染色工芸家兼東京友禅作家・熊谷好博子の着物の特徴は?おすすめの着物専門の買取業者もご紹介

- 熊谷好博子の着物を持っています。いくらになりますか?
- 保存状態や種類により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。こちらよりお問合せ下さい。
- 祖母から熊谷好博子の着物を譲り受けました。価値ってありますか?
熊谷好博子(くまがやこうはくし)は染色家であり、後に東京友禅作家とも呼ばれることになった人物です。
作家としては遅咲きの人物ではありますが、人気が高い理由としては、日本画を学んでいた時期があり素晴らしい構成力を持ち合わせていることが挙げられます。
そんな熊谷好博子の作品の魅力、特徴について、気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、熊谷好博子の人物像はもちろんのこと、おすすめの着物専門の買取業者について詳しくご紹介していきます。
染色家・熊谷好博子の人柄とは?

熊谷好博子が長野県飯田市に生まれたのは、1917年(大正6年)のことでした。
当初、熊谷好博子は川端龍子を師と仰ぎ、日本画を学んでいた時期があります。
好博子とは、当時川端龍子から受けた雅号です。
その後、江戸友禅に日本画の素養を用いることで、新たな分野を切りひらきました。
1977年(昭和52年)、大腸ガン手術を機に作品をパネルに仕立てることを開始しています。
また、1981年(昭和56年)には紺綬褒章、1982年(昭和57年)には紫綬褒章、1985年(昭和60年)には勲四等瑞宝章を受章していることも、熊谷好博子の技術が高い評価を得ていることの現れといえるでしょう。
1985年(昭和60年)に67歳の若さで亡くなった熊谷好博子ですが、今もなお多くのファンが着物を愛していることは間違いありません。
本人亡き後も、手がけた着物の素晴らしさが衰えることはないでしょう。
染色家・熊谷好博子の特徴とは?

遅咲きでありながらも多くの着物ファンを魅了した熊谷好博子が手がけた着物には、一体どのような特徴があるのでしょうか。
亡き後も多くの人を惹きつける熊谷好博子ならではの魅力についてご紹介します。
独自の斬新な作風
日本画の経験を持つ熊谷好博子は、唯一無二の構成力を持っていました。
また、自然の石や木、葉といった素材をモチーフとし、現代的な感覚を調和させた上で石摺染や杢目染といった斬新な作風を発表したことは、大いなる特徴のひとつです。
当初は東京友禅の伝統に実直に従う作風でしたが、自然をモチーフにした技法を自分のものにするにつれ、友禅の世界にモノトーンを使用するなど、熊谷好博子らしさを大切にしました。
その結果、現代的な感覚を持つ着物としてより多くの人の心を掴んだのです。
作品数が少なく、希少価値が高い
熊谷好博子のもうひとつの特徴は、大きな工房を構えることなく生涯、師匠1人、弟子1人の環境の中で作品を生み出したことです。
そのため、作品数はそれほど多くなく、希少価値も高くなっています。
また、既に亡くなっており、新作が登場することはないという点も、より価値を高める理由となっています。
熊谷好博子の着物や帯の買取相場は?

熊谷好博子の着物・帯の買取価格は、近年の着物買取市場の事例を見ると平均で12,000円ほどとなっています。
ですが、未着用品やカビ・シワが全くないものなど、状態次第ではより高額で買い取ってもらえる可能性も期待できます。
また、訪問着や柄が大きく鮮やかなものは中古着物市場で需要が高いので、比較的高額で買い取られる傾向にあります。
注意していただきたい点は、裾切れ(着物の裾の裏地の破れ)があったり、シミや汚れがついていたりすると、作品の美しさが損なわれるため価値が下がりやすいことです。
実際の買取価格は、熊谷好博子の着物・帯の現物を査定しないと算出できませんので、着物買取のプロに任せて買取価格を提示してもらいましょう。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
染色家・熊谷好博子の着物を一気に処分したいなら、バイセルに買取依頼がおすすめ!

熊谷好博子の着物を売るための方法、売却先はひとつではありません。
ネットオークション・フリマアプリ・リサイクルショップ・買取業者など想像以上に多いというのが現実です。
しかし、ここで重要となるのが、買取価格を設定する人物が本当に価値を理解しているかという点です。
中には、幅広いジャンルの品物を取り扱い総合的に買取を展開するがあまり、着物知識や査定経験、買取実績に乏しく、正確な査定ができない業者が存在する可能性があります。
いくら既に使用していない、または相続などで譲り受けた熊谷好博子の着物といえども、せっかく売却するのであれば正確な査定を希望したいと考えるのはごく自然なことです。
「どこに査定を依頼すれば良いのか」とお迷いの場合は、ぜひバイセルの査定、買取をご利用ください。
「着物の買取価格がどれくらいか想像がつかないのに、突然買取は」…という方は、電話やメールでの簡易査定のお申し込みをおすすめします。
バイセルは、専門家による査定と高価買取の実績がたくさんあります。
買取実績が豊富なため買取価格の高さには自信がありますが、もし提示した買取価格にご納得いただけなかった場合は、無料で買取キャンセルを承りますのでご安心ください。
「熊谷好博子の着物を切る機会がなくなったため、まとめて処分したい」「既に使う人がいないため売却したい」など、処分にお困りの方は、まずは査定だけでも構いません。
バイセルを利用して着物の売却を検討してみてはいかがでしょうか。
こんなコラムも読まれています
- 無名着物でも売れる?高く売れる着物の特徴をご紹介
- 希少価値の高い浦野理一作品の買取相場と買取に出す前に知っておくべきコツ
- 江戸刺繍といえば大羊居!着物や帯を売るといくらになる?買取相場はどのくらい?
- 金彩の魔術師といわれる伝統工芸士、堀省平の作品の特徴と買取のコツ、買取相場について紹介
- 看板商品「貝紫染」を持つ青山みともブランドって?作品の特徴やおすすめの着物買取業者を解説
- 人気デザイナー「辻村ジュサブロー」の着物の買取価格は?
- 藤娘きぬたやの魅力と着物を高く売るためのコツとは?
- 人形作家と着物・舞台衣装デザイナーを兼ねる「ホリヒロシ」の着物の特徴や買取価格とは?
- 白大島紬の巨匠、桑原啓之介の着物の買取価格を下げない方法
- 加賀友禅作家「岡本幸治」の特徴とは?おすすめの買取業者も紹介
- 江戸小紋の代表的作家「藍田正雄」の着物の特徴やおすすめの着物買取業者とは?
- 中村勝馬の着物をお得に買い取ってもらう方法とは?

より詳しい情報を知りたい方はこちら
着物買取をもっと見る