ルイヴィトン「パピヨン」の人気がない理由!評価が特に低い旧型と新型の違いも解説

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のパピヨン(Papillon)は、「人気がない」「ダサい」と言われることもありますが、結論として廃盤となった今、中古市場ではヴィンテージモデルとして根強い人気と高い需要があります。
本記事では、ヴィトンのパピヨンがなぜ「人気がない」と言われるのかという旧型の課題から、新型との違い、そして廃盤モデルが高価買取される理由までを徹底解説します。
ヴィトン パピヨンの人気度や価値を知りたい方は、ぜひご覧ください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
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ルイヴィトン パピヨンが「人気がない」「ダサい」と言われる3つの理由
パピヨンが一部でネガティブな評価を受ける主な原因は、おもに旧型モデルに起因する使い勝手の課題や、時代と共に変化するファッショントレンドとのズレにあります。
- ハンドルの短さ・円筒形フォルムの使い勝手の悪さ(旧型)
- 内装素材やポケットの有無など機能面の低さ(旧型)
- 定番ゆえの「時代遅れ感」とファッションとの相性
それではそれぞれ詳しく解説します。
ハンドルの短さ・円筒形フォルムの使い勝手の悪さ(旧型)
パピヨンの最大の特徴である愛らしい円筒形フォルムは、一方で使い勝手の課題にもなっています。
特に1960年代に登場した旧型は、ハンドルが短く、肩掛けするには窮屈で、ハンドバッグとしてしか使えない点がネックでした。
また筒型のため、バッグの中身が整理しにくい、底に置いたものを取り出しにくいといった意見も多く、これが「使いにくい=人気がない」という評価に繋がっている点が大きいでしょう。
内装素材やポケットの有無など機能面の低さ(旧型)
旧型パピヨンの内装は、現在のバッグと比べると機能面がシンプルすぎます。
内ポケットがないモデルが多く、鍵やスマートフォンなどの小物を整理しにくいという問題がありました。
さらに、内装素材に合皮が使われているモデルもあり、経年劣化によるべたつきや剥がれが発生しやすかったことでも、評価が低くなる要因の一つとなりました。
定番ゆえの「時代遅れ感」とファッションとの相性
モノグラムのパピヨンは、あまりに定番として広く普及したため、「昔のバッグ」というイメージがつきやすく、特に若い世代からは時代遅れと感じられることがあります。
トレンドが移り変わり、より洗練されたデザインや多機能性が求められる現代において、シンプルな筒型のパピヨンは、ファッションとのコーディネートが難しいと感じられるケースがあります。
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パピヨン旧型と新型の違い
パピヨンは、製造時期によって仕様が異なります。
特に1990年代後半から2000年代にかけて行われたモデルチェンジでは、旧型で指摘されやすかった実用性の課題が大幅に改善されました。
この仕様変更こそが、パピヨンの再評価に繋がっています。
パピヨンの歴史と変遷
パピヨンは、1990年代後半~2000年代にかけてモデルチェンジが行われ、より使いやすい新型(現行型)へと進化しました。
おもなモデルチェンジの年代・変更点を紹介します。
| 年代 | 変更点・特徴 |
|---|---|
| 2002年 | 持ち手が傷つきにくいヌメ革に変更され、市松模様が特徴的な定番ライン「ダミエ」が登場。ダミエはモノグラムよりも歴史の古いラインです。 |
| 2003年 | 村上隆氏との限定コラボレーションにより、桜をイメージした可愛らしい「モノグラムチェリーブラッサム」が発表されました。 |
| 2008年 | 水彩画のようなデザインが特徴の「モノグラムウォーターカラー」が登場しました。 |
| 2010年 | 高級感あふれる「モノグラムアンプラント」がラインナップに追加。カーフレザーにモノグラムがエンボス加工されたデザインが特徴です。 |
