白大島紬の巨匠、桑原啓之介の着物の買取価格を下げない方法

2024.08.23

着物買取 コラム
桑原啓之介の着物の買取
自宅に桑原啓之介の白大島紬があります。売るといくらになりますか?
保存状態と種類により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
祖母の形見として白大島紬を譲り受けました。価値ってありますか?

宮崎県の伝統工芸品である桑原啓之介(くわはら けいのすけ)氏が仕上げた着物の買取をご検討中でしょうか?僅かに灰色がかった白色が印象的な桑原啓之介氏の本場白大島紬は、今では製造されていないため、年々その希少性が高まっています。

様々な種類が存在する大島紬に共通するそのサラリとした着心地と、白を基調としたデザインで着物ファンから人気を集めています。しかし、希少性があり貴重な作品とされている桑原啓之介氏の着物であってもシミ・カビなどの汚れがあったら買取価格に影響 してしまうかもしれません。今回のコラムでは桑原啓之介氏の作る白大島紬の特徴と、着物の買取価格を下げない方法についてご紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

桑原啓之介とは

桑原啓之介の着物の買取

桑原啓之介氏は宮崎県都城(みやこのじょう)市の白大島紬の巨匠として知られる織物作家です。大島紬には、鹿児島・奄美を産地とする織物などが存在しますが、宮崎県の白大島紬とはまた別の種類の 大島紬です。

白大島紬の中でも本場の白大島紬をつくる桑原啓之介は、桑原織物伝統工芸作家の二代目として、非常に高い評価を得ています。しかし、桑原啓之介氏は今では着物を制作していないとされています。 そのため流通しているものに限りがあり、年々その希少性は高まっていることが考えられます。

桑原織物の白大島紬

桑原啓之介の着物の買取

国の伝統工芸品にも指定されている桑原啓之介氏の白大島紬は、白地の上品さから着物ファンの中でも根強い人気を誇っています。なぜ人気を集めているのか、白大島紬のその魅力についてご紹介します。

白大島紬とは

白大島紬はその名の通り白地を基調とした着物です。模様の色も黒や灰色などを用いるため、モノトーンの仕上がりになるのが特徴です。冒頭でもお伝えをしましたが、 大島紬には鹿児島県奄美市の大島紬などが存在します。しかし、白大島紬の生産地は宮崎県都城市です。そして、白大島紬の中でも桑原織物の商品は、流通量が少ないとされていて、非常に希少性が高い品物となっています。

派手な配色はされずに、基本的には白・黒・灰色などのモノトーン調で仕上げることが多く、どの年代の女性でも着付けることができる着物であることも白大島紬が人気の理由なのでしょう。

白大島紬の着心地

大島紬には『藍大島』『色大島』など、染め方の違いによって種類が異なります。多くの種類がある大島紬は共通して、生地がサラリとしてシワになりにくく、着心地が良いことが特徴として挙げられ、白大島も例外ではありません。

また、白大島紬は白地を基調とはしていますが、厳密には少し灰色がかった色をしています。その理由は、白薩摩と呼ばれる鹿児島県で作られる伝統工芸品の陶器と同じ白土を原料に糸を染めているためです。

土を染料にした着物の色は濃い色になる傾向があり、重い印象を与えることが多いのですが、白大島紬は土を染料としながらも軽やかな明るく、ほどよい光沢感のある白色を表現してくれています。

桑原啓之介の買取相場とは?

桑原啓之介の買取相場とは?

桑原啓之介の着物の買取相場は、近年の着物買取市場の買取例では高いもので30,000円前後になります。

桑原啓之介の着物は新品購入時には証紙がついており、査定時にも証紙を提示することで高価買取してもらえる可能性が上がります。

反対に、証紙が無ければ買取価格が下がってしまうという場合もあるでしょう。

また、着物の保存状態は買取価格に影響しますので、着物の保管の際には注意してください。

今回ご紹介したのはあくまで相場ですので、お持ちの着物の正確な価値が知りたい場合は着物買取のバイセルへ査定をお出しください。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません

※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。

※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

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桑原啓之介の着物の買取価格を下げない方法

桑原啓之介の着物の買取

白大島紬はその軽やかな白色が最大の特徴ではありますが、絹(正絹)と呼ばれるデリケートな高級な素材を使って製造されています。そのため、白大島紬は高級な着物として評価される一方で、適正な方法での収納や定期的なお手入れを心掛けないとシミやカビなどが発生してしまって、買取価格に影響する可能性があります。

他にも伝統工芸品である白大島紬は、買取に出す前に確認すべきポイント・買取方法によっても買取価格は異なってきます。今後お持ちの桑原啓之介氏の作品を買取に出すことを検討されていることでしたら、これからご紹介する、着物の買取価格を下げない方法について把握しておきましょう。

