使用済み切手のはがし方！おすすめの水はがしの方法をくわしく解説！

使用済み切手の保管や高価買取を狙う場合は、はがきから切手をはがすのがおすすめです。

しかし、「切手ってどうやってはがせば良いのかわからない」と思っている方もいるのではないでしょうか。

切手をはがす方法としては、温める・冷やす・乾燥させる……などさまざまな方法が考えられますが、最適な方法は「水はがし」です。

水はがしは使用済み切手をきれいにはがすだけでなく、間違って切手を貼ってしまった場合にも役立ちます。

この記事では水はがしの具体的な手順をはじめ、間違った切手はがしの方法、高価買取が期待できる切手などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なぜ使用済み切手を手紙からはがすの？

使用済み切手の特徴は、消印が押してあることです。

消印には時代や地域によってさまざまな種類があり、特定の消印が押されている使用済み切手を好んで集めるコレクターもいます。

例えば、国の記念行事や切手の発行日の消印、短期間しか使用されなかった消印などです。

消印の押され方もポイントで、特に切手の中央に消印が収まった「満月印」は高く評価される傾向にあります。

このように、消印の希少価値が認められる場合もあるため、使用済み切手でも査定に出してみることをおすすめします。

また、切手を高く買い取ってもらうには保存状態も重要です。

変色や損傷がないことはもちろん、ハガキや封筒からはがした状態で保管されているかも重視されます。

はがした状態で査定に出したほうが、高く買い取ってもらえることもあるためです。

使用済み切手をたくさんお持ちの場合は、図柄の種類やシリーズごとにまとめておきましょう。

使用済み切手を綺麗にはずしたい方におすすめの「水はがし」

「水はがし」は、使用済み切手をきれいにはがせる最もポピュラーな方法です。

切手をコレクションするためだけでなく、間違って切手を貼ってしまった場合にも役立ちます。

【準備するもの】

1. はさみ
2. 水を張る容器（洗面器、ボウル、深めの皿など）
3. 水（人肌程度のぬるま湯が理想）
4. タオル
5. 印刷がない紙
6. 分厚い本（辞書、電話帳など）

【水はがしの手順】

1. 切手の周りを切り取る

切手の周囲数ミリを残して慎重に切り取ります。

切手そのものを傷つけないように注意しましょう。

不安であれば、周囲を多めに切り取ってください。

2. ぬるま湯に浸す

洗面器やボウルなどの容器に、35度程度のぬるま湯を入れて切手を浸します。

水でも構いませんが、人肌くらいのぬるま湯のほうが短時間ではがせます。

3. はがれた切手の水切り

10分ほどでノリが溶けて、切手が自然とはがれてきます。

はがれた切手をタオルで挟んだりして、優しく水気やノリを取り除きましょう。

4. 切手を乾燥させる

水気を切った切手を、きれいな紙の上に置いて自然乾燥させます。

下に敷く紙は何も印刷されていないコピー用紙などにしましょう。

古新聞などの印刷物では、インクが移ってしまう可能性があるためです。

5. 分厚い本でプレスする

生乾きの状態まで乾かしたら、切手を紙で挟挟んだのち辞書や電話帳などの分厚い本でプレスします。

まっすぐできれいな状態にするために大切な工程です。

間違った切手はがしの方法

インターネット上では、さまざまな切手はがしの方法が紹介されています。

間違った方法で行なうと、きれいにはがすどころか傷付けてしまう可能性もあるため注意しましょう。

以下の2つは、よく見かける間違った方法です。

1．ドライヤーで熱を加える

切手を少量の水で濡らしてからドライヤーで少しずつ乾かし、水分と熱によりノリの力を弱めるという方法です。

手軽な切手のはがし方として紹介されていますが、ドライヤーによる熱が切手の変色を招く可能性があるため、おすすめはできません。

2．冷蔵庫に入れて乾燥させる

冷蔵庫に30分から40分程度入れて、ノリを乾燥させる方法です。

乾燥するとノリが収縮し、パリパリになってはがれやすくなるというもの。

冷蔵庫に入れるだけのため非常に手軽ですが、時間がかかるうえ乾燥具合の判断が難しく、きれいにはがすのは至難の技でしょう。

特に中央付近は乾燥しにくく、一歩間違えれば切手を傷付けてしまう可能性があります。

「切手の保存状態」は買取額アップに欠かせない条件です。

切手の変色や損傷を防ぐためにも、切手をはがす際には「水はがし」をおすすめします。

使用済み切手でも価値が高い切手とは？

使用済み切手でも高価買取が期待できるのは、いわゆるプレミア切手です。

1982年以前に発行された中国切手や、戦前に発行された日本切手などは希少価値が高まります。

基本的に使用済み切手は価値が下がりますが、プレミア切手はもともとの価格が高いこともあり、使用済みでもある程度の高価買取が期待できるのです。

なかでも、特に高価買取が期待できる切手を紹介します。

立太子記念切手

皇太子を正式に定める皇室儀礼である「立太子（りったいし）の礼」を記念して発行された切手で、立太子礼記念切手とも呼ばれます。

なかでも1916年に発行された「昭和立太子記念切手」は10銭切手の発行枚数が少ないため、希少性の高さからコレクターに根強い人気があります。

赤猿

赤猿は中国切手のなかでも高い人気を誇る切手で、1980年に中国十二支切手シリーズの第1弾として発行されました。

当時においては革新的なデザインで、赤い背景に子猿のイラストが繊細に描かれ、金粉による装飾が施されています。

非常に希少性が高いため、使用済み切手でも高価買取が期待できます。

使用済み切手の買い取りはバイセルにお任せください

バイセルでは使用済み切手でも、プレミア切手なら高価買取が可能です。

豊富な買取実績があり、切手の知識を持った査定士がしっかり鑑定します。

店頭買取・出張買取・宅配買取の査定方法から、お好みの方法をお選びください。

店頭買取

バイセルの店舗は駅から近く、アクセスが抜群です。

予約も不要なため「ショッピングのついでに」など、いつでもお気軽にご利用いただけます。

もちろん、予約すれば待ち時間の心配もありません。

全店舗にプライベートを守る個室があり、他のお客様に品物を見られたり、話を聞かれたりすることもないので安心してご相談ください。

出張買取

「品物が多い」「遠方で来店が難しい」など、品物を持ち運びが不安・手間に感じられる場合は、出張買取がおすすめです。

電話やメール、チャットで申し込みいただければ、ご希望に合わせて最短即日で査定士が訪問します。

出張料や査定料などの各種手数料は無料。査定後は、その場で現金を受け取れます。

宅配買取

「スケジュールが合わない」「対面でのやりとりが煩わしい」などの場合には、自宅から好きなタイミングで発送できる宅配買取が便利です。

お申し込みから5営業日程度で、品物に合わせて無料の宅配キットと必要な書類をお送りします。

混雑状況にもよりますが、品物が到着しておおむね1週間以内で査定結果をご連絡します。

もちろん、査定後のキャンセルも可能です。

おわりに

切手の買取価格をアップさせるためには、きれいにはがして保存状態を良好に保つことが大切です。

水はがしなら特別な道具が不要で簡単にできます。

ただし、間違った方法では切手を傷めてしまう可能性があるため注意しましょう。

使用済み切手は基本的に査定額が低くなる傾向にありますが、人気の高いプレミア切手なら使用済みであっても高価買取が期待できます。

人気の消印やプレミア切手には幅広い種類があるため、ご自宅に眠るコレクションのなかにも高価買取対象の切手があるかもしれません。

使用済みでも消印の状態によっても査定額が変わる場合があるため、この機会に査定に出してみてはいかがでしょうか。