伊賀焼のおすすめの買取方法!有名作家や高く売る3つのポイントも伝授

伊賀焼のおすすめの買取方法!有名作家や高く売る3つのポイントも伝授

伊賀焼は、三重県伊賀市で作られる陶器で、茶道具花瓶食器など幅広い種類があります。

価値が高い焼き物なので、適した売り先・売り方で買取に出せば、高額買取に繋がることもあります。

本コラムでは、伊賀焼の買取価格の決まり方や高く売れる有名作家、おすすめの買取方法、そして高く売る3つのポイントをご紹介していきます。

伊賀焼の買取を検討している方、高く売りたい方は、ぜひ参考にご一読ください。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

伊賀焼とは

伊賀焼は、中世より三重県伊賀市で作られている焼き物で、1982年には国から伝統的工芸品の指定を受けています。

伊賀市の五位ノ木窯跡の周辺で採れる陶土と薪の燃料を素材とし、当初農業用の種壷などが作られていましたが、茶の湯が盛んになった時代以降は茶の湯の陶器を作るようになりました。

当時作られていた伊賀焼は「古伊賀」と呼ばれ、自然釉(窯の中で溶ける灰を釉薬代わりにすること)や焦げ、歪みなどを活かした美術的価値の高い作品が多いです。

その後伊賀焼は一度衰退していきましたが、施釉陶(素焼後に、釉薬をかけて焼成したもの)を用いた日用雑器中心の制作により復興し、現在では耐熱性と蓄熱できる性質を活かして、主に土鍋や食器、茶陶などが作られています。

また伊賀焼は「破調の美」と形容されるほど製法に決まり事がなく、作者や作られた時代によって作風が異なり、それもまた伊賀焼の魅力と言えます。

伊賀焼の有名作家

高く売れる伊賀焼の特徴として、「作家物」である点が挙げられます。

有名作家・人気作家であるほど、作品の買取額が高くなりやすいでしょう。

伊賀焼を手掛けた代表的な有名作家をご紹介します。

持っている伊賀焼の作家に該当するかを確認しておけば、高額買取が望めるかどうかの目安にもなるでしょう。

菊山当年男(きくやまたねお)

菊山当年男は、大阪朝日新聞社の記者でしたが、歌人である斎藤茂吉に師事していました。

松尾芭蕉の研究を始め、歌集を出版するなど、歌人として名をはせます。

後に古伊賀焼の復興に力を入れ、同地に開窯し、三重県無形文化財の指定を受けます。

菊山当年男は、筒茶碗・花瓶水指・香炉など幅広い種類の伊賀焼を手掛けました。

川喜田半泥子(かわきたはんでいし)

川喜田半泥子は、銀行の頭取・取締役、さらに県会議員を務めるなど、要職に就く人物でした。

元々は趣味として陶芸をしていた半泥子は、50歳代になって本格的に作陶するようになります。

半泥子は、最後まで陶芸を趣味の一貫としており、数万個を超える自分の作品を販売することはありませんでした。

半泥子は、とても自由でユーモアを感じられる作品を多く作り、銘の付け方も楽しんでいました。

例えば、半泥子が手掛けた呼継(よびつぎ)茶碗と呼ばれる、別の茶碗の破片で継ぎ接ぎしたような作品には「ねこなんちゅ」という銘が付けられています。

その他の半泥子の有名作品には、粉引茶碗の「雪の曙(ゆきのあけぼの)」や伊賀水指の「慾袋(よくぶくろ)」などが挙げられます。

谷本光生(たにもとこうせい)

伊賀市に生まれた谷本光生は元々洋画家を目指していましたが、地元の伝統工芸品である伊賀焼に魅了され、陶芸家になることを決めました。

谷本光生は個展を中心に活躍し、古伊賀から着想を得た作品を次々に生み出し、伊賀焼の復興に手を尽くします。

わびさびの中にも重厚感のある作風が特徴の独自の世界観を築き上げ、文部大臣より地域文化功労者表彰を受けるほど、高い評価を得ている陶工です。

谷本光生は、伊賀香合・茶碗花瓶水指など、多くの種類の伊賀焼を作っています。

福森雅武(ふくもりまさたけ)

