海外ウイスキーの買取相場は?高く売れる種類と買取時の注意点を解説
- 海外ウイスキーは高く売れますか?
- 拝見してからの判断となりますが、人気銘柄で保存状態が良いものであれば買取価格が高くなる可能性はあります。詳しくは専門知識を持ったバイセルの査定士が一度拝見いたしますので、まずはお電話・メールよりお問い合わせください。
- 頂き物のウイスキーが開封せずに置いたままになっています。価値はつきますか?
海外ウイスキーには、産地やブランドごとに独自の特徴を持ったものが多く、ウイスキーファンから愛されています。
日本でも身近な銘柄も多く、買取市場でも種類によっては高く売れることも珍しくありません。
海外ウイスキーの種類や買取相場に加えて、買取の際に注意したい査定ポイントや、より高く売るためのコツをご紹介します。
海外ウイスキーの売却を検討している方は、参考にしていただければ幸いです。
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海外ウイスキーの魅力
800年以上と長い歴史を持つウイスキーですが、発祥はアイルランドおよびスコットランドとされています。
長い歴史の中で徐々に国・地域に広まっていき、それぞれの文化や風土の中で個性的な海外ウイスキーが生まれてきました。
例えば、スコットランドで生産されている「スコッチ」は、ピート(泥炭)で焚いた大麦麦芽を原料にしており、スモーキーな香ばしさが特徴です。
片や日本でも有名なアメリカのウイスキー「バーボン」は、原料の51%にトウモロコシが使われており、どこか甘みを感じる口当たりがあります。
ちなみに日本で生産される「ジャパニーズ・ウイスキー」は、スコットランドの製法を踏襲しているため、スコッチの香味に似ています。
現在、ウイスキーの産地としては、「世界5大ウイスキー」と呼ばれる、日本・スコットランド・アメリカ・カナダ・アイスランドが有名です。
加えて最近では台湾・インドのウイスキーも評価されるようになり、しばしば「世界7大ウイスキー」ともいわれます。
すなわち、「海外ウイスキー」と言う時には通常、これらの有名産地のウイスキーから日本のジャパニーズウイスキーを除いたものを指します。
海外ウイスキーの代表的な種類
ここからは、世界5大ウイスキーに数えられる5つの地域のうち、日本を除いた以下の4つの地域についてご紹介していきます。
・スコッチウイスキー
・アメリカンウイスキー
・カナディアンウイスキー
・アイリッシュウイスキー
スコットランド産の「スコッチウイスキー」
日本のウイスキーの手本にもなったスコットランドの「スコッチ」は、海外ウイスキーの代表格です。
特徴的な香ばしい風味は「スモーキーフレーバー」と呼ばれています。
この香味に、蒸留所の立地によって個性が現れるというのもスコッチウイスキーの特徴です。
例えば「スペイサイド」と呼ばれる、スコットランドの東北部エリアでは果実や花のようなフレーバーのする銘柄が生産されています。
実は、スコッチを名乗るためには、法律で定められている以下の条件をクリアする必要があります。
・水、イースト菌、大麦麦芽のみを原料とする
・アルコール度数94.8%以下で蒸留すること
・容量700リットル以下のオーク樽に詰める
・国内の保税倉庫で3年以上熟成させる
・瓶詰めの際の最低アルコール度数は40%
また、スコッチウイスキーは製法によって名前が変わることも特徴です。
・モルトウイスキー…麦芽を100%使用。ポットスチルで蒸留し3年以上樽で貯蔵。1つの蒸留所で作られたものはシングルモルトウイスキーと呼ばれる。
・グレーンウイスキー…トウモロコシやライ麦などを原料に、連続式蒸留機で蒸留し、3年以上樽で貯蔵。
・ブレンデッドウイスキー…モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合させる。
アメリカ産の「アメリカンウイスキー」
文字通りアメリカで製造されている「アメリカンウイスキー」は、原料として使われる穀物の種類とその割合によって、様々なタイプに分類できます。
代表的なものといえば「バーボン・ウイスキー」が挙げられます。
バーボンウイスキーにもルールがあり、
・トウモロコシを主原料とする
・アルコール度数は95%以下で蒸留とする
・内側を焼いたホワイトオークの樽で熟成する
・ビン詰めの際には度数40%以下に抑える
といった条件を満たしたものでないとバーボンを名乗れません。
