ブルーノート(Blue Note)とは?魅力や人気の高いレコード5選!
家族がジャズ好きで、自宅や実家にレコードが眠っているという方もいるのではないでしょうか。
しかし、「レコードの中に価値があるものはなさそうだし、売るのも面倒なので処分しようかな」と思われているのなら少し待ってください。
実は思わぬプレミアアイテムが隠されているかもしれないからです。
本記事では、ジャズレコードのなかでもブルーノートの魅力について迫ります。
ブルーノートの特徴や人気の高いアーティスト、ブルーノートのレコードの売却先についてもお伝えしますので、参考にしてください。
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目次
ブルーノート(Blue Note)とは?
ブルーノートは、アメリカの音楽レーベルで、1939年にフランシス・ウルフとアルフレッド・ライオンによってつくられました。
1950年代にハード・バップ・スタイルで一時代を築き、1970年代まで数多くの名作を世に生み出しています。
ハード・バップ・スタイルとは、即興演奏を重んじるビバップの流れをくんだもので、緻密なアンサンブルとパワフルなビートが特徴です。
しかし、経済的に成功したとはいえず、1960年代半ばにリバティー社に買収されました。
その後も複数の会社に買収され、1970年代半ばには活動を停止したものの、1980年代中頃から再び活動を始めています。
ブルーノート(Blue Note)の魅力
ブルーノートの魅力はどのようなところにあるのでしょうか。
ブルーノートのおもな魅力とされる3つを紹介します。
臨場感溢れる音
ブルーノートのレコードは、臨場感のある高品質な録音が特徴の1つです。
特にブルーノートで録音エンジニアを務めていたルディ・ヴァン・ゲルダーによる功績が大きいでしょう。
彼は本来眼鏡の検眼技師で、趣味で録音を行っていました。
しかし、生来凝り性だったゲルダーは、録音を追求して独自のサウンドスタイルを築き上げます。
例えば、コルトレーンは歩き回りながらソロ演奏を行うため、据え置きマイクでは録音が難しいという問題がありました。
ゲルダーは歩き回るコルトレーンを追いかけながら録音を続けたといいます。
彼の音に対する高い欲求が垣間見えるエピソードです。
デザイン性の高いレコードジャケット
デザイン性の高いレコードジャケットもブルーノートの特徴です。
ジャケットが人気を集める理由としては、デザイナーのリード・マイルスの功績が大きいほか、設立者であり写真家でもあったフランシス・ウルフも貢献しています。
ウルフは録音中のアーティストの表情をとらえるのがうまく、ウルフが撮影した写真をマイルスが大胆にトリミングしました。
せっかく撮影した写真を、ときには大きく切り取る手法には当初反発もありましたが、斬新なデザインとして高い評価を受けています。
ほかにもインパクトの強いレタリングなども特徴です。
モノクロに単色をのせるシンプルなデザインも、資金難から出たアイデアでしたが、今では王道デザインの1つにまでなっています。
有望な若手ミュージシャン
資金調達に苦しむブルーノートは、当初、大物アーティストと契約するお金がありませんでした。
その代わりに多くの若手ミュージシャンを発掘しています。
のちほど紹介するハービー・ハンコックなど世界的に有名になった多くのアーティストが、若い頃にブルーノートで作品をつくっています。
多くの若手ミュージシャンを発掘できたのは、ブルーノートで非公式ながらA&R(アーティストの発掘・発展を務める部門)を務めていたアイク・ケベックの働きが大きいようです。
彼は多くの無名若手ミュージシャンをブルーノートへ紹介し、彼らのスケジュール調整や送迎などを積極的に行っていました。
ビバップのパイオニアとも呼ばれるセロニアス・モンクも、アイク・ケベックが紹介したアーティストです。
ブルーノート(Blue Note)の人気アーティスト
ブルーノートの人気アーティストは数多くいますが、ここでは代表的な人物を5人紹介します。
Lonnie Smith
ロニー・スミス(Lonnie Smith)は、伝説のジャズ・オルガンプレーヤーとして知られているアーティストです。
1960年代後半から1970年代前半にかけてブルーノートからレコードを出しています。
2016年にブルーノートに復帰したことも話題を呼びました。
Marlena Shaw
マリーナ・ショウ(Marlena Shaw)は、ジャズ・シンガーです。
1972年から1976年にかけてブルーノートで「Woman of The Ghetto」など5枚のアルバムをリリースしました。
しかし、彼女が全米チャートで成功するのはブルーノートを離れたのちの話です 。
Herbie Hancock
ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)はこれまでに14回もグラミー賞を受賞したことのあるキーボード奏者です。
1962年にブルーノートから「Takin'Off」でデビューし、ブルーノートの新主流派の中心アーティストとして活躍しました。
Hank Mobley
ハンク・モブレー(Hank Mobley)はテナー・サクソフォン奏者です。