福森雅武は、伊賀焼を代表する土楽窯(どらくがま)の7代目の窯元で、伝統を守り現在でも轆轤(ろくろ)で手作りしています。

福森雅武が手掛ける食器は、力強さと優しさ、大らかさが兼ね備わった作品で、食や酒を楽しむ彼の想いが感じられます。

福森雅武は、20歳代の頃は茶器などを扱っていましたが、現在は土鍋・食器・酒器を主に作っています。

50歳代には個展も開き、日本だけでなくフランスでも開催するなど多くの功績を残しています。

伊賀焼の買取相場

伊賀焼を買取に出すなら、おおよその買取相場は把握しておくべきでしょう。

なぜなら、伊賀焼買取に関する事前情報を把握せずに査定に出すと、極端に低い額を付けられたとしても気付かないためです。

本当は価値がある伊賀焼なのに、買取相場を知らずに低く売ってしまっては損をしてしまいますよね。

伊賀焼の買取相場は、状態の良い作家もので〜10万円前後です。

とはいえ伊賀焼の買取額は、本体の状態・作家・制作時期などを精査して決めるため、作品一つひとつで異なってきます。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。


骨董品買取のバイセルなら、査定料・キャンセル料などの手数料を無料で、プロの査定をお受けいただけます。

お持ちの伊賀焼もしっかりと価値を見極めて、買取価格に反映いたします。

伊賀焼の買取額を知っておきたい、見積もりだけ取りたいという方でも、お気軽にバイセルまでご相談ください。

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伊賀焼はどこに売れば良い?とお悩みの方へ

伊賀焼は、リサイクルショップやネットオークションでも売りに出せるでしょう。

しかし、そのような場には伊賀焼に熟知している人が必ずいるとも言い切れず、価値を見誤られ低く買いたたかれる可能性もあります。

そこで、骨董品買取のバイセルであれば、伊賀焼をはじめとする骨董品の知識や買取経験が豊富な査定士が在籍しています。

さらに骨董品に特化した販路を多くもつため、それぞれの品物の価値を最大限に活かして買取・再販が可能です。

それゆえ骨董品買取のバイセルは、リサイクルショップやネットオークションよりも、お持ちの伊賀焼に適している価格をお付けできるのです。

自身の伊賀焼が本来もつ価値をしっかり見極めてほしいと考える方は、ぜひバイセルに査定をご依頼ください。

バイセルの陶磁器を含む骨董品の買取実績が気になる方は、以下のページより参考にご覧ください。

伊賀焼を高く売る3つのポイント

伊賀焼を高く売る3つのポイント

伊賀焼を高く売るための3つのポイントをご紹介します。

  1. 付属品を揃える
  2. 保存状態を綺麗に保っておく
  3. なるべく早く査定に出す

これらを押さえておくことで、お持ちの伊賀焼も、より高く売れる可能性が上がるでしょう。

それでは、それぞれ詳しく解説します。

付属品を揃える

伊賀焼を買取に出す際には、付属品を揃えておきましょう。

伊賀焼の付属品には共箱・鑑定書・証明書・説明書などがあります。

特に作家名や作品名が記載された共箱や鑑定書は、作品が本物であることの証拠にもなるため、一緒に査定に出すことで買取額が上がることもあります。

査定時間の短縮にもなるため、これら付属品は大切な役割をもちます。

買取を検討している伊賀焼の付属品は、捨てずに大事に保管しておきましょう。

保存状態を綺麗に保っておく

伊賀焼などの骨董品は、保存状態が綺麗なものであるほど、買取額が高くなる傾向にあります。

少しでも高く売りたい伊賀焼は、日ごろから保存状態を綺麗に保っておくことが大事です。

陶器は吸水性が高いゆえ水分が付着したまま保管すると、カビやにおいが発生してしまうので、十分乾燥させたうえで収納するようにしましょう。

