ボンボニエールを高く買取してもらう方法と注意点!買取相場と業者についても解説
ボンボニエールは小さくて愛らしく、容器としてもインテリアとしても活用できるほどデザインが豊富です。
もし、使い道に迷って放置してしまっていては勿体ないです。
ボンボニエールは骨董買取市場で需要があり、買取に出すことができます。
本記事ではボンボニエールを売却したい方に向けて、少しでも高く買い取ってくれる方法と注意点をご紹介します。
ボンボニエールの買取相場の決まり方や買取業者についても解説しますので、自宅に使っていないボンボニエールがある方、買取に出したいという方はぜひご一読ください。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
ボンボニエールとは?
ボンボニエールとは子供の誕生や祝事の際に配る砂糖菓子を入れる容器で、ボンボン菓子を入れる器を指すフランス語「Bonbonnière」が語源です。
1887年以降、皇室で慶事の引き出物として出席者にボンボニエールが配られており、現在まで130年以上引き継がれています。
皇室の公式行事で配られた最古のボンボニエールは、1894年の明治天皇・皇后の銀婚式で出席者に配られた鶴と亀が彫られた銀製のものと言われています。
この銀婚式は、皇室がデザインを発注したボンボニエールの始まりとなりました。
ボンボニエールは作り込まれた意匠を施した工芸品として、1912年〜1935年に大流行しました。
昭和初期には皇室だけでなく、華族の結婚式の引き出物として配られるなど使用範囲が広がっていきました。
なお、ボンボニエールの素材は古くに作られたものは銀製が多く、他にも陶磁器、木製、銅製があります。
有名なボンボニエールのブランド
ボンボニエールを作っているブランド・メーカーは、有名無名問わず複数あります。
買取業者では、無名作品に比べて有名ブランドが手がけたボンボニエールのほうが買取対象としていることが多いです。
ここでは、国内・海外で有名なボンボニエールのブランドをご紹介します。
丸山久右衛門商店
1910年に創業した丸山九右衛門商店は、福井県鯖江市にある漆器製造問屋です。
鯖江市周辺、特に河和田町(かわだちょう)で作られている越前漆器は、昔からハレの日に使う風習があるほど人々の生活に馴染んでいます。
越前漆器の特徴である落ち着いた光沢や奥ゆかしさのある模様は、職人の高度な技術が求められるため、工程ごとに分業して製作しています。
また、越前漆器は時代の変化によって大量生産の技術も生み出し、多彩な製品を展開した結果、国内の外食産業用および業務用の漆器のシェア80%以上を生産するほどにまでなりました。
丸山九右衛門商店が作るボンボニエールは、黒に金の華唐草が美しい華唐草ボンボニエールなどがあります。
山田平安堂
山田平安堂は、1919年に山田孝之助が「山田漆器店」として日本橋に創業したブランドです。
創業から100年経った今でも、山田平安堂の漆器は「宮内庁御用達」と呼ばれる皇族が利用する由緒あるブランドとして認められています。
山田孝之助は創業前に京都の漆器屋で修行を積み、その雅やかな漆器に釘付けになりました。
東京の漆器は実用的で粗っぽさがあると言い、京都の漆器の魅力を東京に広める一心で創業に至ったようです。
後に修行を積んだ京都にちなんで社名を「山田平安堂」に変更し、扱う漆器も時代と共に変貌を遂げています。
山田平安堂は、伝統工芸である蒔絵を職人が全て手描きで仕上げた「蝶に牡丹」「蝶に桜」「蝶に藤」のボンボニエールを製作しています。
香蘭社(こうらんしゃ)
香蘭社は、1879年に佐賀県有田町で創業した日本の食器メーカーです。
陶磁器の原料である「カオリン」が「香蘭(コウラン)」と響きが似ており、陶磁器の会社として世界に通用するようにという願いから、社名を香蘭社に命名しました。
また、香蘭社の製品は有田焼で作られており、世界各国で行われた万国博では有田焼の美しさや製品の品質の高さから受賞歴があります。
1896年に宮内省大膳寮より御用品製造を受けおり、宮内庁御用達として認められるほどの逸品です。
香蘭社のボンボニエールは、瑠璃釉に金彩で梅と蘭が一つの丸紋としてデザインされたものや、昔から長寿と繁栄のシンボルだった鶴を描いた蓋物などがあります。
ノリタケ
ノリタケは現在の愛知県名古屋市西区則武(のりたけ)新町に本社を構える、日本屈指の有名陶磁器メーカーです。
