置物の買取相場は?高く売るポイントやどこで売ればいいかを解説

置物の買取相場は?高く売るポイントやどこで売ればいいかを解説

置物の買取完全ガイド|価値が決まる種類・相場・高く売る秘訣まで

「大切な置物を手放したいけれど、価値がわからない」「どこで売れば損しないの?」「どうせなら1円でも高く売りたい」そんなお悩みはありませんか?

置物は、種類や作家、状態によって価値が大きく変わるため、売却前に正しい知識を得ておくことが重要です。この記事では、置物の買取に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。

価値の高い置物の種類から、最新の買取相場、誰でも実践できる高価買取のコツ、そして最適な売却場所まで、この記事を読めばすべてがわかります。売却を検討中の方は、ぜひご一読ください。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

【種類別】価値が高い置物の特徴と有名作家・ブランド

まず、どのような置物に価値がつきやすいのでしょうか。置物とは、動物や縁起物などをかたどった彫刻品の総称で、部屋の装飾品や信仰の対象として用いられます。素材も陶器、磁器、ガラス、金属、木、珊瑚など多岐にわたります。

一般的に、骨董品としての価値が高い古いものや、有名作家・ブランドの作品は高価買取が期待できます。ここでは、特に価値が高いとされる代表的な置物の種類と、その特徴をご紹介します。

花瓶・壺

花瓶や壺は、もともと実用的な器でしたが、現在では観賞用としても人気が高いアイテムです。特に、以下の要素を持つものは高値がつきやすくなります。

  • 有名ブランド: ティファニー、マイセン、ウェッジウッド、リチャードジノリなど
  • 有名作家: 酒井田柿右衛門、金重陶陽、徳田八十吉、井上萬二など
  • 有名産地: 備前焼、越前焼など

歴史的な背景や芸術性の高い作品は、高額査定の対象となります。

人形(日本人形・リヤドロなど)

人形は、飾る目的や時代によって多種多様なものが存在し、コレクション品としても人気があります。

日本人形

五月人形、雛人形、市松人形、こけしなどがあり、特に江戸時代のような古い時代に作られたものは、歴史的価値から高額になることがあります。人間国宝である平田郷陽の作品をはじめ、平安一水、加藤鞆美といった有名作家の作品は高く評価される傾向にあります。

リヤドロのフィギュリン(磁器人形)

スペインの高級磁器ブランド「リヤドロ」のフィギュリンは、すべてが手作りで精巧なデザインが特徴です。特に「フェアリーランド」シリーズなどの廃盤品や、繊細な花の装飾が多い作品は、希少価値から高価買取が期待できます。

彫刻・彫像(ブロンズ像・象牙など)

ブロンズ像

ブロンズ像は腐食に強いため、保存状態よりも「誰の作品か」が重視される傾向にあります。舟越保武、富永直樹、サルバドール・ダリといった有名作家の作品は、高額査定の対象です。

象牙

象牙は、一本物や彫刻品、仏像などに加工されます。価値は「重量×1kgあたりの単価」で決まるのが一般的で、重いものほど単価も上がります。特にインド象の象牙は最高級品とされます。なお、象牙の売買には国が発行する「登録票」が必須ですので、必ず用意しましょう。

仏像・仏具・甲冑

仏像や仏具

仏像(如来、菩薩など)や仏具(香炉、燭台など)は、信仰の対象であると同時に美術品としての価値も持ちます。特に金、銀、プラチナなどの貴金属が使用されているものは、素材価値だけでも高額になります。木庵性瑫や山崎朝雲などの有名作家の作品も高値が期待できます。

甲冑

武具である甲冑は、時代ごとに形式が異なります。例えば、騎馬武者が用いた「大鎧」や、鉄砲戦に適した「当世具足」などがあり、その作りは様々です。こうした形式の違いや、大名・武将といった身分による意匠の差が価値を大きく左右し、特に精巧な作りの甲冑は高価買取に繋がりやすくなります。

茶道具・中国美術・ガラス工芸品

茶道具

茶碗、茶釜、水指など多岐にわたる茶道具。金銀や象牙といった希少素材のものはもちろん、作家の評価が非常に重要です。石黒光南、荒川豊蔵などの有名作家の作品は高値がつきやすいです。作家のサインが入った「共箱」を一緒に査定に出すことが、本物の証明となり査定額アップの鍵です。

中国美術

歴史の古い中国美術品は、世界中のコレクターから人気があります。中国政府は1911年以前の美術品の国外持ち出しを原則禁止しているため、日本国内にある1911年以前の中国美術品は非常に希少価値が高く、高額で取引される傾向にあります。

ガラス工芸品

江戸切子や薩摩切子などの日本の伝統工芸品から、海外ブランドまで様々です。特にフランスの「バカラ」やオーストリアの「スワロフスキー」といった人気ブランドの作品は、安定した需要があり高価買取が期待できます。

【2025年最新】置物の買取相場をチェック

置物の買取相場は、種類や作家、状態によって大きく変動するため一概には言えませんが、ここでは代表的な作品の買取相場例をご紹介します。あくまで参考価格としてご覧ください。


メーカー・作家 作品の種類買取相場
マイセンフィギュリン〜500万円前後
フッチェンロイターフィギュリン〜10万円前後
リヤドロフィギュリン~20万円前後
エミールガレガラス工芸品~300万円前後
ドーム兄弟ガラス工芸品〜500万円前後

