Cartier(カルティエ)の歴史を7つの功績・名作から解説!買取ポイントも紹介
フランス生まれのCartier(カルティエ)は、ブルガリやティファニーなどと並んで、世界でも屈指のハイブランドです。
創業以来、アールデコやベルエポックなど、時代を先取りするデザインを発信し続けてきました。
日本でも抜群の知名度を誇り、年齢や性別に関係なく、多くの人が憧れる高級ブランドとなっています。
中古市場でも人気が高いカルティエの製品ですが、その魅力を歴史とともに紐解いてみましょう。
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Cartier(カルティエ)の歴史を生んだ7つの功績と名作
カルティエの歴史は、創設者にして宝石細工師でもあるルイ=フランソワ・カルティエが、1847年、師匠からジュエリー工房を継承したことから始まりました。
彼はその卓越した手腕で事業を展開し、孫のルイ・カルティエの代には、世界的な高級宝飾ブランドへと成長します。
1899年にはブティックを現在の本店地でもあるパリ2区のラ・ぺ通り13番地へ移転し、さらに1909年にはニューヨークにも支店を設置。
1939年までには世界15ヵ国の王室から御用達の認定を受けるほどになりました。
以下ではカルティエの輝かしい歴史を彩ってきた、数々の功績と名作をご紹介します。
1.世界初のプラチナジュエリー
カルティエといえば、世界で最初にプラチナジュエリーを手がけたブランドとして有名です。
今でこそ、結婚指輪などで定番の素材となっているプラチナですが、かつてはジュエリーの金属素材といえば、シルバーが主流でした。
そうしたなか、ダイヤモンドの美しさを引き立てる銀色の輝きと、酸化しにくい性質を持つプラチナに着目したのが、3代目のルイ・カルティエです。
そして研究開発の末、1903年には、世に先駆けてプラチナに繊細な加工を加えた作品を発表。
花や葉をモチーフにした芸術的で優美なガーランド・スタイルのジュエリーが、世界中から大きな称賛を受けました。
その後も画期的な作品を世に送り出し、ジュエリー業界に、大きな革新をもたらすことになったのです。
2.不朽のアイコン「パンテール」
カルティエのコレクションには、パンテールをモチーフにした作品が数多くそろっています。
「パンテール」とは「豹」を意味するフランス語で、欧州では古くから「勇気の象徴」とされています。
カルティエの歴史のなかで、最初にパンテールを用いた作品が世に出たのは、1914年のことでした。
斬新でありながら優雅なデザインのジュエリーウォッチは、当時から大きな注目を集めたといいます。
デザイナーのインスピレーションを刺激して止まないこのモチーフは、あるときはリアルに、またあるときは抽象化された形で、リングやブレスレット、ネックレスなどジュエリーのデザインに採り入れられてきました。
現在では、カルティエの不朽のアイコンとして定着しています。
3.世界初の男性用腕時計「サントス」
ジュエリーだけでなく、腕時計の製作でも大きな功績を残しています。
1904年、男性用腕時計「サントス」を世界で初めて開発したのも、カルティエです。
このときの依頼主は、ブラジル出身の飛行家、アルベルト・サントス=デュモンでした。
当時はまだ懐中時計が主流だったため、彼のような飛行家たちは操縦桿を握りながら時計を取り出すことに不便さを感じていたといいます。
そこで飛行中でも時間を確認できる腕時計が求められ、ルイ・カルティエが技術の粋を結集して製作したのが、「サントス」でした。
1911年には一般向けとして量産販売を開始。優れた実用性とデザイン性を兼ね備えた腕時計として、現在に至るまで高い人気を誇っています。
4.戦車をモチーフとした「タンク」
「サントス」と同様に「タンク」も、カルティエを代表する腕時計です。
ルノー製の戦車をモチーフにしたこの作品は、第一次世界大戦中の1917年にデザインされ、1919年に発売されました。
ベゼルを使用しない「タンク」は、ブレスレットの延長線上にラグと一体化させたケースを配置させた直線的なラインが特徴的です。
この洗練されたデザインに加え、耐久性にも優れており、実用的な腕時計として高い評価を受けています。
5.カルティエの重要アイコン「トリニティ」
カルティエの重要なアイコンジュエリーの一つとして、「トリニティ」があります。
1924年にルイ・カルティエにより考案されたジュエリーコレクションで、「トリニティ」とは、「3つ」の意味を持つフランス語です。
その名が示すように、イエロー、ホワイト、ピンクの3種類のカラーゴールドで構成されるジュエリーで、色はそれぞれ「忠誠」「友情」「愛情」を表しています。
「トリニティ」の魅力は、この3色のゴールドが織りなす美しい造形です。
