骨董市で掘り出し物を見つけてみよう!有名な骨董市はどこ?
2022.02.15
骨董品買取
色々な骨董品を見てみたいという人でも、最初は骨董店に足を踏み入れるのに少し勇気がいりますよね。
だからこそ、開放的な骨董市は初心者にもおすすめしたい場所です。
定期的に開催されている有名な骨董市や、覚えておきたいマナー、掘り出し物を見つけるコツなどを説明します。
骨董市とは

骨董市とは、骨董品のフリーマーケットのようなもので、古美術、古民具、骨董価値のある陶磁器類、漆器、ガラス器などあらゆる骨董品が並べられています。
骨董として価値の高いものからガラクタに近い古道具まであるので、掘り出し物や探していた物を見つけたときには心が躍ります。
骨董市へは、出店申し込みをして費用を払えば、誰でも出店できるところが多いです。
骨董市はいつどこで開かれるの?
骨董市は全国で行われており、定期的に開催されているものもあれば、限定的に開催されるものもあります。
一般的に週末に開催されることが多いですが、毎月決まった日に行われるものもあります。
開催時間は午前8時ころから夕方までが一般的ですが、好事家は朝一番で駆けつけて良い品に狙いを定めます。
また、午後2時をまわる頃には店じまいするところも増えてくるので、多くの品物をゆっくり見るためには午前中の早い時間に足を運ぶと良いでしょう。
有名な骨董市4選

各地に行われている骨董市のなかでも、特に東京都内で有名なものを4つご紹介します。
これから骨董市に行くという人は参考にしてみてくださいね。
平和島・全国古民具骨董祭り
「平和島・全国古民具骨董祭り」は、日本国内で最も古い室内骨董イベントです。
平和島の東京流通センタービル内で、毎年5回開催しています。
毎回、日本全国から200店舗以上が集まるので、珍しい品、貴重な品がお目にかかれます。
半数以上が第1回目からの出店者である点も、安心して買い物できるポイントですね。
骨董ジャンボリー
「骨董ジャンボリー」は、毎年2回開かれている、日本最大級の骨董イベントです。
東京国際展示場ビッグサイトを会場に、500店舗以上が集まります。
骨董ジャンボリーファンの間では有名なのですが、毎年ポスターやリーフレット撮影を行っているのがロックバンドTHE ALFEEの坂崎幸之助さんなんです。
坂崎さんはクラシックカメラのコレクターで、出展者としても有名なんだそう。
毎年、撮影の模様を骨董ジャンボリー公式フェイスブックでも掲載していて、それを楽しみにしているファンの方もいるようです。
大江戸骨董市
「大江戸骨董市」は、有楽町・東京国際フォーラムと原宿・代々木公園ケヤキ並木で開催される日本最大級の露天骨董市です。
基本的には毎月第1・3日曜日に開催され、出店数は150〜250程度です。
開放感あふれる広場には、外国人も多く訪れ、どこかお洒落な雰囲気が漂うマーケットとなります。
富岡八幡宮骨董市
「富岡八幡宮骨董市」は、下町・門前仲町の富岡八幡宮で行われる骨董市です。
基本的には毎月第1・2・4・5日曜日に開催され、100店舗以上が出店すると言います。
下町の骨董市であるうえに開催日が多いことから、都合が合いやすく、骨董市初心者でも気軽に見に行きやすいかもしれませんね。
骨董市で覚えておきたいマナー

オープンな空間で気軽に見ることができる骨董市ですが、ある程度のマナーを押さえておいた方が出店者や常連客から好感をもたれます。
まず、店のスペースを出入りするときは店主に一言あいさつをしましょう。
品物を見るときも勝手に触らずに、必ず声掛けしてから見せてもらうようにします。
骨董品は制作から長い時代を経ていて壊れやすくなっている場合もあるので、触る際には丁寧に取り扱うようにし、両手で持つか片手で下を支えるようにします。
取っ手のあるものは、劣化や修復で強度が落ちていることもあるので、取っ手だけを持つようなことは避けましょう。
また、骨董市では品物が下に並べられることもあります。
立ったままで見たり持ったりすると、万が一物を落とした際に品物が壊れる危険性が高くなるので、なるべく低い位置で品定めしましょう。
売り手も買い手も気持ちの良い時間を共有できるよう、心がけましょう。
身だしなみや手荷物はどうしたら良いの?

骨董市へ初めて行くという方は、身だしなみや手荷物についても少し悩んでしまうかもしれませんね。
服装としては、スカートよりもパンツの方が好ましいです。
なぜなら、品物が下に並べてあると、スカートの裾が品物に当たって倒してしまうことがあるためです。
さらに、大きな荷物や傘などを持っている場合は、品物に当たってしまわないよう、事前にコインロッカーなどに預けておきましょう。
もし店主の許可が取れれば、貴重品以外の荷物なら隅に置かせてもらって良いかもしれませんね。
また、時計や指輪なども、品物を傷付ける可能性があるので外しておくと安心です。
うっかりしがちなのが胸ポケットです。
ライターや携帯電話を入れていて、かがんだ瞬間ポケットから滑りおちて品物を壊してしまうことがあります。
胸ポケットには、重いものを入れないように注意しましょう。
骨董市での感染予防対策
骨董市は解放的な場とはいえ、多くの人が集まるので、新型コロナウイルス感染症の予防対策が必要です。
まずイベントへ向かう前に、発熱などの風邪症状がないことを確認しましょう。
少しでも倦怠感などがある場合は、家から出ずに安静にしておくことです。
外出時はマスク着用のうえ、石けんによる手洗いや消毒用アルコールによる消毒をこまめに行いましょう。
また、他のお客さんや店主と、距離を充分取ることを心がけましょう。
掘り出し物を見つけるコツ

骨董市で掘り出し物を見つけるために、まずいろいろな品物を見て自分のアンテナに引っかかるものを探しましょう。
数を見ていくうちに自分の好みがはっきりしてきます。
わからないことがあれば、素直に店主に聞いてみましょう。
知ったかぶりで偉そうにしているお客さんよりも、興味を持って向き合ってくれる人に良い印象を持つものです。
品物について店主と会話を楽しんだり、値段交渉してみたりと、骨董品を介してのコミュニケーションも骨董市の楽しみのうちですよ。
興味のない品物でも、店主の話を聞いているうちに魅力的に思えてくることもあるんです。
また、最初のうちは、なるべく高額品の購入は控えましょう。
お小遣い程度の予算から始め、徐々に経験を積むことで骨董に対する知識が備わってくるものです。
さいごに

骨董市巡りが趣味になると、あちこちの店を見て回るだけで相当の距離を歩きますが、好きなものを見ているのでさほど疲れも感じません。
むしろ、足腰も丈夫になり、骨董を見る目も養われます。
コレクションが増えすぎたり、お財布が寂しくなってきたら、不要となった品の買取を検討することがおすすめです。
いざとなれば、現金化できるものもあるでしょう。
まずは、どんどん骨董市へ足を運んで、自分自身が楽しむことが大切です。