余った切手の使い道を徹底解説!買取で有効活用も!
2022.02.15
切手買取
使わずに余っている切手がご自宅にありませんか? 「間違えて買ってしまった」「いざというときに使えるから」と保管したままになっていないでしょうか。
余っている切手があるとはいえ、保管したままでいるのはもったいないです。
ここでは、ついつい余らせてしまう切手の使い道や換金方法をいくつかご紹介します。
切手が余ってしまう原因は?

切手が余ってしまう原因はいくつか挙げられます。
・かわいいデザインの切手があると使う予定もないのに買ってしまう
・お年玉付き年賀状に当選して切手をもらったけど使っていない
・結婚式の招待状を送るときに切手を多めに準備した
・就活や転職活動のため企業に履歴書を郵送していた
最近では、年賀状や暑中お見舞いを手紙・ハガキよりもメールで送るようになったため、切手を使う機会が少なくなってきました。
次の項目でご紹介する「切手の種類は何があるのか?」「余った切手を有効活用するには?」を参考にして、お持ちの切手を有効活用するのに役立てましょう。
切手の種類は何があるのか?

郵便切手の種類は普通切手、特殊切手(記念切手・プレミア切手)、オリジナルフレーム切手です。
一般的に普通切手は「郵便料金を支払った証」として封筒に貼るもので、コンビニや郵便局でバラ売り購入できます。
特殊切手はオリンピックをはじめとする国家のイベントに合わせて発行される切手で、記念切手やプレミア切手とも呼ばれています。
記念切手は、郵便局で5〜10枚程度の綴りで購入でき、特別なデザインが施されている切手です。
参考ページ:記念切手を高く買い取ってもらう方法!特殊切手との違いも解説します
また、オリジナルフレーム切手は自分の写真を使ってオリジナル切手シートを作れるもので、抽選や懸賞、お年玉付き年賀状の当選商品になっていることが多いです。
主に切手は郵便を送るときに使うものですが、使う機会が減ってしまった切手を捨てずに活用する方法があります。
余った切手を有効活用するには?