1954年にホレス・シルヴァーのクインテット作品からブルーノートへ参加するようになりました。
1970年までに約26枚のリーダー作を制作しています。
Horace Silver
ホレス・シルヴァー(Horace Silver)はジャズ・ピアニストです。
1952年に急きょ代役でブルーノートでのレコーディングに参加することになり、その後27年間ブルーノートに在籍しました。
その間のレコーディングの回数は40回を超えています。
ほかにもいるブルーノートの人気アーティスト
ブルーノートの人気アーティストを5人紹介しましたが、ほかにも人気・有名アーティストは多数存在します。
- デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)
- ポール・チェンバース(Paul Chambers)
- ドナルド・バード(Donald Byrd)
- マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)
- リー・モーガン(Lee Morgan)
- アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)
- ソニー・クラーク(Sonny Clark)
挙げきれないほどの人気アーティストを抱えるブルーノートは、同レーベルから発表したアルバムで数々の賞を受賞しています。
もしもう聴いていないブルーノートのレコードをお持ちの方は、まだ充分に価値が見込めるので一度買取査定に出してみることをおすすめします。
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需要が見込めるブルーノート(Blue Note)の特徴
ブルーノートのレコードは、中古市場でも人気で、買取価格が付く傾向にあります。
その中でも需要が見込めるブルーノートの特徴を3つ紹介します。
- 帯や歌詞カードなどの付属品がそろっている
- レコードの保存状態が良い
- 流通枚数が少ないレコード
それではそれぞれ詳しく解説しますので、レコードを買取に出す前にチェックしておきましょう。
帯や歌詞カードなどの付属品がそろっている
帯や歌詞カードなどの付属品がある場合は、付属品が多いほど価値が上がります。
古いレコードを集めるコレクターは、レコードが完全な状態に近いものに価値を求めるためです。
なかには、レコード本体よりも帯に価値がある場合もあるため、付属品が残っている場合はそろえて売るようにしましょう。
レコードの保存状態が良い
レコードの買取価格が付くかどうかの精査には、保存状態も大切なポイントです。
50年以上前にプレスされたレコードは、劣化が進んでいるものも多くあります。
傷や反り、塩ビヤケなどがあると、見た目だけなく音に影響が出ているおそれがあり、こうした劣化がないものは高く査定される可能性が高いでしょう。
流通枚数が少ないレコード
限定盤など流通枚数が少ないレコードや見本盤など通常のルートでは流通していないものは、通常盤と比べると入手しにくいために価値が上がりやすいでしょう。
さらに、こうしたレコードは大切に保管されており市場に数が出てこない場合も多く、もし売りに出せば、より希少価値が付く傾向にあります。
ブルーノート(Blue Note)のレコードを売却するならバイセルにお任せください
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バイセルでは買取方法の選択肢として出張買取や宅配買取も行っていますが、出張費用や宅配費用などの手数料を一切必要としていません。
キャンセル料も無料なので、「持っているレコードの査定額を知りたいだけ」という場合にもお気軽に査定をご利用いただけます。
買取実績が豊富
バイセルの買取実績は業界トップクラスです。
多数の買取点数を誇るため、査定士はその経験値を活かしてブルーノートのレコードも的確に価値を見極めます。
中古市場での価値を基にブルーノートのレコードを買い取ってほしいと考える方はぜひバイセルをご利用ください。
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バイセルでは、査定の際に「どのような価値があるのか、なぜその金額なのか」を丁寧に説明しています。
お客様に納得していただくことを第一に心がけているからです。
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バイセルでの買取方法は、店頭買取・宅配買取・出張買取の3つがあります。
お客様のご都合や状況に合わせて、お好きな方法を選んでいただけます。
複数のレコードの持ち運びが面倒な方は、自宅まで集荷も可能な宅配買取か、自宅にいながら対面で査定・買取を済ませられる出張買取の利用がおすすめです。
おわりに
ブルーノートのレコードは臨場感溢れるサウンドや、今でも見劣りのしないジャケットなどにより根強い人気があります。
保存状態が良いものや限定盤などの流通枚数が少ないものであれば、買取価格が付きやすいでしょう。
ブルーノートのレコードを買取に出す際には、バイセルがおすすめです。
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