カメラの絞り(F値)ってなに?撮影の際に役立つ設定や知識を紹介
カメラには絞り(F値)という機能があります。
F5.6やF8など中途半端な数字が並んでいて、どのような意味があるのかわからない方もいるのではないでしょうか。
絞りを理解すると、ボケなどをコントロールできるため、表現できる幅がぐっと広がります。
本記事では、絞り(F値)とはどのような機能なのかの解説と、実際の撮影に役立つ設定や知識などを紹介します。
カメラの「絞り」を知りたい方、活用したい方はぜひご一読ください。
お問い合わせ・無料相談はこちら
電話から相談する
0120-612-773
通話料無料・24時間365日受付中
メールから相談する
お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
絞り(F値)とは?
絞り(F値)とはカメラに入ってくる光の量を調節する部品で、Fとは「Focal(フォーカス:焦点)」を指します。
現在のデジタルカメラには本体に絞りを調整するダイヤルがついていますが、実際に絞りを調節しているのはレンズ内です。
カメラのレンズには「絞り羽根」と呼ばれる部品があり、絞り羽根が広がったり狭まったりすることで、レンズを通過できる光の量が変化します。
F値が大きくなるごとに光の量は1/2となって撮影時の明るさが暗くなり、反対にF値が小さいほど光を多く取り込めるようになります。
F値とは焦点距離をレンズの口径で割った数値で、F1.4、2、2.8……F22などのようにルートの2倍ごとの数値が定められています。
つまり、先ほどのF1.4からF22の例だと、F1.4が最も取り込める光の量が多く、F22が最も少ないということです。
絞り(F値)を調整することで写真映りはどう変わる?
絞りの調整により実際の撮影に与える影響はどのようなものがあるのか、絞り(F値)を大きくした場合と小さくした場合をわかりやすく説明します。
絞り(F値)を大きくした場合
F値を大きくすると、カメラに取り込まれる光の量が少なくなり写真が暗くなるだけでなく、ピントの合う範囲が深くなります。
ピントの合う範囲を被写界深度といい「浅い、深い」で表現します。
例えば、被写界深度が深いと写真映りがシャープになる、というものです。
私たちの体でも、被写界深度の変化は体感できます。はっきりと物が見えない場合にするしぐさを思い出してください。
目を細めるだけで、見えにくかったものが見えるようになることがあるでしょう。
これはF値を大きくするのと同じで、入ってくる光の量を抑えて被写界深度を深くしています。
F値を大きくすると被写界深度は深くなりますが、光の量が少なくなります。
適切な明るさの写真にしたい場合は、シャッター速度を遅くして光の量を確保する必要があるでしょう。
絞り(F値)を小さくした場合
F値を小さくすると、取り込まれる光の量が増え、写真が明るくなります。
光の量が増えると被写界深度が浅くなり、ボケる範囲が広くなるのです。
F値を小さくすると光の量が増えるため、シャッター速度を上げるなどして明るさを調整します。
逆に、暗い場所ではシャッター速度を落とさなくて済みます。
絞り(F値)を大きくしたほうが良いシチュエーション
F値を大きくしたほうが良い状況を、いくつか紹介します。
例えば、人物と風景を撮影する場合、人物と風景のどちらにもピントが合った写真を撮るためには、F値を大きくして被写界深度を深めるとよいでしょう。
画面一杯に風景を撮影したい場合もF値を大きくする必要があります。
これは、風景にはたいていの場合、奥行きがあるためです。
できるだけ被写界深度を深くすれば、ピントの合う範囲が広がり、全体が鮮明な写真を撮影できるでしょう。
また、被写界深度は被写体とカメラの距離が近づくと、浅くなる傾向にあります。
そのため、メニュー表を撮影する場合などは、微妙な前後の違いなどにより文字がぼやけてしまうことがあるものです。
全体をくっきりと撮影するには、F値を大きくしてピントが合う範囲を広げておくとよいでしょう。
絞り(F値)を小さくしたほうが良いシチュエーション
F値を小さくしたほうが良い場合もあります。
例えば、あえて光をボカして幻想的な写真を撮影したい場合などです。
ほかにも、特定の人や物などを強調したい場合に、被写体にピントを合わせて、他の部分をボカす使い方もあります。
また、暗い場所での撮影はISO感度(※)を上げなければならないところを、F値を小さくして光の量を増やすことで対応できます。
このような使い方をすれば、ISO感度の上げすぎでノイズに悩むことはなくなるでしょう。
※ISO(国際標準化機構)にて定められているフィルム感度を指し、デジタルカメラにおいては撮像素子感度を指す
レンズの種類で絞り(F値)の幅が変わる
カメラのレンズは、おもに望遠レンズ・単焦点レンズ・標準ズームレンズの3種類があります。
絞りはどのレンズでも同じではなく、種類によって幅が変わりますので、それぞれ解説します。
望遠レンズ
望遠レンズの絞り値は、レンズの口径に左右されます。
F値を小さくできるものは大型のレンズとなり、手持ちでの撮影が難しくなるでしょう。
単焦点レンズ
単焦点レンズとは、焦点距離を変えられないレンズのことです。
ズームによる画角の調整ができませんが、F値を小さくしやすいのが特徴です。
F2.0以下のものでは、単焦点レンズが多くを占めています。
標準ズームレンズ
標準ズームレンズは、望遠レンズと単焦点レンズの中間的なポジションを占めるレンズです。
焦点距離50mmを中心に一定幅でズームできます。
標準ズームレンズの絞りの最小値は、F3.5程度が一般的です。
レンズを買い替える際はバイセルにて古いレンズの査定を!
カメラの絞りなどの知識が身に付くと、次第に新しいレンズが欲しくなってくるのではないでしょうか。
レンズを買い替える際は、カメラ買取のバイセルにて古いレンズの査定をご依頼ください。
バイセルでのレンズ買取を利用する際のメリットを4つご紹介します。
手数料がすべて無料
バイセルでの買取で発生する手数料は、すべて無料です。
買取をキャンセルした際の手数料や宅配買取の送料、出張買取の費用などが気になる方もいるかもしれませんが、一切不要のため安心してご依頼ください。
「買取価格がどれくらいになるか知りたいだけ」という場合にも、お気軽にご利用いただけます。
買取実績が豊富
レンズはカメラに付随するアイテムのため、カメラに詳しくない買取店などでは価値を正しく評価してもらえない場合もあります。
バイセルなら買取実績が豊富ですし、レンズの査定経験が豊富な査定士が在籍しています。
そのため、お持ちのレンズの価値をしっかりと価格に反映いたします。
安心・安全に利用できる体制を整えている
買取業者の一部には悪質な業者もいるため、トラブルが発生することもあります。
しかし、バイセルは契約前にコンプライアンス担当部署がお客さまとやりとりし、納得をしていただいたうえで契約を結ぶ体制を整えています。
買取後は、お客さまの満足度調査などのフォローも行いサービスの向上に役立てています。
バイセルは満足度の高いサービスを目指しており安心して利用できるでしょう。
豊富な買取方法がある
バイセルでの買取には、一般的な店頭買取だけでなく、宅配買取と出張買取もあります。
宅配買取は、自宅に届いた送付キットに品物を梱包して送り返す方法です。
出張買取は、査定士がお客さまの自宅まで訪問して査定し、ご納得いただければその場で現金化ができます。
お客さまの都合に合わせて買取方法を選んでいただけるのがバイセルの強味です。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
カメラ買取をもっと見る