シャトー・ペトリュスの買取相場は?当たり年や高く売るコツもご紹介
シャトー・ペトリュスは、世界中のワイン愛好家から高い評価を得ている最高峰の赤ワインです。
買取市場でも非常に人気が高く、希少性も高いことから最も高い買取価格のつきやすいワインの1つとなっています。
シャトー・ペトリュスの概要や価値が高い理由、買取相場と当たり年、より高く売るためのポイントなどをご紹介します。
お問い合わせ・無料相談はこちら
電話から相談する
0120-612-773
通話料無料・24時間365日受付中
メールから相談する
お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
シャトー・ペトリュスは最も高値で買取される赤ワイン
シャトー・ペトリュスは、フランス西部ボルドー地方のポムロール地区で作られる赤ワインです。
世界最高峰の赤ワインとして知られ、お酒買取市場においても最も高い価値のつくワインの1つです。
ボルドーワインといえば5大シャトー(「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」「シャトー・マルゴー」「シャトー・ラトゥール」「シャトー・オー・ブリオン」)が有名ですが、シャトー・ペトリュスはメドック地区の格付けで、第1級の称号を与えられたボルドー5大シャトーよりも、高値で買取されることがあります。
シャトーペトリュスの味わいは、一般的なボルドーワインの力強さとは異なり、優しくほど良い濃厚な口当たりが特徴です。
凝縮された果実の味は熟成が進むほど果実の味は円熟味を増して甘やかになり、ワインに溶け込んだタンニンと酸味はなめらかになって、素晴らしいバランスを生み出します。
色合いとしては、若いうちは深い紫色が特徴ですが、熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。
ブドウの品種は、メルローがほぼ100%で仕込まれますが、稀にカベルネ・フラン種のものがブレンドされると言います。
ブドウの出来の良し悪しや、ブレンドによっても味わいが変わります。
シャトー・ペトリュスはなぜ高い?
シャトー・ペトリュスはお酒買取市場においても最も高い価値のつくワインの1つですが、なぜそんなにも価値が高いのでしょうか。
1つには、年間4,500ケース程度と少量しか生産されない点が挙げられます。
グリーンハーベスト(熟していない青い実を間引きして残りの実の質を上げる栽培手法)を採用することで、量は少ないながらも非常に高品質なワインの生産を行っているのです。
2つ目として、シャトー・ペトリュスの生産地であるボルドー地方ポムロール地区の土壌が挙げられます。
深い粘土と石灰岩から成り立っている土壌はブドウの根が深く伸びることを可能にし、独自のミネラル成分をブドウに与えます。
この土壌の特徴が、メルロー種のブドウにはぴったりであるといいます。
また、世界的に影響力のあるワイン評論家であるロバート・パーカー氏の採点(パーカーポイント)で、たびたび100点満点を付けられているということも世界的なシャトー・ペトリュスの評価の高さに繋がっています。
シャトー・ペトリュスの買取相場と当たり年
シャトー・ペトリュスはお酒買取市場でも高く売れやすいワインですが、その中でも特に高い買取価格がつきやすいのが、当たり年と言われる出来の良いヴィンテージのワインです。
シャトーペトリュスの当たり年には1982年・1989年・1990年・2000年などがあり、なかでも1989年・1990年はロバート・パーカーが100点満点を付けています。
シャトー・ペトリュスの買取相場
ここでは、高く買取されやすい年代のシャトー・ペトリュスについて、買取相場をヴィンテージごとにご紹介します。
以下の表に該当する年代のシャトー・ペトリュスをお持ちの場合は、高く買取される可能性があります。
ただし、実際の買取相場は保存状態によっても大きく異なりますので、表内の金額は目安として参考までに留めておいてください。
製造年代 | 買取相場 |
---|---|
1945年 | ~384,000円 |
1981年 | ~160,000円 |
1982年 | ~236,800円 |
1985年 | ~182,400円 |
1988年 | ~160,000円 |
1989年 | ~256,000円 |
1990年 | ~256,000円 |
1995年 | ~192,000円 |
1996年 | ~192,000円 |
1998年 | ~211,200円 |
2000年 | ~320,000円 |
当たり年といわれる1982年・1989年・1990年・2000年などのシャトー・ペトリュスは、やはり高く売れやすい傾向があります。
1945年のものは製造から長い時間が経っているため、保存状態の良いものは非常に希少価値が高く、買取価格も高くなりやすいでしょう。
このほかにも、生産量が少なく稀少価値が高い1961年や1996年、高評価を獲得した2002年なども買取価格が高くなりやすい傾向にあります。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
お問い合わせ・無料相談はこちら
電話から相談する
0120-612-773
通話料無料・24時間365日受付中
メールから相談する
お申し込みフォームへシャトー・ペトリュスのバイセルでの実際の買取例は?
