置物の買取相場は?高く売るポイントやどこで売ればいいかを解説
- 置物を複数点売却したいです。いくらになりますか?
- 種類や、メーカー・作家により価格は変動しますので拝見してからの判断となります。まずは一度バイセルまでお電話・メールよりお問い合わせください。
- 自宅に飾ってある置物でも価値は付きますか?
置物を買取に出したいが、「事前に買取相場を知っておきたい」「どこで売れば良いのかわからない」「高く売れる種類や高く売るコツが知りたい」などとお悩みの方が多いようです。
本記事では、置物の買取相場やどの業者で売ればいいのか、高く買取してもらうポイントを解説します。
置物の基礎知識と高く売れる種類、買取方法、置物買取でよくある質問などもご紹介しますので、買取に出す前にご一読ください。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
置物の基礎知識と高く売れる種類
「置物」とは、動物・縁起物などをかたどった彫刻品等の総称です。
主に部屋の装飾品として置いている物や、神仏に供える物などを指します。
置物の中には、龍・蛇・鳥などを模し、関節部分を本物同様に動かせるように作った「自在置物」と呼ばれる金属工芸品も存在します。
日本最古の自在置物は、東京国立博物館に所蔵されている「正徳三癸巳歳六月日」(1713年)という龍の置物とされています。
動物を模したもの以外にも置物の形はさまざまで、素材も陶器・磁器・ガラス・金属・木・珊瑚など幅広くあります。
多くの種類がある置物ですが、古いものほど骨董品としての価値が高まり、買取市場でも価値が高くなる傾向にあります。
さらに、有名ブランドものや作家ものであれば、より需要が高いものとされやすいです。
置物の中でも代表的な種類について、有名ブランドもの・作家ものなどとともにご紹介します。
花瓶
元々仏具として使用されていたという花瓶は、仏教が広まったことにより日本で普及したと言われています。
現在では「花を入れて飾りたい」「花瓶自体を観賞用としたい」などの用途で買い求める人が多いです。
花瓶を手がける有名ブランドは、ティファニー・マイセン・ウェッジウッドなどがあります。
また、花瓶の有名な作家は、酒井田柿右衛門・金重陶陽・近藤悠三らが挙げられます。
壺
壺は縄文時代から作られている器で、陶器・磁器などから成ります。
袋状の丸みのある形をしたものが多く、主に食糧の貯蔵や水の運搬に用いられてきましたが、現在は観賞用として手元に置く人が多いです。
壺の有名ブランドには、リチャードジノリ・マイセンなどがあります。
また、壺の有名な作家は、徳田八十吉・井上萬二・金城次郎・酒井田柿右衛門が挙げられます。
さらに壺は、ブランドもの・作家ものであるなどの他にも、有名産地で作られたものも需要が高い傾向にあります。
壺の有名産地には、備前窯や越前窯などが挙げられます。
人形
人形には、主に日本人形やフランス人形、ぬいぐるみなどの種類があります。
日本人形は、飾る時期や目的などによって、五月人形・市松人形・雛人形・こけしなどに細かく分けられます。
江戸時代など古い時代に作られた日本人形は、歴史的価値が付加され、買取額が高くなることもあります。
有名な人形作家は、平安一水・加藤鞆美・平田郷陽・平田陽光らが挙げられます。
この中でも特に、人間国宝である平田郷陽の作品は、買取相場が高い傾向にあります。
また、ぬいぐるみを作っている有名なブランドにはシュタイフやリキッドブルーの他にも、エルメス・ルイヴィトンなどのファッションブランドも挙げられます。
リヤドロのフィギュリン(磁器人形)
リヤドロはスペインの磁器製品ブランドで、主にフィギュリンを制作しています。
リヤドロのフィギュリンは全て手作りで、ほっそりとして洗練されたシルエットになっているのが特徴です。
動物や天使、女性などさまざまなモチーフのフィギュリンを展開しています。
「フェアリーランド」などの既に廃盤となっている種類や、多くの繊細な花が施されている作品であれば、高額買取が期待できるかもしれません。
ブロンズ像
