ピンクゴールドは高額買取してもらえる?お手入れのポイントもチェック
ピンクがかったおしゃれな金、ピンクゴールドは、女性に人気の貴金属です。とはいえ、買ったものの身に付けなくなってしまったという人もいるでしょう。
そのような場合は、捨てずに買い取ってもらうのがおすすめです。
ここでは、ピンクゴールドの買い取りについて詳しく解説します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
ピンクゴールドとは?
ピンクゴールドは、金にさまざまな金属を混ぜ合わせていることから、さまざまな特徴があります。
ここでは、ピンクゴールドとはどのような金属なのか、4つの特徴から解説します。
すべての肌色に合わせやすい
純金に銅や銀、パラジウムといった金属を混合して作られた、ピンク色の金属色が特徴の合金がピンクゴールドです。
幅広いピンク色は肌の色味に合わせやすく、肌の上でも美しく映えることから、人気の高いカラーとなっています。
特に、ピンクの温かい色味は女性らしさを引き立てるため、女性を中心に高い人気を集めているのです。
ピンクゴールドは純度の違いで色合いが変わる
ピンクゴールドは、配合される金の純度によって色合いが変わるという特徴があります。
金の純度が高いほど金に近い色になり、純度が低く銅の分量が多くなるほどピンク色が濃くあらわれるのです。
配合割合によって色味が異なるので、アクセサリーごとにピンクの色味を確かめるようにしましょう。
ピンクゴールドの耐久性は高い
ピンクゴールドに配合される銅は、金よりも高い強度を誇る金属です。
そのため、ピンクゴールドは純金よりも高い耐久性を誇り、簡単に傷付いたり破損したりすることはありません。
毎日身に付けるアクセサリーと相性の良い金属のため、気兼ねなく使えることもピンクゴールドの優れた特徴です。
ほかのカラーゴールドとの違い
ピンクゴールドとほかのカラーゴールドとの違いは、純金に混ぜる金属の種類や割合です。
例えば、75%の金と25%の銀・銅を合わせたものをイエローゴールド、75%の金と25%のパラジウムを合わせたものをホワイトゴールドと呼んでいます。
ピンクゴールドの注意点
気に入っているアクセサリーは、肌身離さずつけておきたくなるものです。
特に結婚指輪などは、日常生活でずっと身に付けていることが多いと思います。
ピンクゴールドはそうした結婚指輪などのアクセサリーにも使われていることが多いのですが、取り扱いには注意が必要な点があります。以下でご紹介しましょう。
変色しやすい
ピンクゴールドのデメリットに挙げられるのが、変色のしやすさです。そこで、変色する原因や理由を詳しく解説します。
18金のピンクゴールドはお風呂や温泉などで錆びる可能性がある
ゴールドのなかでも24金のように純金製のものは、さびにくく、劣化もしにくいため、例えば、つけたままお風呂に入っても問題はありません。
一方、18金ピンクゴールドは、純金のほかに銀や銅が含まれていますので、お風呂、特に入浴剤やバスソルトなどが入ったお風呂に入れると、変色してしまうことがあります。
時間が経過すると色が落ちてしまう
また、先述したとおり、硫黄成分にも反応してしまうため、温泉に入れると変色してしまいます。
さらに、シャンプーに含まれている成分によっても変色したりくすんでしまったりしますので、お風呂に入る際には、必ず外すなどの注意が必要です。
また、時間の経過による変色にも注意しましょう。
純金である24金は時間の経過では変色しませんが、ほかの金属が混ざっているピンクゴールドは時間が経つにつれて変色してしまいます。
これは、ピンクゴールドに含まれている銀や銅といった金属が、変色する性質を持つためです。
時間が経つにつれて、色が変わってきたり、色が薄くなってきたりします。
特に、ピンクゴールドの色合いを決めている銅は、大変変色しやすい金属です。
