九谷焼の買取相場と価値|高く売れる壺・花瓶・食器の特徴をプロが解説

石川県を代表する伝統工芸品「九谷焼(くたにやき)」は、その鮮やかな色彩と繊細な技法から、骨董品買取市場でも非常に高い価値を誇ります。特に明治時代に「ジャパン・クタニ」として世界を席巻した歴史もあり、国内外のコレクターから「高くても手に入れたい」と熱望されています。
ご自宅にある九谷焼を整理する際、「この壺の値段はいくらくらい?」「古い食器は売れるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。本記事では、九谷焼の買取相場や、高価買取が期待できる有名作家、そして「九谷焼の値段が高い理由」を見分けるコツを詳しく解説します。
大切な九谷焼を納得のいく価格で売りたいと考えている方は、ぜひ最後までご一読ください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものでいございません。予めご了承下さい。
「バイセル」の査定士として、月間120件以上の査定、年間では1,000件以上のお客様対応の実績があります。豊富な経験をもとに 12カテゴリ、19品目と幅広い知識を有しています。その中でも着物・ブランド品の査定が得意です。 また、多数のメディアに出演させていただいた経験もあり、様々な角度からリユース業界に貢献したいと思っています。当記事のお品物へのご相談がございましたら、バイセルへお気軽にお申し付けください!
目次
九谷焼とは?価値が高い理由と魅力
九谷焼は、主に石川県金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される磁器です。有田焼(伊万里焼)や瀬戸焼と並び、日本を代表する焼き物として知られています。
「九谷五彩」による鮮やかな色彩
九谷焼の最大の特徴は「色絵」にあります。赤・黄・緑・紫・紺青の5色の絵具(九谷五彩)を厚く盛り上げるように塗る技法は、他の焼き物にはない重厚な美しさを生み出します。
買取市場で「価値が高い」とされる種類
九谷焼の買取相場において、特に高評価を受けやすいのは以下の2点です。
- 古九谷(こくたに):江戸時代前期に焼かれた希少な初期作品。大胆な構図と深い色彩が特徴で、骨董品としての歴史的価値が極めて高いです。
- 再興九谷(さいこうくたに):江戸時代後期に復活した窯元(吉田屋窯など)の作品。青木木米や九谷庄三など、名工の手によるものは本物であれば驚くような高値がつきます。
著名作家や「本物の九谷庄三」なら高額査定に!
九谷焼の価値を左右する最大の要因は「作家の知名度」です。人間国宝による作品や、九谷庄三のような歴史的名工の真作であれば、花瓶や壺一点で数十万円以上の値段がつくこともあります。バイセルでは、こうした作家の「印」や「作風」を熟知したプロの査定士が、お持ちの九谷焼の価値をしっかり見極めます。
高価買取が期待できる九谷焼の有名作家
九谷焼の買取相場において、特に人気の高い著名作家をご紹介します。共箱(木箱)にこれらの名前があれば、高価買取の可能性が非常に高いです。
三代目 徳田八十吉(人間国宝)
彩色のグラデーションで独自の宇宙観を表現する「耀彩(ようさい)」技法を確立しました。三代目の作品は、伝統的な九谷焼の枠を超えた現代アートとしても評価され、花器「恒河」などの名作は極めて高い値段で取引されます。
吉田美統(人間国宝)
極薄の金箔を切り貼りして文様を描く「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」の第一人者です。椿や蓮をモチーフにした大皿や花瓶は、金箔の輝きを釉薬の中に閉じ込めた気品あふれる美しさが特徴です。
中田一於
徳田八十吉に師事し、銀箔を用いた「釉裏銀彩(ゆうりぎんさい)」を得意とする作家です。淡い青や紫の色彩の中に銀の紋様が浮かび上がる壺や皿は、現代九谷の中でも安定した人気を誇ります。
武腰一憲
シルクロードをテーマにした「遠い日」シリーズで知られ、サマルカンドブルーと呼ばれる独特の青色が印象的です。伝統的な「九谷庄三」の血筋を引きながらも、現代的な感性を融合させた作風が支持されています。また、九谷庄三(くたにしょうざ)本人の作品は、明治時代の輸出用磁器としても価値が高く、本物であれば非常に高い査定額が期待できます。
九谷焼の買取相場目安(壺・花瓶・食器)
九谷焼はアイテムの種類によっても相場が変わります。一般的な目安は以下の通りです。
| アイテム | 買取相場目安 | 高価買取のポイント |
|---|---|---|
| 有名作家の壺・大皿 | 5万円~50万円以上 | 人間国宝(徳田八十吉など)の真作 |
