寛永通宝のレアな種類と見分け方を解説!価値が跳ね上がる特徴とは

実家の片付けや遺品整理で見つかった寛永通宝について、「これって価値があるの?」「レアな種類かどうかを知りたい」とお困りではありませんか?
江戸時代に大量流通した寛永通宝ではありますが、実は文字のわずかな書体の違い、裏面の刻印の特徴などによって、高いプレミア価値がつくレア物が隠れている可能性があります。
本記事では、レアな寛永通宝の種類・見分け方と価値、寛永通宝のおすすめの売却方法、寛永通宝を少しでも高く売るためのポイントなどについてご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
「バイセル」の査定士として、月間120件以上の査定、年間では1,000件以上のお客様対応の実績があります。豊富な経験をもとに 12カテゴリ、19品目と幅広い知識を有しています。その中でも着物・ブランド品の査定が得意です。 また、多数のメディアに出演させていただいた経験もあり、様々な角度からリユース業界に貢献したいと思っています。当記事のお品物へのご相談がございましたら、バイセルへお気軽にお申し付けください!
目次
寛永通宝には価値の高いレアな種類がある!

寛永通宝は、江戸時代を通じて全国で広く流通した日本の代表的な穴銭です。
1636年(寛永13年)に江戸幕府が発行を開始して以来、江戸時代を通して全国の銭座(鋳造所)で膨大な数が製造されました。
明治維新後も補助貨幣として長らく使われ続け、1953年(昭和28年)に小額通貨に関する法令(小額通貨整理法)の施行により流通が停止されるまで、300年以上にわたって流通していました。
寛永通宝は、発行年代や作られた銭座によって数多くの種類があります。
大きく1636年から1668年までに鋳造された「古寛永」と、それ以降に鋳造された「新寛永」に分けられ、「古寛永」「新寛永」それぞれの中でも刻印の文字や書体などによって細かく分類されます。
その数は、書体や裏面の刻印などの違いを含めると数百種類とも言われます。
古銭買取における寛永通宝の価値は?
寛永通宝は江戸時代を通して膨大な数が製造され、広く流通した古銭です。
そのため希少価値は一般的にはそれほど高くなく、通常の流通品であれば買取価格も比較的落ち着いた値段になりやすい傾向があります。
ただし、寛永通宝には数多くの種類があり、中には古銭コレクターの間で非常に高いプレミア価値が付くようなレアな種類も存在しています。
そういったレアな寛永通宝が買取に出されたときには、高値で取引されるケースも多いです。
以下の項目で、価値の高いレアな寛永通宝の種類と見分け方を見ていきましょう。
古銭買取バイセルには、寛永通宝を含む古銭の買取実績が豊富にございます。古銭の専門知識に精通した査定士が、お持ちの寛永通宝の価値をしっかりと見極めます!
お持ちの寛永通宝の種類がわからない方、試しに査定額だけ聞いてみたいという方もお気軽にバイセルまでお問い合わせください。
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寛永通宝の中には、書体の特徴などによってプレミア価値の認められるレアな種類があります。
ここでは、プレミア価値のある寛永通宝の代表例として「島屋文(しまやぶん)」と「二水永(にすいえい)」、さらに特殊な個体である寛永通宝の「母銭(ぼせん)」について特徴と見分け方を見ていきましょう。
島屋文の見分け方と価値
寛永通宝の「島屋文(しまやぶん)」は新寛永の初期(1668年頃)に見られた寛永通宝の一種です。
島屋文の「島屋」は、鋳造を担当した職人の名前だと言われています。
「文」は鋳造が開始された時の元号「寛文(かんぶん:1661年~1673年)」を表しています。
島屋文は、同じ時代の標準的な寛永通宝である「正字文」と比較すると、以下のような特徴・見分け方があります。
| 箇所 | 島屋文 | 正字文 |
|---|---|---|
| 文字全体 | 全体的に彫りが深い | 全体的に彫りが浅い |
| 「通」の字 | 右上部分が「ユ」のような形になっている | 右上部分が「コ」のような形になっている |
| 「永」の字 | 右側にある「く」の上部の跳ねが大きい | 右側にある「く」の上部の跳ねが小さい |
| 「寶」の字 | 一画目の頭点が長く大きい 下部「ハ」の下端が中央の穴より下がっている | 一画目の頭点が短く小さい 下部「ハ」の下端が中央の穴と揃っている |
島屋文は発行枚数自体が少なく、非常に希少価値の高い寛永通宝です。
古銭買取市場における島屋文の買取相場は非常に高い傾向にあり、寛永通宝では最も高い買取価格がつく種類の1つと言えるでしょう。
裏面に「文」の字があるとよりレア!