彫刻や彫像の素材として有名なブロンズ像は、観光地にある大仏などの大型なものから、部屋の中に飾れるような小ぶりのものまでさまざまです。
腐食・サビに強い置物であるため、保存状態よりも作家ものかどうかなどを重視して買取額が決まることが多いです。
ブロンズ像は、動物や歴史上の人物、仏教の人物などを模することが多いです。
ブロンズ像の有名な作家は、舟越保武や富永直樹、サルバドール・ダリらが挙げられます。
象牙
象牙とは象の発達した切歯(門歯)のことで、一本物・彫刻品・仏像などさまざまなものに使用されます。
一本物の象牙の場合、「重量×1kgあたりの単価」が目安の買取価格となり、本体の重さが重くなるほど1kgあたりの単価が高くなる傾向にあります。
また、象牙にはアフリカ象・アジア象などの種類がありますが、特にインド象のものが最高級品とされやすいです。
なお、象牙を買取に出す際には登録票が必須であることも押さえておきましょう。
仏像や仏具
仏壇に備える仏像や仏具にはさまざまな種類があります。
仏像の種類は、如来・菩薩・明王・天などが挙げられます。
また、仏具の種類は、香炉・花立・燭台などが挙げられます。
仏像・仏具の中でも特に高い買取額が期待できるのは、金・銀・プラチナが使われているものとされています。
18金以上で作られている仏具を売る場合は、金相場が高い時期を見計らうと良いでしょう。
有名な仏像・仏具作家には、木庵性瑫・山崎朝雲・先崎栄伸・谷口康隆らがいます。
甲冑
東日本発祥と言われている甲冑は、胴部を守る鎧と頭部を守る兜からなる武具です。
甲冑は時代ごとに形式が変化しており、大きく分けて以下の種類があります。
・大鎧…騎馬武者時代に使われていた兜・鎧・袖の3つから成る甲冑
・腹巻…軽量で動きやすさを重視した胴だけの鎧
・胴丸…腹巻に似た胴の鎧で、下部が8枚に分かれていて歩きやすい仕様になっている
・当世具足…槍戦や鉄砲戦に適した機能性・生産性を重視した甲冑
また、足軽兵・武将・大名など付ける人の身分によっても甲冑の作りは異なり、大名が付けていた甲冑となると精巧になっているため高額買取に繋がりやすいです。
茶道具
茶道具には、風炉釜・茶碗・水指・茶杓・茶入などさまざまな種類があります。
また、茶道具に用いられる素材も、金属・陶磁器・木などと多岐にわたります。
中でも価値が高い象牙や金銀で作られている茶道具は、高値が付きやすいです。
茶道具の有名な作家は、石黒光南・荒川豊蔵・龍文堂安之介らがいます。
茶道具の査定時に、裏蓋に作者の書付がある共箱と一緒に売ることで、作家ものである証拠にもなり査定額が上がる傾向にあります。
中国美術
中国美術は、紀元前より作られていたと言われる、中国で制作された美術品を指します。
掛け軸・書画をはじめとし、壺・花瓶・彫刻品などの置物もあります。
さらに、土器・焙器・陶器・磁器など、素材もさまざまです。
中国では2007年より「1911年以前の自国の美術品」の持ち出しを禁じているため、1911年より前に作られた中国美術品であれば、買取市場での価値が高いとされています。
ガラス工芸品
ガラス工芸品は、古代メソポタミアが起源となり、紀元前から作られていたと言われているガラスを加工した芸術品です。
今では世界中で普及していて、日本では江戸切子・薩摩切子、琉球ガラスなどが有名です。
また、ガラス工芸品は人気ブランドであるほど、買取してもらいやすいです。
ガラス工芸品を手掛けているブランドは、フランスのガラスブランド「バカラ」や、オーストリアのガラスブランド「スワロフスキー」などが有名です。
置物の買取相場について
「置物」とひと口に言っても、種類が多岐に渡るので「置物の買取相場は〇〇円」というような明確な買取相場は算出しづらいです。
買取市場でも取り扱いが多いフィギュリンとガラス工芸品を、それぞれ手がけている有名メーカー・有名作家の作品について、おおまかな買取相場をご紹介します。
メーカー・作家 | 作品の種類 | 買取相場 |
---|---|---|
マイセン | フィギュリン | 〜500万円前後 |
フッチェンロイター | フィギュリン | 〜10万円前後 |
リヤドロ | フィギュリン | ~20万円前後 |
