森伊蔵の買取相場はいくら?高く売るコツや売却時の注意点を解説
「森伊蔵」は製法への徹底したこだわりから生産量が少なく、非常に希少価値の高い人気焼酎です。
抽選販売になっていることから入手できるかは運次第なところもあり、お酒好きやお酒コレクターの需要を搔き立てています。
そのため、お酒買取市場でも非常に高い人気があり、高値での取引例も多くみられます。
森伊蔵の概要や特徴に加え、森伊蔵の買取相場、買取時の注意点や高く売るコツ、森伊蔵の購入方法といった情報をご紹介します。
お問い合わせ・無料相談はこちら
電話から相談する
0120-612-773
通話料無料・24時間365日受付中
メールから相談する
お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
幻の焼酎・森伊蔵とは
森伊蔵は、鹿児島県垂水市(たるみずし)にある1885年創業の蔵元・森伊蔵酒造が手掛ける人気焼酎です。
有機栽培された鹿児島産サツマイモを主原料としています。
芋焼酎独特のクセが少なく、上品でふくよかな香りとまろやかな味わいが特徴で、初蔵出しから幅広い世代に愛されてきました。
森伊蔵の製法上の特徴は、1885年の創業当初から変わらず続く「かめ壺仕込み」で造られていることです。
この製法では量産することはできませんが、非常にまろやかで旨味の強い焼酎に仕上がります。
そして1999年、当時のフランス大統領のジャック・シラク氏が森伊蔵を愛飲していると報道されたことで、その名は世界的にも知られることになりました。
「森伊蔵」の名は、杜氏を兼ねる5代当主である森覚志(かくし)が、父親の名前をとって命名しました。
同じ鹿児島県の銘酒である魔王や村尾と合わせて「3M」と呼ばれています。
森伊蔵が「幻の焼酎」と呼ばれる理由
森伊蔵酒造の伝統的な製法である「かめ壺仕込み製法」は、手間がかかるため量産することができません。
また、木造蔵の大きさが約150坪ほどと大きくなく、1か月に造れる焼酎は一升瓶で4,000〜5,000本程度が限度とされています。
若者や女性に飲んでもらえる焼酎を目指して5代目が1988年に作り上げた森伊蔵は、発売直後から蔵元周辺が車で大渋滞になるほどの評判を呼びました。
そのため生産が追いつかず、欲しい人が平等に購入できるようにと、電話申し込みの抽選購入のみという販売方法を選びました。
基本的に購入するには電話で申し込んだうえで抽選に当選するのを待つしかなく、市場に出回る本数が少ないことから、森伊蔵は「幻の焼酎」と呼ばれているのです。
JALの機内販売で売られていることも
抽選に当たらなければ購入できない森伊蔵ですが、実はJAL国際線のファーストクラス・ビジネスクラスの機内販売で売られていることがあります。
いつでも販売しているわけではありませんが、販売されている期間にあたれば機内で購入することができます。
JALの機内販売で購入できるのは、JAL機内販売専用の720mlボトルです。
森伊蔵の買取相場
森伊蔵は、買取市場で人気の焼酎の中でも買取相場が高くなっています。
森伊蔵の買取相場が高い理由は、品質の高さに加えてその希少性にあります。
焼酎ブームが来た際にはその需要に応えるために生産量を増やす酒蔵が多いのですが、伝統的な「かめ壺仕込み製法」にこだわる森伊蔵は、どれだけ需要があっても頑なに生産量を増やしませんでした。
その結果、森伊蔵は幻の焼酎と言われるほど希少性の高い焼酎になっています。
森伊蔵には過去に販売されていたものも含めていくつかの銘柄がありますが、どの銘柄も定価以上の買取相場がつく可能性が高いです。
ただし、買取相場は付属品の有無や、未開封かどうか、ボトルに汚れや傷がついていないかなどの保存状態によって差が出てきます。
ここでは、森伊蔵の銘柄ごとの買取相場を表にしました。
銘柄 | 買取相場(※) |
---|---|
森伊蔵 JAL機内販売品 720ml | ~2,800円 |
