ブランドバッグの保管方法!短期保管・長期保管のポイントや重要性を解説

ブランドバッグの保管方法!短期保管・長期保管のポイントや重要性を解説

大切なブランドバッグは、正しく扱わないと、思いのほか早く劣化が進んでしまうことがあります。

特に革素材は、性質や扱い方を理解していないと、カビや型崩れといったトラブルにつながりやすいです。

長年愛用するためにも、あるいは将来的に価値を保って手放すためにも、正しい方法で保管することが大切です。

本記事では、あなたのブランドバッグを長持ちさせるための、「短期保管」「長期保管」それぞれの正しい保管方法とお手入れの仕方を詳しく解説します。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

ブランドバッグにおける「保管」の重要性

高価なブランドバッグは、丁寧に扱っていても状態が悪化していくことがあります。

特に日本の高温多湿な環境では、カビやベタつきなどのトラブルが起こりやすく、一度ダメージを受けると元の状態に戻すのは困難です。

保管が不十分な場合に起こりやすい問題と、修復は可能なのか?もし査定を受ける際には保管方法はどのように影響してくるのかについて解説します。

誤った保管をしているとどうなる?

日本でバッグを保管する際、湿気対策を中心とした対応が必要です。

その保管方法を誤ると、次のような劣化現象が起きやすくなります。

  1. エナメル素材や内部パーツのベタつき
  2. 金具の錆び付き
  3. カビの繁殖
  4. 革剥がれ
  5. 型崩れ
  6. 紫外線による変色、退色 など

これらの劣化がひどくなると修復が難しくなるので、そうなる前に保管環境を見直しておきましょう。

バッグのカビや型崩れは修復できる?

