永楽通宝の古銭買取の価値は?気になる種類

2023.09.01

古銭買取 コラム
永楽通宝の古銭買取の価値は?
永楽通宝など昔のお金をコレクションしています。売ったらいくらになりますか?
保存状態や種類により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
祖父の遺品に永楽通宝と刻まれた古銭があったんですが、価値ってありますか?

永楽通宝という古銭をご存知でしょうか。これは過去の日本において広く一般に流通した貨幣で、古銭を知る方にとっては比較的ポピュラーな種類といえます。

しかし、一言で永楽通宝といってもその種類は発行時期などにより沢山発行されてきたため、古銭買取での価値も雲泥の差があります。

そんな永楽通宝の種類や特徴と古銭買取における価値をひも解いてみましょう。

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永楽通宝について

永楽通宝とは、中国の明朝第3代皇帝・永楽帝の時代である1411年より鋳造され始めた銅製の銭貨です。

一般的には「永楽銭」と呼ばれており、日本では室町幕府が銭の鋳造を行わなかった為に日明貿易で大量に輸入され、江戸時代初頭まで貿易用の銭貨として普及しました。

永楽通宝は徳川家康によって廃止された過去があり、禁止令を出した理由のなかで有力とされる説によると、家康が蔵に貯めていた永楽通宝が選銭行為の影響を受けて、銭の相場が大きな変動により大損した為だと言われています。

また、慶弔13年(1608年)に年貢の決済に永楽銭が使用可能となっていた為、幕府代官から町人の間で永楽銭が通用するだろうとの予測でドタバタになりながらの調達劇がありました。

しかし、通用は禁止になり、特に町人は大損したと言われています。結果、永楽通宝は次第に貨幣としての価値を失っていったという苦い背景もあります。

永楽通宝の種類や特徴

永楽通宝は材質によって種類分けすることができ、大きく3種類に分けることができます。

一つ目が「銅銭」です。銅銭は状態が良くても高額買取になることはほとんどありません。

二つ目は、「銀銭」です。銀銭は刻まれている文字の書体で買取金額が変わってきます。特に高価買取になりやすい書体が「濶字」や「紀州」です。

最後の三つ目は、「金銭」です。金銭は市場に出てくることがほとんどありません。あっても贋作であることが多く滅多に金額が付くこともないのです。

しかし、もしも本物であると証明され、かつ美品の状態で査定できれば7ケタを超える買取価格が付くこともあるそうです。

形状は、円形で中心部分に正方形の穴が開けられており、後に誕生する「洪化通宝」とも良く似ています。

また、本能寺の変で有名な織田信長は永楽通宝の意匠を織田家の旗印として用いていました。

理由は明らかになっておりませんが、貨幣流通に誰よりも早くから注目していた為、永楽通宝の意匠を織田家の看板でもある旗印に採用したという説があります。

永楽通宝の買取価格やコレクターの注目度

永楽通宝は大きく3種類(銅銭、銀銭、金銭)に分けることが出来ます。

銅銭は室町時代に中国から大量に輸入された古銭であり、主に輸入用の古銭として使用されました。

銀銭は永楽通宝の中でも高価な取引が行われる為、人気があります。

金銭は現物がほとんど市場に無い為、レアな存在です。状態が良ければ銀銭よりも高価で取引が行われます。

銅銭は大量に鋳造されていたという背景がある為、多くの需要は見込めません。状態が良く大量でないとほとんど値段が付かない為です。

銀銭は銅銭と違い、古銭の中でも高価で取引され、種類によって下限から上限の幅がある古銭ですがコレクターの中では人気があります。

金銭については需要は高いのですが、滅多にお目にかかることがないので人気という点では銀銭に劣るところがあります。

永楽通宝は種類によって大きく買取価格が変わる?

過去の古銭買取での事例を見てみると、平均的な買取価格になりますが、銅銭は最大でも数千円、銀銭は50,000円程になり、銅銭に比べて価値が飛躍的に上昇することが伺えます。

また、金銭は滅多に市場に出回らないので買取価格がグッと上がり、古銭買取市場であった過去の事例を見ると1,000,000円以上になることもあるようです。美品であればその期待度さらに上がることでしょう。

インターネットオークションで金銭が出品されていた事例もありましたが、そのときの価格は2,500,000円で、それだけ希少価値が高い古銭なのですね。

新寛永の「島屋文」と呼ばれる種類は高価買取の可能性があります。島屋文は文銭の王者と呼ばれることもあり、特徴としては「通」の「用」の上がカタカナの「ユ」のような形になっています。

また、「二水永(にすいえい)」も高価買取の可能性を秘めています。二水永は状態にもよりますが、美品であれば島屋文を超える買取金額になることもあります。

特徴として、古銭の裏側に「波線」があったり、「文・仙・川・足、盛」などが書かれていたりします。

逆に買取価格が低いものでは、古寛永の水戸銭や新寛永の文銭です。状態によっては買取価格が付かないものもあります。

ただし、銭に刻まれている書体によっては価値があるものもありますので、価値が無いことが多いから捨てるのではなく、まず無料の買取査定を行っているところで経験豊富な査定士に査定してもらいましょう。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。

※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

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古銭買取で永楽通宝を高値で売却するなら

どの古銭にも共通して言える「高値になる条件」は、保存状態が良いことです。要するに「美品」と言える状態のことです。

日本をはじめとした東アジアを中心に流通していた永楽通宝は現在でも数多く残っているものの、残念ながら状態は良いとはいえず希少価値はほとんどありません。

そのため、買取額も状態が良いものでも1000円程度で、それほど良くない場合は100円程度の買取価格とな可能性が高いです。

ただし、日本で製造された永楽通宝であれば、比較的数が少ないことから高額で買取されることもあります。

垂足宝、ノム楽、中正などを中心に全部で6種類に分類できますが、人気が高いのは「ノム楽」と呼ばれる永楽通宝で10,000円前後で、古銭の市場価値が高いと言われる中正は数十万円で買取されることがあります。

「古銭」が現代でどのような価値があるのかわからないのが一般的だと思います。

部屋の整理や遺品整理などで古銭が発見することがあり、結果処分したくてもどうしてら良いのかわからないでしょう。

そのようなときは、まず無料で買取査定を行っているところに依頼して目利きのプロに査定してもらいましょう。予想外の買取金額になることだってあるのですから。

また、以前購入したものであれば「古銭鑑定書」が同封されているはずです。

こちらは古銭の価値を証明する重要な書類なので買取査定をしてもらうときに古銭と一緒に提示したほうが買取価格のプラスになることでしょう。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。

※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

まとめ

永楽通宝は種類によって買取額が大きく変わることがご理解頂けたと思います。

銅銭の多くはほとんど買取額が付かないほどですが、大量にお手元にあるなら話が変わってきますよね。

永楽通宝自体は現在の支払いなどには使用できませんが、買取サービスを利用すれば現金に変わります。

永楽通宝を発見したらまずは古銭買取サービスへ相談してみるのも良さそうですね。