他国と比べて蒸留所の規模も大きいため、一つの蒸留所でいくつもの銘柄が生産されているのも、アメリカンならではの特徴です。
ただ大量生産のために合理的な製造方法を採用している銘柄が多く、市場価値は総じて低めです。
カナダ産の「カナディアンウイスキー」
「カナディアンウイスキー」は、スパイシーな風味が特徴の「フレーバーリングウイスキー」と、クセの少ない「ベースウイスキー」の2種類のウイスキーをブレンドして造られます。
海外ウイスキーの中でも、すっきりとした味わいで飲みやすいため、ウイスキーを飲みなれていない方でも楽しめる1本です。
フレーバーリングウイスキー特有の、ピリッとしたスパイシーなライ麦の風味がありますが、雑味のないベースウイスキーがうまく調和してくれています。
日本に流通している銘柄の数は少ないですが、中には高価なものもあります。
アイルランド産の「アイリッシュウイスキー」
ウイスキー発祥の地であるアイルランドで造られる「アイリッシュウイスキー」は、雑味が少ないマイルドな口当たりと、他国のウイスキーにはないオイリーな味わいが特徴です。
単式蒸留器(ポットスチル)で3回蒸留して造られる「ポットスチル・ウイスキー」がアイリッシュの代名詞で、蒸留を繰り返すことで雑味が除かれるため、飲みやすいお酒に仕上がっています。
原料は大麦麦芽だけではなく、トウモロコシや未発芽の大麦などを混合したウイスキーも造られています。
アイリッシュウイスキーを名乗るためには、以下のようなルールがあります。
・原料には穀物類を使う
・大麦麦芽に含まれる酵素によって糖化する
・アルコール度数は94.8%以下で蒸留する
・容量700リットル未満の木製の樽に詰める
・アイルランドまたは北アイルランドの倉庫で3年以上熟成する
かつては世界一の生産量を誇っていたアイリッシュでしたが、一時期は大きく生産量を落とし、衰退してしまったという歴史があります。
ただ20世紀末ごろから復活を果たし、現在は日本の買取市場でも注目度が高まってきています。
海外ウイスキーの買取相場
海外ウイスキーは産地も様々で、ブランドや銘柄にも幅広い種類があるため、買取相場も同様に広い幅があります。
ここでは有名産地ごとに分けて買取相場をご紹介します。
買取相場は保存状態の良し悪しや買取店の査定基準によって大幅に違います。
そのため、参考程度にご確認ください。
スコッチウイスキーの買取相場
スコッチウイスキーの有名銘柄の買取相場は以下の通りです。
銘柄 | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
ザ・マッカラン | シングルモルトの定番銘柄。果実のような甘みが特徴で、30年ものは特に高額。 | 〜数十万円 |
ボウモア | スモーキー感にフルーティーな香りが絶妙に加わった味わいで、初心者にも飲みやすい銘柄。 | 〜数万円 |
ザ・グレンリベット | 熟成年数が長いほどクリーミーな味わいが増す銘柄。価値も熟成年数に比例して高くなる。 | 〜数万円 |
ハイランドパーク | 柔らかな香ばしさに、蜂蜜のような甘みを感じる独特なフレーバーが特徴。 | 〜数万円 |
ジョニー・ウォーカー | スパイスと果実の甘みを感じる銘柄。紳士のロゴがトレードマークで世界一の販売量を誇る。 | 〜数万円 |
スコッチウイスキーは買取市場でも人気が高く、有名ブランドの買取相場は高くなっているものが多いです。
特に、マッカランは銘柄や保存状態などによっては非常に高く買取されるケースもあります。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
アメリカンウイスキーの買取相場
アメリカンウイスキーの有名銘柄の買取相場は以下の通りです。
銘柄 | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
ジム・ビーム | バーボンの世界シェア4割を占める「バーボンの王様」。ポピュラーゆえに買取相場は低め。 | 〜数千円 |
ジャック・ダニエル | メイプルシロップのような甘みに、ウッディな香り・苦味を感じる「テネシー・ウイスキー」の代表銘柄。 | 〜1万円ほど |
ワイルド・ターキー | 種類が豊富で、ひとつの樽からボトル詰めされる「ケンタッキースピリット」は特に希少です。 | 〜1万円ほど |
メーカーズ・マーク | 少数生産にこだわるバーボン。厳選された原料から造られ、ほのかな甘みがあり飲みやすい。 | 〜1万円ほど |
