
当記事でよくある質問
- Q
珍しいデザインの5円玉を見つけました。いくらになりますか?
- A
発行年代やデザインにより買取価格が変わりますので一度拝見いたします。こちらよりお問合せ下さい。(0120-542-668)
- Q
祖父から昔の5円玉を含む大量の古銭コレクションを譲り受けました。価値ってありますか?
- A
種類によって価値が変わります。バイセルでは5円玉を含む古銭の査定実績が多数ございます。古銭買取ページをご覧ください。
その他、価値が高い5円玉の種類と買取相場について詳しく知りたい方はそのまま【目次】へお進みください。
5円の「ごえん」が縁起物とされ神社やお参りなどでのお賽銭としてもおなじみとなっている「5円玉」。
5円玉は誕生してから形や大きさ、素材を変更しつつも140年以上の長きにわたり流通してきました。
5円玉はデザインや発行年によって価値と買取価格が変動します。
5円玉の買取市場における価値や買取相場を種類別に、また売る際に押さえておきたいコツもご紹介します。
5円玉が誕生した背景

日本で初めて5円玉が登場したのは明治4年で、新貨条例の制定に伴い「旧5円金貨」が発行されました。
明治30年になると貨幣法が制定され「新5円金貨」を発行します。
さらに、昭和23年には銅と亜鉛が含まれた黄銅という素材が用いられた「5円黄銅貨」が流通を始めました。
翌年には黄銅素材はそのままに、現行の図案と同じく穴があいた5円玉が流通し始め、昭和34年に刻印されている書体が楷書体からゴシック体へ変更されました。
価値が高い5円硬貨の種類

5円玉の古銭の買取市場における価値は、種類や発行された年、発行枚数によって大きく異なります。
買取に出した際に額面より安値になるか高値になるかは、これらの項目に左右されるので、お持ちの5円玉がどの種類に該当するのかを確認しておきましょう。
古銭買取のおいて、価値が高く買取対象になりやすい5円玉について種類別でご紹介していきます。
旧5円金貨と新5円金貨
旧5円金貨(旧五圓金貨)と新5円金貨(新五圓金貨)は、5円玉の中で最も希少価値が高く、コレクターからの人気も高いです。
それぞれの発行枚数について、旧5円金貨は大型と小型合わせて9,427,612枚、新5円金貨は1,367,720枚となっています。
特に新5円金貨は、他額面の金貨に比べても発行枚数が少ないため、希少価値が高いです。
買取額は旧5円金貨と新5円金貨ともに状態が良ければ~10万円後半(過去の古銭市場での事例)というになることもあります。
5円金貨をお持ちでしたら、古銭の買取価格に自信のあるバイセルまでご相談ください。経験豊富な査定員が最短即日で査定に伺います!
さらに価値が高い財務省放出金貨
財務省は平成17年に、保有していた旧5円金貨・新5円金貨を含めた近代金貨をオークションに出品しており、この時の金貨を「財務省放出金貨」と呼びます。
このオークションで、5円金貨は数十万円もの高額で落札され、古銭コレクターからも大きく注目を集めました。
財務省放出分は未使用の金貨が特製ケースに封入されており、品質も極めて良好のため、買取市場に出回っているその他の古銭からも一目置かれた存在となっています。
5円黄銅貨(穴ナシ)
昭和23年・24年には、中心の穴が無い(無孔)5円黄銅貨が製造されていました。
表面に国会議事堂、裏面に鳩・梅花があしらわれています。
発行枚数は約25万枚とそれほど多くないため、状態が良好なものであれば額面以上で買取してくれる場合もあります。
フデ5(昭和24年~33年の5円玉が該当)
フデ5とは古銭コレクターの間で呼ばれる名称であり、現在5円玉に記されている書体がゴシック体なのに対し、楷書体で描かれている5円玉のことを指します。
フデ5は昭和24年~33年にかけて発行されていて、発行枚数は約65万枚です。
「筆で描いたような5円玉」というところからフデ5と呼ばれるようになりました。
5円黄銅貨(ゴシック体)
昭和34年から現在まで発行されている5円黄銅貨も買取対象ではありますが、基本的には希少性がないので額面より買取額は下回るでしょう。
文字の書体すべてがゴシック体になっているのが特徴です。
発行枚数の少ない5円玉
毎年発行されている5円玉ですが、極端に発行枚数の少ない年もあり、そのような年銘のものは希少価値が高いとされています。
昭和32年発行のフデ5と平成22~25年発行のゴシック体は、他の年に比べて発行枚数が少なく、額面以上の買取額が期待できるでしょう。
【状態別】5円玉の価値

