旅行券の換金でおすすめの方法は？換金率の決まり方や高く売るコツ

代表的な旅行券の種類

旅行券は、ツアーの料金、電車や飛行機のチケット、ホテルや旅館の宿泊代金など、旅行に関する支払いに使える商品券です。

旅行券の発行会社は、大手旅行会社、鉄道会社系列の旅行会社、航空会社系列の旅行会社、カード会社と大きく4種類に分けられます。

ここでは買取市場において一定の需要がある、代表的な旅行券の種類を紹介します。

1. JTB旅行券
2. びゅう商品券
3. 近畿日本ツーリスト旅行券
4. HIS旅行券（H.I.S商品券SKY）
5. 小田急トラベル旅行ギフト券

種類によって、特徴や買取市場での換金率なども異なってきますので、それぞれ確認してみてください。

JTB旅行券

JTB旅行券は、国内大手旅行会社JTBが発行する旅行券です。

国内外へのツアー、提携するホテルでの宿泊費用など各種旅行代金の支払いに利用できます。

現行のJTB旅行券には、商品券タイプの「NICE TRIP（ナイストリップ）」とカードタイプの「JTBトラベルギフト」の2種類があります。

紙タイプのNICE TRIPには額面1,000円・5,000円・1万円の3種類があり、カードタイプのJTBトラベルギフトは3,000円から50万円まで1円単位で金額を自由に決められるのが特徴です。

JTB旅行券の特徴や換金方法について詳しくは、以下の記事をご参照ください。

びゅう商品券

JR東日本が発行する「びゅう商品券」は、みどりの窓口で乗車券を購入できるため、旅行の際に役立つ商品券です。

ほかにもびゅうプラザをはじめとした全国の百貨店や家電量販店、東京ディズニーリゾートの入場券購入にも利用可能です。

またびゅう商品券は普段使いとしても最適で、定期券購入時にも利用できるため通勤・通学で電車に乗る人にとって、持っていても困らないのがびゅう商品券の魅力でもあります。

額面は500円と1,000円の2種類があり、有効期限がないので自由なタイミングで利用できます。

ただ額面を下回る買い物の支払いでびゅう商品券を使った場合、おつりが出ないので注意が必要です。

近畿日本ツーリスト旅行券

「近畿日本ツーリスト旅行券」は、国内・海外旅行時に使える商品券です。

名前にある通り、近畿日本ツーリストの代理店で利用できるのはもちろんのこと、KNT-CTホールディングスグループ株式会社と呼ばれる、旅行会社の一部の代理店・特約店でも利用できます。