島屋文など新寛永初期のものには、鋳造が開始された時の元号・寛文を表す「文」の字が入っていました。
この「文」の字は幕府の方針転換や原料事情などによって1683年には廃止されており、入れられていた期間はわずか15年です。
そのため、島屋文の中でも裏面に「文」の字が入っているものは特に希少価値が高く、買取市場でも古銭コレクターの間で驚くような高値で取引されるケースが見られます。
なお、島屋文では裏面の「文」の字についても彫りが深くなっています。
二水永の見分け方と価値
寛永通宝の「二水永(にすいえい)」は、江戸幕府が正式に寛永通宝の発行を開始した1636年より以前、1626年から茨城県水戸で鋳造されていた初期の寛永通宝です。
水戸の豪商・佐藤新助が幕府と水戸藩の許可を得て私的に鋳造したもので、寛永通宝の始まりとされています。
その後に鋳造された一般的な寛永通宝と比べた二水永の特徴・見分け方としては、以下のようなものがあります。
| 箇所 | 二水永の特徴 |
|---|---|
| 文字全体 | 「寛永通宝」の文字が太い |
| 「永」の字 | 「二」「水」と書いたように見える |
| 裏面 | 「・」「三」のような文様が入っているものもある |
「永」の字が漢字の「二」と「水」を組み合わせたように見える点は、「二水永」という名前の由来にもなっています。
また裏面の「三」は、寛永3年に鋳造されたことを示す刻印です。
二水永は作られた時代が古いうえ、幕府公認の通貨になる前のもので流通量も少ないため、高い希少価値がつきやすいです。
古銭買取市場における希少性も非常に高く、買取価格も高くなりやすい種類です。
非常にレア度の高い寛永通宝の母銭とは
寛永通宝の母銭(ぼせん)とは、市場に流通した一般の貨幣を鋳造するための原型となるコインのことです。
基本的には寛永通宝の種類ごとに母銭がありますが(中には母銭がそもそも存在しない種類もある)、母銭全体としては以下のような特徴があります。
| 彫りが深い | 型を取るため、文字や輪郭の彫りが深くシャープになっている |
| 仕上げが丁寧 | 中央の四角い穴の内側がヤスリなどで綺麗に整えられている |
| 素材が良質 | 精巧な型を作るため、通常より純度の高い銅が使われていることが多い |
全体としては、原型になるという性質上、デザインがくっきりしていて丁寧な作りであることが特徴と言えます。
そして、原型である母銭は一般流通したものに比べて圧倒的に数が少なく、非常に高い希少価値がつくケースが多いです。
珍しい書体の母銭や状態が良い母銭は古銭コレクターの憧れの的となっており、古銭買取市場でも非常に高値で取引されるケースが少なくありません。
レア寛永通宝の見分けが難しい時はプロに依頼するのがおすすめ
寛永通宝には「島屋文」や「二水永」のように、非常に価値の高い種類もあります。
しかしながら寛永通宝は種類が大変多く、種類の見分け方も跳ねや払いのミリ単位の違い、文字の太さのわずかな違いなどになってきます。
お持ちの寛永通宝がたくさんある中のどの種類なのか、プレミア価値のつく種類なのかを正確に見分けるのは、大変難しいですし骨が折れます。
そこで、「実家の片付けをしていたら大量の寛永通宝がでてきた」といった場合には、古銭の専門知識を持った古銭買取専門店に依頼するのがおすすめです。
安心して任せられる買取業者を見つけたら、無理に仕分けようとせずそのままの状態でプロの査定士に任せてしまうのが最も手軽で確実な方法だと言えるでしょう。
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査定は無料ですのでお気軽にバイセルまでお問い合わせください。
