【記念硬貨の換金方法】こんな場合は両替より買い取りがおすすめ!
2022.05.10
古銭買取

記念硬貨は額面通りで通貨として使うことも可能ですが、お店によって使用できないなど、貨幣としての利便性は高くありません。
そのため、不要になった記念硬貨は換金を検討しましょう。
記念硬貨の主な換金方法として、「両替」と「買い取り」のそれぞれの特徴や、使い分けについて解説します。
また、プレミアがつく記念硬貨の買取相場や、記念硬貨を現金化する際に知っておきたいポイントも併せてご紹介します。
目次
記念硬貨の換金方法には銀行での両替と買取がある

記念硬貨とは、国家的な出来事を記念して発行される硬貨のことです。
日本の記念硬貨では、1964年(昭和39年)に発行された東京オリンピック記念硬貨や、1970年(昭和45年)に発行された日本万国博覧会記念硬貨などが有名です。
記念硬貨は貨幣として額面通りの価値があるものの、「自動販売機では使えない」「お店によっては使用を断られることがある」など、実際に使うには不便なことが多いです。
「かつて集めていたが不要になった」「コインコレクターだった父から受け継いだ」といった記念硬貨をお持ちの場合は、現行の流通貨幣に換金したほうが便利です。
主な記念硬貨の換金方法とされる「両替」と「買い取り」についてご紹介します。
記念硬貨を銀行などで両替する
記念硬貨は額面通りの価値が認められる貨幣なので、銀行などの金融機関の窓口で両替することができます。
ただし、銀行などでの両替は、額面通りの金額(記念硬貨に印字されている金額)で換金されます。
どんなに希少価値が高い記念硬貨でも、額面が「100円」であれば100円にしかならないため、場合によっては損をしてしまうかもしれません。
加えて、銀行や両替方法によっては両替の際に所定の手数料が発生するため、本来受け取れるべき額面を下回る可能性もあるでしょう。
また、その他の昔の硬貨やお札を持っている場合は金融機関ではほとんど両替できないため、まとめて両替したい場合には不便です。
記念硬貨を買取業者に売る
記念硬貨を換金するもう1つの方法として、記念硬貨をはじめとしたコイン・お札の買い取りを行なっている業者を利用する方法があります。
買い取りであれば、額面通りに換金される金融機関での両替とは異なり、コレクションとしての人気・希少性・使われている素材などを買取額に加味してくれます。
記念硬貨の種類によっては額面以上の価値がつく可能性もあるというのが、記念硬貨を買い取りに出す魅力でしょう。
お持ちの記念硬貨は、まず買取業者で査定を依頼して、価値を把握しておくのが賢明です。
両替と買取はどう使い分ければ良い?

記念硬貨の換金方法として「両替」と「買い取り」は、どのように使い分ければ良いでしょうか。
基本的には、買取価格が額面を超えないような記念硬貨の場合には「両替」を、買取価格が額面を超えるような記念硬貨の場合には「買い取り」を利用することをおすすめします。
とはいえ、お持ちの記念硬貨が額面を超えるような価値があるものなのかどうかは、素人では判断が付きづらいでしょう。
そんなときには、まず試しに無料査定サービスを行なっているコインに詳しいバイセルに査定を依頼してみてください。
プロの査定でお持ちの記念硬貨の価値を確認してから換金方法を検討すれば、金額面で損をせずに済むでしょう。
その際、利用者の自宅まで査定員が来てくれる「出張査定」を行なっている買取業者を選べば、自宅から1歩も出ることなくお持ちの記念硬貨の価値を確かめることができますよ。
もちろん、出張費や査定料・キャンセル料などの各種手数料は無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。
プレミアがつく記念硬貨の買取相場