※上記は2024年4月時点の参考価格であり、あくまで目安です。あくまで作家の中でもっとも人気のある作品の相場を記載しております。骨董品の状態によってはお値段が付かない場合もございます。
※査定させて頂く骨董品などの状態次第では、買取相場は上記に比べて大きく変動しますのでご了承ください。
※骨董品に汚れや傷などがある場合には、額面を下回る買取価格となる場合もございます。
※弊社基準により一部の骨董品は査定対象外となります。

表を見ると、磁器人形では歴史ある「マイセン」、ガラス工芸ではアール・ヌーヴォーを代表する「エミール・ガレ」や「ドーム兄弟」の作品が特に高額になる可能性があることがわかります。お持ちの置物の正確な価値を知りたい方は、専門の査定士による無料査定を利用することをおすすめします。

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置物を1円でも高く売るための4つの鉄則

大切な置物を売却するなら、少しでも高く評価してもらいたいものです。ここでは、査定額をアップさせるために押さえておきたい4つの重要なポイントを解説します。

1. 良好な保存状態を保つ

美術品・骨董品の査定では、何よりもまず「状態」がチェックされます。新品に近い綺麗な状態であるほど高評価に繋がります。ホコリは柔らかい布で優しく払う程度にし、無理な掃除で傷をつけないよう注意しましょう。日頃から丁寧に保管することが高価買取の第一歩です。

2. 付属品はすべて揃えて査定に出す

共箱、保証書、鑑定書、台座などの付属品は、その置物が本物であることの証明や、価値を高める重要な要素です。これらが揃っていることで査定額が大きく変わることがあります。本体と一緒に大切に保管し、査定の際は必ずまとめて提出しましょう。

3. 骨董品の価値がわかる専門業者に依頼する

置物の価値を正しく判断するには、作者、年代、素材、技法などに関する深い知識が必要です。バイセルのような骨董品を専門に扱う買取業者には、専門知識と豊富な査定経験を持つ査定士が在籍しており、お持ちの置物の真の価値を見極めることができます。

4. 複数の業者で相見積もりをとる

少しでも高く売りたいなら、1社だけでなく複数の専門業者に査定を依頼し、見積もりを比較検討する「相見積もり」が有効です。手間はかかりますが、業者によって査定額に差が出ることがあるため、最も高い評価をしてくれた業者に売却するのが賢い方法です。

どこで売るのが正解?置物の買取業者選びとおすすめの売却方法

置物を売る場所はいくつか考えられますが、どこで売るかによって買取価格は大きく変わってきます。

業者選びのポイント:なぜ「骨董品専門」一択なのか

総合リサイクルショップでも置物を買い取ってもらえる場合がありますが、専門知識を持つスタッフがいないことがほとんどです。そのため、価値ある作品であっても、デザインや重さだけで判断され、不当に安く買い叩かれてしまうリスクがあります。

その点、骨董品を専門に扱う買取業者なら、作品の持つ歴史的・美術的価値を正しく評価し、適正な価格を提示してくれます。大切な置物を手放すなら、その価値をしっかりと見極めてくれる専門業者を選びましょう。

おすすめの買取方法:「出張買取」がベストな理由

多くの買取業者では「出張」「宅配」「持ち込み」の3つの買取方法を提供していますが、置物の売却には「出張買取」が最もおすすめです。

  • 出張買取: 査定士が自宅まで来て、その場で査定から支払いまで行ってくれるサービスです。壺やガラス工芸品のような壊れやすい置物や、複数点をまとめて売りたい場合に、梱包や運搬の手間・破損のリスクなく安全に売却できます。最も便利で安心な方法です。
  • 宅配買取: 品物を業者に送って査定してもらう方法です。自宅に人を上げるのに抵抗がある方には便利ですが、壊れやすい置物を自分で梱包し、配送中に破損しないかという不安が伴います。
  • 持ち込み買取: 店舗に直接品物を持ち込む方法です。すぐに現金化できるメリットはありますが、重いものや壊れやすいものを運ぶ手間とリスクがデメリットです。

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置物買取のよくある質問(Q&A)

初めて置物を売る方が抱きがちな疑問について、Q&A形式でお答えします。

Q. 作者不明の壺でも買取してもらえますか?
A. はい、可能です。骨董品専門の査定士であれば、サインや作風から作者を特定できる場合があります。ご自身で「無名だ」と思っていても、実は価値のある作家の作品である可能性もございますので、ぜひ一度ご相談ください。
Q. 入手経路がわからない茶道具も査定できますか?
A. はい、問題ありません。もちろん、入手経路や来歴がわかっていれば査定の参考になりますが、情報がなくても専門の査定士が作品そのものの価値をしっかりと見極めますので、ご安心ください。
Q. ホコリをかぶったガラス工芸品も見てくれますか?
A. はい、査定可能です。多少のホコリや汚れであれば、査定に大きく影響しないことがほとんどです。ただし、あまりに状態が悪いと減額や買取不可の可能性もございます。価値の高い作品であれば汚れていても高値が付くこともありますので、まずはそのままの状態でご相談ください。
Q. 査定料やキャンセル料はかかりますか?
A. 業者によりますが、バイセルのように査定料、出張料、キャンセル料などをすべて無料で対応している業者がおすすめです。査定額に納得できない場合に費用が発生しないか、事前に確認しておくと安心です。
Q. 全国どこでも出張買取に来てもらえますか?
A. 大手の買取業者であれば、全国に出張対応していることが多いです。バイセルも全国を対象に出張買取を行っておりますので、お住まいの地域が対応エリアかウェブサイトでご確認いただくか、お電話でお気軽にお問い合わせください。
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