森伊蔵(金ラベル)720ml | ~4,080円 |
森伊蔵 1,800ml | ~5,600円 |
極上森伊蔵 720ml | ~4,720円 |
楽酔喜酒(1997) | ~15,600円 |
錦江(グリーンラベル) | ~26,400円 |
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
JAL機内限定販売の「森伊蔵(720ml)」は、JAL国際線のファーストクラスとビジネスクラスの機内のみで購入することができます。
機内でしか買えない限定品で、買える時期も限られているため、付加価値が非常に高いです。
「森伊蔵(金ラベル)」は、瓶が金ラベルに包まれているため「金ラベル」とも呼ばれており、森伊蔵の中では安価な銘柄です。
また、金ラベルと中身が同じで1,800mlの焼酎もあります。
「極上森伊蔵 熟成3年(720ml)」は、森伊蔵の中で特上の銘柄です。
定価5,000円以上するため、買取相場も高めに設定されていることが多いです。
森伊蔵の前身である「錦江」は、森伊蔵の中で最も高値になるとされています。
現在の銘柄である森伊蔵が発売される前に造られていたもののため、現在では入手が難しく、希少価値が高まっています。
お問い合わせ・無料相談はこちら
電話から相談する
0120-612-773
通話料無料・24時間365日受付中
メールから相談する
お申し込みフォームへバイセルは森伊蔵の買取実績が豊富にあります
お酒買取のバイセルでも、森伊蔵の買取実績は数多くございます。
以下のページでは、森伊蔵をはじめとした様々な焼酎の、バイセルでの実際の買取例やお客様の声をご紹介しています。
参考までにぜひご覧ください。
森伊蔵の人気銘柄
希少性と品質の高さからお酒買取市場でも非常に需要の高い森伊蔵ですが、どのような銘柄が人気となっているのでしょうか。
買取市場で人気の高い森伊蔵の銘柄についてご紹介します。
森伊蔵1,800ml
「森伊蔵1,800ml」は森伊蔵のもっともスタンダードな商品で、森伊蔵酒造で唯一の一升瓶の銘柄です。
甘みのあるまろやかな味わいと、スッキリした香りと後口から、「芋臭くなく飲み飽きしない芋焼酎」と話題を集めています。
買取市場でも幅広い需要があり、多く取引されている焼酎です。
森伊蔵720ml
中身は1,800mlのレギュラー商品と同じですが、森伊蔵の720mlボトルも人気です。
ボトルのラベルが豪華な金のラベルになっていることから、通称「金ラベル」とも呼ばれます。
正規代理店である高島屋での抽選販売のみで入手することができるという希少性から、買取市場でも高い価値がついています。
森伊蔵720ml(JAL限定販売用)
JALの国際線機内でしか購入できない限定品の森伊蔵です。
さらにはいつでも販売されているわけではなく、「限られた販売期間内にJAL国際線のファーストクラス・ビジネスクラスに乗る」ことが買うための条件になってくるため、その意味でも希少性が高い銘柄です。
極上 森伊蔵
「極上 森伊蔵」は、酒蔵内にある地下洞窟のかめ壺で3年以上長期熟成された芋焼酎です。
かつては「森伊蔵 極上の一滴」として知られていた焼酎が、現在は名称を変更して「極上 森伊蔵」となっています。
呼ばれていました。
芳醇で甘い香りと丸みを帯びた味わいが口中に広がるのが特徴で、すっきりとしたキレの良さもあります。
買取市場でも人気が高く、買取価格も高くなりやすい焼酎です。
楽酔喜酒 森伊蔵
「楽酔喜酒 森伊蔵」は、森伊蔵酒造が創業120年を記念して発売した焼酎です。
10年間熟成させた、まろやかで味わい深く、鼻に抜ける丸く甘い香りの焼酎が薩摩切子を思わせるオリジナルの赤いボトルに詰められています。
年に1度、12月15日のみの限定発売で、非常に希少性が高い銘柄となっています。
その希少性から、買取市場でも高い価値が認められています。
