絵画の買取相場は?絵画の種類や価値の決まり方などをご紹介

世界中にコレクターが存在する絵画は、中古市場で非常に流動性の高い資産です。「絵画を売ると値段はいくらになるのか」「なぜ同じように見えるレプリカでも価格に差が出るのか」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
絵画の買取価格は、作家の知名度だけでなく、市場の需要と供給、さらには作品の状態や由来といった複雑な要因によって決定されます。本記事では、日本画や現代アートといったジャンル別の特徴から、具体的な買取相場の決まり方、価値を高める査定ポイントまで徹底解説します。お手持ちの絵画を納得のいく価格で売却するために、ぜひ参考にしてください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
「バイセル」の査定士として、月間120件以上の査定、年間では1,000件以上のお客様対応の実績があります。豊富な経験をもとに 12カテゴリ、19品目と幅広い知識を有しています。その中でも着物・ブランド品の査定が得意です。 また、多数のメディアに出演させていただいた経験もあり、様々な角度からリユース業界に貢献したいと思っています。当記事のお品物へのご相談がございましたら、バイセルへお気軽にお申し付けください!
目次
中古市場で需要が見込める絵画の種類と人気作家
絵画の買取相場を左右する最大の要因は「ジャンル」と「作家」です。中古市場で特に活発に取引されている4つの主要ジャンルとその特徴を確認しましょう。
伝統と技法が光る「日本画」
日本画は、岩絵具や胡粉といった天然の顔料を用い、絹や和紙に描かれる伝統的な絵画です。明治時代以降、西洋画の写実的な技法を取り入れながら独自の進化を遂げました。
・主な技法:水墨画(墨の濃淡)、水彩画(透明感)、版画(木版・シルクスクリーン等)
・価値が上がりやすい作家:東山魁夷、横山大観、平山郁夫、棟方志功、円山応挙など。歴史的価値が高く、現存数が限られている作品ほど、数千万円単位の値段がつくこともあります。
見たままの美しさを追求する「西洋画」
油絵やパステル画など、ヨーロッパで発展した技法で描かれる西洋画は、光の明暗や遠近法を駆使した写実性が特徴です。日本では黒田清輝などの巨匠が礎を築きました。
・価値が上がりやすい作家:マルク・シャガール、ベルナール・ビュッフェ、サルバドール・ダリなど。巨匠の作品は国際的なマーケットで取引されるため、為替や海外需要の影響も受けやすいのが特徴です。
思想や社会性が付加価値となる「現代アート」
1950年以降の実験的な作品群を指します。美しさだけでなく「社会への批評」や「概念(コンセプト)」が価値の源泉となります。マルセル・デュシャンが便器を芸術としたように、思考を促す力が価格に反映されます。
・価値が上がりやすい作家:草間彌生、奈良美智、村上隆、バスキア、バンクシー、白髪一雄など。存命作家の場合、オークションでの落札結果がダイレクトに買取相場へ波及します。
素材そのものに価値がある「貴石画(宝石画)」
ルビーやサファイアなどの天然石を砕いて描かれる宝石画(貴石画)は、美術品としての側面と、宝石としての資産価値の両面を持ちます。そのため、作者が不明であっても使用されている石の質や量によって一定の買取価格が期待できるのが特徴です。
絵画の買取相場はどう決まる?価値を左右する論理的背景
絵画の値段が「いくらになるか」を紐解くには、アート特有の市場構造を理解する必要があります。査定現場で重視される価格決定のメカニズムを解説します。
市場の二重構造:プライマリーとセカンダリー
アート市場には「一次市場(プライマリー)」と「二次市場(セカンダリー)」が存在します。買取査定で基準となるのは後者のセカンダリー市場です。
一次市場では「号単価(絵のサイズ)」に基づいて価格が決まりますが、二次市場では「その作品を今、いくらで買いたい人がいるか」という純粋な需要と供給のバランスで決まります。そのため、過去のオークション落札データが最新の買取相場を構成する重要な根拠となります。
「本物」であることを証明するサインとシリアルナンバー
作家物の場合、落款やサインの有無は必須条件です。また、版画や複製画において「レプリカなのになぜ高いのか」という疑問の答えは、シリアルナンバーにあります。限定部数の中で「何番目の作品か」が明記され、作家の承認を得ていることで、レプリカであっても「資産」としての価値が担保されます。
なぜ保存状態がこれほどまでに厳しく査定されるのか
絵画は非常にデリケートな物質です。油絵のひび割れや日本画のシミ、カビは、一度発生すると完全な修復が困難であり、作品の美学的価値を損ないます。これは再販時の需要を著しく下げるため、保存状態の良し悪しが買取価格の致命的な差となって現れます。
絵画を売るなら専門査定士がいるバイセルが選ばれる理由
絵画の売り先に迷った際、総合リサイクルショップではなく、バイセルのような美術品買取の専門業者を選ぶことには明確なメリットがあります。
適正価格を算出する高度な鑑定眼
絵画の価値は、単なる見た目だけでは判断できません。作家の作風の変化や、描かれた年代、真贋を見極めるための落款の知識、さらには現在の国際的なオークション相場まで、膨大なデータが必要です。バイセルには美術品に特化した経験豊富な査定士が在籍しているため、無名作家や由来が不明な作品であっても、隠れた価値を見逃さずに査定することが可能です。
多様な販路があるからこその高価買取
買取った絵画をどこへ販売するかというルートの多さは、買取価格に直結します。バイセルは国内外に独自の販売ネットワークを保持しており、それぞれの作品が最も高く評価される市場を把握しています。この販売力があるからこそ、お客様への買取価格として最大限の還元ができるのです。
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高額査定を引き出すための準備とチェックポイント
絵画を少しでも高く売るためには、査定前の準備が欠かせません。以下の項目を確認することで、査定金額のアップが期待できます。
作品の由来を示す資料を揃える
「どこで購入したのか」「鑑定書はあるか」といった由来(プロブナンス)の情報は、作品の信頼性を担保します。画廊のシールが額の裏に貼られている場合や、展示会のカタログに掲載されている場合は、それだけで査定金額に好影響を与えます。
無理な補修をせず現状のまま査定に出す
汚れているからといって、市販の洗剤や濡れた布で拭くのは厳禁です。特に油絵や水彩画は表面が剥離するリスクがあります。ホコリを軽く払う程度に留め、専門家に見せるのが最善の策です。
額縁も一緒に査定を行う
「額装」も作品の一部として評価されます。高級な額縁や、作家自身が選んだ額装は、それ自体に数万円以上の価値がつくこともあります。額が壊れていても、そのままの状態で査定に出しましょう。



