ペルシャ絨毯の買取相場は?知っておきたい査定のポイントとは

- ペルシャ絨毯の買取相場はいくらですか?
- 制作年代・産地・保存状態などによって買取相場は変わります。まずはお気軽にこちらよりご相談ください。
- 不要になったペルシャ絨毯が閉ったままになっています。価値はつきますか?
インテリアの最上級アイテムとして有名なペルシャ絨毯は、「手作りのため同じものとは二度と巡りあえない」という特徴もあいまって、世界中の人を虜にしています。
買取市場においても、アンティークなどを中心にペルシャ絨毯は人気を集めており、高く買取されるケースも数多くあります。
では、ペルシャ絨毯の買取相場はどれくらいで、高く売れやすいペルシャ絨毯とはどのようなものなのでしょうか。
ペルシャ絨毯の概要に加えて、買取相場や高く売れやすいペルシャ絨毯の特徴、ペルシャ絨毯の査定ポイント、保管やお手入れのコツについてもご紹介します。

目次
ペルシャ絨毯とは

ペルシャ絨毯は古代ペルシャの遊牧民が寒さから身を守るためや祈祷をおこなうために、羊毛や綿から手織りで織り上げたのが始まりと言われています。
ペルシャ文化・ペルシャ芸術を代表する、世界的に見ても歴史のある美術工芸品の1つで、古来より高級絨毯の代名詞として広く知られています。
デザイン性の高さはもちろん、一つひとつが手織りで同じ物が二つとないことからのも魅力です。
また、ペルシャ絨毯は丈夫で耐久性に優れていることから、使い込むほどに独特の味や深みが増すというのも人気の理由と言えます。
日本にも安土桃山時代の末期(16世紀末)、シルクロードを経由してペルシャ絨毯が持ち込まれています 当時の権力者であった豊臣秀吉はペルシャ絨毯をたいへん気に入り、陣羽織に仕立てて愛用したと伝えられています。
色彩豊かできらびやかな桃山文化とも相まって、繊細な文様で彩られたペルシャ絨毯は人気を博しました。
また京都では、ペルシャ絨毯は「動く美術館」とも言われる祇園祭の山鉾を飾る「懸装品(けそうひん)」としても使われてきた歴史があります。
絨毯として敷くだけでなく、タペストリーとして壁掛けにも使われるペルシャ絨毯は現在でもインテリアとして人気です。
骨董品としての価値は高く、収集家も多いため、買取市場でも盛んに取引が行われています。
アンティークのペルシャ絨毯を中心に高値での買取例も数多く見られます。
ペルシャ絨毯の買取相場

アンティークを中心に高価買取されるケースも多いペルシャ絨毯ですが、個別の買取価格には、制作年代・産地・保存状態などの条件によって大きな幅があります。
以下のページに実際にバイセルでお買取したペルシャ絨毯の買取価格例や、買取市場で特に高く買取されやすいペルシャ絨毯の例を掲載しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ペルシャ絨毯の買取に際して知っておきたい査定ポイントとは

「ペルシャ絨毯は高く売れるものも多い」ということは知っていても、実際にどのようなポイントを見て価値が判断されているのかは分かりにくいものがあります。
ここでは、ペルシャ絨毯の買取で必ずチェックされるであろう重要な査定ポイントと、そのポイントがどのような特徴であれば高く売れやすいのかをご紹介します。
買取の前に、お持ちのペルシャ絨毯についても確認してみてください。
ペルシャ絨毯のサイズ
ペルシャ絨毯は、サイズが大きければ大きいほど高く買取されやすくなる傾向があります。
ペルシャ絨毯を織るのには非常に手間がかかるため、大きければ大きいほどそれだけ製造に工数がかかります。
職人の手が多くかかっている分、大きいペルシャ絨毯には高い価値がつきやすいのです。
ペルシャ絨毯の保存状態
ペルシャ絨毯の保存状態は、買取価格に直結する重要な査定ポイントです。
絨毯が擦り切れている、色褪せている、ペットの匂いがついているなどすると、買取価格は下がってしまう可能性が高いでしょう。
買取直前でどうこうするのは難しいですが、日頃のお手入れが買取価格にも関わってきます。
ペルシャ絨毯の素材
ルシャ絨毯の素材には、大きく分けてシルクとウールの2種類があります。
このうち、より高く買取されやすいのはシルクのペルシャ絨毯です。
素材は、ペルシャ絨毯の買取に際してはまずチェックされる査定ポイントの1つと言えるでしょう。
ペルシャ絨毯のノット数
ペルシャ絨毯のノット数とは、その絨毯がどれだけ細かい目で織られているかを表す数値です。
ノット数が高い、すなわち目が細かい絨毯のほうが単位面積あたりの作業量が多くなるため、作るのにそれだけ職人の手間と時間がかかります。
そのため、サイズが大きいペルシャ絨毯と同様の理由から、高く買取されやすくなるのです。
産地や工房のサインの有無
ペルシャ絨毯の買取市場では、ブランド品のように、コピー品や偽物が数多く流通してしまっているという現状があります。
そのため有名な工房や産地のサインは、本物のペルシャ絨毯であることを証明してくれる重要なチェックポイントとなっています。
また、ペルシャ絨毯が「専門店で購入した」など信頼できるルートで入手したものであれば本物であるという信頼性が増します。
お持ちのペルシャ絨毯の入手ルートが確認できるようなら、事前に調べておいて査定の際に査定士に伝えるというのも有効でしょう。
色柄の美しさ
床の上の芸術品とも言われるペルシャ絨毯ですから、やはりたくさんの人が欲しがるような美しい、味わいのあるデザインのものは高く売れやすいでしょう。
ただし「こういう色柄なら高く売れる」という明確な評価基準はなく、査定士が買取市場の動向から「需要が見込めるだろう」と判断すれば高く売れる、といった程度のことです。
長年人気の高いデザインの例としては、万華鏡のなかを覗いたような美しい模様の「メダリオンデザイン」があります。
ペルシャ絨毯を高く売るための保管と手入れのコツ

