スピリッツとは?ウォッカ、ジンなどお酒の種類やリキュールとの違いを解説

2024.06.18

お酒買取 コラム
スピリッツとは?ウォッカ、ジンなどお酒の種類やリキュールとの違いを解説

スピリッツとは、多様な味わいと香りを持つ蒸留酒の総称です。

ウォッカ、ジン、テキーラ、ラムなど、その種類は幅広く、それぞれに独特の製法と歴史があります。

また、リキュールとは異なり、主にアルコール度数が高いことが特徴です。

この記事では、スピリッツの世界について深く掘り下げ、その種類やリキュールとの違い、適切な飲み方までを解説します。

スピリッツ初心者から愛好家まで、幅広く楽しめる内容を目指しています。

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スピリッツとは

 スピリッツとは

スピリッツとは、蒸留によって作られるアルコール飲料のことを指し、その製法は世界中で古くから行われています。

ウイスキーやブランデーもスピリッツに含まれるものの、基本的にはそれ以外の総称として使われています。

原料には穀物、果実、さとうきびなどが使われ、蒸留することで不純物を取り除き、アルコール度数を高めます。

日本酒やワインなどの醸造酒よりもアルコール度数が高いのが特徴です。

スピリッツは、その清潔さと高い保存性から、多くの文化で価値を見出されてきました。

また、スピリッツはそのまま飲むことも、カクテルのベースとしても用いられるなど、非常に汎用性の高い酒類です。

スピリッツの種類

 

ここからは、スピリッツの種類を紹介していきます。

世界4大スピリッツと呼ばれるのは、以下のとおりです。

  1. ウォッカ
  2. ジン
  3. テキーラ
  4. ラム

ウォッカ

ウォッカは、主に穀物やじゃがいもを原料とするスピリッツで、その無色透明でクリアな味わいが特徴です。

ポーランドやロシアなど、東欧を中心に愛されています。

ウォッカは非常に純度が高く、ほとんど無味無臭であるため、カクテルのベースとしても広く用いられます。

原料 大麦、ライ麦、小麦、ジャガイモなど穀物
味/色 無味無臭無色、クセがない
原産国 ロシア
特徴 蒸留後、白樺の炭で濾過して作る
有名なカクテル モスコミュール、スクリュードライバー、ソルティドッグ

ジン

ジンは穀物をベースに、ジュニパーベリー(ビャクシンの実)などのボタニカル(植物性の添加物)を加えて蒸留されるスピリッツです。

その独特の香りと味わいが特徴で、ジントニックやマティーニなど、多くのカクテルの主役としても知られています。

原料 大麦麦芽、トウモロコシなど穀物
味/色 さっぱり/無色透明
原産国 ロシア
特徴 ウッディな香り
有名なカクテル ジントニック、ジンバック、マティーニ

テキーラ

テキーラはメキシコが原産のスピリッツで、アガベという植物から作られます。

テキーラは産地や製法によってさまざまなフレーバーがあり、ショットで飲むことが一般的ですが、マルガリータなどのカクテルにも用いられます。

原料 ブルーアガベ(竜舌蘭)
味/色 さっぱりしたものからドライフルーツのような味やバニラの香りまで多種多様/透明~薄茶色
原産国 メキシコ
特徴 フレッシュな香り、熟成すると薄い茶色になる
有名なカクテル マルガリータ、テキーラサンライズ、パロマ

ラム

ラム酒は、サトウキビの蜜や糖蜜を原料とするスピリッツで、カリブ海や中南米が主な産地です。

ラムには、軽いものから重厚な風味のものまで幅広い種類があり、コーラとの組み合わせやトロピカルなカクテルに使われることが多いです。

原料 サトウキビ
味/色 甘くほろ苦い/無色透明~濃褐色
原産国 カリブ海域の諸島
特徴 「ホワイト・シルバー」「ゴールド」「ダーク」の3種類がある
有名なカクテル モヒート、ピニャコラーダ、ダイキリ

リキュールとの違い

 リキュールとの違い

リキュールとは、スピリッツに果実やハーブ、スパイスなどを加えて風味をつけた甘い酒です。

主に、フルーツ系/ハーブ系/ナッツ・コーヒー系に分類されます。

スピリッツとリキュールの主な違いは、リキュールは糖分を含み、一般にアルコール度数が低めであることです。

スピリッツはそのままストレート、またはカクテルのベースとして用いられるのに対し、リキュールはカクテルのフレーバーを豊かにするために加えられることが多いです。

スピリッツの度数

スピリッツのアルコール度数は、一般的に20%から50%程度と幅広く、中には90%を超えるものもあります。

高いアルコール度数は、スピリッツが長期保存に適している理由の一つです。

飲む際にはその強さを考慮し、適量を楽しむことが大切です。

なお、日本の酒税法で定めるスピリッツの定義は以下になります。

  1. 連続式蒸溜されたものでアルコール分が35度以上45度以下のもの
  2. ウイスキーやブランデーと同じ原料でも溜出時のアルコール分が95度以上のもの

スピリッツの飲み方

スピリッツの飲み方はその種類によって異なり、さまざまな方法で楽しむことができます。

代表的な飲み方には以下のようなものがあります。

  1. 水割り…アルコール度数を調節しやすい
  2. ストレート…スピリッツそのものを味わう
  3. お湯割り…香りや風味が引き立つ
  4. ソーダ割…のど越しが良く爽やか
  5. オンザロック…まろやかで口当たりがよく飲みやすい

上記のほか、カクテルベールになることも多いです。

各スピリッツの特性を生かした飲み方を選ぶことで、その魅力を最大限に引き出すことができます。

まとめ

スピリッツは、その種類の豊富さと高いアルコール度数により、世界中で愛されている酒類の一つです。

ウォッカ、ジン、テキーラ、ラムなど、各スピリッツには独特の特徴があり、それぞれ異なる楽しみ方が存在します。

アレンジも豊富で人気のスピリッツですが、一方で度数が高くハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。

スピリッツにバラエティ豊かな風味を加えたリキュールのほうが、初心者には飲みやすいでしょう。

スピリッツをはじめ、お酒は希少価値が上がると高値で取引されることがあります。

バイセルではスピリッツの買取は難しいものの、その他にいただきものやお家に眠っているお酒があれば買取査定に出してみるのがおすすめです。

ぜひお気軽にお問い合わせください。