森伊蔵 18年熟成原酒
「森伊蔵 18年熟成原酒」は、3年熟成の「極上」・10年熟成の「楽酔喜酒」を大きく上回る長期熟成の焼酎で、2018年に限定135本のみ販売されました。
ボトルには薩摩焼の名工である15代沈壽官(ちんじゅかん)が監修をつとめた、白薩摩と呼ばれる乳白色の陶器が採用され、底にはシリアルナンバーも入っています。
化粧箱も北海道産のかば桜を使用し、指物職人が仕上げた品となっています。
お酒だけでなくボトルや化粧箱にも熟練の職人の手が込んだ特別な1本と言えます。
全てが特別で希少なこの銘柄は、買取市場でも非常に高い価格で取引されるケースが多いです。
過去に販売されていた人気銘柄
他にも森伊蔵には、過去に販売されていたものの中にも買取市場で人気の銘柄がいくつもあります。
以下の表にある森伊蔵で、保存状態が良いものであれば、高く買取される可能性は十分にあるでしょう。
極上森伊蔵×フランクミュラー | 森伊蔵 同期の桜 | 森伊蔵 あ々玉杯の同期 |
森伊蔵 隆盛翁 | 杜氏森伊蔵 | 森伊蔵 極上の一滴 |
森伊蔵 JALUXオリジナルボトル | 森伊蔵 錦江 |
「極上森伊蔵×フランクミュラー」は、スイスの有名時計ブランド・フランクミュラーとのコラボ商品です。
オリジナルボトルの森伊蔵に、白薩摩の酒器が付いています。
また、霧島切子のグラスが付いているバージョンもあります。
「森伊蔵 錦江」は現在の森伊蔵の前身と言える焼酎で、グリーンラベルと赤ラベルの2種類があります。
注意!開封済の森伊蔵は買取不可になってしまうかも
買取市場でも高い価値を認められている森伊蔵ですが、開封してしまっている場合には買取不可となってしまう場合が多いですので注意が必要です。
開封後の焼酎は、保管しているうちに香りが飛んでしまい、カビが沈殿してしまう恐れがあるからです。
そのため、飲まない森伊蔵は必ず未開封のまま保管しておくようにしましょう。
他にも、ボトルに大きな欠けやヒビがある、著しい目減りや液漏れが見られるといった場合には買取不可になる可能性がありますので、注意が必要です。
森伊蔵をより高く売るために知っておきたいポイント
価値の高い森伊蔵をせっかく買取に出すなら、少しでも高い価格で売りたいと考えるのは当然ですよね。
ここでは、森伊蔵などのブランド焼酎をより高く売るために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
・保存状態を良く保っておく
・箱などの付属品を揃えておく
・お酒の買取実績豊富な買取業者に依頼する
保存状態を良く保っておく
森伊蔵をはじめとした焼酎の買取では、保存状態が買取価格に大きく影響します。
ボトルにヒビや傷が入っている、液漏れや揮発によって液面が下がっている(未開封でも起こる場合があります)、お酒が変色してしまっているなどすると、買取価格は下がってしまうでしょう。
このような事態を避けるためにも、百年の孤独を保管する際には購入時についてきた箱にしまったまま、冷暗所に保存しておくのがおすすめです。
直射日光が当たって高温になる場所に置いておくと、焼酎は未開封でも変質して味が悪くなる恐れがあります。
また反対に、冷やそうとして冷蔵庫や冬に屋外で保管しておくと、焼酎の成分が凝縮して澱が発生する場合があるので注意しましょう。
箱などの付属品を揃えておく
森伊蔵は嗜好品として人気が高いのはもちろんのこと、希少性が高いことから、お酒コレクターからの需要も少なくありません 通常の紙箱入りのものに加え、特に木箱や化粧箱に入ったもの、焼酎グラスがセットになっているものなどでは、箱などの付属品もコレクションとして重要な意味を持ちます。
そのため、セット内容が欠けているなど、あるべき付属品が揃っていない場合には買取価格は下がってしまう可能性があります。
森伊蔵を買取に出す前にはそれらの付属品が揃っているか確認しておき、お酒本体と一緒に査定に出すことを忘れないようにしましょう。