余った切手を有効活用するには以下の7つの方法があります。
・郵便局で速達やゆうパックなどの料金に使う
・郵便局で手数料を払って切手をサービスに交換してもらう
・オークションやフリーマーケットアプリで売る
・オークションで落札したら支払いを切手で行う
・金券ショップで換金してもらう
・使用済みの切手を国際支援団体に寄付する
・余った切手は買取業者に買い取ってもらう
それでは、1つずつ活用方法を説明します。
1、郵便局で速達やゆうパックなどの料金に使う
郵便局では余った切手を現金に換えることができません。
しかし、切手は郵便局が提供している以下の商品やサービスを、額面通りの金額で利用できます。
なお、商品やサービスを利用する際に手数料はかかりません。
● ゆうパック
● ゆうメール
● レタックス(電子郵便)
● 手紙、はがき(定形・定形外)
● 書留
● 速達
● EMS(国際スピード郵便)
● 着払い料金
切手を郵便局の商品やサービスに使うときの注意点
消費税が増額されて以降は80円切手でも、不足分を1円単位の切手を買って送ることができます。
不足分を別の切手で補うと、料金が多すぎてもお釣りがもらえないので注意しましょう。
また、郵便を送る際に切手は1枚しか貼ってはいけないわけではなく、合計の金額さえ合っていれば、何枚か貼っていても問題ありません。
ただし、代金引換サービスは郵便サービス以外の料金も含まれるため、切手での支払いはできかねます。
「手紙や年賀状は送らないし、今後使う機会がなさそう」と思っている方も、ゆうパックや書留、速達で使う機会が出てくることもあるので取っておきましょう。
2、郵便局で手数料を払って切手をサービスに交換してもらう
郵便局では一定金額の手数料を払えば、切手を別の商品に交換してもらえます。
額面分の切手を郵便局に持っていくと、交換できる商品には以下があります。
● 郵便切手
● はがき
● 郵便書簡(ミニレター)
● 特定封筒(レターパック、スマートレター)
「はがき」は、くじ引番号付き郵便はがき(お年玉年賀はがき、かもめ〜る)以外の郵便はがきを切手に交換できます。
「郵便書簡」は封筒兼用の便せんでミニレターとも呼ばれており、こちらも余った切手と交換できます。
お持ちの郵便書簡も郵便書簡や郵便はがき、特定封筒に交換可能です。
「特定封筒」は通常切手、郵便はがき、郵便書簡、特定封筒に交換できます。
また、郵便書簡と郵便はがきは(通常はがき、往復はがき、郵便書簡、絵入りはがき、広告付きはがきなど)、特定封筒にも交換可能です。
交換手数料はいくらか?
余った切手は料額印面に汚れや破れがないものであれば、定められた手数料を払って以下の商品に交換できます。
郵便切手をはがきに換える場合は1枚につき5円
往復はがきを郵便書簡に換える場合は1枚につき10円
切手を特定封筒(レターパック)に換える場合は1枚につき41円
切手を10円未満の郵便切手、郵便はがきに換える場合は切手の合計額の半額
切手やはがきの交換手数料については、こちらの記事も併せてご覧ください。
切手を商品に交換してもらうときの注意点
汚れた郵便切手、書き損じた郵便はがき、料金を示す料額印面(はがきの料金を表す部分)は交換の対象外です。
加えて、余った切手は郵便切手に交換ができますが、特殊切手(記念切手)には交換できません。
3、オークションやフリマアプリで売る
普通切手ではなく、珍しいデザインや発行枚数が少ないプレミア切手は、多くのコレクターが探しています。
これらは希少性があるので額面以上の価格で落札される可能性があります。
手元にある切手の価値を知りたいときは、オークションサイトに登録して出品することも一つの手です。
出品時はシート(個別にくっ付いていて周りにギザギザが囲まれている状態)であればそのままバラさずに売ると良いでしょう。
オークションやフリマアプリで売るときの注意点
ただし、個人売買には出品前に切手の説明や撮影、希望落札価格などを入力するといった作業の手間があります。
場合によってはオークション利用者の質問に答えたり、クレーム対応をしないといけない場面もあります。
また、オークション落札後の送料は、出品者か落札者のどちらかが必ず負担しなくてはなりません。
落札前に作業の内容や負担する額を考慮して、双方で送料をどちらが負担するかも決める必要があります。
すぐに切手の価値を知りたい人や個人売買に慣れていない人には、オークションなどの個人売買はおすすめできません。
4、オークションで落札したら支払いを切手で行う
オークションを使う人であれば「切手払い可」の表記を見たことがある人もいるでしょう。
オークションでは切手は金券扱いになるので、出品者と落札者で合意があれば支払いに使えます。
落札代金や送料分の切手を、普通郵便で出品者に送れば支払いができます。
オークションでの切手払いのメリットは、落札金額の銀行に振り込む際の手数料がかからないこと、自宅にあまっている切手を減らせることです。
しかし、ネット銀行の普及に伴なって、オークションの振込手数料が無料の業者も増えたため、支払いを切手で行う人は少ないです。
5、金券ショップで換金してもらう
切手は金券の一種として扱われますので金券ショップで換金できます。
シート切手の場合、店舗に持ち寄って売る際にはバラではなくてそのままで売りましょう。
また、一般に価値が高いとされる海外の切手や記念切手シートよりも、よく使われる普通切手シートの方が買い取ってくれる可能性が高いようです。
しかし、額面以上に価値がある切手も金券ショップに売ると損をしてしまう恐れがあります。
6、使用済みの切手を国際支援団体に寄付する
国際支援団体がワクチンや途上国の教育費に当てるために、使用済み切手の寄付を募っています。
国際支援団体に送った切手は、団体とつながっている切手コレクターのもとに届けて換金しています。
切手には消印に価値があるものも存在し、特に、発売初日に押された消印はコレクター間で人気があるうちの一つです。
使用済みの切手を寄付するときの注意点
団体への寄付は、ルールが多くて発送者にとって手間がかかります。
例えば、日本と外国の切手に分けてビニール袋に入れる作業があれば袋を用意したり、切手を送る際には発送者が送料を負担しなくてはならないことが起きます。
加えて、使用済みでも破けや折れがある切手、ミシン目周りのギザギザが欠けた切手は換金できないため送れません。
自宅に使用済みの切手が大量にある方は送っても良いですが、新品の切手がある場合は別の方法を検討してみましょう。
余った切手は買取業者に買い取ってもらう

余っている切手が多くて処分を検討している人は、どれくらいの価値があるかを買取業者に査定してもらうのはいかがでしょうか。
切手の買取相場は種類ごとに違います。
古い切手すべてに価値があるわけではなく、時代によって発行枚数が多い切手もあれば現存数が少ない切手もあります。
発行枚数が多い切手は現存数も多いため、買取相場は低くなる可能性があります。
ただし、図案が珍しい切手や今でもコレクターが探しているほどのプレミア切手なら、高額買取が期待できます。
切手ごとに価値が違うからこそ、ハッキリとした買取相場を知るには買取業者に査定をしてもらうことをおすすめします。
切手を買取業者で買取してもらうときのポイント
買取業者は切手の査定金額を算出するにあたって、保存状態も重視します。
切手には、1枚ずつ売られているバラ切手と数枚綴りになっているシートがあります。
査定に出す際は、シート切手は1枚ずつばらさずに完全な1枚のシートで売ると、枚数に比例して査定金額が高くなることが期待できるでしょう。
古い切手は経年劣化で糊が取れてしまうと、使用価値がなくなって査定金額が落ちる可能性があります。
また、切手は薄い紙でできているので湿気に弱いです。
日焼けした場所に裸で置いていると焼けジミがついてしまって、査定金額が下がる可能性があります。
切手を査定に出す前に、お手持ちの切手の状態を確認してみてください。