ペルシャ絨毯の保存状態は、買取価格に直結する重要な査定ポイントです。
では、ペルシャ絨毯の状態を良好に保つためには、保管や手入れに関してどのような点に注意すれば良いでしょうか。
知っておきたい保管のコツや、もしもの時の手入れ方法をご紹介します。
直射日光に注意する
ペルシャ絨毯に直射日光が当たると、日焼け・変色の原因になってしまうことがあります。
それを防ぐためには「なるべく日光の当たらない部屋で使用するのが理想」ということになりますが、なかなかそうもいかないでしょう。
日当たりの良い部屋でペルシャ絨毯を使う場合、ペルシャ絨毯に直接日光が当たる時間帯にはカーテン等で日光を遮ってあげると良いでしょう。
ホコリやゴミは定期的に取り除く
ペルシャ絨毯についたホコリやゴミを長く放置していると、人が踏むことによって毛にこびりついてしまい、状態を損ねてしまう恐れがあります。
そのためホコリやゴミは定期的に、絨毯の毛向きに逆らわないように掃除機やほうきで取り除いてあげましょう。
また、大掛かりな模様替えを行うタイミングなどには、陰干しして絨毯の裏面をたたき、溜まったほこりを出してあげるのも効果的です。
目立つ汚れは布で拭く
表面の模様がくすんでいる、黒ずんでいるなど、汚れが目立つと感じたときには、布で拭くのも効果的な場合があります。
その際には、冷水で濡らした布を水が出なくなるまで固く絞り、絨毯の表面を優しく拭いてあげると良いでしょう。
強く拭くと絨毯を傷める原因となりますので、繊細なシルク製のペルシャ絨毯の場合には特に、柔らかく拭いてあげるようにしましょう。
ジュースやコーヒーなどをこぼした時のお手入れ
ペルシャ絨毯は生活空間で使うものですから、ジュースやコーヒーなどをこぼしてしまうこともあるでしょう。
そんな時には、すぐに乾いた布で叩くように水分を取り除いてあげましょう。
ただし、洗剤や水洗いは毛にダメージを与える可能性もあり、せっかくのペルシャ絨毯の風合いを損ねてしまう恐れもあるので避けたほうが無難です。
ペットの排泄物が付着してしまった場合のお手入れ
ペルシャ絨毯の査定では、ペットの臭いなども買取価格に影響を与えるポイントでした。
特に排泄物が付着してしまった場合には、汚れや臭いが残ってしまうことが多いためすぐに対処してあげる必要があります。
ペットの排泄物が付着した場合にも飲み物と同様、すぐに乾いた布で拭き取るのが有効でしょう。
ペルシャ絨毯の買取なら実績豊富なバイセルへ

ペルシャ絨毯の価値を見極めるためには制作年代・産地・制作にかかる工数などを正確に見抜く必要があり、高い専門知識と鑑定技術がなければ不可能です。
そのため、お持ちのペルシャ絨毯を適正な価格で買取してもらうためには、骨董品・美術品に関する専門知識と査定技術を持った買取業者でなければなりません。
バイセルなら、日本全国のお客様から多数の買取をさせていただいており、ペルシャ絨毯を含む骨董品・美術品の買取実績には自信があります。
お持ちのペルシャ絨毯1点1点の本来の価値をしっかりと見極め、最大限の買取価格をご提示します。
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