有田焼・伊万里焼 買取相場|価値・値段の決まり方と高く売るためのポイント

有田焼・伊万里焼は高く売れる?有名な作家や高価買取してもらうコツをご紹介!

有田焼(伊万里焼)は白磁に鮮やかな絵付けをしたご当地焼き物で、世界的にも人気が高く、骨董品買取市場においても高い価格で取引されるケースが多いです。

一方で「有田焼は売れないのでは?」「値段がつかないこともある?」と不安を感じる方も少なくありません。

本記事では有田焼の価値が高い作品の特徴や値段の決まり方、売れにくいと言われる理由などをご紹介します。

有田焼の買取を検討している方、高く売りたいと考えている方は、参考にご一読ください。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

バイセル査定士 高橋裕太 バイセル査定士 高橋裕太

「バイセル」の査定士として、月間120件以上の査定、年間では1,000件以上のお客様対応の実績があります。豊富な経験をもとに 12カテゴリ、19品目と幅広い知識を有しています。その中でも着物・ブランド品の査定が得意です。 また、多数のメディアに出演させていただいた経験もあり、様々な角度からリユース業界に貢献したいと思っています。当記事のお品物へのご相談がございましたら、バイセルへお気軽にお申し付けください!

有田焼・伊万里焼とは?

「有田焼」とは、佐賀県の有田町を中心に作られている焼き物で、1977年に経済産業大臣指定の伝統工芸品に認定されています。

白磁に藍色を中心とした多彩な彩色で染付を施されているのが特徴です。

有田町ではおよそ400年前から磁器が焼かれており、日本で初めて磁器が焼かれた町としても有名です。

17世紀後半に有田焼を海外に輸出する際、伊万里の港から出していたことから、「伊万里焼」とも呼ばれるようになりました。

有田焼のなかでも特に価値が高いとされているのは、古伊万里」と呼ばれる江戸時代に作られた作品群です。

美術的価値と歴史的価値の両方が見込まれるため、買取市場でも高く評価されています。

有田焼・伊万里焼の技法の種類

400年という歴史のなかで、伊万里焼はさまざまな技法が生み出されました。

主な表現方法とその特徴、磁器の種類をご紹介します。

表現方法 特徴
白磁 透明の釉薬をかけて焼いた白い磁器
陽刻 表面の凹凸で模様を浮かび上がらせる技法
呉須(ごす)の染付 釉薬の下に絵付けをして焼くと藍色になる染付
色絵 焼いた後に赤・黄・緑・紫・金・銀などの絵の具で色彩豊かな絵付けをする技法
青磁 僅かな鉄分を含む釉薬をかけて焼いた青緑色の磁器
瑠璃釉(るりゆう) 透明の釉薬と呉須を混ぜたものをかけて焼いた瑠璃色の磁器
銹釉(さびゆう) 鉄分を含む釉薬をかけて焼いた茶色の磁器
辰砂(しんしゃ) 酸化銅を含む釉薬をかけて赤色に発色させた磁器