I.W.ハーパー | すっきりした味わいが特徴のバーボン。難しいとされているバーボンの長期熟成に成功した12年ものは、特に希少な1本。 | 〜1万円ほど |
アメリカンウイスキーは、酒販店や居酒屋などでもよく聞く馴染みのあるブランドが多くなっています。
他の産地に比べると買取相場は抑えめですが、買取市場でも人気の高い銘柄は多いです。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
カナディアンウイスキーの買取相場
カナディアンウイスキーの有名銘柄の買取相場は以下の通りです。
銘柄 | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
カナディアン・クラブ | 「CC」の相性で知られるカナダを代表する銘柄。30年以上熟成されたウイスキーは桁違いの価値がある。 | 〜数万円 |
クラウン・ローヤル | イギリス王国への献上品として造られていた銘柄。すっきりとした口当たりが特徴。 | ~数千円 |
スコッチウイスキーやアメリカンウイスキーに比べるとやや馴染みは薄いかもしれませんが、ウイスキーファンからは評価の高いブランドになっています。
カナディアン・クラブで熟成年数の長い銘柄などは、買取市場でも高い価値のつく場合があります。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
アイリッシュウイスキーの買取相場
アイリッシュウイスキーの有名銘柄の買取相場は以下の通りです。
銘柄 | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
ブッシュミルズ | 3回の蒸留によってモルト特有のクセが抑えられて飲みやすいのが特徴。長期熟成された銘柄ほど、複雑な味わいを堪能できる。 | 〜数万円 |
カネマラ | ピートを焚いた麦芽を原料としているため、スコッチに似た香ばしさが特徴。 | ~数千円 |
ジェムソン | なめらかな口当たりが特徴。樽の樹種が銘柄によって異なるため、飲み比べも楽しめる。 | 〜数千円 |
ミドルトン・ベリーレア | マスター・ディスティラー(※)が厳選した原酒だけでブレンドされた銘柄。アイリッシュ最高峰と評され、価値も非常に高い。 | ~数万円 |
(※)蒸留の専門家・責任者・指導者などを意味する肩書き。
ウイスキー発祥の地だけあって、アイリッシュウイスキーにはこだわって造られた高価な銘柄も多いです。
ブッシュミルズやミドルトン・ベリーレアはウイスキーファンからの評価も高く、買取市場でも高く売れやすいブランドです。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
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お申し込みフォームへ海外ウイスキーのバイセルでの実際の買取例は?
お酒買取のバイセルでも、海外ウイスキーを含むウイスキーの買取実績は数多くございます。
以下の2つのページでは、様々なウイスキーの買取相場に加え、バイセルでの実際の買取例、バイセルのウイスキー買取をご利用になったお客様の声についても記載してございます。
参考までにぜひご覧ください。
海外ウイスキーを売る際に注意したい3つの査定ポイント
海外ウイスキーには価値の高いものも多くありますが、場合によっては買取価格が下がってしまったり買取不可になってしまったりする可能性もあります。
ここでは、海外ウイスキーを売る際に知っておきたい、要注意な3つの査定ポイントについてご紹介します。
・開封済みの海外ウイスキーは買取不可になる場合も
・保存状態は買取価格に大きく影響する
・名前入りのお酒は買取が難しい場合がある
開封済みの海外ウイスキーは買取不可になる場合も
海外ウイスキーを含むお酒の買取では、開封済みのものは買取を断られてしまうケースも多いです。
ウイスキーは長期間保存できるお酒ではありますが、開封して空気に触れてしまうと酸化が進み、品質を保つことができません。
そのため、海外ウイスキーを含め、開封済みのウイスキーは買取不可としている買取業者が多いのです。
お持ちの海外ウイスキーを飲まない場合には、売る時のためにも栓を開けてしまわないように注意しましょう。
保存状態は買取価格に大きく影響する