1876年に東京・銀座で貿易商社を創業した森村 市左衛門・豊(とよ)兄弟は、日本の輸出品の中でも次第に陶磁器が増えていく様を見て、陶磁器の将来性に確信を持ちました。
森村兄弟は1889年に開催されたパリ万博にて、美しく繊細な模様の白いヨーロッパ製磁器に感銘を受けます。
日本でも美しい磁器を作りたいという強い思いから、国産原料を用いた白い磁器の生産を開始しました。
1914年、森村兄弟は日本初のディナーセットを完成させ、アメリカへ輸出されたノリタケ製の食器は「ノリタケチャイナ」「ボーンチャイナ」の名で世界中の人気を集めるようになりました。
ノリタケのボンボニエールは、ブランドを代表する「YOSHINO(ヨシノ)」の絵柄を用いたものなど、いくつか種類があります。
ヘレンド
ヘレンドは、1826年にハンガリー西部のヘレンド村にて創業した、磁器製のテーブルウェアを手掛ける高級食器ブランドです。
イギリスの万国博覧会で、ヴィクトリア女王がヘレンドのディナーセットでウィンザー城の食卓を飾ったことを契機に、ティーセットが「ヴィクトリア」と呼ばれているエピソードがあります。
なお、ヘレンドもボンボニエールを作っており、カラフルなファンタジーのような柄が特徴の「透かしボンボン」や「マルボンボン」があります。
ボンボニエールの買取相場の決まり方
ボンボニエールの買取相場は、ブランド名や未使用かどうかによって作品ごとに異なります。
ノリタケ、ヘレンド、丸山久右衛門商店、山田平安堂、香蘭社などの有名ブランド、かつ未使用のボンボニエールなら、無名の作品より買取相場が高くなる可能性が上がります。
また、箱などの付属品が揃っている、希少な限定品、皇室の証である菊紋が入っているなどの条件に当てはまる場合も高く買い取ってもらいやすいです。
このように、ボンボニエールの買取相場はさまざまなポイントを精査して決まるので、作品ごとに大きく上下することがわかりますね。
お持ちのボンボニエールの買取額が気になる方は、ぜひ美術品・骨董品を取り扱うバイセルまでお問い合わせください。
「まずはバイセルの買取実績をチェックしたい」という方は、以下ページよりバイセルの食器の買取実績をご覧ください。
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お申し込みフォームへボンボニエールの買取方法
ボンボニエールの買取方法は以下の3つがあります。
・リサイクルショップを利用する
・ネットオークション、フリマアプリを利用する
・骨董品や美術品に詳しいバイセルに査定を依頼する
それぞれの特徴を比較して、売却先を決める際の参考にしてみてください。
リサイクルショップを利用する
ボンボニエールはリサイクルショップでも売却できます。
食器類を含め、幅広く取り扱う総合リサイクルショップの中には、ボンボニエールを買い取ってくれる店舗もあるでしょう。
しかしリサイクルショップでは、価値があるブランド品のボンボニエールをくまなく精査し、適正な買取金額を出せるかは不明瞭でしょう。
ボンボニエールの中には宮内庁御用達として認められたブランドや、海外の高級ブランドなどがあります。
総合リサイクルショップの店員は、非常に幅広い品目を取り扱うため、ボンボニエールのブランド価値や伝統的価値を見極めるほどの知識や査定経験がないかもしれません。
そのため、ボンボニエールは「ただのお菓子の容器」としてしか見てもらえず、適切な査定金額を出してもらえない恐れがあります。
ボンボニエールを価値に見合った価格で査定してもらいたい場合は、幅広い品目を扱うリサイクルショップで別の売却先を探すことをおすすめします。
ネットオークション、フリマアプリを利用する
ボンボニエールは、ネットオークションやフリマアプリでも売却できます。
ただし、ボンボニエールの中にはブランド価値が高いものもあるため、ネットオークション等で出品する際には注意点があります。
ネットオークションでは、買い手は落札した品物が自宅に届くまで実物を見ることができません。
トラブルなく落札者に品物を送るには、出品者が配送中に起こりうるトラブルを見越して準備する必要があります。
ボンボニエールの素材によっては、少しの衝撃でヒビが入りやすかったり割れやすかったりします。
出品者がボンボニエールを発送する際に、箱の中にプチプチなどの緩衝材をしっかり入れておかないと、落札者の元へ届くまでに衝撃で作品本体が傷ついてしまう恐れがあります。
ネットオークションでボンボニエールを売る方法は、箱や緩衝材などの準備や発送の手間がかかるので、もっと手軽に売却したいという方には不向きでしょう。