お酒買取のバイセルでも、シャトー・ペトリュスを含むワインの買取実績は数多くございます。
以下のページでは、様々なワインのバイセルでの実際の買取例に加え、バイセルのワイン買取をご利用になったお客様の声についても記載してございます。
参考までにぜひご覧ください。
シャトー・ペトリュスをより高く売るには保存状態に注意しよう
シャトー・ペトリュスをはじめとしたワインの買取価格を大きく左右するポイントの1つに、保存状態があります。
ボトルやラベルにダメージがない、液面が下がっていない、色調に濁りがなくて澄んでいるなど保存状態の良いシャトー・ペトリュスであれば、高く買取される可能性は高くなるでしょう。
しかし、シャトー・ペトリュスは保管方法によって状態が変わってしまい、品質が劣化すると買取価格が下がってしまう可能性があります。
特に、液面が下がってしまっていたり、色調が濁ってしまっていたりすると、本来は価値の高いシャトー・ペトリュスであっても、買取不可になってしまう可能性すらあります。
ワインセラーに保管するのがおすすめ
シャトー・ペトリュスは保管場所の環境によって保存状態が大きく変わってきてしまいます。
具体的には、シャトー・ペトリュスは以下のような環境で保管するのが良いとされます。
- 温度15℃前後
- 湿度65%前後
- 暗所(日光や蛍光灯の光を避ける)
- 横に寝かせる(コルクの乾燥を防ぐ)
適切な温度でなければワインが変質してしまう可能性がありますし、適切な湿度ではなければコルクが乾いて縮み、瓶との隙間から酸素が入り込んで酸化を早めてしまう恐れがあります。
日光や蛍光灯の光も、ワインの変質や変色の原因になる場合があります。
ほかにも、振動があったり、強い臭いのあるものと一緒に保管したりするのもワインの状態を保つうえで良くないと言われます。
シャトー・ペトリュスにとって最適な環境を整えるためには、やはりワインセラーを利用するのがおすすめです。
ボトルの状態にも注意
ワインの中身の保存状態が大事なのは言うまでもありませんが、ボトルの状態も買取価格に影響することがあります。
ラベルにシミ・カビ・破れなどが見られたり、ボトルに傷があると減額されてしまう可能性があります。
特にコルクにまでカビが発生してしまうとワイン自体に悪影響を及ぼす恐れがあるため、注意が必要です。
ワインのボトルは、できるだけ綺麗な状態を保てるように、温度湿度などに気を付けて保管しましょう。
開封済みのワインは買取不可の可能性も
シャトー・ペトリュスに限ったことではありませんが、基本的にお酒の買取では開封されたものは買取してもらえないことが多いです。
開封したワインは酸素が入って酸化が進んでしまい、本来の香りや味わいが楽しめ無くなってしまう、カビが沈殿してしまうなどの恐れがあるため、買取価格がつかないことが多いのです。
また、液漏れや目減りが著しいなどの場合にも買取不可となってしまうことがありますので、注意が必要です。
付属品も大切にとっておこう
シャトー・ペトリュスの付属品も、買取価格に影響するポイントの1つです。
オリジナルの木箱や外箱、保証書といった付属品が揃っているかどうかによって、買取価格が変動する可能性があります。
これらの付属品があることで本物のシャトー・ペトリュスであるという信頼性につながりますし、ワインコレクターにとっては重要なコレクションの一部です。
そのため、付属品が揃っていることで買取市場での需要が増し、より高く売れる可能性があります。
シャトー・ペトリュスを売るなら買取実績豊富なバイセルへ
シャトー・ペトリュスなどの価値あるお酒を売るなら、お酒買取のバイセルへお任せください。
バイセルは日本全国を対象にお酒などの出張買取サービスを提供しており、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。
その結果、2015〜2023年の合計で3,700万点以上の買取実績を積み上げることができました(当社調べ)。
バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、シャトー・ペトリュスをはじめとしたお酒1点1点の価値を正確に鑑定します。
バイセルの出張買取は、手数料完全無料です。
「試しに査定だけ」といった場合にも料金の心配なくご利用いただけますので、まずはお気軽にバイセルの無料査定をお試しください。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
お酒買取をもっと見る
シャトー・ペトリュスのほかにもある人気ボルドーワインの種類
フランス・ボルドー地方のワインには、シャトー・ペトリュスのほかにも人気銘柄、有名銘柄が多数あります。
最後に、シャトー・ペトリュスのほかにもある人気ボルドーワインの種類についてご紹介します。
シャトー・ラフィット・ロスチャイルド
「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」は、ボルドーの5大シャトーの1つに数えられるワインです。
1855年に行われた格付けでグランクリュ(特級畑)でとれたブドウのみを使った第1級の中の1位に認められており、このランクは現在まで覆されていません。
当たり年としては1982年が有名で、ほかに1959年、1961年、1975年、1976年、1986年などがあります。
当たり年のものを中心に、買取市場でも高い価値がつきやすいワインです。
シャトー・ムートン・ロスチャイルド
「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」は、ボルドーの5大シャトーの1つに数えられるワインで、やはり格付けでは第1級に認定されています。
