大樋長左衛門の作品に買取金額はつく?査定方法も簡単にご紹介!
大樋長左衛門(おおひ・ちょうざえもん)は江戸時代から続く大樋焼の銘窯です。
初代から11代続いており、伝統的な技法で作った焼き物のほかモダンな作品も制作しています。
10代の功績と11代の活躍によって現在も陶芸界においては知名度が高く、愛好家が多いです。
中古市場では一定の需要が見込まれます。
本記事では大樋長左衛門の経歴、作品の特徴、買取相場、査定時に見るポイントを簡単にご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
大樋長左衛門とはどんな作家?
大樋(おおひ)焼とは江戸時代から石川県金沢市で焼かれている楽焼です。
大樋焼きが生まれたのは、1666年に初代・長左衛門が現在の大樋町などの粘土で茶碗などを作ったことがきっかけです。
初代・大樋長左衛門は、裏千家の四代目である仙叟宗室(せん・そうそうしつ)から楽焼の技術や理念を指導され金沢に根づかせました。
大樋長左衛門は江戸時代から11代目を継承しています。
特に10代目は若くして日展、日本現代工芸美術展、朝日陶芸展などで多数の受賞経験を残し、最年少の39歳で日展の審査員を務めるなどの目覚ましい活躍を見せました。
陶芸界において功績を残し、石川県名誉県民の称号を受け、文化勲章を受章しました。
2016年に長男に11代目を継承した後は大樋陶冶斎という名で制作活動をしていました。
大樋長左衛門の代表作と作品の特徴
大樋焼は、石川県金沢市で350年の歴史があります。
ろくろを使わずに手とヘラで形を整えて、焼成後は飴色なのが特徴です。
大樋長左衛門の代表作は、初代だと「大樋飴釉聖茶碗」「大樋飴釉海老摘手付水指」「大樋黒釉明烏香炉」、5代だと「大樋黒釉茶盌 銘 百万石」、8代だと「大樋飴釉茶盌 銘 黒主」、そして10代と11代の合作「大樋飴釉合作茶盌」などがあります。
大樋長左衛門の作品の買取相場
大樋長左衛門の作品はどれくらいの価値がつくのでしょうか。
買取相場は明確には言えませんが、作品の人気度や状態などによって異なります。
大樋長左衛門の作品は初代から11代まであり、中古市場では江戸時代に作られたものは需要が上がりやすいです。
制作年代が古くて状態が良いものであれば高値がつく可能性があります。
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大樋長左衛門の作品はどうやって査定するのか
お持ちの大樋長左衛門のコレクションを売るのであれば、事前にどうやって査定をするのか少しでも知っておきたいことろでしょうか。
ここでは大樋長左衛門を含む骨董品査定のやり方について簡単にご紹介します。
作品の状態を見る
大樋長左衛門の作品を査定をする際には、状態がきれいかどうかが重要です。
制作年代が古い陶磁器はきれいな状態で出回っている場合が少なく、お持ちの大樋長左衛門の陶磁器がきれいであれば高く売れやすくなります。
陶磁器を売る際には未使用であることも重要です。
使用済みの陶磁器は衛生的な観点から中古市場での価値が見込めず、査定金額がつかない可能性が高いです。
未使用なら箱から出して状態を確認し、ホコリや汚れがついていたら乾いたクロスで拭き取りましょう。
付属品がそろっているか
大樋長左衛門の作品を売るなら、購入時についてきた付属品があるかを確認しましょう。
陶磁器には桐でできた共箱、共箱に作品を敷くための共布などがついてきます。
共箱には大樋長左衛門が作ったと証明するための署名と落款があります。
共箱と署名があることで本人が作ったと証明できるので、査定の際には共箱を用意しておきましょう。
付属品が全てついていると再販価値がつきやすくなります。
作品を入手した経緯がはっきりしているか
骨董品査定では大樋長左衛門の作品をどうやって手に入れたのかを伺います。
査定士が作品を入手した由来をヒアリングすることで、価値を判断する要素とします。
入手した由来を証明するものがあれば信憑性が増して、大樋長左衛門の作品の査定金額を決めやすくなります。
そのため作品のカタログや証明書、領収書などを用意して、査定当時に見せられるようにしましょう。
大樋長左衛門の作品を売るなら骨董品の査定実績が豊富なバイセルへ!
大樋長左衛門の作品を売るなら、骨董品の買取実績が豊富な業者を選びましょう。
査定士は作品の状態、種類、入手経緯、制作年代、付属品の有無、中古市場での希少度などを踏まえて、査定金額を出します。
複数の要素から慎重に査定金額を決めており、骨董品の査定経験でかつ中古市場での再販価値を熟知していないと適切な査定金額は付けられません。
大樋長左衛門の作品は初代から11代まであり、代ごとに価値が異なります。
査定士なら何代目のどんな作品なら査定金額が高くなりやすいかなどを理解しています。
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