近畿日本ツーリスト旅行券は1,000円・5,000円・10,000円の3種類が発行されていて、有効期限は設けられていません。

ほかの商品券と違うポイントは「おつりの出し方が特殊」であることです。

1,000円未満のお釣りは現金で出ますが、1,000円を上回った場合は旅行券を受け取ることになります。

例えば3,500円の乗車券を購入する際に、5,000円の近畿日本ツーリスト旅行券を使うと、1,000円の旅行券と500円の現金がおつりとして返ってきます。

特殊な商品券ではありますが旅行には役立つため、買取業者によっては高い換金率で取り扱ってくれます。

HIS旅行券（H.I.S商品券SKY）

「HIS旅行券」は、国内にあるH.I.S営業所や特約代理店、ハウステンボスなどで利用できる旅行券です。

大手旅行会社のH.I.Sでは、国内だけではなく海外ツアーも豊富にあるため、家族や友人との旅行時には丁度よい旅行券でもあります。

ただHIS旅行券はインターネット上で支払いを済ませるオンライン予約では、利用できないのがデメリットです。

発行されている額面は1,000円と10,000円の2種類で、おつりが出ないため満額を利用できるように旅行を計画するのが賢い使い方です。

有効期限もないため、じっくりとツアーの内容を吟味して焦らずに利用できるのが嬉しいポイントです。

小田急トラベル旅行ギフト券

「小田急トラベル旅行ギフト券」は、小田急電鉄傘下の小田急トラベルで利用できる旅行券です。

国内外のパッケージ旅行だけではなく、宿泊・航空券・高速バスなど旅行中の支払い時にも利用可能です。

また小田急線の定期券や特急券の購入でも使えるため、普段から小田急線に乗っている人にとっては便利な旅行券でもあります。

小田急トラベル旅行ギフト券は1,000円・5,000円・10,000円の3種類が発行されており、有効期限はありません。

おつりが出る条件は近畿日本ツーリスト旅行券と同様に、1,000円未満の場合は現金、1,000円以上のおつりが発生した際は旅行券が出ます。

旅行券を発行している主な会社一覧

上でご紹介した以外にも、広く流通していて買取市場でも売買されている旅行券はまだまだあります。

これらの旅行券が使わないままになっているなら、買取サービスを利用することで換金できる可能性があります。

旅行券の換金率・買取価格はどう決まる？

旅行券の買取では、大まかな買取価格は額面と換金率によって決まります。

換金率は、「JTBのNICE TRIPなら額面の〇〇％」のように買取業者ごとにそれぞれ違った値が設定されています。

この換金率は、同じ買取業者でも券の種類によって異なり、その時々の需要によっても変動します。

そして、買取価格は額面と換金率の乗算によって得られた値から、券の保存状態や有効期限までの残り期間なども考慮に入れた上で算出されます。

券の折れ・破れや汚れの程度が大きいと、買取価格は下がってしまうでしょう。

また、有効期限までの残り期間は、長いほど買取価格が高くなりやすいです。

買取業者によっては旅行券の換金率を公表しているところもありますが、お持ちの旅行券の実際の買取価格については試しに査定を依頼してみるのが確実でしょう。

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旅行券を安心して換金する方法は？

買取サービスを中心として、旅行券を換金する方法にはいくつかあります。

その中でその換金方法なら旅行券の換金に適しており、安心して利用することができるでしょうか。

代表的な3つの換金方法について、それぞれの特徴を見ていきます。

1. ネットオークション
2. 金券ショップ
3. ネット受付の金券買取業者

ネットオークション

ネットオークションは自宅からスマホで利用できるため、旅行券を換金するための便利な方法の1つと言えるでしょう。

しかし、ネットオークションには以下のようなデメリットがあります。

1. 落札価格によっては本来の価値より安い価格で売ってしまうことになる
2. 期日内に落札されない可能性がある

出品する旅行券の正確な価値を把握した上で価格設定をしないと、安く売りすぎてしまったり、全く買い手がつかずに換金できないという可能性もあります。

また、面識のない相手とやり取りすることから、トラブルのリスクもあることは理解しておく必要があります。

フリマアプリは旅行券の出品を禁止している

ネットオークションと同じく、ネットで不要品を売ることができるフリマアプリですが、旅行券を含む金券の出品は規約によって禁止されていることが多いです。

例えば大手フリマアプリのメルカリでは、規約に「有形／電子を問わず、金銭と同等に扱われるもの全般の出品を禁止しています」とあります。

旅行券を売りたい場合には別の方法を考えた方が良いでしょう。

金券ショップ

旅行券などの金券を換金したいときに、まず思いつくのが金券ショップではないでしょうか。

繁華街や駅前などに多く、店頭に持ち込めばその場で換金できるため、出先に店舗があるという場合には手軽な換金方法と言えます。

しかし、反対に言えば、店舗から離れた場所に住んでいる人は気軽に売りに行けないというデメリットがあります。

旅行券を換金するために大きな手間や費用をかけてしまっては元も子もありませんので、店舗への持ち込み買取以外の買取方法を提供している業者を選びたいところです。

ネット受付の金券買取業者

金券ショップのほかに、インターネット上で受付をしている金券買取業者も多くあります。

ネット受付をしている大手の金券買取業者では、「出張買取」や「宅配買取」便利な買取方法を選ぶことができるのが大きなメリットです。

出張買取は買取業者の査定士が自宅まで来て、その場で旅行券を査定・買取してくれる方法です。

旅行券を家から持ち出すことがないため、安心な買取方法と言えます。

宅配買取は、売りたい旅行券を買取業者に送付して査定・買取してもらう方法です。

買取業者の営業時間に合わせる必要がないのが大きなメリットと言えます。

また、ネット受付の大手金券買取業者の中には、買取にまつわる各種手数料を無料にしているところもあります。

こういった業者であれば、買取実績の面からも、買取方法や費用の面からも、安心して利用できるでしょう。

金券買取のバイセルは買取実績豊富

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旅行券を換金する際の注意点

旅行券には買取市場で人気の高いものもありますが、条件によっては買取価格が下がってしまったり、場合によって買取不可になってしまうようなケースもあります。

旅行券を換金するにあたって知っておきたい4つの注意点をご紹介します。

1. 業者によっては買取不可の旅行券がある
2. 状態の悪い商品券は買取不可の可能性がある
3. ミシン目を切り取った旅行券は買取不可になる
4. 有効期限の有無・猶予期間もチェックする必要がある

