レコードの回転数とは?33回転と45回転、78回転の違いを解説!

レコードは回転数によってサイズが異なるほか、収録時間や音質も違います。
また、レコードの回転数とプレーヤーの回転数が一致していない場合は、本来の楽曲を楽しむことができません。
レコードを聴く際には回転数を確認し、プレーヤーの回転数を合わせることが大前提です。
しかし、レコードの回転数によってはプレーヤーが対応していない場合もあるため、注意が必要です。
この記事では、レコードの回転数の種類とそれぞれの特徴、レコードの正しい聴き方をまとめています。
レコードを聴く際にはぜひ参考にしてみてください。
レコードの買取に関するお知らせ
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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
レコードの回転数の種類
レコードの回転数は大きく3種類あり、それぞれ大きさや収録時間、音質が異なります。
33回転
1分間に33回転で再生できるレコードは、収録時間がA面・B面それぞれ約30分と長時間収録できることから「LP(Long Playing)盤」と呼ばれています。
直径30cm、12インチのシングル盤レコードで、音源が長時間になりやすいロックやジャズ、クラシックなどは、LP盤であることが一般的です。
45回転
1分間に45回転で再生できるレコードは、「EP(Extended Playing)盤」と呼ばれています。
直径17.78cm、7インチのシングル盤のレコードで、収録時間はA面・B面それぞれ5~8分です。
レコードは回転が速くなるとレコードの溝が長くなり、収録面積が広がるため、LP盤よりもEP盤のほうが音質は良くなります。
78回転
1分間に78回転で再生できるレコードは最も古く、「SP(Standard Playing)盤」と呼ばれています。
直径25.4または30cm、10または12インチのレコードで、収録時間はA面・B面それぞれ4~5分と、3種類のなかで最も短くなります。
SP盤は回転が速いものの、もとの音質が他のレコードよりも低いため、EP盤の音質を上回るわけではありません。
また、78回転に対応していないプレーヤーも多く、SP盤レコードを聴く際には注意が必要です。
レコードの回転数を間違えるとどうなるのか?

レコードの魅力を最大に引き出すには、レコードに記載されている回転数で聴くことをおすすめします。
回転数を間違えると、音質はもちろん、レコードならではの魅力も楽しめなくなるため注意しましょう。
原曲どおりのテンポで音楽を楽しめない
レコードの回転数を間違えると、本来とは違う楽曲に聞こえてしまいます。
例えば、33回転のレコードを45回転で聴くと、ボーカルの声が本来よりも高くなったり、テンポが速すぎたりします。
逆に、45回転のレコードを33回転で聴くと、楽曲がスローで間延びしたように聴こえるでしょう。
レコードの回転数の見分け方
回転数は、レコードの中央に数字で記載されているのが一般的です。
レコードによっては数字の後ろに「RPM」と表記されている場合もありますが、これは「Rotation Per Minute」の略称で回転数を意味します。
回転数を確認する際は、中央の数字で判断すると覚えておきましょう。
レコードの正しい聴き方

レコードはとても繊細なメディアのため、聴き方によっても音質や雰囲気が変わってしまいます。
ここではレコードの正しい聴き方を確認していきましょう。
1.レコードプレーヤーの電源をつける
レコードプレーヤーを平らな場所に置き、電源を入れます。
レコードを再生する際は、レコードの溝に針が垂直に当たることが基本です。
レコードプレーヤーが少しでも傾く場合は、水平になるように調整しましょう。
水平計で確認しながらセッティングするのが理想的です。
2.アンプの電源をつける
続いて、アンプの電源を入れます。
3.レコードをプレーヤーにのせ回転数を合わす
聴きたいレコードをプレーヤーにのせ、レコード中央に記載されている回転数を確認しましょう。
回転数を確認したら、プレーヤーも同じ回転数に設定します。
基本的にプレーヤーの回転数は、ボタンなどで簡単に設定することが可能です。
4.回転したレコードに針を落とす
スタートボタンを押してレコードを回転させたら、カートリッジを聴きたい曲の箇所まで移動させ、針を落とします。
レコードは一番外側の溝が1曲目で、内側に向かって2曲目、3曲目となっています。
レコード盤にある黒い線は曲の間の無音部分になるため、この線を参考にするとわかりやすいでしょう。
不要になったレコードを売るためのコツ
不要になったレコードはそのまま売るのではなく、ちょっとした工夫をすることで中古市場で需要を高める可能性があります。
大切にしていたレコードを売るためにも、以下のコツを意識してみましょう。
不要なレコードはすぐに売る
レコードは保有期間が長いほど劣化する可能性が高まるため、できるだけ早く売りに出すのが重要です。
また、同じレコードが中古で出回れば相場も下がり、売るのがより難しくなることもあります。
売るかどうか迷っている場合は一度査定に出してみて、金額を考慮したうえで判断するのがおすすめです。
クリーニングやメンテナンスをしてから売る
レコードの見た目や状態は査定額に大きく影響するため、クリーニングやメンテナンスを済ませてから査定に出しましょう。
埃や汚れはレコードを傷つけないように注意しつつ、専用クリーナーを使って丁寧に落とします。ジャケットの埃や汚れも忘れずに取り除いてください。
複数枚まとめて売りに出す
レコードの買い取りでは1枚ずつ査定額を出すのが一般的ですが、なかには複数枚まとめて売ることで通常より価値が上がるケースもあります。
単品では価値がなく買い取りが難しいレコードも、複数枚まとめて売りに出すことで買い取ってもらえる可能性が高まります。
不要になったレコードはできるだけまとめて売りに出すようにしましょう。
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お近くにバイセルの店舗がない場合や、店舗に行く時間がない、レコードの数が多い場合などにおすすめです。
出張買取は最短即日の対応が可能なほか、査定料や出張料といった手数料もすべて無料です。
また、査定額にご納得いただけた場合は、その場で現金をお支払いいたしますので、振込を待つ手間もありません。
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不要になったレコードを送っていただき、査定・買い取りを行ないます。
バイセルの宅配買取は送料無料となっており、必要であれば宅配キットも無料でご利用いただけるため、お客様の事前準備は最小限で済みます。
査定額にご納得いただけた場合は、そのまま買取成立となり、後日振込いたします。
時間を気にせず売りたい方におすすめです。
おわりに
レコードの回転数には、大きく「33回転」「45回転」「78回転」の3種類があり、それぞれ1分間の回転数を表します。
現在主流のレコードは33回転のLP盤で、長時間収録できることが大きな特徴です。
一方、45回転のEP盤は音質に優れている、78回転のSP盤は最も古いレコードという特徴があります。
なお、SP盤においては対応していないプレーヤーも多く、レコードを聴く際には注意が必要です。
レコードは間違った聴き方をすると傷がついたり、音質が変わってしまったりするため、正しい手順で聴くことを心がけましょう。