エミールガレ | ガラス工芸品 | ~300万円前後 |
ドーム兄弟 | ガラス工芸品 | 〜500万円前後 |
※上記の相場表は、あくまで目安です。あくまで作家の中でもっとも人気のある作品の相場を記載しております。骨董品の状態によってはお値段が付かない場合もございます。
※査定させて頂く骨董品などの状態次第では、買取相場は上記に比べて大きく変動しますのでご了承ください。
※骨董品に汚れや傷などがある場合には、額面を下回る買取価格となる場合もございます。
※弊社基準により一部の骨董品は査定対象外となります。
表を見る限りでは、磁器人形の中では、西洋で初めて白磁製造に成功したマイセンのものが最も高い買取相場です。
一方でガラス工芸では、世界的に有名なエミールガレやドーム兄弟が高額買取になりやすい作家であることが分かります。
余談ですが、「せんと君」の生みの親である籔内佐斗司(やぶうちさとし)のせんと君置物で12万円、珊瑚の置物で10万円もの金額で取引された実例があります。
ただし、これらは保存状態が特に良かった場合の買取相場です。
実際の買取価格は、プロの査定士が実物を見てみないことには分かりませんので注意してください。
お持ちの置物がいくらくらいになるか気になる方は、バイセルが行っている無料相談や無料査定をご利用ください。
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お申し込みフォームへ置物を高く買取してもらうためのポイント
お持ちの置物をせっかく買取に出すなら、少しでも高く売りたいですよね。
置物を高く買取してもらうためのポイントをご紹介します。
・本体の保存状態を維持する
・付属品は本体と同時に査定してもらう
・骨董品買取のバイセルに査定依頼をする
・相見積もりをとってから業者を決める
それでは、詳しく解説します。
本体の保存状態を維持する
置物を含む中古品の買取において、まず重要な査定ポイントとして「本体の状態」があります。
特に置物のような美術品・骨董品とされる品物の場合、本体の状態の良し悪しは、買取業者に厳しい目で査定されるでしょう。
新品同様の綺麗な状態の置物は、買取額が高くなりやすいです。
反対に、汚れ・ホコリ・欠け・割れなどがある置物は、査定評価がマイナスになる傾向にあります。
そのため、買取を検討している置物があったら、なるべく綺麗な状態を維持できるように保管しておきましょう。
ホコリ程度であれば乾いた柔らかい布などで優しく払っておいても良いですが、無理に力を入れて掃除をしてしまうと、逆に置物を壊したりして価値を下げてしまうことになりかねないので注意が必要です。
付属品は本体と同時に査定してもらう
置物をはじめとする骨董品の場合、付属品を揃えることで、査定評価がプラスになりやすいです。
反対に、元々あるはずの付属品が付いていないことで、査定評価が下がってしまう恐れがあります。
置物の付属品には、台座・箱・保証書などが挙げられます。
付属品をお持ちであれば、置物を買取に出すまで大事に保管しておき、買取の際には揃えて一緒に出すようにしましょう。
骨董品買取のバイセルに査定依頼をする
置物を買取に出すときは、骨董買取のバイセルに査定をご依頼ください。
バイセルには、置物をはじめとする骨董品の知識を有した査定士が在籍しています。
そのため、お持ちの置物の正しい価値を見極め、買取価格に反映いたします。
プロの査定士であれば、なぜその査定額になるのか納得の理由を説明できますので、安心して査定をお受けください。
相見積もりをとってから業者を決める
インターネットで検索すると、骨董品を扱う買取業者の候補が非常に多く出てくるでしょう。
置物を少しでも高く売りたい場合は、業者を1箇所に決める前に相見積もりを取りましょう。
気になる業者を2、3箇所ほどに絞ったら、全てに査定依頼をし、同じ品物を見てもらいます。
そうすることで、複数の業者の査定額を比べることができ、最も高かった業者に売ることができます。
相見積もりは実践するのに少し手間がかかりますが、確実に置物を高く売りたい方法として有効です。
置物はどの業者で売ればいいの?