額面以上の価値がつく、所謂プレミアつきの記念硬貨を換金したい場合には、買取サービスを利用するのがおすすめでした。
では、具体的にどの種類の記念硬貨にプレミアがつきやすく、買取相場はどれくらいになるでしょうか。
ごく大まかに言えば、発行年代が古い、あるいは発行枚数が少なく未使用だと、買取価格が額面を超えることがあるようです。
また、金貨は素材である金自体に高い価値がつくため、買取価格が額面を超える可能性があります。
具体的には、以下のようなものが挙げます。
東京オリンピック記念硬貨(未使用) | 国際花と緑の博覧会記念硬貨(未使用) | 沖縄復帰20周年記念硬貨 (未使用) |
皇太子殿下御成婚記念硬貨 (5万円金貨) | 長野オリンピック冬季競技大会記念硬貨(1万円金貨) | 2002FIFAワールドカップ記念硬貨(1万円金貨・4万円金貨) |
2005年日本国際博覧会記念硬貨(4万円金貨) | 東日本大震災復興事業記念硬貨(1万円金貨) | 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念硬貨 |
これらの記念硬貨は、買取価格が額面を超える可能性がありそうです。
コイン買取市場で出会うことの多い記念硬貨のなかで額面を超える買取価格がつく可能性のある種類、またはその買取相場については以下の2つの記事が詳しくなっています。
あくまで目安程度ではありますが、お持ちの記念硬貨の価値を知るための参考としてご利用ください。
その他の記念硬貨の種類
上の表でご紹介したプレミアのつきやすい記念硬貨を含めて、日本ではこれまで38種類の記念硬貨が発行されています。
これまでに発行された日本の記念硬貨を一覧で確認しておきましょう。
記念硬貨の名称 | 発行年 |
---|---|
東京オリンピック記念硬貨 | 1964年 |
日本万国博覧会記念硬貨 | 1970年 |
札幌オリンピック記念硬貨 | 1972年 |
沖縄国際海洋博覧会記念硬貨 | 1975年 |
天皇陛下御在位50年記念硬貨 | 1976年 |
国際科学技術博覧会記念硬貨 | 1985年 |
内閣制度創始100周年記念硬貨 | 1985年 |
天皇陛下御在位60年記念硬貨 | 1986年 |
青函トンネル開通記念硬貨 | 1988年 |
瀬戸大橋開通記念硬貨 | 1988年 |
国際花と緑の博覧会記念硬貨 | 1990年 |
裁判所制度100周年記念硬貨 | 1990年 |
議会開設100周年記念硬貨 | 1990年 |
天皇陛下御即位記念硬貨 | 1990年 |
沖縄復帰20周年記念硬貨 | 1992年 |
皇太子殿下御成婚記念硬貨 | 1993年 |
関西国際空港開港記念硬貨 | 1994年 |
第12回アジア競技大会記念硬貨 | 1994年 |
長野オリンピック冬季競技大会記念硬貨 | 1997年 |
天皇陛下御在位10年記念硬貨 | 1999年 |
2002FIFAワールドカップ記念硬貨 | 2002年 |
第5回アジア冬季競技大会記念硬貨 | 2003年 |
奄美群島復帰50周年記念硬貨 | 2003年 |
2005年日本国際博覧会記念硬貨 | 2004年 |
中部国際空港開港記念硬貨 | 2005年 |
国際連合加盟50周年記念硬貨 | 2006年 |
南極地域観測50周年記念硬貨 | 2007年 |
2007年ユニバーサル技能五輪国際大会記念硬貨 | 2007年 |
日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住 100周年記念硬貨 | 2008年 |
地方自治法施行60周年記念硬貨 | 2008年 |
天皇陛下御在位20年記念硬貨 | 2009年 |
第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念硬貨 | 2012年 |
新幹線鉄道開業50周年記念硬貨:1000円 | 2014年 |
新幹線鉄道開業50周年記念硬貨:東海道新幹線 | 2015年 |
東日本大震災復興事業記念硬貨 | 2015年 |
東京2020オリンピック競技大会記念硬貨千円銀貨幣 | 2015年 |
東京2020パラリンピック競技大会記念硬貨千円銀貨幣 | 2016年 |
第8回アジア冬季競技大会記念硬貨 | 2017年 |
銀行以外で記念硬貨を売却・両替する方法
記念硬貨は、銀行以外でも売却・両替することが可能です。
ここでは、フリマアプリ・金券ショップ・買取業者の3つの方法をご紹介します。
フリマアプリ
フリマアプリにて、購入を希望する人に記念硬貨を売却する方法があります。
ただし、記念硬貨の商品撮影や購入希望者とのやりとり、発送手続きなどをすべて自分で進めなければなりません。
また、フリマアプリによって記念硬貨の取り扱いが異なる場合があり、仮に「現金」扱いとなればそもそも出品が禁じられる可能性もあるため、事前に確認が必要です。
金券ショップ
記念硬貨の売却・両替は、金券ショップでも可能です。
手軽さはある一方、金券ショップはさまざまな商品を取り扱うため、記念硬貨の価値を正確に査定することは難しいかもしれません。
買取業者
記念硬貨をできるだけ高値で売却したい方は、買取業者に売却・両替してもらうのがよいでしょう。
特に、プレミアのつく記念硬貨であれば、その希少価値を正しく判断してもらえます。
さまざまな買取業者がいるなかでどのような買取業者を選べば良いかについては、次章にて確認していきましょう。
記念硬貨の買取でおすすめの買取業者の選び方