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バイセルなら仕分けや事前の準備は一切不要
遺品整理や実家の片付け等で「寛永通宝を含む古銭コレクションが出てきた」という場合、「寛永通宝は価値のある種類なのか」「その他の古い硬貨や紙幣も売れるのか」と不安になってしまうかもしれません。
バイセルの出張買取なら古銭の専門知識を持った査定士がご自宅まで伺い、その場で仕分けもさせていただきます。
古い硬貨は湿気や皮脂の影響を受けやすいため、ケースやアルバムから取り出すと状態を損ねてしまう場合もあります。
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寛永通宝をより高く売るポイント

寛永通宝には種類によって高い価値がつくものもあります。
しかし、古銭は「未使用品」「美品」「並品」など状態によっても大きく買取価格は変動しますし、寛永通宝は古いためデリケートです。
保管方法や査定前のちょっとした行動によって価値を下げてしまい、思わぬ損をしてしまう可能性もあります。
ここでは、価値ある寛永通宝を少しでも高く売るために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 綺麗な状態で保存しておく
- 汚れていても洗わない
- 鑑定書などの付属品を残しておく
綺麗な状態で保存しておく
寛永通宝などの古銭の買取では保存状態が買取価格に影響するため、状態を良く保つための保管方法が重要です。
寛永通宝の主な素材は銅・鉄・真鍮であるため、空気中の酸素や湿気、そして人間の手についた皮脂によって劣化してしまう可能性があります。
そのため、普段は専用ケースに収め、湿気が少なく、直射日光の当たらない場所で保管するようにしましょう。
寛永通宝を触る際には、手袋を着用するのがおすすめです。
専用ケースは古銭同士がぶつかって傷がついてしまうのを防ぐ意味でも有効です。
汚れていても洗わない
「保存状態が重要」というと、高値で買い取ってもらうためには「きれいなほうが良い」と思うかもしれませんが、コインを洗ったり磨いたりすることはおすすめできません。
古銭買取市場における「保存状態が良い」とは、「発行された時の状態を保っている」ことです。
研磨・洗浄を行なうと、傷が付いてしまってかえって価値が下がる恐れがあります。
特に寛永通宝など古い時代のものは脆くなっている可能性もありますので、まずは研磨・洗浄せずにそのままの状態で査定に出してみるのがおすすめです。
鑑定書などの付属品を残しておく
寛永通宝などの古銭の中には、過去に鑑定を受けた際の鑑定書や、販売店の保証書といった資料が付いているものがあります。
こうした付属品があると買取市場における信頼性につながるため、より多くの需要を集めて高く買取される可能性があります。
こういった付属品があれば大切に保管しておき、寛永通宝本体と一緒に査定へ出すのがおすすめです。
寛永通宝の買取に関してよくある質問
Q.
寛永通宝で特にレアな種類は何ですか?
A.
「島屋文」や「二水永」が代表例です。ただし、寛永通宝は文字の跳ねや払いなど書体の僅かな違いで価値に大きな差が出るため、見分けるのが難しい場合があります。お持ちの寛永通宝の詳しい価値については、バイセルの無料査定でお確かめください。
Q.
希少価値が高い寛永通宝の「母銭」とは何ですか?
A.
寛永通宝を大量生産するための原型となった希少な個体のことです。特徴としては文字の彫りが深いなどデザインがくっきりしていて丁寧な作りであることが挙げられます。一般の通用銭よりも数が圧倒的に少ないため、古銭買取でも高い希少価値がつくケースが多いです。
Q.
大量の寛永通宝が袋に入ったままですが、仕分けをしていなくても査定してくれますか?
A.