置物を買取に出す際、実際どこで売ればいいのか迷ってしまいますよね。
置物は身近にある総合リサイクルショップなどでも買取に出すことができるでしょう。
しかしながら、総合リサイクルショップなどには置物を熟知する査定スタッフがいる可能性が低く、もし買取に出したら価値を低く見誤られてしまうかもしれません。
置物の価値をしっかりと価格に反映してほしいのなら、骨董買取を強化している買取業者がおすすめです。
バイセルでも骨董品買取を積極的に行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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置物のおすすめな買取方法とは
置物の買取方法はいくつかあります。
ほとんどの大手買取業者で行っている買取方法は以下の3つです。
・出張買取
・宅配買取
・持ち込み買取
この中で置物を売るときに最もおすすめな方法は出張買取です。
おすすめの理由を含めた、それぞれの買取方法の特徴を詳しくご紹介します。
出張買取
出張買取とは、査定士が利用者の自宅に行き、その場で査定・買取する買取方法です。
置物の中には壺や花瓶などの割れ物もあるので、買取店まで持ち運ぶとなったら、割れないように気を使うでしょう。
また、売りたい置物が複数ある場合も、持ち運ぶ際に手間になることもあります。
出張買取を利用すれば、家にあるそのままの状態で査定士に見てもらえるため、自分で外に持ち出す手間はありません。
他の買取方法に比べて便利ですので、置物を売るときには出張買取を利用しましょう。
宅配買取
宅配買取は、売りたい品物を買取業者に配送して、査定結果の連絡を待つ買取方法です。
基本的には査定依頼をすれば業者から宅配キット(梱包材・書類等)が届くので、利用者は置物を梱包して返送する流れです。
家で査定を受けるだけの出張買取よりは、梱包して発送するなどの手間がかかります。
しかし、査定士を自宅にあげるのに抵抗があるなどという人は、宅配買取の利用を検討してみても良いかもしれません。
持ち込み買取
持ち込み買取は、売りたい品物を買取店まで持ち運び、その場で査定してもらう買取方法です。
置物も軽く、買取店が自宅近くにあるという方は利用しやすい買取方法かもしれません。
しかし、そうでない方にとっては、時間と労力がかかる方法でしょう。
「置物が壊れないように」などと、外に持ち出す手間を考えると出張買取の方が利用しやすいと言えるでしょう。
置物の買取でよくある質問
置物を初めて買取に出すという方は、いくつか疑問点が浮かぶでしょう。
置物を買取に出すにあたってよくある質問とその答えを挙げていくので、参考にしていただき、少しでも疑問がない状態で買取に望みましょう。
Q.作者不明の壺でも買取に出せる?
A.骨董品買取のバイセルであれば、壺を熟知している査定士がいるため、お持ちの壺の作者を割り出せます。
無名作品と思いきや、実は人気作家の作品だったなどということもあり得るので、骨董買取のバイセルをご利用ください。
Q.入手経路が分からない茶道具があるんだけど査定してくれる?
A.入手経路などの、売りたい品物の情報が分かっていれば、査定額の算出の手助けになります。
しかしあまり情報がない場合でも、プロの査定士であれば、お持ちの茶道具について正しい価値を見極めます。
入手経路が分からなくても、まずは骨董品買取のバイセルにご相談ください。
Q.ホコリが付いているガラス工芸品でも見てもらえる?
A.多少の汚れやホコリなどが付いているガラス工芸品でも、査定してくれる業者がほとんどでしょう。
綺麗な状態であるほど査定額も高くなりやすいので、極端に汚れている場合は減額、もしくは買取不可とされる恐れもあるので注意しましょう。
ただ、人気作品など買取市場で需要が高い作品であれば、汚れていても買い取ってもらえる可能性が高いので、一度骨董品買取のバイセルにお問い合わせください。
Q.査定に手数料はかかる?
A.買取業者によっては、査定料・キャンセル料などがかかるところもあります。
しかし「査定をしてもらったら、納得いく査定額ではなかったのでキャンセルしたい」などという場合を踏まえると、これらの手数料を無料としている業者の利用が賢明でしょう。
各業者の手数料については、インターネットや広告などで確認できるので、なるべく査定料・キャンセル料は無料と謳っているところを利用しましょう。
Q.全国どこでも出張対応している?
A.大手の買取業者であれば、全国に支社や支店を設けているところも多いので、どこでも出張してもらえる業者も存在するでしょう。
インターネット等で住まいの地域が出張対応しているかどうか調べるか、直接電話などで問い合わせてみるのも1つの手です。
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