プレミアのつく記念硬貨の換金なら買取サービスを利用するのがおすすめです。
では記念硬貨を買い取りに出す際、利用する買取業者はどのように選べば良いでしょうか。
買取業者を選ぶ際に知っておきたい3つのポイントについてご紹介します。
- ・コインの買取経験豊富なバイセル
- ・各種手数料を無料にしている買取業者を利用する
- ・複数業者の査定を見比べるのも有効
コイン買取のバイセルを利用する
記念硬貨はネットオークションやフリマアプリなどの個人間売買でも現金化することは可能です。
しかしながら、記念硬貨の本来の価値を反映した価格で買い取りしてもらいたいなら、コインに詳しいバイセルを利用することをおすすめします。
記念硬貨のプレミア価値を見極めるためには、買取市場における需要・保存状態の良し悪し・希少性などを正確に査定できるための専門知識を持っていなければなりません。
不特定多数を相手にするネットオークションやフリマアプリでは専門知識を持った買い手に出会えるとは限らず、出品価格の設定によっては本来の価値よりも安く売ってしまう可能性があります。
その意味で、買取価格の妥当性という面では、コインの買取経験豊富なバイセルが最も信頼できるでしょう。
各種手数料を無料にしている買取業者を利用する
買取サービスを利用すると、業者によって査定料・キャンセル料・出張買取の出張費といった手数料が発生する場合があります。
せっかく価値の高い記念硬貨を売ったとしても、手数料がかかってしまっては実際に手にできる買取金額は目減りしてしまいますよね。
また、査定結果を見て「やっぱり買い取りは見送ろう」となったときには、手数料は無駄な出費になってしまいます。
そこで記念硬貨を買い取りに出すなら、各種手数料を無料としており、無料サービスが充実している買取業者を選ぶのがおすすめです。
複数業者の査定を見比べるのも有効
コイン専門の買取業者であっても、記念硬貨のその時々の買取価格には多少の差が出ることがあります。
そこで、記念硬貨を少しでも高く買取してもらうためには、古銭に詳しいバイセルへご相談ください。
各種手数料が無料の買取業者を選ぶことで、無駄な出費を抑えることができます。
記念硬貨を高く買取してもらうために注意したいポイント

プレミアのつく記念硬貨を買い取りに出すときに、少しでも高く買取してもらうためにはどのような点に注意すれば良いでしょうか。
記念硬貨の買い取りでプレミア価値を下げないために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
- ・硬貨の保存状態を良く保っておく
- ・セット内容を揃えておく
- ・付属品は硬貨と一緒に査定に出す
硬貨の保存状態を良く保っておく
記念硬貨のプレミア価値について考えるときには硬貨の保存状態は重要になってきます。
錆や傷がついていたり、変形していたりすると買取価格は下がってしまう場合があります。
保存状態の良くない記念硬貨は、額面通りの価値になってしまう可能性も高いでしょう。
記念硬貨のプレミア価値を高く保つためにも、保管の際には湿気の多い場所を避ける・ケースに入れて保管するなどの工夫をしましょう。
セット内容を揃えておく
記念硬貨が販売される際には、複数枚の硬貨がセットになっていることも多いです。
セットで販売された記念硬貨の場合には、セット内容がすべて揃っている場合の方がコレクションとしての需要が高まり、高く売れる可能性が上がります。
長く保管している間に紛失してしまって、「買い取りに出すときにセットが不完全になってしまっている」といったことのないように大切に保管しておきましょう。
付属品は硬貨と一緒に査定に出す
記念硬貨が販売されるときには、ケースや説明書といった付属品がついてきます。
これらの付属品もコレクションとして重要なアイテムであるため、ついている方が高く買取されやすいでしょう。
中でも、ケースが未開封である場合には特に希少価値が高いとされ、買取価格も高くなりやすい傾向があります。
おわりに
記念硬貨の換金方法には、おもに銀行で両替する方法と買取業者や金券ショップなどで買い取ってもらう方法があります。
特に額面以上の価値がつく記念硬貨は、買い取りを選択すべきでしょう。
とはいえ、自分の持っている記念硬貨にどれほどの価値があるのか、素人では判断しにくいのも事実です。
コイン専門の買取業者であるバイセルなら、専門知識を備えた査定員が買取市場における需要・保存状態の良し悪し・希少性などを正確に査定いたします。
出張費や査定料などはもちろん無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。