ラベルはこれまでにシャガール、ピカソ、ウォーホルなどの有名アーティストが手掛けており、ラベル目当てのコレクターも多数います。
当たり年としては、1986年、1993年、1998年、2002年、2003年、2004年、2005年などがあります。
やはり当たり年のものを中心に、高く買取されるケースも多いです。
シャトー・マルゴー
「シャトー・マルゴー」は、ボルドーの5大シャトーの1つに数えられるワインです。
1855年のパリ万博ではフランスの最も偉大なワイン「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ」の称号を与えられており、「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」と並ぶ世界最高峰のワインとして知られています。
当たり年として有名なのは1982年、1990年、2015年で、ほかにも1989年、1994年、1998年、2001年、2002年、2008年、2009年なども当たり年と言われます。
やはり当たり年のものを中心に、高く買取されやすいワインであると言えます。
シャトー・オー・ブリオン
「シャトー・オー・ブリオン」はボルドーの5大シャトーの1つに数えられるワインで、17世紀にイギリス王・チャールズ二世の食卓に置かれていたというエピソードもある伝統の銘柄です。
五大シャトーの他の4つのワイナリーはメドック地区にありますが、シャトー・オー・ブリオンはグラーブ地区にありながら例外として第1級に選ばれています。
当たり年としては、1994年、1996年、1997年、1975年、1985年、1989年、2002年、2006年、2008年などが挙げられます。
長い熟成にも耐えられるワインで、古いヴィンテージのものにも高い買取価格がつきやすくなっています。
シャトー・ラトゥール
「シャトー・ラトゥール」は、ボルドーの5大シャトーの1つに数えられるワインです。
「ラトゥール」はフランス語で「塔」を意味し、ラベルにはシンボルである塔が描かれています。
当たり年として有名なのは2010年で、他にも1988年、1986年、1995年、1998年、2001年、2007年などは出来が良いとされています。
シャトー・オー・ブリオンと同じく長い熟成にも耐えられるワインで、古いヴィンテージのものにも高い買取価格がつく場合があります。
シャトー・ルパン
「シャトー・ルパン」はボルドー地方ポムロール地区にある、わずか1.9ヘクタールの畑から生産されているワインです。
年間7000本前後しか生産されないため、希少な赤ワインとなっています。
シャトー・ルパンはファーストヴィンテージが1979年の比較的新しい銘柄ですが、1982年にパーカーポイント100点満点を獲得するなど、一気にボルドーの代表的銘柄の1つへと成長しました。
当たり年としては1982年のほか、1989年、1990年、2000年、2010年などがあります。
高い希少性もあいまって、買取市場でも高く買取されやすい銘柄となっています。
まだまだあるボルドーワインの人気銘柄
世界有数のワインの名産地であるボルドーには、ワインの人気銘柄がまだまだあります。
以下の表にあるような銘柄のワインは買取市場でも人気がありますので、保存状態などによっては高く売れる可能性があるかもしれません。
シャトー・ラフルール | パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー | ル・プティ・ムートン |
シャトー・オーゾンヌ | パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー | シャトー・パルメ |
シャトー・シュヴァル・ブラン | シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン | ソル・ベニ |
ル・クラレンス・ド・オーブリオン | シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド | グラン・ブルー |
レ・フォール・ド・ラトゥール | シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン | クー・デュ・シャポー |
シャトー・ラグランジュ | シャトー・デュクリュ・ボーカイユ | カリュア・ド・ラフィット |
シャトー・カロン・セギュール | シャトー・コス・デストゥルネル | シャトー・ディケム |
シャトー・ヴァランドロー | シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ |
こんなコラムも読まれています
- ホストクラブでは数千万円?!超高級ブランデー「ルイ13世」の魅力
- カミュ・ミシェルロイヤルを高く売る方法まとめ
- マッカランの買取相場は?買取時の注意点と高く売るポイントを解説
- 古酒の買取相場は?古いウイスキーやブランデーを高く売るポイントとは
- ロマネコンティの最高額は10億円以上?当たり年や買取相場をご紹介
- DRCモンラッシェの買取相場は?高く売るコツや当たり年を解説
- DRCラターシュの買取相場はなぜ高い?販売価格と当たり年についてもご紹介
- ドンペリ(ドン・ペリニヨン)の種類ごとの値段は?なぜ高いかを解説
- ニコラ・フィアットは買取でも人気!高く売るための注意点をご紹介
- ワインの当たり年ヴィンテージチャート(一覧)|最近の当たり年は?