はい、仕分けは不要です。袋ごと・箱ごと査定にお出しください。バイセルでは、大量の古銭であっても経験豊富な鑑定士が1枚ずつ丁寧に仕分けして価値を見極めます。寛永通宝以外の古銭が混じっていても問題ありませんので、お気軽にご利用ください。
Q.
汚れや錆があるボロボロの寛永通宝でも買取できますか?
A.
はい、程度にもよりますが、基本的には査定可能です。希少価値の高い種類の寛永通宝なら、状態が悪くても高い価格で買取されるケースもあります。汚れや錆があるからと洗浄すると傷がつき価値を下げる原因になりますので、まずはそのままの状態でバイセルにお問い合わせください。
Q.
出張買取に手数料はかかりますか?
A.
いいえ、バイセルの出張買取はすべての手数料が無料です。出張費や査定料、査定額にご同意いただけなかった場合のキャンセル料も一切かかりませんので、安心してご利用ください。
寛永通宝の種類一覧表

寛永通宝は時代によって製法が微妙に異なり、また時代や銭座によって貨幣の文字や書体にも変化があることから、非常に多くの種類が確認されています。
種類ごとの書体や特徴の違いは、寛永通宝の発行年代や作られた地域を判別する際の目安にもなります。
ここでは初期の古寛永と1668年以降の新寛永に分けて、寛永通宝の種類一覧を表でご紹介します。
古寛永の一覧
古寛永の種類・発行年代は以下の表のとおりです。
| 古寛永の種類 | 発行年代(西暦) | 発行年代(和暦) |
|---|---|---|
| 称浅草銭 | 1636年 | 寛永13年 |
| 称芝銭 | 1636年 | 寛永13年 |
| 称坂本銭 | 1636年 | 寛永13年 |
| 称水戸銭 | 1637年 | 寛永14年 |
| 称仙台銭 | 1637年 | 寛永14年 |
| 称吉田銭 | 1637年 | 寛永14年 |
| 称松本銭 | 1637年 | 寛永14年 |
| 称高田銭 | 1637年 | 寛永14年 |
| 長門銭 | 1637年 | 寛永14年 |
| 松本銭 | 1637年 | 寛永14年 |
| 岡山銭 | 1639年 | 寛永16年 |
| 称建仁寺銭 | 1653年 | 承応2年 |
| 称沓谷銭 | 1656年 | 明暦2年 |
| 称鳥越銭 | 1656年 | 明暦2年 |
1636~1668年の間に鋳造された古寛永は全体的な傾向として、文字の書体・厚み・大きさ・重さにバラツキがあるのが特徴です。
新寛永の一覧
新寛永の種類・発行年代は以下の表のとおりです。
| 新寛永の種類 | 発行年代(西暦) | 発行年代(和暦) |
|---|---|---|
| 亀戸銭(文銭) | 1668年 | 寛文8年 |
| 亀戸銭(島屋無背) | 1674年 | 延宝2年 |
| 元禄期亀戸銭(江戸荻原銭) | 1697年 | 元禄10年 |
| 元禄期京都七条銭 | 1700年 | 元禄13年 |
| 宝永期亀戸銭(四ツ宝銭) | 1708年 | 宝永5年 |
| 正徳期亀戸銭(丸屋銭) | 1714年 | 正徳4年 |
| 正徳期亀戸銭(耳白銭) | 1714年 | 正徳4年 |
| 享保期佐渡銭 | 1717年 | 享保2年 |
| 享保期京都七条銭 | 1726年 | 享保11年 |
| 享保期仙台石巻銭(仙) | 1728年 | 享保13年 |
| 享保期仙台石巻銭(旧称猿江銭) | 1728年 | 享保13年 |
| 享保期難波銭 | 1728年 | 享保13年 |
| 元文期伏見銭 | 1736年 | 元文元年 |
| 元文期平野新田銭 | 1736年 | 元文元年 |
| 元文期和歌山中之島村銭 | 1737年 | 元文2年 |
| 元文期小梅銭 | 1737年 | 元文2年 |