骨董品や美術品に詳しいバイセルに査定を依頼する
ボンボニエールは、骨董品を扱う買取業者に査定をしてもらう方法もあります。
骨董品を扱う買取業者は、漆焼きや陶磁器で作られたさまざまなボンボニエールの価値を見極めたうえで買取金額を算出してくれるでしょう。
バイセルには骨董品や美術品に詳しい査定士が在籍しているため、ボンボニエールの価値の見極めに関して信頼していただけます。
また、ボンボニエール以外にも自宅に高級ブランドの食器があれば、まとめて売ることで一緒に現金化できるのでおすすめです。
その際に「骨董品を複数持ち歩くのは重いし、移動時に傷付けてしてしまわないか心配」と感じる方はバイセルが提供している出張買取サービスの利用を検討してみてください。
高級食器はブランドによって大きさや形が異なり、さらに箱に入ったままの状態ですと、自宅の収納スペースを取ってしまいがちです。
バイセルの出張買取を利用すれば、自宅にいながら不要な高級食器類も査定してもらえて、おまけに食器を入れていたスペースも片付きます。
ボンボニエールや高級食器を売却したいときは、骨董品や美術品に詳しいバイセルを検討してみてください。
ボンボニエールを少しでも高く買取してもらう方法
せっかく価値の高いボンボニエールを買取に出すなら、少しでも高く売りたいですよね。
ボンボニエールを少しでも高く買取してもらう方法は以下の通りです。
・付属品も一緒に売る
・相見積もりを取る
・手入れをしておく
それでは、それぞれ詳しく解説します。
付属品も一緒に売る
ボンボニエールは正規店で購入すると案内書や箱が付いています。
たとえば、新品の香蘭社のボンボニエールであれば、木箱に入った状態で販売されています。
ボンボニエールの査定時には、それらの付属品を揃えて出しましょう。
なぜなら、中古市場で再販する際に買い手が付く可能性が上がるため、その分査定時の買取額も高くなります。
査定に出すまでは、ボンボニエール本体と付属品を一緒の場所に保管しておくことがおすすめです。
相見積もりを取る
同じボンボニエールを買取に出すとしても、買取業者ごとに在庫状況や再販経路が異なるため、買取額も変わってきます。
したがって、少しでも高く売りたい場合には、相見積もりを取ることがおすすめです。
相見積もりを取ることで、各業者の買取額を比べることができ、その中で最も高く売れる買取業者がどこかわかります。
相見積もりを取るには時間と手間がかかりますが、少しでも高く売るための得策としておすすめです。
手入れをしておく
ボンボニエールなどの骨董品は、変色や傷がなく、保存状態がきれいなほど買取額が高くなります。
長い期間保管していると経年劣化は否めませんので、買取を検討しているなら今以上に状態が悪くならないように、なるべく早く買取に出すことがおすすめです。
ボンボニエールを手入れしてから買取に出したいという方のために、素材別で手入れの仕方を解説しますので、参考にしてみてください。
ただし、割ったり傷つけたりしないように、取り扱いには十分に注意が必要です。
漆器のボンボニエールの手入れ方法
漆器はフォークなどの鋭利な食器を使うと傷が付きやすい一方で、漆が乾いて固まると耐水性・耐久性・防腐性などに強くなる特性があります。
漆器の手入れは、洗剤をつけた柔らかいスポンジで水かお湯で洗い、漆の光沢を保つために柔らかい布巾で水気を拭き取ります。
また、漆器は直射日光による変色や、急激な温度変化によってヒビが生じたり、木地が反ったりしてしまいます。
食器洗浄機や乾燥機を使うと急激な気温の変化に弱くなり、漆の劣化を早めてしまうので避けてください。
陶磁器のボンボニエールの手入れ方法
使用済み、あるいは制作時期から長年経っている陶磁器のボンボニエールは、傷やホコリに加え、洗っても落ちない汚れや水アカ、絵柄のスレ、ヒビ、欠けなどで劣化している場合があります。
陶磁器のボンボニエールに汚れやホコリが付いていたら、乾いている柔らかい布巾で優しく拭き取ってください。
ただし表面に傷が付いても無理やり修復しようとせず、軽く汚れを拭き取るのみにし、査定まで安全な場所で保管しておきましょう。
無理やり直している途中に、手入れをする前よりも保存状態が酷くなってしまい、査定金額が低くなってしまう恐れがあります。
査定に出す前には、ボンボニエールの表面をよく確認しておくことをおすすめします。
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