海外ウイスキーを含むお酒の買取では、お酒の保存状態は必ずチェックされる査定ポイントです。
ボトルに傷や欠けがある、ラベルが剥がれている、中身の液面低下や変色が見られるなど、保存状態が良くない場合には買取価格が大きく下がってしまう可能性もあります。
お酒の保存状態を良く保つためには、後述する保管方法のポイントを知っておくことが重要です。
名前入りのお酒は買取が難しい場合がある
ボトルやラベルに名前が入った海外ウイスキーは、店舗によって査定の基準は異なりますが、買取は難しい場合が多いでしょう。
特に熟成期間の長いビンテージウイスキーなどは贈り物として重宝され、名前が入っているケースも多いのですが、名前入りのものはお酒コレクターから敬遠される傾向があります。
買取市場でもコレクター人気が下がる分だけ需要が少なく、買取価格は低くなりやすいでしょう。
名前入りの海外ウイスキーを売りたい場合は、問い合わせの際にあらかじめ買取可能かどうか聞いておくと良いでしょう。
海外ウイスキーを高く売るための3つのコツ
価値の高いものも多い海外ウイスキーを買取に出すなら、やはり少しでも高く売りたいですよね。
海外ウイスキーををより高く売るためのちょっとしたコツとして、3つのポイントをご紹介します。
・湿度の低い暗い場所に保管する
・箱などの付属品を揃えておく
・ウイスキーの買取実績豊富な業者に買取を依頼する
湿度の低い暗い場所に保管する
海外ウイスキーを含むウイスキーは蒸溜したアルコール度数の高いお酒ですから、適切に保管すれば長期間品質を保つことができます。
しかし、保管方法を間違えてしまうと未開封でも品質が落ちてしまい、買取価格も下がってしまう恐れがあります。
海外ウイスキーは、湿度が低くて直射日光の当たらない場所に保管するのがおすすめです。
直射日光は液体の変色や、ラベルの色焼けの元となって査定金額が下がってしまう可能性があります。
また、石鹸・ポプリ・防虫剤などの香料が強いものの近くに保管していると、臭い移りをしてウイスキーの風味が消えてしまう場合があります。
ウイスキーはボトルごと箱に入れたうえで、香りの強いものとは分けて冷暗所に保管しておきましょう。
箱などの付属品を揃えておく
海外ウイスキーには、種類によって異なりますが、購入時に木箱・紙箱・保証書・商品の冊子といった付属品がついてくることが多いです。
例えば、スコッチウイスキーの「ザ・マッカラン 25年」は、木箱に入った状態で販売されています。
ほかにも、ガラス製の替栓が付属しているようなウイスキーもあります。
ウイスキーのコレクターの中には、栓を空ける機会まで棚にボトルや化粧箱を飾る人も少なくなく、こういった付属品も重要なコレクションの一部です。
そのため買取市場でも付属品が揃っている方が好まれる傾向にあり、より多くの需要を集めやすいと言えるでしょう。
海外ウイスキーを購入したときについてきた付属品は大切に保管しておき、買取の際には忘れずに提示するようにしましょう。
ウイスキーの買取実績豊富な業者に買取を依頼する
海外ウイスキー、特に高級ウイスキーの価値を正しく判断するためには、種類・製造年代・保存状態などの多数の査定ポイントを正確に見極める能力がなくてはなりません。
もしお酒の専門知識を持たない買取業者に買取を依頼してしまうと、お持ちの海外ウイスキーの価値をしっかりと見極めてもらえず、本来よりも安い価格で買取されてしまうかもしれません。
海外ウイスキーを売るなら、お酒の専門知識と豊富な買取実績を持った買取業者に依頼するのがおすすめです。
全国規模で多くの買取実績を持つ買取業者なら安心だと言えるでしょう。
海外ウイスキーを売るなら買取実績豊富なバイセルへ
海外ウイスキーを売るなら、お酒買取のバイセルへお任せください。
バイセルは日本全国を対象にお酒などの出張買取サービスを提供しており、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。
その結果、2015〜2022年の累計で3,700万点以上のお酒を含む買取実績を積み上げることができました。
バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、海外ウイスキーをはじめとしたお酒1点1点の価値を正確に鑑定します。
バイセルでは、出張料・査定料・キャンセル料などの各種手数料を無料にしております。
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