| 元文期日光久次良村銭 | 1737年 | 元文2年 |
| 元文期秋田銭 | 1738年 | 元文3年 |
| 寛保期長崎一之瀬銭 | 1740年 | 元文5年 |
| 寛保期高津銭 | 1741年 | 寛保元年 |
| 寛保期足尾銭 | 1741年 | 寛保元年 |
| 明和期長崎銭 | 1767年 | 明和4年 |
| 明和期亀戸銭 | 1768年 | 明和5年 |
| 元文期中島加島村銭 | 1739年 | 元文4年 |
| 明和期伏見銭 | 1765年 | 明和2年 |
| 明和期亀戸銭 | 1765年 | 明和2年 |
| 明和期太田銭 | 1768年 | 明和5年 |
| 明和期石巻銭 | 1768年 | 明和5年 |
| 安永期太田銭 | 1774年 | 安永3年 |
| 天保期洲崎銭 | 1835年 | 天保6年 |
| 安政期小菅銭 | 1859年 | 安政6年 |
| 明和期千田新田銭(二十一波) | 1768年 | 明和5年 |
| 明和期千田新田銭(十一波) | 1769年 | 明和6年 |
| 文政期浅草橋場銭 | 1821年 | 文政4年 |
| 安政期深川東大工町銭 | 1857年 | 安政4年 |
| 万延期深川東大工町銭 | 1860年 | 万延元年 |
| 慶應期小梅水戸藩邸銭 | 1865年 | 慶應元年 |
| 慶應期盛岡大迫銭 | 1866年 | 慶應2年 |
| 慶應期石巻銭 | 1866年 | 慶應2年 |
1668年以降に鋳造された新寛永の特徴は、古寛永に比べて文字の書体・厚み・大きさ・重さが均一になり、品質が向上した点にあります。
古銭買取市場でよく出会う寛永通宝の特徴と価値
このように寛永通宝には数多くの種類があり、「島屋文」や「二水永」のほかにも古銭買取市場で多く取引されている種類もあります。
最後に、古銭買取市場で出会うことの多い寛永通宝の種類について特徴と価値を簡単にご紹介していきます。
水戸銭の特徴と価値
水戸銭は1637年(寛永14年)、水戸に設置された銀座で鋳造が開始された寛永通宝です。
鋳造された数が多く、買取相場は比較的低いと言えるでしょう。
ただし、中には文字の特徴などによって価値の上がるものがあるかもしれません。
価値を見極めるためにも、まずは古銭に詳しいバイセルで査定してもらうことをおすすめします。
浅草銭の特徴と価値
浅草銭は1636年(寛永13年)、浅草橋場に銭座が設置されてから鋳造されるようになった寛永通宝です。
御蔵銭(おくらせん)とも呼ばれ、書体の特徴が特に多岐にわたっているのが特徴です。
浅草銭全体として見たときには、買取相場はあまり高くありません。
しかし、書体の特徴などによって価値が変わるため、価値を見極めてもらうためには古銭に詳しい業者に見てもらいましょう。
芝銭の特徴と価値
1636年(寛永13年)に江戸幕府によって銭座が設置された際、最初に鋳造されたのが芝銭です。
現在の港区に位置していた、芝網縄手という場所で作られました。
芝銭全体として見たときには、買取相場はあまり高くありません。
ただし、鋳型の元となった母銭であれば価値が跳ねあがる可能性もあるので、諦めずに査定に出してみましょう。
下野国足尾銭の特徴と価値
銅の産出量が減少し、困窮していた足尾銅山を救済するために1741年(寛保元年)ごろから鋳造された寛永通宝が、下野国足尾銭(しもつけのくにあしおせん)です。
貨幣の裏面には「足」の字の刻印がされています。
また、貨幣の大きさが一定でなく、サイズの異なるものがある点が特徴として挙げられるでしょう。
下野国足尾銭全体としては、買取相場はそれほど高くありません。
ただし、貨幣のサイズが大きいものは比較的価値が高いとされます。
古銭に詳しい業者へ査定に出してみると、思わぬ買取価格がつくかもしれません。
