アンティークコインは買取してもらえる?定義や種類、高く売るポイントを解説
アンティークコインは、コインコレクターからの人気が非常に高い硬貨です。
近年、投資目的で購入する人も増えてきているほど、価値が高い種類も多いです。
本記事では、そんなアンティークコインは買取に出せるのか、そしてアンティークコインの定義や種類、高く売るポイントを解説します。
「持っているコインはアンティークコインなのか」「アンティークコインはどこでどうすれば高く売れるのか」など、アンティークコイン買取について知りたい方は本記事を参考にご覧ください。
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アンティークコインの定義と人気の理由
アンティークコインとは、基本的に古代以降~中世時代に製造されたコインを指します。
しかしながら、そもそも「中世」の定義が曖昧で、国により異なるのです。
また、「アンティーク」の定義は、主に「100年以上前に作られた骨董品、古美術品」とされています。
そのため、アンティークコインは「100年以上前に作られたコイン」と定義されることもあります。
とは言え、やはり「アンティークコイン」の製造年代に明確な定義はなく、数十年前に製造されたコインをアンティークコインと呼ぶこともあります。
各国の行事や事柄を記念して発行されたアンティークコインは、基本的に限定数のみの製造で、世界中のコレクターが収集しています。
アンティークコインの種類
アンティークコインは種類が非常に多く、お持ちのコインがどの種類なのか、どのような価値があるのかわからないという方も多いでしょう。
特に有名なアンティークコインをご紹介します。
メイプルリーフ金貨
メイプルリーフ金貨は、地金型コインのなかでも有名なコインです。
メイプルリーフ金貨は純度99.99%で出来ており、1979年よりカナダで発行されています。
デザインは表面にエリザベス二世の肖像画が、裏面にサトウカエデの葉が描かれています。
量目は1/20~1オンスまでの5種類があり、重量が最も多い1/20ozの価値が一番高いです。
ウィーン金貨ハーモニー
ウィーン金貨ハーモニーは、1989年から毎年オーストリアで発行されている純金のコインです。
「音楽の都」とも呼ばれるウィーンをモチーフに、表面にはパイプオルガン、裏面には6種類の管弦楽器がデザインされています。
1、1/2、1/4、1/10オンスの4サイズが発行されていて、なかでも1オンス金貨は直径37mmと大きめに作られ、デザインが綺麗に見えるように工夫されています。
ウィーン金貨ハーモニーは、デザイン面でも投資面でも人気の高いコインです。
ウナとライオン金貨
ウナとライオン金貨は、収集型コインとして有名なコインです。
収集型コインとは、国家的な行事を記念して発行される、コレクター目的で購入されることが多いコインです。
ウナとライオン金貨は、1839年に英ヴィクトリア女王の在位3周年を記念して、イギリスで発行されました。
わずか400枚という発行枚数であるため、希少価値の高さが見込まれるプレミアコインとも言われています。
ウナとライオン金貨のデザインは、表面にヴィクトリア女王の肖像画が、裏面に叙情詩「妖精の女王」に登場するウナとライオンが描かれています。
セントゴーデンス金貨
セントゴーデンス金貨は、1907年から1933年までアメリカで製造されていた金貨です。
彫刻家セントゴーデンズがデザインしたコインで、「ダブルイーグルコイン」とも呼ばれます。
1933年に当時の大統領が金の保有に対して禁止令を出したことで、国内のほとんどの金貨がなくなったため、この金貨も現存数が非常に少ないとされています。
セントゴーデンス金貨のデザインは、表面にトーチを持った自由の女神、裏面に国鳥のハクトウワシが描かれています。
フローイング・ヘア・ダラー銀貨
フローイング・ヘア・ダラー銀貨は、アメリカが初めて発行した1ドル硬貨です。
1794年と1795年にしか鋳造されていない貴重なコインです。
1794年には1758枚、1795年には16万枚発行されているため、1794年鋳造のフローイング・ヘア・ダラー銀貨のほうが希少性が高く価値も高いとされています。
デザインは彫刻師ロバート・スコットによって、髪の毛がなびく自由の女神の顔と国鳥である鷲が描かれていることから、「フローイング・ヘア・ダラー」と称されるようになりました。
通常は金貨のほうが価値が高いとされるため、銀貨でここまでプレミアが付くコインは珍しいでしょう。
モルガンダラー銀貨
