日常生活で掛け軸を親しむための方法

掛け軸は普段あまり目にしない人にとっては、親しみのないものです。
しかし、美しい花の絵や水墨画などよく見てみると、面白いと思えるのではないでしょうか。
今回は日常で掛け軸に親しむための方法をいくつかご紹介します。
床の間を活用する
一軒家で和室がある人の中には床の間がある人もいるでしょう。
せっかく床の間があるのなら掛け軸を飾りませんか。
掛け軸は高いものから安いものまでさまざまです。
絵の部分だけを変えられるようになっているものもありますので、春は桜、夏はひまわり、秋は紅葉、冬は南天など季節にふさわしいものを飾るのも良いでしょう。
まずはリーズナブルなものを購入して飾って楽しむというところから始めてみてはいかがでしょうか。
家を訪ねてきたお客さんに和室に上がってもらった時、掛け軸についてきれいなどと言われると嬉しいものです。
飾るなら丁寧に描かれた墨絵が良い、ちょっとくらい高くても見映えがするものが良いなど、段々とこだわりが出てきたら上質なものにしたいと思うかもしれません。
少し値の張る物を飾ることで、高級感のある空間を演出できます。
お寺に行ってみる
お寺の室内の床の間には掛け軸が飾られているところもあります。
お寺によく行くという人には気付いた人もいるかもしれません。
休日にお寺に行った際には床の間をチェックしてみてください。
何度も訪れるたびに絵が変えられているはずです。
掛け軸に親しみを持つことは、お寺を訪れる一つの楽しみにもなるでしょう。
お寺にはあまり行かないという人も、掛け軸の鑑賞がてら出かけてみませんか。
春には桜など時期にふさわしい掛け軸が飾られた床の間は季節を感じさせてくれるものです。
お寺ごとに飾られているものは全く違いますので、お寺めぐりをするといろいろな掛け軸に出会えるので楽しいです。
お茶会に参加する
お茶会では点てられたお茶とお菓子を食べるだけではありません。
お茶室にある床の間には季節にふさわしい生け花と掛け軸が飾られます。
そして、お茶会の始めには、必ず花と掛け軸について紹介があります。
お茶をのむ前に掛け軸についてお話を聞くことで、興味が湧くかもしれません。
お茶会当日の話は帰ってからメモしておくと教養にもなります。
多くの人にとって、お茶会の楽しみは何といっても美味しいお茶とお菓子でしょう。
美味しいものを食べつつ、掛け軸に親しむことができるので、堅苦しくなく楽しく掛け軸について勉強できるのではないでしょうか。
抹茶やお菓子好きな人にはおすすめの親しみ方です。
日本の伝統文化に触れる機会を作ろう!
日本を訪れる外国人観光客は日本の文化に興味津々です。
日本の文化を紹介してと言われた時に少しでも紹介できるといいと思いませんか。
掛け軸は古くから床の間を美しく飾ってきた日本の伝統文化のひとつです。
お寺などに行った時に掛け軸を見た外国人は何だろうと思うはずです。
とりわけキャンバス画など洋画の文化である欧米圏の人には新鮮に感じられるのではないでしょうか。
日本では床の間に季節の花や鳥などの動物などを描いた絵を飾るものだと説明できるといいでしょう。
日本人なら教養の一つとして親しんでおいて損はありません。

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