油分や空気に触れ続けると酸化しやすくなる
また、銀や銅は、酸化しやすく、酸素や油分、硫黄などといった物質と化学反応を起こしやすいという性質があります。
したがって、化粧品に含まれる油分や、皮脂と触れることで、化学反応がおき、黄色や茶色のような色に変色してしまいます。
また、空気中の酸素に触れただけでも酸化するのが銅を含むピンクゴールドの特徴です。
最近では、酸化防止加工を施したピンクゴールドの製品も多くなってきていますが、まったく酸化しないというわけではありません。
酸化はなかなか防げるものではありませんが、使用した後は汗や化粧品を拭き取り、油分による化学変化を防ぐなどの対策を採りましょう。
傷や破損に注意する
表面に細かい傷がつくと、ピンク色が薄くなったように見えることがあります。
アクセサリーは、身に付けていれば傷がつくことは避けられません。
したがって、修理したりメンテナンスに出したりして、傷を取っていくことが必要になります。
日常的にも、保管する際にはアクセサリーケースに入れて、ほかのアクセサリーと接触しないように収納するなどの工夫をして傷を防ぎましょう。
また、先述したとおり、ピンクゴールドはときに破損するような性質を持つため、衣類の着脱や重いものや固いものを持ったりする際には、面倒でもいったん外して、破損を防ぐことが大切です。
金属アレルギーを引き起こしやすい
純金は金属アレルギーを引き起こしにくい金属ですが、銅やパラジウムはアレルギーを引き起こしやすい金属です。
ピンクゴールドは、ピンクの色味が強くなるほど銅の含有率が高くなるため、純金よりもアレルギー反応が出やすくなります。
現在、金属アレルギーの症状がない方でも、将来的にアレルギー反応が出る可能性があるため注意が必要です。
再加工が難しい
ピンクゴールドは、銅やパラジウムを混ぜ合わせることにより硬度が増しています。
その結果、リングのサイズ変更などの再加工が難しく、再加工時に割れる可能性があるのです。
一部の店舗では再加工を断る場合もあるため、購入時には再加工について十分に確認しておきましょう。
ピンクゴールドが変色してしまった際の対処法
ここでは、ピンクゴールドが変色してしまったときの対処法を、3つのケースに分けて解説します。
経年劣化での変色の対処法
ピンクゴールドが経年劣化で変色する原因は、含まれる銅や銀が酸化するか、油分などと化学反応を起こすからです。
そのため、以下の手順で中性洗剤を使用してアクセサリーを洗い、表面の酸化物を取り除くことで輝きを取り戻せます。
1. 35~40度程度のぬるま湯1Lに。中性洗剤を2~3mLを入れる。
2. 1の溶液にアクセサリーを5~10分間漬ける。
3. ガーゼなどのやわらかい布で溶液を拭き取る。
ただし、一部の宝石は中性洗剤に弱いため、この方法が使えないアクセサリーもあります。
エメラルドやコハク、マカライトなどの宝石がついているアクセサリーは、ぬるま湯のみで洗いましょう。
傷が原因での変色の対処法
細かな傷がアクセサリーの表面に付くと、光の当たり方が変わってしまい色が薄く見えます。
この場合は、表面の傷を取り除くことで本来の色味を取り戻せるため、専用クロスなどで研磨する方法が有効です。
ただし、金属の研磨は慣れていないと、余計に傷をつけたり、一部分だけ凹んだりする可能性があります。
そのため、少しでも不安がある場合は、自分で研磨せずに専門店で研磨してもらいましょう。
メッキ塗装が剥げた場合の対処法
メッキ塗装が剥げた場合は、すでにピンクゴールドの部分がないので、再メッキ以外の方法はありません。
購入店や専用の工房などに依頼して、新たにピンクゴールドのメッキを施してもらいましょう。
日頃からできるピンクゴールドの取り扱い方法
ピンクゴールドは耐久性の高い金属である一方で、変色しやすいデリケートな金属でもあります。