お酒の買取実績豊富な買取業者に依頼する
森伊蔵を含むブランド焼酎の価値を正しく判断するためには、種類・製造年代・保存状態などの多数の査定ポイントを正確に見極める能力がなくてはなりません。
もしお酒の専門知識を持たない買取業者に買取を依頼してしまうと、お持ちの森伊蔵の価値をしっかりと見極めてもらえず、本来よりも安い価格で買取されてしまうかもしれません。
そこで、森伊蔵のようなブランド焼酎を売るなら、お酒の専門知識と豊富な買取実績を持った買取業者に依頼するのがおすすめです。
全国規模で多くの買取実績を持つ買取業者なら安心だと言えるでしょう。
森伊蔵を売るなら買取実績豊富なバイセルへ
森伊蔵などの価値あるお酒を売るなら、お酒買取のバイセルへお任せください。
バイセルは日本全国を対象にお酒などの出張買取サービスを提供しており、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。
その結果、2015~2022年の累計で3,700万点以上の買取実績を積み上げることができました。
バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、森伊蔵をはじめとしたお酒1点1点の価値を正確に鑑定します。
バイセルの出張買取は、手数料完全無料です。
「試しに査定だけ」といった場合にも料金の心配なくご利用いただけますので、まずはお気軽にバイセルの無料査定をお試しください。
希少な森伊蔵の購入方法
森伊蔵が幻の焼酎と呼ばれる一因に、独自の販売方法があります。
基本的には、蔵元もしくは正規代理店による抽選販売のみです。
一部の航空会社やカード会社で、対象者や期間を限定して販売される場合もありますが、一般の販売店ではほとんどないでしょう。
その希少性から、インターネットの通販サイトやリサイクル店のサイトなどでは、定価以上の高値で取引されていることが多いです。
森伊蔵の具体的な購入方法には、大きく分けて以下の4種類があります。
森伊蔵酒造の抽選に応募する
蔵元は抽選販売のみとなりますが、定期的に販売しています。
抽選販売の流れは以下のとおりです。
・抽選登録
毎月15~25日に指定番号へ電話し、抽選登録する。
・結果の確認
申し込み月の翌月1~14日に指定番号へ電話し、当選結果を確認。当選者には予約番号がアナウンスされる。
・振り込み
当選確認月の月末までに代金を振り込む。
・発送 受け取り
受け取り方法は次の2種類から希望する。
※申し込み月から2か月後の15日に蔵元から発送
※申し込み月から2か月後の15~20日に森伊蔵酒販の店頭で受け取り
百貨店主催の抽選に応募する
百貨店の高島屋日本橋店・玉川店・横浜店などの店舗や、森伊蔵の地元・鹿児島の百貨店である山形屋でも、毎月抽選販売が行なわれています。
蔵元での販売同様、当選すれば定価で購入できます。
しかし、やはり供給量に対して需要が多いため、競争率は高くなるでしょう。
JAL国際線の機内で購入する
JALのファーストクラス・ビジネスクラスのドリンクとして提供されている森伊蔵は、JALの機内で購入することもできます。
国際線のファーストクラス・ビジネスクラスのお客限定で、毎年設定される期間内(例年では1月~3月)に限りますが、機内で購入の申し込みをすることができるのです。
但し、1人1本限定のうえ、やはり抽選を経ての購入になります。
インターネットで購入する
当選を待てないという場合には、インターネットの通販サイトやオークションサイトなどでも森伊蔵が見つかることがあります。
ただし、森伊蔵は非常に希少なため、蔵元や正規代理店以外で購入する場合には、定価を大きく上回るような高値で取引される場合も多いようです。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
お酒買取をもっと見る