業者によっては買取不可の旅行券がある

詳細は買取業者ごとにことなるのですが、業者によって買い取れない旅行券が存在します。

例えば、「使用場面が限定されている」「払い戻しが終了されている」「旅行券自体が廃止されている」などの理由から中古市場で再販しても需要がないものです。

買取業者のホームページなどで旅行券の換金率を表示している中に、一部の種類の旅行券については「買取不可」などの表示がある場合があります。

ただし、個別の旅行券について詳しく情報がでているわけではありませんので、確実に知るためには実際に査定に出してみるのが安心でしょう。

※バイセルでも一部の旅行券について買取不可とさせていただいているものがございます。あらかじめご了承ください。

状態の悪い商品券は買取不可の可能性がある

買取市場における旅行券の価値は大まかには額面と換金率によって決まりますが、状態の悪い商品券は買取不可になってしまう可能性があります。

「状態が悪い」と判断する条件は各買取業者によっても異なりますが、主に以下のような状態では買取が難しくなります。

1. 発行番号などが読めないほど汚れている
2. 3分の1以上切り取られている
3. 折れや曲がりがひどい

特に紙素材の旅行券は、財布に入れっぱなしにしているだけでも徐々に劣化していきます。

そのため使わない旅行券は財布から取り出して、ファイルや封筒などで保管しておくのがおすすめです。

ミシン目を切り取った旅行券は買取不可になる

紙の旅行券には、切り取ることで使用済みであることを確認するためのミシン目がついているものが多くあります。

このミシン目が切り取られていると、たとえ未使用の旅行券であっても使用済みとみなされてしまい、旅行会社などでの利用ができなくなります。

そのため買取市場でも、未使用でミシン目以外に状態不良がなくても買取不可になってしまいます。

ミシン目の位置は旅行券によっても違いがありますが、裏面に「切り取り線」などと記載されています。

保管の際には、このミシン目部分に強い折れがつかないように注意しましょう。

有効期限の有無や残り期間もチェックする必要がある

現在流通している旅行券には有効期限のないものも多いですが、中には有効期限が設定されているものもあります。

当然ながら有効期限の切れた旅行券は使えなくなってしまうため、買取もできなくなってしまいます。

また、まだ有効期限が来ていなくても、残り期間が少ないものには買取市場でも需要が少ないため、やはり買取不可になってしまう可能性があります。

お持ちの旅行券に有効期限があるかどうか確認しておき、有効期限のあるものは早めに換金してしまうのがおすすめです。

旅行券を高く売るコツ

旅行券の買取価格を大きく左右するのが額面と換金率でした。

そこで、旅行券をより高く売るためには、なるべく高い換金率で売ることが重要になってきます。

この観点から、旅行券を高く売るための2つのコツをご紹介します。

1. 複数の買取業者の買取価格を比較する
2. 高く売れるタイミングを見極める

複数の買取業者の買取価格を比較する

同じ旅行券であっても、その時々の換金率は買取業者によって差が出ることがあります。

そこで、少しでも高い値段で旅行券を売るためには、複数の買取業者の買取価格を比較するのが大切です。

有名な旅行券の換金率は買取業者のホームページ上でも公開されている場合がありますから、まずは気軽にお持ちの旅行券の名前・換金率をキーワードに検索してみましょう。

また、買取業者によっては買取サービスを利用するのに手数料がかかる場合があります。

手数料の有無も買取業者のホームページから確認ができることが多いですが、中には掲載方法が分かりにくくされていることもあります。

買取価格を比較するのに無駄な費用をかけるわけにはいきませんから、手数料無料で安心して利用できる買取業者を利用するようにしましょう。

高く売れるタイミングを見極める

金券を扱う買取業者は、在庫状況やニーズの変動に合わせて旅行券の換金率を調整しているところが多いです。

少しでも高く売るためには、この換金率が上がるタイミングを把握することが重要になってきます。

旅行券は旅行に使うものですから、やはり年末年始やGWといった大型休暇の前には需要が拡大します。

買取業者としてもこの時期までに在庫を潤沢にしておきたいと考えるため、普段よりも強気の換金率で買い取ってくれる場合があります。

有効期限のない旅行券については、換金率が高まる時期まで様子を見るのも1つの手だと言えるでしょう。