着物の買取価格を下げない方法:シミ・カビの有無を確認する

着物の買取価格に影響する項目として『着物の状態』が挙げられます。着物の状態が新品に近いほど買取価格は高くなる傾向にあります。しかし、一度も袖を通していない桑原啓之介氏の着物であったとしても、保存方法によっては湿気の影響でシミやカビが発生してしまい着物の状態が悪くなり、買取金額に影響します。

特に、桑原啓之介氏の作品は白大島紬のためシミ・カビ・汚れが目立ちやすく、着物の状態の良し悪しが買取価格に大きく影響する可能性があります。そのため、お持ちの桑原啓之介氏の着物を今も引き出しの奥にしまっているとのことでしたら、一度取り出してシミやカビの有無を確認しましょう。

確認の際は基本的に着物全体をくまなくチェックして、シミ・カビ・汚れがないかを確認しましょう。また、一度でも袖を通したことがある場合は、『衿(えり)』『袖口(そでぐち)』『裾(すそ)』『前身頃(まえみごろ)』を入念にチェックしましょう。その理由はこれら4箇所は着用時に汚れ(汗・食べ残し・泥など)が付着しやすい部分のためです。

仮にシミ・カビ・汚れを発見したとしても無理な補修はオススメできません。その理由は、無理な補修をすることで生地に傷がついてしまったり、汚れが広がってしまう可能性があるためです。シミ抜きなどを行っている クリーニング店を利用する方法もありますが、シャツのクリーニングなどと比べて高額です。そのため、クリーニング店で汚れを綺麗にしてから買取をした場合でも、クリーニング代を考慮したら損をしてしまう可能性もあります。

着物の買取価格を下げない方法:証紙を用意しておく

鹿児島県奄美市の大島紬と比べて希少の高い宮崎県都城市の本場白大島紬を買取に出す際は、事前に『証紙(しょうし)』を確認しておきましょう。証紙は、産地の伝統工芸品組合などが発行する、着物の品質を保証するための証拠となるものです。着物の査定士も着物の品質を保証する証拠のため、必ず確認をする項目としています。

桑原啓之介の着物には、基本的に2種類の証紙が発行されています。本場大島紬協同組合が発行する証紙と、経済産業大臣指定の証紙です。証紙はハギレに貼られていることが多いので、いつの間にか無くしてしまっている可能性があります。証紙は着物の購入時に付属してくるので、今も着物と一緒に保管してはいないか。事前に確認しておくといいでしょう。

仮に証紙が見つからなかった場合でも買取は行ってくれます。もちろん、証紙の有無は買取価格に影響しますが、着物に精通した買取業者がしっかりと査定を行えば、桑原啓之介氏の本場白大島紬であることを判断して、適切な買取価格を提示してくれるはずです。

着物の買取価格を下げない方法:着物買取のバイセルに依頼する

桑原啓之介氏の白大島紬をはじめ、日本全国で古くからつくられている着物は、長い歴史の中で様々な織り方・染め方などが誕生し、各地域で数多くの種類の着物が作られています。そのため、着物買取をする際は着物に精通したバイセルにご依頼ください。

その理由は、例えばリサイクルショップなどで買取をしてしまうと、担当した店員が着物の価値がわからずに生地の重量を基準に買取価格が決められてしまう可能性があるためです。お持ちの桑原啓之介氏の着物が、適正な査定もされずに買い取られてしまうのは悲しいことでしょう。

そのため、桑原啓之介氏についても理解しているバイセルへ買取査定をご利用ください。バイセルでは『出張買取』という、自宅に査定士が訪問してその場で着物の査定から買取までを完了するサービスを行っています。「着物が多くて運ぶのが面倒」とお思いの方でも手軽に利用できるサービスです。

白大島紬の巨匠、桑原啓之介の着物の買取価格について:まとめ

桑原啓之介の着物の買取

宮崎県都城市で作られた桑原啓之介氏の本場白大島紬についてご紹介しました。多数の種類が存在する大島紬の中でも珍しい、白を基調とした軽やかな印象を与えてくれる桑原啓之介氏の本場白大島紬は、模様で用いられる色も黒や灰色などが多く、どの世代の女性でも着付けることができます。

幅広い世代の着物ファンから支持を得ている桑原啓之介氏の本場白大島紬は、流通してる数も少なく、年々その希少性は高まっています。今後も着用する予定がないとのことでしたら、今回の買取を通してあなたの白大島紬のその美しい白地を、他の人にも楽しんでもらうのはいかがでしょうか?