おめでたい行事全般で使う「慶事用切手」の貼り方やマナー
慶事用切手の「慶」はめでたい、祝う、喜びごとの意味を持つ漢字です。日本には古くから多くの慶事があり、現代まで脈々と守られています。
しかし、慶事はそれほど頻繁にあるものではないため、細かなマナーなどを忘れてしまいがちです。
そこで今回は、慶事用切手とはどのような切手なのか、貼付方法や使用のマナーを紹介します。
切手が余った場合におすすめの使用方法も紹介するので、最後までご一読ください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
慶事用切手とはどのような切手?
慶事用切手とは、人生で起こるさまざまな喜ばしい出来事に関する手紙で用いられる切手です。
額面は「63円」「84円」「94円」の3種類があり、華やかな色合いで縁起が良いとされる鶴や梅などがデザインされています。
ここからは、慶事用切手の使用場面や販売先を説明します。
慶事用切手を使う場面
慶事用切手はさまざまなお祝い事で使用するもので、代表的な使用シーンは以下のものがあります。
- 結婚
- 出産
- 七五三
- 入学・卒業祝
- 成人式
慶事用切手の購入先
慶事用切手は全国の郵便局で販売しています。
一般の切手はコンビニでも購入できますが、慶事用切手は購入できないため注意しましょう。
平日に郵便局に行く時間がない場合は、郵便局のWebサイトが便利です。
63円切手と94円切手は100枚単位で購入できます。84円切手は10枚・1シートから購入可能ですが、注文金額が5,000円に満たない場合は720円(税込)送料を払う必要があるため注意が必要です。
招待状のハガキに慶事用切手を貼る際のマナー
慶事用切手は、結婚式の招待状や返信ハガキに貼付されることが多いものです。
招待状の封筒やハガキに慶事用切手を貼る際の位置や、きれいに切手を貼る方法について説明します。
慶事用切手を貼る位置
切手は「縦長にしたときに左上」の位置に貼るのが基本です。
縦長の封筒を使用する場合は左上に、横長の封筒を使用する場合は右上に貼ります。
基本の位置以外に切手を貼っても送付することはできますが、マナーとしては適切ではありません。
きれいに切手を貼る方法
慶事用切手は裏を濡らして貼るタイプの切手です。
きれいに切手を貼るためには切手の裏をなめるのではなく、水で濡らして貼りましょう。
切手をなめるのは、見た目だけでなく衛生的にも良くありません。
水やピンセット、小皿、小さいスポンジ、ティッシュを準備して、以下の手順で切手を貼ると、仕上がりがきれいです。
1.スポンジを水で湿らせ、小皿に置く
2.切手の糊面を下にしてスポンジの上に置き、軽く指で押さえる
3.切手の角を指もしくはピンセットで持つ
4.切手を貼りたい位置に置く
5.切手の上に折りたたんだティッシュを乗せて、軽く押さえる
6.ティッシュを取る
小さいスポンジ
小さいスポンジは切手を貼る際だけでなく、指先を濡らして紙をめくりやすくする紙めくり・事務用スポンジとしても使用可能です。100円ショップでも販売されています。
慶事用切手を使用する場合の注意点
慶事用切手を使用する際に、注意すべき点を説明します。
慶事用切手を使うシーンは、伝統的なしきたりの場合が多いため、マナーを守り送付相手に好印象を持ってもらいましょう。
2枚の切手を貼らない
1枚の切手では料金が足りない場合に、慶事用切手を2枚貼ることはマナー違反です。
2は割り切れる数のため別れを連想させ、縁起が良くないといわれています。
切手を貼ったあとに料金不足に気が付いた場合は、切手を3枚貼るのがおすすめです。
定形外郵便物の場合
招待状は封筒が大きいうえに返信用ハガキも同封するため、重量オーバーで定形外郵便物扱いになることもあります。
定形外郵便になった場合、招待状は重くても100g以内で収まることが多いため、140円で送付可能です。
94円切手と63円切手の2枚を貼ると157円となり料金を満たしますが、先ほども説明したように慶事用切手を2枚貼ることは避けなければならないため、140円の普通切手1枚を使用しましょう。
余ってしまった慶事用切手はどうすればいい?
慶事はそれほど頻繁にあるものではなく、慶事用切手が余るとどうすれば良いか困る場合もあるのではないでしょうか。
慶事用切手が余った場合の使用方法を紹介します。
郵便局で交換する
不要になった切手は、郵便局で通常の切手やくじ番号が付いていない郵便ハガキ、郵便書簡、レターパックなどの特定封筒に交換できます。
交換するには手数料を払う必要があり、交換するものによって手数料が異なるため注意しましょう。
ゆうパックを送る際に使用する
ゆうパックの送料は現金だけでなく、切手による支払いや切手と現金を併用した支払いができます。
ただし、コンビニから送る場合は切手で支払えないため、郵便局から発送しましょう。
希少価値のある切手は買取業者に売却する
切手には普通切手や慶事用切手、記念切手、中国切手など多くの種類があります。
希少価値のある切手は交換や使用をせず、買取業者に販売するのがおすすめです。
切手の額面以上に、高額買い取りが期待できます。
不要な慶事用切手を売る際のポイント
用途が限られる慶事用切手は、予備分が余ることも多いでしょう。
慶事用切手など不要な切手を売る際に、気を付けたいポイントを解説します。
保存状態に注意する
切手の買取価格は切手の種類だけでなく、保存状態によって大きく変わるため、保管には気を付けましょう。
汚れや破損がある切手は価値が下がるだけでなく、買い取りできない可能性もあります。
切手は湿気に弱いためシミや黄ばみが付きやすく、カビも発生しやすいものです。
直射日光を避け、乾燥した場所に保管しましょう。
ストックブックなら除湿効果のあるフィルムを使用したものもあり、破損を防いできれいに保管できるためおすすめです。
なるべくシート切手で売却する
切手は1枚ずつバラでも売却できますが、シートとバラでは買取率が異なり、シートのほうが高額になる傾向があります。
切手を売却する際は、なるべくシートの状態で売却しましょう。
シートで収集しているコレクターもいるため、正確に価値を査定できる買取業者に売却するのがおすすめです。
慶事用切手の買い取りならバイセルにお任せください
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おわりに
慶事用切手は結婚など人生の特別なシーンで利用する切手です。
大切な場で使うもののため、貼り方やマナーを守って使うことが求められます。
その一方で、慶事はそれほど頻繁にあるものではなく、慶事用切手が余ってしまうこともあるでしょう。
切手を使用しないのであれば、バイセルへお任せください。
バイセルでは24時間365日で相談を受け付けています。
気になる切手があれば、ぜひ一度ご相談ください。