正字背文の特徴と価値
正字背文(せいじはいぶん)とは、1668年(寛文8年)に亀戸で発行された寛永通宝の1種です。
裏面に「文」の字が刻印されているものを一般に文銭と呼びますが、分類上の基本となる書体のものが正字背文と呼ばれます。
保存状態などによって買取価格に幅はありますが、全体としての買取相場は比較的低いです。
小梅銭の特徴と価値
小梅銭とは1737年(元文2年)から、江戸の本所小梅村、現在スカイツリーが建っているあたりで鋳造されていた寛永通宝です。
貨幣は小型で軽く、裏面に「小」の文字が刻印されていることが特徴です。
小梅銭は書体の特徴の種類が多く、正確な価値が分かりにくいですが、全体としては買取相場は比較的低いです。
石ノ巻銭の特徴と価値
石ノ巻銭とは1728年(享保13年)ごろ、その名の通り現在の石巻市周辺で鋳造されました。
貨幣の裏面には「仙」の字が刻印されています。
書体の特徴によって価値の幅はありますが、全体としての買取相場はあまり高くありません。
文銭の特徴と価値
文銭は寛文の時代に作られた、裏面に「文」の字が刻印されている寛永通宝の総称です。
島屋文や正字背文も文銭の1種にあたります。
文銭全体としては、流通量も多いため買取相場はそれほど高くありません。
ただし、書体の特徴などによっては希少価値がつくものもあります。
松本銭の特徴と価値
松本銭とは、1637年に信濃の松本というところで作られていた寛永通宝です。
寛永通宝の中では発行枚数が比較的少なく、博物館に展示されることもあります。
書体の特徴としては、「寶」の字が少し小さい上に斜めになっていることが挙げられます(斜寶縮寶)。
松本銭は発行枚数が少ないことから希少価値が高く、買取相場も比較的高くなっています。
背広佐の特徴と価値
背広佐(せびろさ)は、佐渡で鋳造された佐渡銭の1種で、1717年(享保2年)ごろから鋳造されました。
佐渡銭の裏面には「佐」の字が刻印されているのですが、背広佐はその4画目、「左」部分の斜め線が大きく書かれているのが特徴です。
背広佐は寛永通宝の中でも希少価値が高く、買取相場は高いです。
日光御用銭の特徴と価値
日光御用銭は1714年(正徳4年)ごろに作られた寛永通宝で、別名「正徳御用銭」とも呼ばれます。
「寶」の字の右上、「尓」の部分にハネが無く、真っ直ぐ書かれているのが特徴です。
日光御用銭の希少価値は高く、古銭買取市場においても、寛永通宝の中で買取相場が高くなっているものの1つです。
退点文の特徴と価値
退点文(たいてんぶん)は文銭の1種で、1668年(寛文8年)から鋳造されました。
裏面の「文」の字の上部の点が、他の文銭よりも右側に寄っているのが特徴です。
退点文は、比較的希少価値の高い寛永通宝と言えます。
古銭買取市場における買取相場も比較的高くなっています。
正字入文の特徴と価値
正字入文(せいじいりぶん)は文銭の1種で、1668年(寛文8年)から鋳造されました。
裏面の「文」の字の下半分が、「入」という文字のような形になっているのが特徴です。
正字入文は、寛永通宝の中でも比較的希少価値が高いです。
古銭買取市場における買取相場も比較的高いと言えるでしょう。
耳白銭の特徴と価値
耳白銭(みみしろせん)は、1714年(正徳4年)ごろから作られた寛永通宝の1種です。
縁の部分(耳と呼ばれる)が広くなっていることが特徴です。
江戸弁では「広い」のことを「シロイ」と発音したため、ミミシロ銭、転じて「耳白銭」と呼ばれました。
耳白銭は、寛永通宝の中でも比較的希少価値が高い部類に入ります。
古銭買取市場における買取相場も比較的高いと言えるでしょう。
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