藤田嗣治の作品は査定で価値はあるの?査定に出す際のポイントを紹介!

藤田嗣治といえば乳白色を基調とした作品が有名です。

独自に生み出した乳白色の技法は謎に包まれていましたが、亡くなってから研究が進んでその技法が明らかになってきました。

フランスのみならずアメリカや日本でも高く評価されてきた藤田嗣治の作品は、日本にも根強いコレクターが多くいます。

中古市場では代表的な作品を中心に一定の需要が見込まれます。

本記事では藤田嗣治の経歴、乳白色の技法、買取相場、査定の際のポイントについてご紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

藤田嗣治とはどんな作家?

藤田嗣治(つぐはる)は、独自に生み出した乳白色の下地で描いた作品が有名です。

作品はパリ国立近代美術館、ルクサンブール美術館、ルーヴル美術館、ニューヨーク近代美術館などに収蔵されています。

1886年に東京で生まれ、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業してすぐにフランスへ飛び、パリのモンパルナスにアトリエを構えます。

1919年頃から独自に作った乳白色の下地を使った作品で国際的に評価をされました。

第二次世界大戦中はパリから日本に帰国しました。

陸軍省に依頼されて戦線に派遣されて、多数の戦争記録画を記録していました。

戦後にはフランスに戻って国籍を取得し、ランス大聖堂でカトリックの洗礼を受けてレオナール・フジタと改名しました。

1968年にスイス・チューリッヒの病院で81歳で亡くなりました。

藤田嗣治の代表作と技法の特徴

藤田嗣治の代表作は、「寝室の裸婦キキ」「猫のいる自画像」「アッツ島玉砕」「カフェにて」「五人の裸婦」「猫と女性」など猫、裸婦、少女を題材とした作品が多いです。

乳白色の肌は藤田が浮世絵を参考に独自に編み出した技法です。

パリで「寝室の裸婦キキ」が発表された当時は、本物の肌のようなきめ細やかさと質感を高く評価されました。

独自の技法は誰にも明かされませんでしたが、亡くなってから研究が進んで乳白色をどのように作り出したのかが明らかになりました。

藤田嗣治はどうやって乳白色を生み出したと考えれるのか

藤田は、白色塗料として用いられる炭酸カルシウムを油絵具のシルバーホワイトと混ぜて、オリジナルの配合で描いていたとされています。

また、作品に用いられる白い顔料には、炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウムの3種類があります。

女性の脚や足裏、指の腹といった膨らみのある部分には共通の顔料を使っており、身体の部位によって顔料を使い分けていたようです。

カルシウム化合物は油と混ざると黄色くなりやすくなります。

炭酸カルシウムと油絵具の量を調整して乳白色を作り、仕上げに表面に浮いた油分をベビーパウダーで拭き取っていたとされています。

油性絵具を用いた下地には墨汁で描けませんが、ベビーパウダーに含まれる素材であるタルクによって表面に光沢と滑らかさが出るようになり、油性下地に墨汁を使えるようになりました。

そのため平面と奥行きを表現できるようになり、肌質を感じやすい作品に仕上がったのではないかと考えられています。

藤田嗣治の作品の買取相場

藤田嗣治の作品はどれくらいの価値がつくのでしょうか。

買取相場は作品の人気度や状態などによって異なります。

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藤田嗣治の作品を査定する際のポイントとは?

アートコレクターであれば、藤田嗣治の作品を1つは持っていることでしょう。

お持ちの作品が中古市場でどれくらいの価値があるのか気になりますよね。

ここでは藤田嗣治の作品を査定する際に見るポイントを簡単にご紹介します。

作品をどうやって手に入れたのか

骨董品の査定では、どうやって手に入れたのかも確認します。

百貨店の展示会で購入したのか、知人から譲り受けたのか、展覧会のカタログから購入したのか、いくらで購入したのかなどを伺い、入手経路について知ることで藤田嗣治の作品の価値を判断します。

藤田嗣治の作品を売る際に入手経路を証明するものを用意しておきましょう。

作品に対する信ぴょう性が増して、査定金額を決める大事な要素となります。

少女、裸婦、猫をモチーフにした作品か

中古市場では特に少女、裸婦、猫、署名が入った作品は高く評価される可能性があります。

また、初期作品や肉筆画も流通数が少ないため、状態がきれいであれば高値で売れることが期待できるでしょう。

作品の状態

藤田嗣治を含むアート作品は状態によって査定金額が大きく変動します。

水彩画や油絵は経年劣化が進むと退色や湿気によってシミやカビが目立つ場合があります。

保管している場所の湿度が高ければ、水分を含んで破れやすくなります。

藤田嗣治の作品はコレクター需要が見込まれるので、状態が良いと高く売れやすいです。

長期間保管していると退色、カビ、シミなどが出てしまう場合があるので、状態が悪くならないうちに早めに査定に出すことをおすすめします。

付属品も一緒に売る

藤田嗣治の作品を購入すると、箱、説明書、梱包する袋などがついてきます。

これらを一緒に査定に出すと再販価値が見込まれて評価される可能性があります。

藤田嗣治の作品を売りたい!バイセルでは絵画の買取実績が豊富!

藤田嗣治の作品は絵画の査定に詳しい買取業者に売ることをおすすめします。

査定では作品の状態や種類、入手経路、制作年代、付属品の有無、中古市場での希少度などを考慮して、適切な査定金額を出します。

絵画の査定実績が豊富な買取業者であれば、中古市場で需要が見込まれる作品を熟知しているので安心して利用できます。

藤田嗣治の作品はアートコレクターに根強い人気があるので、状態が良くて希少価値が見込まれる作品なら納得した金額で売れるかもしれません。

状態が良いうちにお早めにお売りください。

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