| 九谷庄三などの花瓶 | 1万円~10万円前後 | 明治時代の古美術品としての価値 |
| 九谷焼の食器セット | 数千円~数万円 | 銘入り、未使用品、セットの欠けなし |
※上記は2025年12月時点の参考価格です。実際の買取価格は、市場状況や作品の状態により変動します。
「自分の持っている九谷焼がいくらで売れるか知りたい」という方は、ぜひ一度バイセルの無料査定をご利用ください。
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お申し込みフォームへ九谷焼を高く売るための3つのコツ
大切な九谷焼を1円でも高く売るために、査定前に押さえておきたいポイントをご紹介します。
1. 付属品(共箱・鑑定書)を揃える
九谷焼の価値を証明する最大のアイテムが「共箱(ともばこ)」です。作家本人の直筆サインがある木箱は、それ自体に価値があるだけでなく、本物であることの強力な証明になります。布や栞(しおり)も捨てずに揃えておきましょう。
2. 無理に洗わず「そのまま」の状態で査定へ
綺麗な状態の方が高く売れるのは事実ですが、骨董品を素人が洗剤等で洗うと、絵付けが剥げたり傷がついたりするリスクがあります。ホコリを優しく払う程度に留め、無理な洗浄は避けましょう。
3. 出張買取サービスを活用する
九谷焼は磁器のため、非常に割れやすいのが難点です。壺や大皿を店舗に持ち運ぶ際、万が一ぶつけてヒビが入ってしまうと価値は激減します。査定士が自宅まで訪問する「出張買取」なら、移動のリスクなしに安全に売却できます。
九谷焼の売却先はどこがいい?買取業者を見極めるポイント
「近所のリサイクルショップ」と「骨董品専門店」では、査定額に大きな差が出ることがあります。
専門知識のある査定士がいるか
九谷焼には、明治時代の輸出用磁器から現代作家まで多種多様な作品があります。作家の「印」や「銘」を正しく判別できない業者では、人間国宝の作品でも単なる「古い食器」として安く買いたたかれる恐れがあります。バイセルのように九谷焼の買取実績が豊富な業者を選びましょう。
手数料(査定料・出張料)が完全無料か
せっかく高く売れても、後から出張費や手数料を引かれては意味がありません。バイセルでは、査定料・出張料・キャンセル料まですべて無料。まずはお見積もりだけでもお気軽にご利用いただけます。
相見積もりで比較する
高価な壺や花瓶であれば、複数の業者で査定額を比べるのも有効です。対応の丁寧さや、価格の根拠をしっかり説明してくれる業者を選びましょう。
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九谷焼の買取でよくある質問(Q&A)
Q. 作家がわからない古い壺や花瓶でも見てもらえますか?
A. もちろん可能です。バイセルの査定士は作品の絵付けや形状、高台の「印」などから作家や制作年代を特定します。「蔵で見つけた詳細不明の壺が高額な古九谷だった」という事例もございますので、安心してお任せください。
Q. 欠けやヒビがある食器セットでも売れますか?
A. 状態が良いものに比べると相場は下がりますが、希少な作家物であれば「傷があっても欲しい」というコレクターが存在します。諦めて処分する前に、一度査定に出されることをおすすめします。
Q. 九谷焼のネックレスやアクセサリーも買取対象ですか?
A. はい、買取可能です。最近では伝統の技法を活かした九谷焼アクセサリーも人気があります。作家物であればアクセサリーであっても価値をしっかり反映いたします。
Q. どこへ依頼すれば一番高く売れますか?
A. 骨董品市場のリアルタイムな相場を把握しており、かつ自社で多様な販売ルートを持つ専門業者が最も高値を出しやすいです。バイセルは全国規模の販路を活かし、他社に負けない高価買取に挑戦しています。
九谷焼の歴史|古九谷から現代まで
九谷焼の歴史は17世紀半ば、大聖寺藩(現在の加賀市)で陶石が発見されたことに始まります。しかし、わずか50年ほどで一度窯が閉じられ、この初期の作品は「古九谷」として現在では幻の磁器とも称されます。
その後、江戸時代後期に再び窯が起こされ(再興九谷)、明治時代には華やかな金彩を施した作品が海外へ輸出され「ジャパン・クタニ」として世界的な名声を博しました。現在でもその伝統は受け継がれ、徳田八十吉や吉田美統といった人間国宝を輩出し続けています。このように、長い歴史の中で「高い価値」を維持し続けているのが九谷焼の凄みです。
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