多彩な技術によるさまざまな色・デザイン・表現方法を楽しめるという点でも、有田焼は多くの人から人気があります。

有田焼は売れない?そう言われる理由

「有田焼は売れない」と言われることがありますが、すべての有田焼が対象外になるわけではありません。

売れにくいと言われるおもな理由として、量産品で市場流通量が多く、販売価格なども安価なものが多い点が挙げられるでしょう。

これらの場合、骨董品としての評価がつきにくいですが、作家ものや状態がいい未使用品、さらに複数の作品をまとめて査定に出す場合など評価されるケースも十分にあります。

「有田焼は売れない」と諦めずにまずは査定に出してみるのがおすすめです。

価値が高い有田焼・伊万里焼の特徴

有田焼のなかでも、価値の高いものは高価買取される可能性が高くなります。

有田焼を含む焼き物の買取時に必ずチェックされる3つの査定ポイントから、価値が高い有田焼の特徴を押さえておきましょう。

  1. 有名作家ものの有田焼・伊万里焼
  2. 共箱に入っている有田焼・伊万里焼
  3. 保存状態の良い有田焼・伊万里焼

それでは、それぞれ詳しく解説します。

有名作家ものの有田焼・伊万里焼

いくつかある有田焼の査定ポイントのなかでも、価値を大きく左右するのは「作品を手がけた作者」です。

人間国宝に認定された作家らの作品は価値が高いとされる傾向にあります。

作家物かどうかは、焼き物の裏面に見られることの多い「陶印(裏印)」で分かることがあります。

陶印は、同じ窯元でも何代目かによって異なることもあるので、査定士に判別してもらうのがおすすめです。

また、陶印が見当たらない場合でも、プロの目によって作家名が判明することもあります。

判別が難しい場合は、査定士に見てもらうのがおすすめです。

共箱に入っている有田焼・伊万里焼

有田焼買取時に必ずチェックされる付属品が共箱です。

特に作家自身の署名がある共箱は本物の証拠となるため、買取市場では共箱の有無が査定評価に大きく影響します。

共箱のほか、高台・包み布・リーフレットなどの付属品が全て揃った状態であれば、査定額も高くなりやすいです。

保存状態の良い有田焼・伊万里焼

いくら価値の高い有田焼であっても、ヒビ・傷・デザインの欠けがあるなど、保存状態が悪ければ買取価格は下がってしまう可能性が高いです。

反対に、新品同様に保存状態の良い有田焼であれば、高額買取される可能性も高くなるでしょう。

有田焼・伊万里焼の有名作家

価値の高いものが多い有田焼のなかでも特に高い価格で買取されやすい傾向にあるのが、有名作家が手掛けた作品です。

酒井田柿右衛門

酒井田柿右衛門は有田焼を語るうえでは欠かすことのできない作家です。

江戸時代初期から15代に渡って受け継がれている名跡であり、濁手(にごしで)と呼ばれる独特の乳白色の素地に鮮やかに花鳥図を描く「柿右衛門様式」が特徴です。

なかでも人気が高いのが13代酒井田柿右衛門が手掛けた作品で、状態によって高額買取も期待できるでしょう。

井上萬二

人間国宝で紫綬褒章受章者の井上萬二は、有田焼を代表する作家の1人です。

井上萬二作品の卓越した点は、ろくろによる白磁の造形でしょう。加飾に頼らず、滑らかな造形だけで凛とした風格などを表現します。

「白磁渦文花瓶」などの有名作品には、高い価値がつくでしょう。

今泉今右衛門

今泉今右衛門は、江戸時代の将軍家や諸大名に向けた献上品として始まった「鍋島焼」の大名跡です。

国の重要無形文化財の指定を受けた「色鍋島」や、墨で抜き文様を施す「墨はじき」などの技法が特徴です。

「色絵薄墨墨はじき時計草文鉢」などの有名作品であれば、高い価格で買い取りされるケースは多いでしょう。

奥川忠右衛門

初代奥川忠右衛門は、「有田白磁の大物ろくろ造りの至宝」ともいわれ、蹴ろくろを使って造形する大型の白磁作品が特徴です。

シンプルなデザインの白磁は買取市場でも高い人気があり、高く買い取られる可能性は十分あります。

まだまだいる有田焼の有名作家

以下の表にあるような有名作家・メーカーが手掛けた有田焼の作品も、買取市場で値が付くケースがあります。

小畑柿右衛門館林源右衛門葉山有樹藤井朱明
神右衛門藤井錦彩林九郎深川製磁
金龍窯 博山青山窯 川副青山辻常陸菊水窯

手がけた作家・メーカーがわからない場合も、査定士が丁寧に査定いたします。

バイセルの骨董品に関する買取実績やお客様の声は、以下ページよりご確認いただけます。

サントリーボトルコレクションも買取市場で人気のアイテム

サントリーではウィスキーを有田焼の磁器ボトルに入れたスペシャルボトルコレクションを展開しています。

なかでも、十三代今右衛門が手掛けた「響35年」の色絵薄墨草花文洋酒瓶は非常に価値が高いものとされています。

未開栓のボトルは骨董ファンとお酒コレクターの両方から需要があり、買取価格も高くなりやすいでしょう。

有田焼・伊万里焼の値段・買取相場はどう決まる?<

骨董品中古市場における有田焼の値段・買取相場は、作家ものかどうか、保存状態、付属品など、さまざまなポイントを精査して算出されます。

一般的に査定金額が高くなりやすいのは、有名作家の作品、かつ状態が良く、骨董品としての価値が見込まれるものです。

酒井田柿右衛門などの大型作品や、初期に作られた「初期伊万里」などは高く評価される傾向にあります。

以下の表は、作家ものの有田焼の買取相場ですので参考にご覧ください。

作品の種類・代 買取価格の傾向
酒井田柿右衛門14代・人間国宝の「濁手」花瓶・大鉢 数十万円〜数百万円(希少作の場合)
酒井田柿右衛門12代・13代の濁手作品 数万円〜数十万円
酒井田柿右衛門14代・15代の「色絵」皿・湯呑(日常使い) 数千円〜数万円