5円玉には、状態別に大きく分けると「プルーフ金貨」「未使用品」「並品」の3種類があります。
それぞれの特徴や、買取市場における価値についてご説明します。
プルーフ金貨
プルーフ金貨は、昭和62年から造幣局が製造しているコインコレクター向けの金貨です。
表面に鏡面のようなプルーフ加工が施され、5円玉は主にコレクション用の「通常プルーフ貨幣セット」に封入されています。
一般的に流通している5円硬貨に比べて、プルーフの5円硬貨の方が高い買取価格が期待できるしょう。
未使用品
未使用品とは「一度も使用されたことのない5円硬貨」のことを指します。
製造時の状態が保たれている綺麗な硬貨は、買取額も高くなりやすいです。
ただし使用済みであっても、未使用品と同様の状態であれば未使用品に分類される可能性もあるので、綺麗に保管しておくのに越したことはないでしょう。
並品
流通時の傷・汚れ・摩耗・変色などが見られる5円玉は一般的に「並品」に分類されます。
どんなに希少とされている5円玉でも、傷が付いてしまうと価値が下がってしまうので注意しましょう。
5円玉を売る際のコツ
古銭専門の買取業者を利用する
古銭は買取に出す店舗によって買取額が異なります。
5円玉をはじめとした古銭の買取を行っている店舗は多数ありますが、5円玉の種類はとても多いため、古銭に特化している業者を選ぶことをおすすめします。
古銭の買取実績があまりないところで査定を依頼すると、5円玉本来の価値を見落とされてしまう可能性もあります。
古銭を専門としている買取業者は、古銭に関する専門知識や買取経験が豊富なため、お持ちの5円玉の価値を見極めてくれます。
お目当ての古銭専門の買取業者があるなら、5円玉も買取対象になっているかどうか知るために、取り扱っている古銭の種類を押さえておくと良いでしょう。
エラー硬貨の種類を把握しておく
エラー硬貨とは、製造時のミスにより、デザインや形が一般的な硬貨と異なってしまったものです。
エラー硬貨はあまり市場に出回らないので、希少価値があるものとされています。
また、エラー硬貨の買取価格は、エラーの種類や度合いで変動します。
いくつか具体的な例を挙げます。エラー種類 | 特徴 |
---|---|
穴ズレ | 本来と違う位置に穴があいている |
角度ズレ | 表面と裏面でデザインの角度が異なっている |
印刷ズレ | デザインが見切れていたり余白があったりなどの印刷がズレている |
ヘゲエラー | 金属の表面が紙のようにめくれている |
エラー度合いは、大きければ大きいほど買取額が高くなる傾向です。
半分ほど余白があるような印刷ズレ硬貨は、20万円ほどの買取額が期待できることもあります。
角度ズレ硬貨などはコインコレクターに人気があるものの、目立ちづらく見逃す可能性が高いので、5円玉は古銭買取のプロに査定してもらうのが好ましいです。
自分で硬貨磨かない
5円玉をはじめとする古銭の買取においては、製造時の状態が保たれている綺麗なもののが買取額も高くなりやすいです。
そのため、汚れている古銭をお持ちの方の中には「自分で磨いてから買取査定を受けて高値を狙いたい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、古銭は製造されてから長年経っていることが多く、経年劣化している可能性が高いです。
その状態で不用意に自分で磨いてしまうと、擦れて傷が付いてしまう恐れがあります。
高値を狙うどころか、古銭の価値を下げてしまう事になり兼ねないので、古銭はそのままの状態で買取査定に出すのが賢明です。