ここでは、少しでも変色を防ぐために有効な、日頃からできるお手入れ方法などを解説します。
使用した後には汚れを拭き取る
ピンクゴールドに付着した化粧品や皮脂などの汚れは、変色を進行させる大きな要因となります。
そこで、アクセサリーの使用後はやわらかい布で汚れを拭き取ることが、変色を防ぐことに有効です。
特に、夏場は汗などの汚れが付着しやすいため、入念に汚れを拭き取りましょう。
入浴時には外す
水には酸素が含まれているため、ピンクゴールドが水に濡れるとサビや変色を進行させてしまいます。
水仕事をするときや温泉に入るときなどは、きちんとアクセサリーを外して、水に濡らさないようにしましょう。
蓋つきのケースで保管する
ピンクゴールドは、酸素に触れている時間が長くなるほど酸化するため、変色する可能性が高くなります。
アクセサリーの汚れをきちんと拭き取ったあとは、蓋付きのケースで保管し、酸素に触れないようにしましょう。
また、ケース内でほかのアクセサリーと触れて傷付けないようにするために、一つひとつ区切ったり小分けにしたりして収納することが重要です。
定期的に洗浄する
使用後のお手入れをしていても、どうしても残ってしまう汚れがあります。
そのため、使用頻度に合わせて、定期的に中性洗剤を用いた洗浄が必要です。
もし、長期間使う予定のないアクセサリーの場合は、1回の使用後でも洗浄してから保管しましょう。
ピンクゴールドを高く買取ってもらうには
ピンクゴールドを高く買取ってもらうためには、以下のポイントを押さえましょう。
ブランドのものは付属品も査定に出す
有名ブランドのピンクゴールドジュエリーの場合は、購入した際のギャランティーカードや箱などの付属品も、一緒に査定に出すようにすると、査定額が高くなります。
高価買取を望む場合には、付属品も大切に保管しておくようにしましょう。
金相場の高いときを狙う
ピンクゴールドに限らず、金は相場が高いときが高く買取ってもらえるチャンスです。
インターネットなどで金相場を日ごろからチェックして、少しでも高くなったときを狙うようにしましょう。
現在は金の相場が高くなっていますので、サイズが合わなくなったなど、不要なピンクゴールドの製品がお手元にある方は、買取してもらうチャンスかもしれません。
ほかの商品も併せて査定に出す
貴金属買取をしているお店では、ブランド物の買い取りも行なっていることが多いでしょう。
ピンクゴールドのアクセサリーのほかにも、不要なブランドバッグや小物、時計といったものがあれば、査定の際にまとめて出してみるのがおすすめです。
一度に持ち込む品物の数が多くなると、査定額が高くなる傾向にあります。
ピンクゴールドを売るなら買取実績豊富なバイセルへ
不要なピンクゴールドを高価買取につなげたい方は、買取実績が豊富なバイセルにご相談ください。
バイセルでは、ピンクゴールドの専門知識を身に付けたスタッフが査定を行ない、状態の悪いピンクゴールドも査定可能なため、長年使っていなかったアクセサリーも安心してお任せください。
また、バイセルでは、店頭、出張、宅配の3つの買い取り方法を用意しており、お客さまの予定や都合に合わせて自由に選択していただけます。
買取手数料や出張手数料といった、各種手数料はすべて無料のため、査定額から差し引かれる金額はありません。
おわりに
日本人の肌の色になじみやすいといわれ、最近人気が高くなっているピンクゴールドのジュエリーは、高価買取が期待できます。
高価買取のためには、できるだけ変色しないよう、お手入れを怠らないようにし、不要になったら早めにジュエリーに詳しいバイセルでの売却を検討するのがよいでしょう。
近年は、金の相場が比較的高くなっている傾向にあるため、サイズが合わなくなったなど、不要なピンクゴールドの製品がお手元にある方は、買い取りしてもらうチャンスかもしれません。