また、伊賀焼を洗う際は取り扱いに気を付けないと反対に傷つけてしまうこともありますので、柔らかいスポンジで丁寧に洗うのがおすすめです。

特に未使用品の伊賀焼の場合は、職人以外の手が加わったと査定時に減額されないよう不用意に洗ったりせず、ホコリなどを優しく拭き取る程度にしておきましょう。

なるべく早く査定に出す

伊賀焼などの自然素材の作品は、保管環境に気を使っていても、経年劣化は避けられません。

少しでもきれいな状態で売るためには、なるべく早めに買取に出すことがポイントになります。

伊賀焼は今以上に状態が悪化しないうちに、ぜひお早めに査定にお出しください。

伊賀焼のおすすめな買取方法

伊賀焼のおすすめな買取方法

伊賀焼を売るには、大きく分けて以下の3種類の買取方法が挙げられます。


・出張買取…査定士が利用者宅へ訪問し、その場で査定・買取を行う。

・宅配買取…利用者が品物を梱包し買取業者へ発送して、査定・買取をしてもらう。

・持ち込み買取…利用者自らで品物を買取店へ持ち運び、査定・買取をしてもらう。


この中でも、伊賀焼を売る際におすすめな買取方法は出張買取です。

伊賀焼は割れ物であるため、配送中や買取店まで持ち運ぶ際に傷つけてしまう可能性もゼロではありません。

出張買取であれば伊賀焼を自宅にある状態で査定してもらえるので、持ち運び時などの欠損による査定額減額などは避けられます。

以下のページではバイセルの出張買取のご利用の流れ、安全の取り組み、スケジュール例など詳しくご紹介しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。

出張買取バナー
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伊賀焼買取でよくある質問

伊賀焼買取でよくある質問

伊賀焼を買取に出す際に、よくある質問をQ&A形式でご紹介します。

少しでも疑問・不安が晴れた状態で買取に望んでいただければと思います。

Q. 暗緑色に焦げている部分があるけど売れる?

A. 暗緑色や紫黒色に焦げているのは伊賀焼の特徴で、ビードロと言います。

伊賀焼ならではの自然美であるがゆえに、ビードロが見られると反対に高く評価されることがあります。

それゆえ、ビードロが見られる伊賀焼は、自信をもって査定してもらいましょう。

Q. 作者の分からない伊賀焼でも見てくれる?

A. 骨董品買取のバイセルであれば、作者不明の伊賀焼であっても査定が可能です。

伊賀焼に詳しい査定士が、どのような作品なのかを判別いたします。

可能な限り入手経路を調べておくと査定の手助けになるので、査定に出す前に知りうる作品の情報を確認しておきましょう。

Q. 共箱などの付属品がないけど査定してくれる?

A. 共箱は作品の一部とも言われるように、査定時に重要なポイントとなります。

元々付属品があるのに揃っていない作品は、査定額が下がってしまう可能性もあります。

しかし、元々共箱がない作品もあるので、試しに査定に出すことをおすすめします。

Q. 一部が欠けている伊賀焼でも買い取ってくれる?

A. 欠けが見られる伊賀焼は、査定にて減額対象となることがあります。

しかし、むやみに修復しようとすると、さらに価値を下げることになりかねません。

欠け以外にヒビや傷などが見られる作品の場合も、そのままの状態で買取に出しましょう。

Q. 伊賀焼以外に売りたい陶器が他にもあるけど査定してくれる?

A. 骨董品買取のバイセルであれば、幅広い種類の陶器を買取対象としているため、伊賀焼以外の陶器も査定が可能です。

売りたい陶器が複数ある場合は、バイセルが提供している出張買取サービスの利用がおすすめです。

重い品物を自宅にあるまま査定いたしますので、便利に買取が済ませられますよ。

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