元豊通宝は古銭買取で高く売れる?気になる買取相場と歴史的価値
- 古銭を集めるのが好きで元豊通宝を含む中国の穴銭を持っています。いくらになりますか?
- 保存状態や種類により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 叔父から元豊通宝などの古銭のコレクションを譲り受けました。価値ってありますか?
元豊通宝(げんぽうつうほう)は1078年に中国で発行された古銭です。
元豊は宋時代の元号のことで、中国古銭の中では流通量も多くバリエーションも豊富になります。
コレクター人気も高いが入手しやすく、程々に手頃な価格という手に出しやすさが特徴です。
この元豊通宝、同じ年に発行されたものでも最初から行書・隷書・篆書の3書体のバリエーションがあり、さらに背面にも異なる模様がついているものがあります。
字体や裏面の模様によって多少価値が異なるため、買取相場も結構な幅があるので説明していきましょう。
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目次
元豊通宝の相場はどれくらい?
元豊通宝はとても傷みやすい銅銭のため、1000年近い歴史の中でだいぶ摩耗や錆の侵食が進んでいるものが多く、大量に流通してはいますが良品の割合はとても少ないのです。
そのため元豊通宝は保存状態が良いものであっても値段が付かないと判断される場合がほとんどです。
銅特有の緑青が浮いてしまったものや文字が読めないものは、ほぼ値段がつかないと思ったほうが良いでしょう。
元豊通宝はアジアのあちこちから出土する
宋銭は鋳造当時、中国本土だけでなく、日本や東南アジア諸国、さらにはペルシャやアフリカまで流通していた世界通貨でした。
主にアジアで流通し、当時の経済に大きな影響をもたらした通貨でしたが、その分非常に供給量が多い貨幣でもあります。
大量に使用されたため、現在でもアジアの各国で発掘されており、歴史的資料価値や収集価値以上に供給されるため、価格の振れ幅がとても大きいのです。
日本でも12世紀後半から宋銭を輸入して流通していたため、日本各地の古い蔵や寺社仏閣に保管されていたり、遺跡などから出土したりすることがあります。
もっとも、出土したものは長い間土の中にあったため状態が悪く、古銭価値はほとんどありません。
元豊通宝の価値判断はとても難しい
アジアで流通していただけでなく、当時の鋳造技術では完全に統一された規格の銅銭を大量に生産することが難しかったため、生産地や生産者によって元豊通宝のかたちは多少異なります。
中心に四角い穴があり四辺に元豊通宝と記されているデザインは共通していますが、縁の厚みが異なったり、裏面に月や星がついていたりするものがあるのです。
ちなみにこのバリエーションは100種類以上に及び、裏面の鑑定は古銭を見慣れていないと見落としてしまうような違いがあります。
また字体によっても価値が変わるため、一見錆びていて価値のない元豊通宝に見えても、非常に収集価値の高いものであることもあります。
錆は落とすと価値が下がるかも
一方で、保存状態が良いように見えた古銭が、誰かの手で薬品で洗浄されたり磨かれたりしていることもあります。
古銭は経年劣化を含めての価値なので、錆落としのために磨いてしまうと価値が下がってしまうことがあります。
元豊通宝の古銭価値はこういった細かな判断基準や特徴による希少価値と、古銭の保存状態をあわせて判断するため、古銭の買取に実績のある専門家でないと正しい査定ができません。
なお非常に保存状態が良く、コレクター向けの希少価値が高い元豊通宝の場合、数万円から時には数十万円の値段がつくことがあります。
古銭相場は上がってる?下がってる?
古銭相場はコレクター次第なので、今はある程度需要があっても今後も安泰とは言い切れない部分があります。
特に元豊通宝のように流通量がとても多い古銭の場合、収集需要に対して供給が増えすぎて、錆びているが文字は読める程度の良品だと、今よりさらに評価額が下がってしまう可能性があります。
もしも古銭収集を趣味としておらず、元豊通宝を入手して手放すことを考えているのであれば、ある程度価値がある今のうちに買取の査定をしたほうがいいかもしれません。
たくさん出てきた古銭の判断がつかない時はバイセルに査定を依頼しよう
宋銭は日本国内でも流通量が非常に多かったため、旧家からよくほかの古銭と混じって発見されます。
家や蔵の建て直しや取り壊し、遺産相続などでたくさんの古銭を入手した時は、自分で選別せずにまずは古銭買取に実績のあるバイセルに査定をご依頼ください。
個人ではなかなか難しい査定をプロがきっちりおこないます。
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