人間国宝・金城次郎作品の買取相場は?高く売るコツもご紹介

人間国宝・金城次郎作品の買取相場は?高く売るコツもご紹介
金城次郎の作品を買取してほしいです。いくらになりますか?
作品の種類、付属品の有無などにより価格は変わりますので、是非一度お電話・メールよりお問い合わせください。
実家の片付けをしていたら金城次郎の作品がでてきました。価値は付きますか?

日本には全国各地に有名なご当地焼き物があり、有名作家ものを中心に骨董品買取市場で高い需要があります。

その1つである沖縄の伝統的な焼き物「琉球陶器」の代表作家として人間国宝の金城次郎(きんじょう じろう 1912-2004)がおり、やはり骨董品買取市場で人気となっています。

人間国宝・金城次郎作品の特徴に加えて、買取相場や高く買取してもらうためのポイントなどをご紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

人間国宝・金城次郎の作品の特徴とは

人間国宝・金城次郎の作品の特徴とは

金城次郎は、人間国宝にも認定されている沖縄の有名陶芸家です。

ここでは、金城次郎の経歴と、金城次郎の作品の特徴についてご紹介します。

金城次郎の経歴

金城次郎は1912年、沖縄の那覇市で生まれました。

13歳で陶芸家の新垣栄徳(あらかき えいとく 1891-1949)に師事し、陶芸家としての人生をスタートさせます。

新垣栄徳の工房で、民芸運動家で陶芸家の人間国宝・濱田庄司(はまだ しょうじ 1894-1978)に出会ったことから、「用の美(日常的な暮らしの日用品の中にある芸術性)」を求める作風が生まれたといいます。

その後、第2次世界大戦後に自身の工房を開くと、金城次郎は頭角を現し始めました。

1958年には金城次郎の作品「魚紋大皿」と「抱瓶」が、ルーマニア国立民芸博物館に永久保存となります。

1972年には沖縄県指定無形文化財技能保持者に認定され、1977年には現代の名工として表彰されます。

そして1985年、国の重要無形文化財「琉球陶器」の技能保持者として人間国宝に認定されました。

その後も金城次郎は2004年に亡くなるまで、沖縄県功労章や勲四等瑞宝章といった数々の名誉を受け取りました。

金城次郎作品の特徴

金城次郎作品の特徴

陶芸家・河井寛次郎(かわい かんじろう 1890-1966)から「彫ったり描いたりする模様も上手く、陶芸の仕事で出来ないものはない」と評された金城次郎ですが、派手な装飾は好まず、一貫して素朴な作風の日用雑器(壺・食器・酒器など)を作り続けました。

金城次郎の素朴な作品には魚や海老が描かれることが多いのですが、金城次郎が描く魚や海老は「笑っているようだ」と言われます。

確かに、金城次郎作品に描かれた魚や海老は楽しそうな表情に見えます。

濱田庄司が「笑った魚や海老を描ける名人は、彼(金城次郎)以外にいない」と述べているように、これは金城次郎作品にしかない特徴だと言えるでしょう。

また、金城次郎作品は釉薬(ゆうやく:陶磁器の表面を覆うガラスの層)を流しかける付け方、指描きによる装飾法など、濱田庄司が得意とする益子焼の製法を一部取り入れています。

派手な装飾は一切行わず、技法上の工夫と独特の感性によって、金城次郎はオリジナルの「用の美」を作り上げていったのです。

金城次郎作品の買取相場はどれくらい?

金城次郎作品の買取相場はどれくらい?

金城次郎独特の感性から生み出される唯一無二の陶芸作品ですが、買取相場はどれくらいになるでしょうか。

実は、金城次郎作品を含む陶芸作品はそれぞれが一点物であるため、「買取相場は○○円程度」とは一概に言いにくいところがあります。

とはいえ、「人気作家の作品は高く売れやすいため、買取価格も高くなりやすい」といったような大まかな買取相場はあります。

人間国宝である金城次郎の陶芸作品は人気が高いために売れやすく、買取価格も比較的高くなりやすいです。

例えば、「線彫魚紋大皿」などの人気作品で状態が良いものであれば、3万~10万前後の買取相場になるでしょう。

ただし、陶芸作品の買取価格は作品の保存状態に大きく左右されます。

作品にヒビや割れ、デザインの擦れなどがある場合には買取価格は大きく減額されてしまう可能性があります。

ご紹介した買取相場はあくまで参考程度と捉えてください。

お持ちの金城次郎作品の詳しい価値を知りたい場合には、骨董品買取のバイセルに、試しに査定を依頼してみるのが良いでしょう。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。

