
根付は、海外にも「NETSUKE」コレクターがいるというほど、世界的に人気です。
そのため、買取市場でも充分に価値があるジャンルと言えるので、一度買取査定に出してみることをおすすめします。
本コラムでは、根付の基本的な知識から買取相場、高額買取を狙える根付の3つの種類、高く売る方法をご紹介していきます。
ぜひ、根付買取の参考にしてみてください。
根付とは

根付は、もともと江戸時代の人が、小物を入れていた袋を帯から吊るして持ち歩くための留め具でした。
現代では、根付と根付紐がはじめからくっ付いているストラップを、携帯電話やお財布などに付けている人が多いですね。
手元にあるものが「これは本当に根付?」と迷ってしまう場合は、基本的に「紐を通せる穴が2つ開いている、手のひらサイズの彫刻品」は根付と思っていいことを覚えておきましょう。
根付の素材は様々で、黄楊や黒檀などの堅木・珊瑚などの高級素材があり、中でも特に高額買取が望めそうなのは「象牙」です。
ただし、象牙の根付は贋作が多く「中国・香港で出回っているものはほとんどが偽物」と言われています。
象牙の根付は、偽物だと買取対象にならないですが、本物の場合は買取額に期待できるでしょう。
※バイセルでは象牙製の根付の買取が難しい場合がございますので、詳しくはオペレーターまでお問い合わせください。
高額買取を狙える根付の3つの種類

買取市場で需要が高い根付であれば、高額買取を狙いやすいです。
高額買取を狙いやすい根付の代表的な種類を3つご紹介します。
・象牙彫刻の根付
・有名作家の根付
・ご当地キティの根付
お持ちの根付が該当するか、あらかじめ確認しておきましょう。
象牙彫刻の根付
根付は、象牙製で精巧な細工がなされたものであれば、高額買取になる傾向にあります。
幕末明治期に制作されたとされる山羊の象牙根付は、表情や毛並1本1本の細部にわたって精巧な細工が施されているため、高額査定になった事例もあります。
象牙が素材として使われているというだけで、材質としての価値をもつため、細工にこだわっている根付でない場合も買取査定に出してみると良いでしょう。
有名作家の根付
有名作家の根付であれば、骨董コレクターからの需要が高いため、高額買取が期待できます。
根付の名工やメーカーでは、山口友親・原舟月・出目右満・平井汲哉・寿玉・鈴木東谷・幸正らが挙げられます。
また、アメリカの根付コレクターとして有名なレイモンド・ブッシェルが所有していた根付が高額買取されたという話もあります。
有名作家の根付は贋作も多いため、そもそも信頼できる人や店から買うことも大事です。
ご当地キティの根付
ご当地キティの根付は、全国各地の観光名所で販売されていて、キティが各地の名産物を持っていたりそれに合った恰好をしています。
集めているご当地キティの種類が多く揃っているほど買取されやすく、保存状態が良いものであれば高額買取も期待できるでしょう。
根付の買取相場はどれくらい?

骨董品買取市場における根付の買取相場はどれくらいになるでしょうか。
山口友親・原舟月・出目右満・平井汲哉・寿玉・鈴木東谷・幸正などの有名作家・有名メーカーの作品であれば、高いもので買取相場は1万円前後といったところでしょう。
ただし、根付の買取相場は素材や保存状態などによっても変動します。
上記はあくまで目安に過ぎませんので、参考程度と捉えてください。
象牙の根付は骨董専門の買取業者に査定依頼しよう!

本物と偽物の区別が付きにくい象牙の根付は、骨董専門の買取業者に査定依頼するのがおすすめです。
象牙の根付の真贋鑑定は素人では非常に難しく、もし知識の無い人が鑑定した場合、本物に対して偽物の判定を下してしまう恐れがあります。
骨董専門の買取業者には、根付に関して熟知している査定員が在籍しているため、お持ちの象牙の根付を安心して査定に出せるでしょう。
また素材に限らず、根付の作家やデザインなどの専門知識も兼ね備えているため、どのような根付でも正しい価値を見出してくれるでしょう。
※バイセルでは象牙製の根付の買取が難しい場合がございますので、詳しくはオペレーターまでお問い合わせください。