バッグの劣化現象で特に目立つのがカビと型崩れですが、その程度が小さければ修復できる可能性もあります。

カビの修復方法

カビが生えたときは、まず固く絞った布で丁寧に拭きとり、陰干しをしましょう。

殺菌作用のある消毒用エタノールを布に含ませて除去する方法もありますが、変色する場合もあるため注意が必要です。

日焼けや変色を防ぐため、直射日光が当たらないように気を付けてください。

型崩れの修復方法

型崩れの場合は、専用のクリームやオイルをバッグに塗ったあと、指で少しずつ揉みほぐしながら本来の形に整えましょう。

次に、詰め物を入れて修復した形をキープしながら、日陰で風通しの良い場所に1日か2日、吊るしておきます。

しかし、革素材は一度伸び切ってしまうと完全に元に戻すのは難しいため、型崩れが著しい場合は専門家でも対応不可能です。

そうした事態に直面してから慌てないためにも、購入当初から入念なお手入れと、適切な保管が求められます。

ブランドバッグの保管状態と買取査定

高級ブランドバッグでも、保管状態が悪いと買取査定での評価が低くなります。

しかし、価値を下げる要因となるダメージは、素材に合った適切なメンテナンスと保管管理を行うことで回避できるでしょう。

ブランドバッグを末永く愛用するにしても、査定に出すにしても、こまめなメンテナンス・定期的な保管状態のチェックは大切です。

ブランドバッグの保管方法は「保管期間」で変わってくる

ブランドバッグの保管方法は、使用頻度や保管期間などによっても異なります。

バッグを毎日使用する場合は「短期保管」、シーズンオフなどで長期収納する場合は「長期保管」に分類できます。

どちらの場合も「汚れを落とすこと」と「湿気を避けること」に留意しておきましょう。

また、バッグの素材ごとにお手入れ方法が違う点にも注意しましょう。

たとえば同じ牛革でも、コーティング加工している素材とそうでない素材、ブランド特有のプリントを施したバッグなどがあります。

デリケートな材質の場合、市販のクリーナーを使用できないこともあるので、具体的なお手入れ方法は販売元の注意事項に従ってください。

ブランドバッグ「短期保管の方法」と3つのポイント

まず、短期保管の方法をご紹介します。

使用頻度の高いバッグは、日頃のお手入れに重点を置きましょう。

ブランドバッグ短期保管のポイントは次の3つです。

  1. バッグの汚れや水分を拭きとる
  2. 風通しの良い場所で湿気を逃す
  3. ホコリや紫外線から守る

それではそれぞれ詳しく解説します。

バッグの汚れや水分を拭きとる

普段からよく使うバッグは、どうしても汚れや水分が付着してしまいます。

革素材にとって水分は、色落ちやシミ、カビの要因です。

できれば雨の日はブランドバッグを持ち歩かないほうが良いのですが、急な雨などで濡れることもあり得ます。

その場合は乾いた布ですぐに水気を拭き取りましょう。

また、汚れも時間が経つほど落ちにくくなるため、できるだけ早く取り除くべきです。

特にバッグの底やハンドルは汚れやすいので、使用後は必ずチェックしてください。

風通しの良い場所で湿気を逃す

バッグの水気を拭いたあとは形を整え、風通しの良い場所で半日から3日を目安に陰干しをします。

水気を逃し、バッグ全体を乾燥させてから収納してください。

なお、短期保管の場合の収納場所は、またすぐに使用できるよう、カゴやラックに並べておくのが良いでしょう。

ホコリや紫外線から守る

ホコリや紫外線も、バッグのダメージの原因になります。

保管場所には直射日光が差し込む窓際を避け、バッグの上から布をかけましょう。

こうすることで紫外線やホコリを防げるうえ、使いたいときにすぐに取り出せます。

カバーに使う布は、通気性が良くホコリの侵入を防げる不織布が最適です。

ホコリやゴミの侵入を防ぐ一方で、繊維の隙間から空気を通してくれます。

なお、購入時にバッグが入っていた箱やネル生地の袋は、通気性の面からおすすめできません。

特に湿度が高くなる梅雨時は箱などを使用せず、不織布で覆うだけに留めましょう。

ブランドバッグ「長期保管の方法」と5つのポイント

ブランドバッグを長期保管する場合は、収納場所とその環境に注意しましょう。

ブランドバッグ長期保管のポイントとしては、以下の5つが重要です。

  1. 汚れなどを拭き取り湿気を逃す
  2. 収納場所を除湿する
  3. 新聞紙や不織布などを詰める
  4. 適度な間隔で立てて保管する
  5. 定期的なお手入れを行う

それではそれぞれ詳しく解説します。

汚れなどを拭き取り湿気を逃す

レザーバッグを湿ったまま長期間放置すると、カビや型崩れ、シワなどのダメージを招きます。

使用後はバッグに入っている物をすべて取り出し、風通しの良い場所に移してください。

バッグの内部も含めて湿気がなくなるまで陰干しを行い、カビを防ぎましょう。

また、汚れや細かなホコリは、毛のやわらかいブラシや素材に合ったクリーナーを使って落とします。

収納場所を除湿する

バッグの湿気を取り除いても、湿度の高い場所で保管してしまっては意味がありません。

クローゼットなどは湿気がこもりやすいので、長期保管の前は扉を全開にし、湿った空気を放出しましょう。

さらに除湿剤や除湿機で湿度を下げてから、バッグを収納してください。

乾燥剤も湿気対策に一定の効果があります。

革をカビから守るだけでなく、バッグの金具の錆び付き防止にもなるでしょう。

しかし使い過ぎると、革素材に必要な水分まで奪われるため、却ってダメージを受けてしまいます。

乾燥剤を使用する場合は、無香タイプのものを1つだけ入れるようにしましょう。

乾燥剤も湿気対策に一定の効果があります。

革をカビから守るだけでなく、バッグの金具の錆び付き防止にもなるでしょう。

しかし使い過ぎると、革素材に必要な水分まで奪われるため、却ってダメージを受けてしまいます。

乾燥剤を使用する場合は、無香タイプのものを1つだけ入れるようにしましょう。

新聞紙や不織布などを詰める

バッグを何も入っていない状態で放置すると、型崩れを起こしやすくなります。

保管時には必ず内部に詰め物をし、形を整えてください。

詰め物は、不要な紙類や布類などで間に合います。

新聞紙を丸めて詰め込むのが手っ取り早いですが、インクがバッグ内部に色移りするのを避けるため、外側を白無地の紙で包んでおきましょう。

また、詰め物の量があまりに多過ぎるとバッグの形が歪になってしまうので、少しゆとりが残るくらいの量にしてください。

紙や布類を詰めることで、バッグの形を保つだけでなく、余分な湿気を吸い取ってくれます。

ただし、湿気を吸った詰め物を長い間そのままにしておくと、カビが繁殖しやすくなるので、詰め物は定期的に交換し、陰干しを行ってください。

適度な間隔で立てて保管する

バッグは、収納場所にすし詰め状態で保管するのも厳禁です。

型押しやエナメルなどの革製品同士を接触した状態で放置しておくと、ベタついたり、貼り付いたり、色移りしたりすることがあります。

通気性を保つ意味でも、複数のバッグを同じ場所に保管するときは、お互いに接触しないよう、適度な間隔を空けてください。

バッグを1個ずつ不織布に入れて保管すると、なお良いでしょう。

また、長期間バッグを寝かせたままにしておくと、重力の影響で変形する恐れがあるため、必ず立てて収納してください。

もし、自立しにくく横倒しになる心配があるバッグは、100円ショップのブックスタンドなどを利用して仕切り板などでしっかり支えてあげましょう。

定期的なお手入れを行う

ブランドバッグを長期保管する場合でも、収納場所の扉を締め切ったままにするのは避けましょう。

定期的に扉を開けて風を通し、バッグ本体の状態をチェックすることが大切です。

特に革製品は、湿気だけでなく、乾燥しすぎるとひび割れや破損の原因となります。

バッグ本来の美しさを長く保ち、コンディションを維持するためには、使用頻度に応じて1〜3ヵ月に1回のペースで以下の保湿ケアを行いましょう。

①ホコリ・汚れを落とす…縫い目やファスナー部分など、ホコリが溜まりやすい場所を中心に、柔らかい布やブラシで汚れを優しく払い落とします。

②オイル・クリームを馴染ませる…革専用のオイルやクリームを、柔らかい布かスポンジに少量ずつ取り、バッグ全体に薄く均一に塗り広げます。一度に多量に塗るとシミの原因になるため注意してください。

③仕上げ…手で触れてしっとりする程度がベストです。もしベタつく場合は塗りすぎなので、乾いた布で拭き取ります。クリームが十分に馴染むよう、2〜3時間ほど陰干しをしてから、再度乾いた布で優しく拭き上げましょう。

このひと手間を加えることで、バッグを劣化から守り、美しい状態を維持することができます。

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