花鳥画や歴史画で有名な木村武山とは?査定で見られるポイントをご紹介

木村武山は主に掛け軸を制作してきた作家です。

横山大観や岡倉天心などと親交が深く、当時の美術界を支えてきた人物の一人として知られています。

掛け軸のコレクションをしている人は中古市場で木村武山の作品を探しています。

再販価値が見込まれやすく、骨董品を扱う買取業者は積極的に査定をしています。

本記事では木村武山の略歴、作品の特徴、査定の際のポイントをご紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

木村武山とはどんな作家?

木村武山は、繧繝彩色(うんげんさいしき)の技法で花鳥画や歴史画を描いた作家です。

制作し始めた頃は歴史画を主に、20代半ばからは花鳥画を描くようになります。

大正時代初期は琳派(りんぱ)の技法で描いています。

木村武山は茨城県笠間市で生まれました。

2歳で地元の画家の桜井華陵に師事し、12歳で「武山」の号を授かりました。

中学校から編入して進んだ東京藝術大学で出会った、教授の下村観山から強く影響を受けて、下村観山と画業を共にすることに決めました。

東京藝術大学を卒業後は日本画研究科へ進み、日本絵画協会展に出品した「貫定卿旧都観月」で二等褒状を授与されました。

この頃から横山大観や岡倉天心とも交流を深め、下村や横山大観と同居をしていました。

木村武山は岡倉、下村、横山と日本美術院の復興に努め、院の経営にも携わりました。

その後、岡倉天心らが五浦に拠点を移すことになり、下村の勧めで木村も同行しました。

五浦で制作していた作品は、後に有名作品となっています。

また、笹川臨風と行った大和巡りで観心寺の如意輪観音坐像を見たことを機に、後年は仏画を多数制作していたようです。

脳内出血で倒れて右手が動かなくなってしまい、亡くなるまで左手で制作していました。

木村武山の代表作と技法の特徴

木村武山の作品には、繧繝彩色(うんげんさいしき)が使われています。

繧繝彩色とは赤系、青系、緑系、紫系、丹色の5色をメインに、濃淡を何段階かに分けて帯状に塗る手法です。

この技法により、「阿房劫火」「烏甘橘・蔦に山鳩」「イソップ物語」「小春」「日盛り」「徳川邸行幸」「羽衣」「白菊」「旭」「観音」「夏月」「老松ニ鷹」「不動」などの作品が制作されました。

「阿房劫火」は茨城県が指定する有形文化財です。

木村武山の作品の買取相場

木村武山の作品はどれくらいの価値がつくのでしょうか。

買取相場はいくらとは明確には言えませんが、作品の人気度や状態などによって異なります。

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木村武山の作品を査定する際のポイントとは?

木村武山の作品はどうやって査定をしているのか気になりますよね。

査定の仕方は骨董品ごとに異なりますが、共通してチェックしている部分があります。

査定前に参考にしてみてください。

希少価値が見込まれるか

木村武山の作品は明治、大正、昭和時代に作られています。

特に明治と大正時代の作品は残存数が少ない可能性があり、状態が良ければ希少性が認められるでしょう。

年代が古く、木村武山の技法が際立っている作品は査定金額が高くなりやすいです。

掛け軸の状態は良いか

木村武山の作品は掛け軸が多いです。

湿気や温度が不安定な場所に置いておくとカビやシミが出てしまう場合があります。

また、日光が当たりやすい場所だと黄ばみや退色が目立ってきます。

木村武山は骨董品作家の中でも知名度が高いです。

中古市場では制作年代の古い木村武山の掛け軸を探しているコレクターが多くいます。

そのため、状態がきれいな作品であれば再販価値が見込まれるでしょう。

掛け軸は紙でできているので劣化が早くなりやすいので、売却を検討しているなら極力早めに査定に出すことをおすすめします。

付属品も一緒に売る

木村武山の作品を購入すると共箱と箱を縛る紐、商品説明書、鑑定書などが付属されます。

共箱の上下には作品名と署名が描いてある和紙が貼られています。

作品には毛筆で書かれた「木村」のサインと落款が押されています。

鑑定書があると木村武山の作品だという証明をしやすくなり、スムーズに査定が進みやすくなります。

付属品も査定に出すと中古市場で再販価値が見込まれやすくなるので、査定前に付属品があるかどうかを探しておきましょう。

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木村武山の掛け軸をどこに売ろうか困っていたら、骨董品買取実績が豊富なバイセルをご利用ください。

バイセルは木村武山を含む骨董品を積極的に査定をしています。

査定実績のある作家は、酒井抱一、横山大観、円山応挙、高村光雲、富岡鉄斎、英一蝶、谷文晁、東山魁夷などがあります。

査定士は中古市場で再販価値が見込まれる作品を熟知しており、作品の状態、種類、入手経路、制作年代、付属品の有無、中古市場での希少度などを踏まえて適切な査定金額で買い取ります。

掛け軸は経年劣化により状態が悪くなりやすいため、できるだけ早く売ることをおすすめします。

バイセルは木村武山などの骨董品買取実績が豊富にあります。

買取業者選びにお困りであればバイセルをお選びください。

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