※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

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金城次郎の代表作

金城次郎の代表作

金城次郎作品には素晴らしいものが多く、国内のみならず海外でも高い評価を得ています。

そんな金城次郎作品の中でも、骨董買取市場において人気が高い作品にはどのようなものがあるでしょうか。

ここでは、その例をいくつかご紹介します。

線彫魚紋大皿

金城次郎の「線彫魚紋大皿」は、金城次郎の代名詞とも言える魚紋を、繊細な線彫りによって描いた作品です。

2匹の魚の何とも言えない表情に深い味わいがあり、見れば見るほど面白く感じられてきます。

骨董品買取市場においても人気が高く、高い価値がつくことが予想されます。

海老魚紋花瓶

金城次郎の「海老魚紋花瓶」は、金城次郎の代名詞とも言える魚と海老の紋を、躍動感溢れるダイナミックな構図で描いた作品です。

錆利休(さびりきゅう)と呼ばれるくすみのある渋い茶色や、ガラス釉から来る緑がかった薄茶色などの侘びた色彩のグラデーションは、いつまで見ていても飽きが来ません。

骨董品買取市場においても需要は多く、買取価格も高くなりやすいでしょう。

海老魚紋徳利

沖縄という土地柄もあってか、金城次郎は酒器を多く作っています。

その中でも人気が高いのが、金城次郎の代名詞である海老魚紋が入った徳利です。

徳利と猪口がセットになっている作品もあり、文様の愛らしさと味わい深さから人気を集めています。

骨董品買取市場における需要も非常に高いと言えるでしょう。

抱瓶

抱瓶(だちびん)とは、沖縄で用いられる携帯用の酒瓶のことです。

金城次郎は抱瓶を多く制作していますが、やはり魚紋や海老紋のものが多く見られます。

沖縄ならではの作品でもあり、沖縄の名工である金城次郎の抱瓶には非常に人気が集まっています。

骨董品買取市場における注目度も高く、高価買取の可能性も十分あるでしょう。

金城次郎作品をより高く売るための4つのポイント

金城次郎作品をより高く売るための4つのポイント

人間国宝である金城次郎には人気作品がたくさんあり、骨董品買取市場における価値が高いものも多いです。

では、そんな金城次郎作品をより高く買取してもらうためには、どのようなことに注意すれば良いでしょうか。

金城次郎作品を少しでも高く売るために知っておきたい4つのポイントをご紹介します。


・共箱などの付属品は作品と一緒に査定に出す
・作品の保存状態を良く保っておく
・出張買取サービスを利用する
・複数業者の査定を見比べる

共箱などの付属品は作品と一緒に査定に出す

金城次郎をはじめとする陶芸作品の買取において重要な査定ポイントの1つとされるのが、共箱の有無です。

共箱とは作品を収めるための木の箱のことで、作家ものの陶芸作品の多くは共箱に入った状態で世に出されます。

共箱はコレクションの一部としても重要なのですが、買取において特に重要なのは「蓋の裏などに墨書き(作者のサイン)が入れられていることが多い」点です。

金城次郎は人間国宝で人気作家ですから、墨書きによって「金城次郎の作品である」と分かれば、それだけで価値の証明になります。

また、金城次郎の場合には作品の底に「次」という銘が彫られていることもありますので、査定時にはそれも忘れずに伝えましょう。

ほかにも鑑定書などの付属品があれば査定を助ける情報となります。

お持ちの金城次郎作品を本来の価値に見合った価格で買取してもらうためにも、共箱などの付属品は作品と一緒に査定に出すのがおすすめです。

作品の保存状態を良く保っておく

金城次郎を含む焼き物の買取で必ずチェックされる査定ポイントの1つが、作品の保存状態です。

いくら価値の高い金城次郎作品とは言っても、汚れ・ヒビ・キズ・デザインの擦れ・欠け・割れがあるなど、状態が悪ければ買取価格は減額されてしまうでしょう。

ヒビや割れの原因となるような大きな衝撃を与えないように、金城次郎作品は普段から箱に入れて保管するなど、丁寧に扱う必要があります。

また、陶器には土という素材の性質上、水分を吸い込みやすいという弱点があります。

そのためにカビが発生してしまうなど、水分は陶芸品の劣化の原因となることがあります。

水分や汚れが付着した場合には放置せずに拭き取るようにし、風通しの良い場所に保管すると良いでしょう。

出張買取サービスを利用する

金城次郎などの陶芸作品を買取に出すとき、特に大型の作品などは買取店の店頭まで品物を運ぶのは手間がかかりますよね。

また、運ぶ途中のトラブルで傷やヒビが入ってしまうと、買取価格が下がってしまうこともあります。 そこで、金城次郎をはじめとした焼き物の買取でおすすめなのが、出張買取サービスの利用です。

出張買取とは、買取業者の査定スタッフが利用者の自宅等まで来て査定・買取してくれるサービスのことです。

査定額に納得できればその場で現金化してもらえることが多いため、家から1歩も出ずに査定・買取・現金化まで全てを済ませることができます。

お持ちの金城次郎の状態を損なうというリスクを避け、安心して査定を受けたいという人には出張買取サービスがおすすめです。

複数業者の査定を見比べる

先述した通り、金城次郎作品を含む陶芸作品には明確な買取相場がありません。

そのため、その時々の買取価格には、業者によってある程度の幅が出てしまうことがあります。

そこで、金城次郎作品を買取に出す際には複数の買取業者に査定を依頼して、査定内容を見比べるのがおすすめです。

査定額を見比べてより高く買取してくれる買取業者を選べるのはもちろんですが、実際の査定を見ることで信頼できる買取業者を見分けることもできるでしょう。

その際、査定料などの手数料を無料にしている買取業者を選べば、無駄な出費を抑えることができます。


金城次郎作品を売るなら骨董品買取のバイセルがおすすめ

金城次郎作品を売るなら骨董品専門の買取業者がおすすめ

金城次郎を含む陶芸作品の買取額は、作家・真作か贋作か・作品の人気・製造年代・本体の状態・使われている技法など、幅広い観点からの査定評価によって決められます。

骨董品に関する高い専門知識や査定技術を持った査定士でなければ、価値を正確に見極めることは難しいでしょう。

そのため、金城次郎作品を売る際は骨董買取のバイセルを利用するのがおすすめです。

バイセルには、陶芸作品の専門知識や買取実績を多く持つ査定士が在籍しています。

お持ちの金城次郎作品に対しても正しい評価をし、本来の価値に適った査定額を算出してくれるでしょう。

反対に総合リサイクルショップなど、骨董品専門でない業者には焼き物に詳しい査定士がいない可能性が高く、価値を見誤って低く買いたたかれてしまうかもしれません。

金城次郎作品は陶芸作品の適正な価値を見極められるバイセルを、ぜひご利用ください。