※上記は2026年1月時点の参考目安であり、実際の買取価格を保証するものではありません。保存状態や市場在庫により大きく変動します。


お持ちの作品がどの作家のものか知りたい場合は、共箱か作品本体の高台(こうだい)にある銘(サイン)が入っているかどうかを確認すると良いでしょう。

有田焼の買取価格は、作品の知識や買取実績をもとに判断されるため、骨董品に詳しくない方が正確に見極めるのは難しいでしょう。

有田焼・伊万里焼を売るなら骨董品買取のバイセルを利用しよう

有田焼の価値は、作家名、付属品の有無、状態、希少性などの要素を総合的に判断して算出します。

バイセルは骨董品買取の実績が豊富で、お持ちの有田焼の価値を見極められる査定士が在籍しております。

お持ちの有田焼を適正価格で買い取ってほしいなら、骨董品買取に力を入れているバイセルの査定をご利用ください。

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有田焼・伊万里焼を買取に出す際のポイント

有田焼を少しでも高く売るために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。

  1. できるだけ早く買取に出す
  2. 骨董品に詳しい買取業者を利用する
  3. 出張買取を利用する

それでは、それぞれ詳しく解説します。

できるだけ早く買取に出す

古い作品が多い有田焼は、どんなに気をつけていても経年劣化を完全に避けるのは難しいでしょう。

売ると決めたら今以上に劣化していく前に、できるだけ早く査定をしてもらうことをおすすめします。

骨董品に詳しい買取業者を利用する

有田焼を安心して手放したい場合は、骨董品に詳しい買取業者を利用しましょう。

総合リサイクルショップなどは近くにあれば利用しやすいですが、作品に詳しいスタッフがいない可能性が高く、価値を見逃して低く買い誤られてしまうことがあります。

骨董品買取に力を入れているバイセルの査定士は、有田焼を熟知しており、中古市場でどれほどの価値がつくかを適切に判断できます。

骨董品であればジャンル問わず査定いたしますので、売りたいお品をいくつかお持ちなら、この機会にまとめてご依頼ください。

出張買取の相談をしてみませんか?

出張買取を利用する

焼き物を店頭まで運ぶ際、万が一トラブルで作品に傷やヒビが入ってしまうと買取価格が大幅に下がってしまいます。

また、ネットオークションなどで落札されたとしても、配送時の破損などのリスクがついてきます。

そのため、有田焼などの焼き物を買い取ってもらいたいなら、バイセルが行う査定士が自宅まで訪問する「出張買取」の利用がおすすめです。

査定士がご自宅等まで伺い、その場で査定・買取いたしますので、持ち運びのリスクを避け、家から一歩も出ずに売却が可能です。

お持ちの有田焼の状態を損なうというリスクを避け、かつ安心して査定を受けたいという人には、ぜひバイセルの出張買取をご利用ください。

有田焼買取でよくある質問

Q.

伊万里焼か古伊万里焼か区別がつかないのですが査定してもらえますか?

A.

有田焼(伊万里焼)のなかには、制作年代の古い「古伊万里」と呼ばれる作品もありますが、素人目では区別をつけるのが難しいでしょう。
しかし、古伊万里かどうか分からない場合でも、気軽に査定に出してみて問題ありません。
骨董品に詳しいバイセルであれば、焼き物に精通した査定士が伊万里焼なのか古伊万里焼なのかの判別をつけられます。
このとき、共箱などの付属品があれば査定の手助けになりますので、ぜひ一緒に査定にお出しください。

Q.

有田焼以外の焼き物も一緒に査定に出して良いですか?

A.

骨董品の知識が豊富なバイセルであれば、有田焼以外の焼き物にも精通した査定士が在籍しています。
有田焼の買取に併せて、ほかの骨董品も一緒に査定に出せばまとめて査定いたします。
念のため査定の申し込み時に、有田焼以外の焼き物も一緒に見てもらいたい旨を伝えると査定がスムーズです。

Q.

共箱がないのですが有田焼本体だけでも買取してもらえますか?

A.

共箱は作品の一部とも言われることがあるので、共箱がないと買取額が低くなってしまう可能性はあります。
しかし、共箱がないからといって、必ずしも買取不可になるわけではありません。
作品自体に価値があるものであれば、共箱がなくても値が付くことがあるでしょう。
ただし、共箱がない場合には査定のための情報が減ってしまうことになります。
バイセルでは付属品の有無に関わらず、作品の価値をしっかりと見極められるプロがいますので、ぜひ一度ご相談ください。

Q.

作家ものかどうか不明なのですが査定してもらえますか?

A.

作者は誰なのか、制作年代はいつなのかなどの詳細が不明な焼き物であっても、骨董品の知識が豊富なバイセルであればしっかりと価値を見極めます。
詳細の分からなかった作品が、プロの査定によって高い価値が見出されて、高額買取につながったというケースもあります。
不明点の多い焼き物は遠慮することなく査定に出して問題ありません。
その際、「いつどこで入手したものか」などの情報が分かれば査定の役に立つことがあります。
正確な査定のためにも、分かる限りの情報は把握しておきましょう。

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