| 2012年 | リバイバルに伴い、ショルダーの長さ変更やポーチの廃止など、大幅なアップデートが実施されました。 |
新型は、実用性が大幅に向上したことで、中古市場でも高い人気を誇っています。
旧型の内装は合皮(シンセティックレザー)やアルカンターラ(スエード調)のものが多く、経年によりべたつきやすいという声が挙げられていましたが、リニューアルによりヌメ革やキャンバス地など耐久性に優れた素材が採用されました。
サイズ展開
サイズ展開は、廃盤となっている「ポシェットパピヨン/パピヨン19/パピヨン26/パピヨン30」の4種類、そして現行品の「パピヨントランク/パピヨンBB」の2種類があります。
廃盤モデル
| モデル名 | サイズ(幅×高さ) | 特徴 |
|---|---|---|
| ポシェットパピヨン | 15.5cm × 6.5cm | ペンケースや化粧品ポーチに最適な、非常に小さなサイズです。 |
| パピヨン19 | 19cm × 10.5cm | 鍵や小さめの財布などの貴重品を入れるのにぴったりのコンパクトタイプです。 |
| パピヨン26 | 27.5cm × 13.5cm | 長財布やポーチなどが入る、普段使いにちょうど良いサイズです。 |
| パピヨン30 | 30cm × 15cm | パピヨンの中で最も大きなサイズです。製造年により、ポーチ付きのタイプとパドロック(南京錠)付きのタイプがあります。 |
現行モデル
| モデル名 | サイズ(幅×高さ) | 特徴 |
|---|---|---|
| パピヨントランク | 19cm × 9cm | 伝統的なデザインを継承しつつ、カジュアルかつフェミニンな雰囲気を演出するコンパクトモデルです。ルイ・ヴィトンの歴史への敬意を感じさせるデザインに仕上がっています。 |
| パピヨンBB | 20cm × 10cm | 可愛らしい現代的なデザインにアップデートされた小ぶりなサイズです。着脱可能なジャカード生地のストラップが付属し、多様なスタイルを楽しめます。 |
サイズ感の実用性から、廃盤モデルのパピヨン30(W30cm)は人気があり、現在も中古市場で多く見かけるモデルです。
ヴィトン パピヨンを少しでも高く売るための注意点
「人気がない」と言われることの多いパピヨンでも、ポイントを押さえて少しでも高く売ることが可能です。
査定前にチェックしたいポイント、旧型パピヨンの査定でマイナスになりやすいポイントを紹介します。
査定前にチェックしたいポイント
ヴィトン パピヨンの買取において、査定額を左右するのは「状態」です。
査定前に以下のポイントをチェックし、可能な範囲で手入れをしておきましょう。
- 付属品の有無…ミニポーチ(子パピヨン)は必ず揃える。これが無いだけで査定評価が下がってしまう可能性があります。
- 表面の汚れ…モノグラムやダミエのキャンバス地の軽い汚れは、乾いた布で拭き取っておく。
- 金属部分…ファスナーや金具のくすみ、摩擦等でメッキが剥がれやすいため、傷を確認しておく。
旧型パピヨンの査定でマイナスになりやすいポイント
ヴィトン パピヨンでも、特に旧型を売却する際は、以下の2点に注意が必要です。
- 内装のべたつき…内装が合皮の場合、加水分解によるべたつきや剥がれがあると、大幅な減額、あるいは買取不可となる可能性があります。
- ハンドルのヒビ割れ…短いハンドルは負荷がかかりやすく、付け根の革にヒビ割れや切れ目があるとマイナス査定となります。
これらの状態が認められる場合でも、修理せずにそのまま査定に出すことをおすすめします。
修理費用が高くかかってしまっても、その分買取額で相殺できるかわからないため、まずは査定に出してみましょう。
ブランド買取のバイセルでは、状態が悪いヴィトンのパピヨンも丁寧に査定いたします。
査定料・キャンセル料は無料ですので、「売れるかどうか知りたいだけ」という場合でもお気軽にご相談ください。
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