モルガンダラー銀貨は、主に1878年~1921年の間にアメリカで流通していた1ドル銀貨です。
彫刻家ジョージ・T・モルガンがデザインを手がけたことからこの名称が付き、リバティ島にある自由の女神が描かれているため「リバティコイン」とも呼ばれます。
モルガンダラー銀貨は、直径38mm、重量27gほどあり、コインのなかでも大きめなのが特徴です。
それに加えデザインの完成度が高く、コレクターから高い人気を誇ります。
なかでもフィラデルフィア造幣局で作られた、1895年のミントマークのないプルーフ硬貨は最もプレミア性が高く価値が高いとされます。
チャールズ1世の金貨
チャールズ1世の金貨は、イギリスが絶対王政の時代に発行された金貨です。
チャールズ1世がイングランド国王に就いていたことから、チャールズ1世の肖像が描かれています。
主に、トリプルユナイト金貨(1643年)・ユナイト金貨(1625年)・クラウン銀貨( 1625年)の3種類があります。
特に1643年に発行されたトリプルユナイト金貨は、直径約50mmの大型金貨でした。
これは、戦争の莫大な支出への対処法であるとともに、チャールズ1世の権力を知らしめる意図も含まれていたとされています。
トリプルユナイト金貨はほとんどが博物館に所蔵されているため、流通量が極めて少ないと言われています。
ルイドール金貨
ルイドール金貨は、ルイ13世によって1640年よりフランスで発行が開始された金貨です。
フランス革命の際に製造が終了したため、1793年にルイ16世が発行した金貨で最後となりました。
表面には発行したルイ王の肖像が、裏面にはフランス王室の紋章が描かれています。
ルイドール金貨のなかでも、ルイ14世が発行したもの、1701年・1648年発行のものは希少性があるため高い価値が見込めます。
アンティークコインは買取してもらえる!
「アンティークコイン」は、金や銀などの貴金属を使用していたりコレクション価値が高かったりと、需要が高いものが多いです。
なかには投資目的で取引されている種類も存在します。
アンティークコインは値が付くもの、なかには非常に高い価値になるものもあるので、一度買取査定に出してみると良いでしょう。
また、アンティークコインを査定に出す際には、その価値がわかる業者へ出すのが得策です。
コインに詳しい業者を利用することで、価値を見極めてしっかりと価格に反映してくれるでしょう。
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アンティークコインを高く売るポイント
アンティークコインは、種類によっては高価買取も期待できる価値の高いコインです。
少しでも高く売りたいと考える方は、以下の高く売るポイントを押さえておきましょう。
・ケースも一緒に売る
・綺麗な状態が好まれる
・コインに熟知した査定士に見てもらう
それでは、それぞれ詳しく解説します。
ケースも一緒に売る
アンティークコインを売る際に、専用ケースがある場合は一緒に売りましょう。
コレクターからすれば、その専用ケースもセットでコレクション対象になるのです。
また、ケースがあれば次に手にした人も保管しやすいという点も加わり、同じコインでケースなしよりも買い手が付きやすいので査定額アップに繋がります。
ケースのほかにも、コインに付属していた箱や説明書などがあれば、一緒に査定に出しましょう。
綺麗な状態が好まれる
アンティークコインのなかでも、特に収集型コインの場合は、傷・欠け・汚れなどがない綺麗な状態のほうが好まれます。
コレクターが保管したり飾ったりして楽しむためのコインなので、綺麗な状態のものであれば、状態が良くないものに比べて高く売れる傾向にあります。
コインに熟知した査定士に見てもらう
アンティークコインは非常に種類が多く、それぞれ発行年代や発行枚数、現在の流通量などによっても価格が大きく変わってきます。
そのようなアンティークコインを買取に出すなら、コインに熟知した査定士に見てもらうのがおすすめです。
バイセルであれば、コインに関して豊富な専門知識と買取実績をもつため、お持ちのコインの本来の価値を活かして査定額に反映することができます。
「どのくらいの価値があるのかわからない」「本物かどうかわからない」「査定額によっては買取をキャンセルするかもしれない」そのように考えているコインをお持ちの方は、まずはバイセルに問い合わせて相談してみましょう。
査定料・キャンセル料などの手数料が無料なので、気軽に利用できますよ。
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