リング、ブレスレット、ネックレスなどのコレクションがあり、世代を超えて多くの人に愛用されてきました。
公式サイトでは「身に着ける人にとって最も大切な絆を象徴するジュエリー」と紹介しています。
6.マラケシュ太守の要望で生まれた「パシャ」
「サントス」に代表されるように、カルティエの腕時計は、「スクエアケースにローマ数字のインデックス」というスタイルが主流になっています。
そうしたなかにあって、ラウンドケースにアラビア数字のインデックスを使用しているのが、この「パシャ」です。
「パシャ」とは「太守」の意味で、1930年代に実在したマラケシュの太守エル・ジャヴィ公に由来します。
その太守のリクエストにより、防水性の高い腕時計の開発が進められ、現在の「パシャ」の原型となるモデルが、1943年に誕生しました。
その後、1985年に再登場し、21世紀以降も「ミス パシャ」など、新たな作品を展開しています。
7.サントスの最新モデル「サントス デュ カルティエ スケルトン LM」
カルティエでは、近年も魅力的な腕時計作品を発表し続けており、2019年には「サントス デュ カルティエ スケルトン LM」を誕生させました。
「サントス」の最新モデルであるこの時計は、従来の基本デザインを踏襲しながら、独自開発の手巻きムーブメント(Cal.9612 MC)を採用している点が特徴です。
防水性能も高く、ケースにはADLC加工がされており、機能面でも実用面でも高い評価を受けています。
さらに指針とインデックスにはスーパールミノバを施すことで、通常時と暗所で違う表情を楽しめる仕様になっています。
不要なCartier(カルティエ)の名作は買取査定に出そう
カルティエは世界5大ジュエラーにも数えられるトップブランドであり、その作品は中古市場でも常に注目を集めています。
特に前掲の名作は高い値で取引されることが多いため、もし手もとに使用しない製品があるなら、査定に出してみましょう。
ただし、有利な条件で買い取ってもらうには、いくつか気を付けるポイントがあります。
日頃からお手入れをしておく
まずポイントとなるのが、製品の保存状態です。時計や宝石に傷や欠損、汚れがあると査定額が下落するので注意しましょう。
特に肌に付着する部分には、皮脂や汗、化粧品などが付着しやすいため、乾いたやわらかい布で汚れを丁寧に拭き取るなど、日頃のメンテナンスが大切です。
さらに使用後は専用のケースに入れ、直射日光や湿気を避けて保管してください。
また、宝石同士が接触すると傷が付く恐れがあるので、間隔を空けて収納しましょう。
不要なら早めに買取査定に出す
中古市場での時計の買取価格は、そのモデルの価値や需要の大きさによって、左右されます。
また金や銀の貴金属や一部の宝石(ダイヤモンドなど)なども為替変動の影響を受けやすいのが実情です。
不要なカルティエ製品をより高値で売却するなら、まず早めに査定に出して、品物の価値を把握してください。
そして、普段から買取相場の情報収集に努め、売りどきを見極めましょう。
付属品もセットで買取査定に出す
査定に出すときは、商品本体と一緒に箱や説明書、保証書などの付属品も用意しましょう。
これらは本物であることの証明になるため、処分せずに大切に保管しておくことが、後々高く売却する秘訣です。
買取業者側としても、付属品とセットのほうが高値で転売できるため、より高い査定額を出しやすくなります。
カルティエ買取が得意な専門店に相談する
中古品市場の取引では、適正価格を見極めることが大切です。
特にカルティエのような高級ブランドの場合、売り手が適切な価値を把握していないと、相場より安い値で売り渡すことになりかねません。
損失を出すことや、詐欺など被害に遭うことを避けるためにも、オークションやフリマサイトなど個人間の取引は避けたほうが無難です。
高額の品物であればこそ、安全に取引するためにも、信頼できるプロの買取業者に依頼しましょう。
時計買取の専門知識を持つ査定士がそろったバイセルなら、適切な査定額を出すことが可能です。
不明な点があればアドバイスを求めたり、近くに店舗がない場合は、出張買取サービスを利用したりできるのも、バイセルのメリットです。
おわりに
ダイヤモンドやプラチナなど、最高級の素材を使用し、優れた加工技術職人たちの手によって丹念に作り上げられたカルティエの作品。
ジュエラーのこだわりが詰まった高品質の作品は、資産価値が高く、買取相場でも価格が下落しにくいのが強みです。
中古市場での需要も大きく、特に希少性の高いモデルなら、購入時より高額で売却できる可能性があります。
使用しないカルティエ製品がある場合は、売却を検討してみましょう。
その際は、一度バイセルにお問合せください。査定料や出張料など無料で、相談に応じています。
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