購入すると良いでしょう。

また、「真贋よりも低価格なものを実際に見てから買いたい」という点を優先したい方には骨董市がおすすめです。

反対に、持っている中国骨董品の価値を見極めてほしいという方は、骨董品・美術品を買い取っている業者で無料査定を受けるのがおすすめです。

バイセルでは中国骨董品・美術品をはじめ、多くの骨董品を買い取っている実績があります。

そのため、中国骨董品に詳しい査定士が在籍しており、お持ちの中国骨董品の価値を見極めて買取価格を算出いたします。

査定料・キャンセル料も無料ですので、お気軽にご利用いただけます。

また、査定の際には作者のサインが書かれた付属品などがあれば、一緒に出すことで査定の手助けになるので忘れずに揃えておきましょう。